俺、いっつも大剣使ったんだけど、今作はまあまあかな?って感じ。
大剣、クソ強いってほどじゃないけど、毎回使いやすくてまあまあ強い印象。
今作は太刀が強いと聞くが、俺には使いこなせなかった。避けるとかできない、反射神経が死んでるから。
やっぱり、火力と防御力が高ければ、大抵どうにかなるなって気持ちになるんだわ。
端的に伝えてやった。
この集落は、既に詰んでいる、と。
え?うちの村?薪割りなんてするまでもない。
双夢が木を生やして、俺がそれを分解すれば、いつでもいくらでも薪なんて作れるぞ?
ついでに言えば、壁に断熱材を二重三重に仕込んだロングハウスの隣は、薪置き場になっているんだが、そこには、百トン近い薪が積み上げられているぞ。
ついでに言えば、ロングハウスのストーブは、ダルマストーブだ。
ああ、鉄製の石炭使うストーブね。北海道では昔からある古い形式のストーブ。
石炭はどこから?うん、うちには、『鉱物生成』って能力の使い手がいてだな……。
それに、ダルマストーブは薪も燃やせるぞ。
さて、能力者連合の反応はどうかな……?
外野の、能力者連合の野次馬達は、俺の話を聞いてざわついている。
明らかに、動揺を隠せないようだ。
「おいおい……!」
「ヤバくない……?」
「なんも用意してないよね、ウチら?」
「どうするんだ……?」
「そんな……」
この世の終わりみたいな騒ぎだ。
うーん!
他人が慌てふためく姿は見てて面白いなあ!
自分が安全圏にいると尚更面白い!
と、そこで……。
「静かに」
と、是印が言った。
うーん、是印の声はよく通るな。
指導者の才覚があるようだ。
幹部連中は全員黙った。
けど、ま、外野は黙らない。愚民ってやつだ。
そこに……。
「ごちゃごちゃうるせぇぞテメェら!!!是印さんが黙れってんだから、黙りやがれ!!!」
と、劉生がキレた。
それにより、静まり返る会議場。
なるほど、飴と鞭ってか?
是印は甘いが劉生は厳しい。
劉生が厳しい言葉で一喝、是印が優しい言葉で宥める……。上手くできてるもんだ。
そこで、五秒ほどの静寂の後、是印が口を開いた。
「……つまり、このままでは、冬までにこの集落は滅ぶ、と?」
「そう言ってるんだが、通じなかったか?」
「……どうやら、選択肢はないようだね」
無いぞ。
さて、是印が演説を始めた。
まあ、詳しく聞く必要がないのでスルーしたが、座して死を待つよりは、生き残りの可能性に賭けようって話だな。
言ってる内容はそんな感じのやぶれかぶれな話なんだが、その声音の優しげな響きで大衆を魅了したようだ。
うーん、この是印という男、謎だな。
演説が上手い訳でも、過度のカリスマがある訳でもないのだが、不思議と、人の心に安らぎを与えるタイプの人間だ。
『建国派』のリーダーは、カリスマのある男だった。周りの人間を背後から追い立てて前へと歩かせる。
『平等派』のリーダーは、人の心の隙間に潜り込むような女だった。遅れている人間の手を取る。
『一般人連合』のリーダーは、リーダーと言うよりかは調整役だった。歩く人間の一人。
この是印という男は、周りの人間と支え合う……、周りの人間と手を繋いで横並びで歩く。
俺?
俺は一人で一番前を歩くだけだ。ついて来たい奴はついてこればいい。俺が切り開いた道をな。
まあ、何にせよ、是印は歩き始めた。
その先が天国か地獄かは、これから知ることになるだろう。
移動の道中は、特に変わったこともなかったしスキップで。
「「「「「「おおお……!!!」」」」」」
到着。
能力者連合の奴らから、驚きの声が上がる。
ロングハウス周辺には、高さ一メートル前後の木製の柵ができていた。
特に指示はしていないんだが、啞零辺りが気を利かせて作ったんだろうな。
それだけじゃなく、1.5m程の塹壕も掘られていて、柵は尖った木材でデコレーションされ、砦のようになっていた。
獣の襲撃がまたあったのかもしれない。
石でできた見張り台のようなものもある。これも作ったのかね?
見張り台の上から、うちの村人が手を振っている。
「ただいま」
入り口は、流石に門とかはない。
単に、入り口にはバリケードと塹壕がないだけだ。
そこに俺は入る。
村の中では、既に大鍋十個分くらいの料理が作られていた。
うーん、いかんな。
「まずは、気を利かせてバリケード作りや、歓迎の準備をしてくれたことはありがとう。だが、一応、外部の人間を入れるんだから、警戒して欲しかったな」
と、俺は言った。
「警戒?何でや?うち、ずっと見てたけど、交渉は上手くいってたんよね?もう仲間の一員やろ?」
『千里眼』の南寧が言い返してきた。それはごもっともだな。
だがな……。
「気が変わった、死ね。なんてこともあり得るだろう?」
「そ、そないなこと……」
「可能性としてはゼロじゃない」
そう、その可能性は充分にあり得る話だ。
そうならないように、俺は、能力者連合の幹部のすぐ側にいて、実質的に人質としているんだが……。
それでも、不用心過ぎだな。
これが平和ボケした日本人か……。
やっぱり、人間、一度くらいは弱肉強食の山とかで暮らした方が良いんじゃないかな。
まあ、それは良いとして、歓迎は歓迎。
一応、料理を振る舞い、お互いに自己紹介しておこう。
えー……、アンケート結果は、貞操逆転サムライものになるのかな?
ちょっと待って、全然プロットとかないから、今考える。
とにかく、女の子はたくさん出してハーレムにする。主人公は最強。エロ重点。変態女子多発。この辺を意識したい。
ストーリー。
1960年、第二次世界大戦は起きなかった世界線。悪魔と呼ばれる謎の存在が異次元から侵略してきた。それを、戦乙女と呼ばれる魔法少女達が撃退する。そこに、何故か異世界転移してきた『サムライ』が主人公。
悪魔
対話不可能、グロテスクな異形の姿で現れる。様々なタイプの悪魔が存在し、最下級の『戦士型』でも、特殊な徹甲弾を装填したライフルじゃないと対抗不能。中級の『陸獣型』ともなれば、大きさは4mにも達し、特殊弾頭の戦車砲を何発も叩き込まないと殺せない。上級は滅多に姿を現さないが、一度現れれば戦乙女複数人が命を捨てて特攻しなければ敵わない。
ストーリー、ストーリーなあ。
まず、最初の舞台は日本だ。日本の対馬。なんでかって言うと、対馬のすぐ近くの朝鮮、釜山に、悪魔の巣ができてるんだよね。対馬基地は、釜山から海を越えてやってくる悪魔に対抗するための前線基地なのよ。
対馬基地にいる戦乙女は六人。日本人、ロシア人、スペイン人、イタリア人、エジプト人、モンゴル人と多国籍だけど、ロシア、エジプト、モンゴルは完全に国土を失った亡国で、スペイン、イタリアも半壊している。戦乙女は貴重だから、外国人でも採用されます。全員、国連所属の兵士扱いで、指揮官のイタリア人戦乙女が少佐で、他は全員中尉少尉くらい?戦乙女は尉官からスタートとかそんなん。
で、物語開始。主人公は一話目で早速転移してしまう。戦乙女達と出会い、なし崩し的に悪魔とバトルすることに。
秒殺。
戦乙女達に対馬基地本部まで連れてこられた。何でも、身元不明の男性なんて、娼夫くらいにしかなれないらしい。そもそもここは1960年代だ。当時の日本でも、女性は家庭に入る以外道はないのが普通だったでしょ?つまりこの世界の男性もそうなのね。主人公は、サムライとしてのプライドも多少はあるので、剣で身を立てると宣言する。
もちろん、戦乙女達は全力で止めるが、一人の戦乙女が言った……。
「男性が軍属になれば、十中八九『従軍慰安夫』よ!男性が前線に行くには、従軍慰安夫になるしかないのよ!」
すると、戦乙女達は、まあそこそこの前線であるここ、対馬基地に男性が配属されるには、従軍慰安夫しか道はないと気づく。そうすると今度は全力で主人公に軍隊に入るよう説得をしてくる!露骨!
本土から毎月一回船が来るんだけど、それが来るまでは、主人公は基地で預かられる事になったのだが……、当然のように、大人しくなんてしない主人公。従軍慰安夫の練習と称して、戦乙女達をああしてこうする!
サディスト気取りのイタリア人戦乙女から鞭を奪い、裸にひん剥いてケツをぶっ叩き、マゾ女に開眼させる!
モンゴル人戦乙女のお兄ちゃんに!黙れ!俺はお兄ちゃんだぞ!
ロシア人戦乙女と青姦!露出性癖を植え付ける!
スペイン人戦乙女のケツを撫で回し、エジプト人戦乙女のアナルを責めて、日本人戦乙女に変態コスプレさせる!天下無双だ!
なお、変態プレイに勤しんでいる合間に、釜山の悪魔巣窟は主人公が消し飛ばしました。
そして、本州に戻って、軍人になる。従軍慰安夫とされ、配属先は後方……。しかし、後方の軍のお偉いさん(ババア)を抱くのはゴメンだとはっきり言い、襲いかかってきたババアを半殺しにした主人公は、報復として最前線のアフリカ戦線に飛ばされる!
そこでも色々な変態戦乙女と縁を結ぶぞ!戦場での昂りとか、主人公の強さとか色々な要因で、戦乙女達は主人公にベタ惚れ!
タッパとケツがデカい司令官の戦乙女が「黙れ!私のパパになれ!反論は認めない!」とか言い始めるし、わんこ系戦乙女が首輪と縄持参で現れ、双子戦乙女とSMプレイをする!貴族お嬢様戦乙女が「よろしくて?わたくしが今から貴方に土下座をします。貴方は、わたくしの頭を踏みつけて罵ってくださいませ」とか訳のわからんことを言い始める!
なお、主人公はドSで絶倫なので、喜んでやります。
その後は、対馬基地のメンバーと合流しつつ、欧州戦線に出向いたり?
とりあえずここまで。