ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

101 / 1724
仮想戦記じみてきた。


高校突入

伊賀では、頭領の浜口という女に気に入られ、上忍の資格を得た。

 

娘のあやめちゃんかわえかったぞい。

 

是非あやめの旦那にと勧められたが、あやめちゃんが可愛い女の子に育ったらと断ったんだか断ってないんだかって感じで濁しておいた。

 

ただ、上忍はかなりおまけしての成績だったらしいので、それ以上を目指したくばもっと頑張れとのこと。俺もまだまだだ。

 

さて、仕事に入ろう。

 

俺が夏休みで伊賀に修行しに行っていた間、買い取っておいたガンナックスにエバンゲリオンを作っとけと言っておいた。

 

確認したが、ちょこちょこ手直しする部分はあったものの概ねOK。

 

今晩から放送だ。

 

オープニング、残酷な天使のベーゼは作詞作曲歌手全部俺。

 

 

 

言うなればエバンゲリオンはロボットアニメだ。

 

女性受けはそんなんでもないだろうと高を括っていた。

 

……そこが、俺の悪い癖なんだよなぁ。

 

 

 

『新世紀エバンゲリオン、視聴率25%』

 

『天才、風見新九郎の送るアニメ新時代』

 

『エバ、劇場版制作決定!』

 

またも、社会現象を起こしてしまった。

 

どうやらこの世界の女性は貞操逆転の影響かロボットの受けも良かった。

 

円盤は売れた。飛ぶように売れた。

 

グッズも売れた。バリバリ売れた。

 

翻訳されて海外にも売れた。

 

何千億という金がまたもや動き、既に働かなくても遊んで暮らせる俺の総資産はがっつり増えた。

 

今では、アニメ会社の方が買い取って下さいと頭を下げに来る始末。

 

仕方がないので俺はいくつかのアニメ会社を買い取って急遽新しい企画を立てた。

 

海外受けを狙った本格SF、AKIKOと、少年向けアニメ、ブレザームーンだ。

 

ストーリーとキャラデザだけ作って、買い取ったアニメ会社に丸投げしたんだが、これもまた社会現象に。

 

AKIKOは作画と設定が良かったからか、海外受けがヤバかった。フランスではみんな見てるそうだ。

 

ブレザームーンはこれまた超売れた。ブレザーの男子高校生が勇ましく戦う姿に勇気付けられ、登校拒否を取りやめる男子学生が増えて教育関係者から感謝状をもらった。草。

 

勿論ブレザーの少年が戦うのは女受けも良く、お姉様から少女にまで幅広く売れた。

 

ヤバい。

 

震える。

 

俺本人は適当にやってるのに、業界は俺の意思で回っている。

 

もう俺の名前だけで馬鹿みたいに売れる。

 

ただパクってるだけじゃん?いや違う。セーラームーンなんて二百話あるんだぞ?全部覚えてる訳ねーだろ?覚えてねえ部分は俺が補完して描いたんだよ。デザインも曲もストーリーも。つまり、ほぼオリジナル。それなのに売れる。

 

俺のこれは言うなればサブカルチート。

 

因みにアニメ会社も全部マゾ女ばかりで、俺は指揮を執りながらアニメーターの尻を蹴飛ばし罵るのがデフォルトになっていた。

 

気付けば前世より遥かに口が悪くなっていた。

 

とてもつらい。

 

 

 

とまあ、仕事はそんな感じで。

 

学校では。

 

「あ、あのっ!新九郎君っ!お、お願いしますっ!!!」

 

コンドームを渡す女の子と対面していた。

 

うむ、説明しよう。

 

最近は中学生。性欲に勝てなくなった俺は、学校の掲示板に張り出した。

 

『性欲が溜まって困ってます。

 

ヤリたい人はコンドーム持って放課後に会いに来てね。

 

美人限定。

 

風見』

 

仕方がなかった。

 

お前中学生の性欲舐めんなよ、まじでヤバいからな。ぶっちゃけあり得ない。

 

もう周りのちっひとか可愛い女の子見るだけでヤリたくて堪らなくなる。下手すりゃ小学生でも良いやくらいの気持ちになる。

 

なので公募した。

 

仕方ねーよ、だってやりてえんだもん。

 

そしたら早速、中々に可愛い女の子が釣れた。

 

答えは決まってる。

 

「OK、君の家で良い?」

 

 

 

そしたら次の日。

 

「新九郎君っ!!!」

 

「どうしたちぃっひぃ」

 

「どうしたもこうしたもありませんよ!!何ですかこれは!!!」

 

俺が掲示板に張り出したメモを見せられた。

 

「ちひっろは字が読めんのか、そのままの意味ぞ」

 

「な、な、な」

 

何だってんだ。

 

「ふ、ふしだらです!!」

 

「いやもうこれは仕方ない。俺は最早自分のおちんちんを制御できぬのだ」

 

「ーーーッ!!!」

 

だから何だってんだ。

 

「お、お、お、男の人が、おち、お、おちん、ちんとか、言っちゃ駄目です!!!」

 

んー。

 

「ちひーはさ、何か勘違いしてない?」

 

「か、勘違い、ですか?」

 

「俺は別に、ちーひの思うような理想的な紳士じゃないのよ。できるんだったら沢山の女の子と沢山エッチしたいし、良いもの食べたいし、やりたい仕事だけやって、あとは適度に運動して……、そういう風に過ごしたいのよ」

 

「沢山、エッチ、したい……?!!」

 

「寧ろさあ、困ってるんだよね。ちっひみたいな可愛い子に囲まれてるのに、エッチできないとか。お預けくらってるのよ、俺は」

 

「そ、れは、私達で、その、興奮、してた、んですか……?ま、まさか、男性が、そんな訳」

 

「なんだ、分かってんじゃん」

 

「う、嘘ですっ!!男性に性欲なんて」

 

「ハッ、じゃあなんだ、勃起したところでも見せようか?」

 

「ぼっ……?!!!」

 

赤のクレヨンで塗りつぶしたみたいに顔を真っ赤にして口元に手をやるちーひ。

 

「いや本当に、辛いのよ。君達本当に可愛いからさ、発散しないと正気を保てないのよ。でも、一人でシコシコやるのもなんか嫌じゃん?折角モテるんだし片っ端から抱こうと思って」

 

「しぃっ?!!しこっ、しこ、とかぁ!!やめて下さいぃ!!!」

 

「つーかもうさ、ぶっちゃけて言うけど」

 

「は、はいぃ」

 

俺はイケメンオーラ全開で、

 

「ちひろ、抱かせてくれ」

 

言い放った。

 

「は、は、は……、はいぃ❤︎」

 

 

 

いやー、はっはっは。

 

ちひろの抱き心地は最高でしたわ!!!!

 

最高でしたわ!!!!

 

もうガチガチに緊張してたからほぐしてあげて優しくしてやったら乱れに乱れて最後は自分から腰を……。

 

ああ、そう言う話はやめておこうか。

 

不適切な感じ。

 

まあでも本当に良かった、最高だった。

 

若いし初物だから締まるし。

 

他にも何人か抱いた。

 

最高でしたわ!!!!

 

 

 

そんなこんなで、インモラルな日常を楽しみつつ仕事仕事アンド仕事、時々修行。

 

気付いたらもうそろそろ高校生だ。

 

特に変わりはない。

 

アイアンギアとヴァイオハザード、アーミーズコア、グランドシフトオートの発売でまたもや世界に激震が走り、FFとドラクエのナンバリングタイトルらは累計売上4000万を突破してスレイヤースとバスダードも売れに売れた。

 

変わったことといえば、後輩の真奈美が俺に突っかかってこなくなったことくらいか。

 

本人に聞けば、女のプライドで男には負けたくないと突っかかっていたらしいが、最近の俺の暴れっぷりにどうあがいても勝てないと悟り、自分のやり方で価値を証明したいと言っていた。

 

んー、アレだ、元の世界に当てはめて考えると分かりやすい。好きな子に勉強もスポーツもその他諸々も負けてちゃ男として立つ瀬がない、みたいな状態だった訳だ。

 

あ、後輩も先輩も誘ったらヤラせてくれた。最高。

 

さて、高校に行くにあたって、やることを考えたい。

 

まず、前提として、コンピューター……、パソコンが普及してきた。

 

一家に一台、とは言わないが、かなりの普及率だ。

 

ネットワークも普及してきたみたいだ。

 

そしてフレステ2、ゲーミングキューブなどの新ハードの発売。

 

はい、じゃあ、何やるか。

 

弾幕系シューティング、北方project、ADV、フェイスステイナイト、恋愛ゲーム、SoHeart、Canon、KLANNAD、対戦アクションゲーム、スマッシュシスターズ、格闘ゲーム、ギルスギア、スローライフ体験ゲーム、どうぶつの里、育成ゲーム、アイドルマイスターなどの発売。

 

ライトノベル、とある魔法の禁書目録、魔女オーフィン、レアメタルパニック、涼宮ハルトの憂鬱など、漫画、ヘルサング、特攻の拓海、20世紀少女、るき☆すた、などの発売。

 

アニメ、カウレディビバップ、カードキャプターさくらい、機動戦艦マスラオなどの放送。

 

電子掲示板3ちゃんねるの稼働。

 

ホビー、たまごっつの発売。

 

フラッシュを流行らせ、クリエイターを作る。

 

覆面ライダークーガの放送。

 

師範代に5回中4回は勝つ。

 

この辺りを目標にしてやっていきましょうかねぇ。

 

ああ、分かってる。

 

時間の問題だろ?

 

でも見てくれほら。

 

俺の作画スピード。

 

岸辺露伴並だ。

 

ページ一枚に一分。カラーで三分。

 

単行本なら半日で描ける。文章もだ。

 

既に今言った漫画は最終話まで描けてる。ライトノベルも。

 

だから時間的余裕はありまくり。

 

余りに余った時間で会社に行って指揮執ればOK。

 

部活も中学からずっと帰宅部だしな。

 

それと、高校生でアダルトゲーム作っていいの?と言う件だが。

 

結論から言おう。

 

良いっぽい。

 

政府の方針では、なるべく男性にはアダルトな方面に興味を持ってもらいたい、と言う訳で規制を緩和、16歳くらいからOKな判定になっているらしい。因みに、男性の結婚可能な年齢も16歳だ。女性も16歳みたいだ。

 

そして男性は高校には殆ど行かないそうだ。義務教育を終えたらニート一直線らしい。

 

どうやって生活すんの?と言うと、精子を売るらしい。

 

政府に精子を高値で売りつけることができるらしく、その金で生活するんだと。

 

へー。

 

何でも、この世界の男性は性欲が薄いらしい。何発もヤレる男はそうそういない。だから、俺みたいなエロい男は都市伝説扱い。

 

一方、女は前世の男と同じで、性欲があり……、いや、寧ろ、前世の男より性欲旺盛かもしれん。そして30歳まで処女なら魔女になれる、なんてまことしやかに囁かれている。

 

でも一部概念はそこまで変わっていなかったりする。

 

例えば、お洒落に気を使う女の子がいたり、など。

 

この世界の女性は、どこか女性らしさを持ちながらも男性らしい、ってとこかな、前の世界風に言えば。

 

あとは、男の童貞がそんなに重要視されてなかったり。童貞厨は見たことがない。むしろヤリチンの方が喜ばれる。コレガワカラナイ。

 

さあ、そんなこんなで楽しい高校生活はーじまーるよー!!

 




基本的に焦らすの苦手です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。