ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ゴールデンウィーク!!!!!!!!




37:ツンデレは未来世界では古文用語かも?

異世界転移(?)からもう既に三ヶ月が過ぎた。

 

つまりどう言うことか?

 

「夏だ!!!」

 

俺は海に飛び込んだ。

 

 

 

一時間後。

 

「夏はあげぽよ」

 

「頭大丈夫????」

 

おっと、啞零ちゃまったら。

 

「夏だから冷たい目で見られると涼しくていいな!」

 

「本当に頭おかしい……」

 

「そんな訳で過去に仕込んでおいた蛸壷にタコが入ってたから、今日の昼はたこ焼きな!」

 

「あ、働いてたんだ……。良かった、頭がおかしくなった訳じゃないのね……」

 

「いや、頭はおかしいぞ」

 

「自覚してるんなら治してくれる????」

 

そんな、ひどい……。

 

「いやぁ、それにしても、海水でベトベトだなあ。ハイッ、『分解』!」

 

体表についた海水を分解して綺麗になる。

 

「啞零ちゃんの潮もぺげらっ」

 

すげぇよ、アッパーカットだ。

 

「最ッ低……」

 

「待ってくれ!俺はただ、おすまし顔の啞零が淫らに乱れるところを見たいだけでおごーっ」

 

「死ねっ!」

 

素晴らしいレバーブロー。

 

酷いですわ……。

 

「よーし、良いパンチだ!ほれ、ワンツーワンツー!」

 

適当に啞零に殴られてやった。

 

まあ、女の細腕で小突かれたくらいで痛みなんざ感じんよ。

 

ヒグマや鹿、野犬と戦ってきた俺からすれば、啞零の攻撃なんて子犬にじゃれつかれてるようなもん。

 

因みに啞零は、どんなにエグいセクハラしても、超能力を使って攻撃してきたり、金的目突きとかはしてこないぞ。人としてできてるなあ。

 

それに……。

 

「ほらほら、怒るな怒るな。良い女は笑ってなきゃ駄目だろ?」

 

と、俺が頭を撫でてやると……。

 

「……ばか」

 

と、大人しくなる。

 

俺からすれば可愛い子猫ちゃんよ。

 

「可愛いぞ、啞零。この三ヶ月、よく頑張ったな」

 

「な、何よ急に」

 

「いやぁ、あんまりにも可愛いんで、そろそろ本気で手篭めにしちまおうかなと」

 

「ふ、ふん!他の子にも言ってるんでしょ、そう言うの!」

 

んー?

 

「いやそりゃ、言うだろうよ。だってお前、考えてもみろよ。この村は圧倒的に女余りなんだぞ?男が二人以上の女を受け持つ計算になる」

 

「わ、私は別に一人でも良いし!」

 

「ええー?ほんとにござるかー?」

 

「あ、あんたなんて全然好きじゃないんだからね!勘違いしないでよね!」

 

おおーっ?!!!

 

すげぇ!古の文化、『ツンデレ』じゃねーか!

 

こんなん今時いるんだ?!

 

やべぇな、可愛い。

 

俺は啞零を抱きしめた。

 

「お前よぉ、めちゃくちゃ可愛いんだよこの野郎!」

 

「ひゃあん?!」

 

そして、啞零の唇を無理やり奪う。

 

「んっ……?!」

 

「お前は俺のものにする。他の誰にもやらん」

 

そう言って、啞零を姫抱きにしたまま、村に戻った。

 

 

 

「ば、馬鹿っ!降ろしなさいよ!」

 

「ははは!まあまあ!」

 

「みんなに見られてるじゃない!は、恥ずかしい!」

 

っつってもなあ。

 

「多分、全員、お前は俺の女だと思ってるぞ?」

 

「ーーーっ?!!そ、そんなことないし!」

 

そうかぁ?

 

「実際どうなん?」

 

と、俺が獲ってきたタコを運び出す指示をしていた睦に聞く。

 

「そうですわね。私は元より、啞零さん、双夢さん、涼巴さん、肆嘉さん、正那さんは、確実に娶っていただきますわ」

 

ほー。

 

「なっ……?!何よそれ?!聞いてないんだけど?!」

 

啞零が顔を赤くしてキレるという器用なことをした。

 

そこもまた可愛いぞー。

 

「あら?言っておりませんでしたか?ですが、今後の村の中での権力集中を考えると、そうする他ありませんのでご了承下さいませ。と言うより……」

 

「な、何よ?」

 

「惚れ込んだ殿方の妻になれるのに、何が問題なのでしょうか?」

 

「ほっ……?!!!わ、私は別にこいつなんか!」

 

なお、啞零はずっと俺に姫抱きされたまま会話していますよ。

 

「そ、そうなのですか?説得力が皆無なのですが……?」

 

まあ、現在進行形で夏なのに抱き合ってるんだもんなあ。

 

「へ……?あっ!こ、これは違うの!こいつが勝手に……!」

 

啞零がなんかごちゃごちゃ言い訳するのを聞き流して、睦は俺に一言言った。

 

「啞零さん、とても可愛らしいですわね……」

 

「だろ?こいつは可愛いんだ」

 

「なーっ?!!何言ってんのよ?!!」

 

あー、可愛い。

 




久しぶりの超能力サバイバルですね!

この後の展開は一切考えてないぞ助けてくれ。

多分、これからは、この作品のモデルであるクンニしろよオラァ!と同じように、人間のサイコパスとの戦いになるんじゃねえかなあ……。

どう考えても人間の方がモンスターより怖いからね、ちかたないね。

縄張りを守るためや狩りとして人間を襲うモンスターより、人間の悪意の方がよっぽど怖いなあ!みたいなアレだよほら。

もちろん、それオンリーではなあ……。

なんかやりたいイベントとかあります?

一応、オチは考えてあるんですけど。

クンニのように、世界を調べてこの世界の秘密を解き明かしていこう!みたいな感じも出していこうとは思ってるんですけど、具体案がなくてさあ……。


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