ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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はい!

新作!


屋台と食材を召喚してバフ料理を作る話
1話 お前らはJなのかとしあきなのかどっちなんだ?


自己紹介をしよう。

 

俺の名は久城剣永(くじょうけんえい)……。

 

十七歳、高校二年生。

 

陰キャのいじめられっ子だ!

 

だが俺をいじめた奴は、何故かすぐに転校したり警察に捕まったりしてしまう。なんでだろうねおかしいね。

 

まあ俺のことは、物静かで心優しい好青年であると思ってくれて構わない。

 

さて、そんな俺が現在どうなっているのか?と言うと……。

 

「クズだ!追放しろ!」

 

「「「「「「追放!追放!追放!」」」」」」

 

なんか追放されそうな感じになってる。

 

うむ。

 

当然、意味不明だろうが……、とりあえず突っ込まずに聞いてくれ。

 

はいまず、高校のクラス丸ごと異世界転移。

 

胡散臭い姫様に「魔王を倒して!」とお願いされる。

 

そして、鑑定の水晶玉に触れて、ユニークスキルとジョブを鑑定される。

 

俺のジョブが『天魔料理長(デモニックシェフ)』で、ユニークスキルが『屋台召喚』であると知られた辺りで、クラスメイトさん達や、姫様達が「意味不明!雑魚!使えない!追放!」とか言い始めたのだ。

 

ふむ。

 

いやあ、本当に上等でございますねえ!!!

 

いやマジで、よく考えてくださいよ。

 

他人を、しかも高校生の子供を、三十人も拉致って戦いの場に出すような奴らに。

 

拉致ってきた立場の癖に、詫び一つ入れずに、更に言えばスキルが弱いみたいな意味不明な理由で差別意識丸出しにしてくるような奴らに。

 

そんな奴らに仕えて戦うとか、無理無理無理のカタツムリでしょ?

 

追放されなくても足抜け確定スよね。

 

じゃあ俺、ギャラ貰って帰るんで……。

 

と、俺が城から出ようとしたら……。

 

「待ってよ」

 

ヌッ!

 

「剣永がいなくなるなら、私も行く」

 

と、女が一人ついてきた。

 

こいつは、幼馴染みの黒羽リンド。

 

均整のとれたプロポーションに、ドイツ人とのハーフらしい明るめのブラウンの髪をポニーテールにまとめているさっぱりした美女だな。それと、榛色の瞳が特徴。

 

顔の作りも、白人らしい彫りの深さと鼻の高さで、薄めの唇は桜色。肌の色は真っ白だ。

 

はて?

 

何故こいつもついてくるとか言ってるんだろうか?

 

「ま、待てよリンドさん!何も、そんなクズについていかなくても……!」

 

クラスメイトがリンドを呼び止める。

 

まー、リンドは美人だもんなあ。

 

モテるらしいよ?

 

けど、女には嫌われてるらしいけどね。

 

だって、クラスメイトの中でぶっちぎりの美人なんだもん。

 

女の嫉妬は嫌ですねえ。

 

「同じクラスの仲間なのに、スキルがどうこうみたいな意味分かんない理由で差別するとか、あり得ないから。私、そんな人達と一緒にいたくない」

 

リンドは、こんな感じでクラスメイトの男達を一喝!

 

はえー、正論のセイロンティーでございますわねー。

 

ただ、正論は人を救わないのですが。格ゲーのお嬢様も言ってただろ?

 

基本的に、アホに正論叩きつけても、逆上されるだけで得はないよ。

 

まあ俺はやるけど。

 

キレて襲いかかってきたアホを隠し撮りしてネットにばら撒くのは楽しいぞー!

 

うーん、だがまあ、ついてこられても困るっちゃ困るよね。

 

「なめるなメスブタ!」

 

俺は、とりあえずリンドを煽る。

 

「そのネタはルールで禁止スよね?」

 

とリンドはすかさずネタで殴り返してくる。

 

こいつ、できる……!

 

流石はリンドだ。

 

俺が幼い頃からクソみたいなネタをガンガン仕込んでオタクにした甲斐があるな!

 

あ、クラスメイトの諸君は唖然としてるよ。

 

意味がわからないらしい。

 

「いや実際、剣永がいないところにいる必要性とかないし」

 

「おっ、ヤンデレか?」

 

「大体あってる」

 

ヒェーッ!

 

マジですか?

 

ぼくちん、ヤンデレだーいすき!ヤッベェ女大好物でーす!

 

「でも、生活とか辛いと思うよ?」

 

「まあ多少はね?」

 

うーん……。

 

「いやマジで、ネタ抜きで考えた方が良いよ?俺、追放されたってことは野垂れ死ぬ可能性高いからね?死にに行くようなもんだよ?」

 

「良いの。剣永がいない人生とか、死んでるようなものだし。そんな人生、意味ないよね?」

 

オッ?

 

気のせいだろうか?リンドの榛色の美しい瞳が、一瞬黒く濁ったような……?

 

……いや流石に気付くわ!

 

ガチ目なヤンデレじゃねえかよ、えーーーっ!

 

やったぜ!

 

「まあ、とりまサンガツと言っておこうか。トッモがいるのは心強い」

 

そう言って俺が笑う。

 

「うんっ!」

 

リンドも、笑顔になって俺の手を取る。

 

はえー、すっごい。

 

綺麗にまとまったなあ。

 

もう最終回で良いんじゃないかな?

 




新作を上げながら別の新作を書き更に別の新作の構想を練る作者のクズ。

いや、さっきTwitterで言ったんだけどさ、転生者複数ものを書きてぇなあって。

主人公は自分がやり込んだローグライクゲームの能力とステータスとアイテムと仲間を持って転生!

一方、その他にもたくさん転生者が!

例えば、初期資材百倍の神立地スタートで開始したSLG転生者!ボタン一つで街とか生やすぞ!

パフォーマンスが高いとどんどん強くなり残機も増えるSTG転生者!

やたらと可愛くて強い女の子を連れているソシャゲ転生者!

ヘッドショットで大ダメージ与えてきたり、航空支援要請したり、一人で戦車を動かしたりするFPS転生者!

つるはしで地盤を貫き、一晩で城を建てるクラフトゲーム転生者!

様々なジョブを使いこなすMMO転生者!

音速で空を飛び、有害粒子圧縮砲をぶっ放すロボゲー転生者!

クリティカルを出せば神をもぶち殺すTRPG転生者!

ギャグキャラのエロゲ転生者!

当たり判定を悪用してくる格ゲー転生者!

あとなんかある?まあその辺は後でいいや。こんな奴らが、オーバーロード的なよわよわ異世界に送り込まれてどったんばったん大騒ぎ!とか考えてます。

転生者同士がぶつかり合ったり手を組んだりするんや。

世界法則をぶつけ合う感じ?例えば、FPS転生者がローグライク転生者にヘッドショット決めて大ダメージ与えるんだけど、ローグライク転生者は装備の効果で理論上ダメージを受けない。お互いの世界法則をぶつけ合った時、世界がどう判定するか?この場合、ローグライク転生者が重装備だったので、FPS転生者側の『パワーアーマー装着』によるダメージ軽減が発動していたという判定になり、ローグライク転生者はFPS世界のパワーアーマー装着時に受けるダメージと同じ割合のダメージを問答無用で受ける、とか。

ストーリーどないしよ。

まあほら、平和な異世界に、ナザリックみたいなノリでいきなり色んな国が現れるんやな。主人公はローグライクなので、自分の家たるクソデカ城と城下町と一緒に、全プレイデータの能力、スキル、アイテム、ペットを持った状態で転生するんだわ。

でまあ、とりま偵察っしょ!ってことで街まで行くのね?あ、この時に、ペットがゲームの時と違ってちゃんと意思がある存在だと知る感じ。ゲームの縛りがなくなったのを知り、適当に高レベルモンスターを巻物で召喚しまくり、街の護衛をさせとく。城下町は人がたくさんいる。

で、その後、しばらくまったりしてると、現地の旅人が城下町に来ててビビられる。冒険者かな?冒険者とかが良いんじゃない?現地ヒロイン枠?知らんけど。

んでまあ、現地人の案内の元、この世界の国にお邪魔して、冒険者制度を知る。ローグライクなので、冒険者ランキングを一位にしないと死んじゃう病が発動。冒険者活動開始!

しばらく経つと、どう考えてもポストアポカリプスな感じの世界観を間違った奴が会いにくるのね?で、「おっ、おまんも転生者か!」みたいな。

ポストアポカリプスオープンワールドゲーム転生者は良いやつで、仲間になってくれます。

その後、城下町をポストアポカリプスさんの街の隣に配置して結束を深める。

あとは……、何も思いつかねぇや!あとよろしく!

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