今回は支那美の昔のお話ですかね。
どうでも良いですがつまらないからといって能力を向上する気は無いですし面白いと言われても投稿ペース等を変える気も無いです。見てくれるだけで嬉しいのであしからず。ではどうぞ。
「そっちが聞いて来たんだからこちらも聞いて良いか?」
「何をだ。」
「支那美の昔話とやらをさ。あんたなんか知ってる風だったからな。」
「まぁ…そうだな。刈谷が気づかないだけで産まれた時からそばにいたからな。」
「つまり…支那美の物語の始まりからか…」
「そうだな。俺はあいつらの同級生だった…」
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「…おい!聞いたぞ帝!お前子供が産まれたんだろ。」
「うるさい。耳が痛いからやめろ。…あぁ白柊に似た可愛い白髪の子だよ。」
そう聞き俺は病院に飛んで行った。全速力で走った。
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「来たぞ!二人とも!」
「「ここは病院だから静かに!」」
「あ、すまん…」
目の前にいる二人のハモった声に謝罪しか出ない。
今ベッドの前で座っている男。刈谷帝。
旧姓霞霧帝。ひらがなでかすみぎりみかど。
こいつは高校から出会った信頼性が高い男友達だったよ。
成績は高くもなく低くも無い。人間の心理や人の気配を読み解くのがクラス1番の奴だった。
顔立ちも良くクラスの女子からも人気だったな。告白だって俺が知っている限りは60以上あった。
しかし。帝は全て断っていた。あいつ曰く下らない人間関係なんていらないらしい。
そしてベッドで横になってこちらに笑顔を向けてくれたこの女性。刈谷白柊。
旧姓小見坂白柊。 ひらがなでこみざかしらぎ。
彼女は全てにおいて完璧だった。成績優秀。人間関係良好。スポーツ万能。性格は真面目で優しい。
外見はスマートな体をしていて顔立ちは可愛いの一言。そして特徴的である真っ白な髪質。男どもはそれはそれは寄ってくるだろう。
かく言う俺も最初は目を奪われていた。
…そうだな。今の刈谷支那美に似ていたかもな。領域的にも。
彼女は嫌われていた。美しいが故に気味が悪い。
そう。それは髪のこと。担任の先生にも当初注意されていた。地毛なのにな。
だけど帝は昔から彼女を捨てたことはないらしい。そして俺はそんなあいつを見て俺も友達になれるのではないかと。そう思った。
クラスの連中は気味悪がって彼女に見向きもしなかったな。だが俺は観察して先程言った点に気付いた。
俺も仲間になれていつも3人だった。
そして気付いた。彼女は彼に好意を抱いていると。
そして事件が起きた。その事はまた今度な。
その日から帝も彼女に好意を抱き両想いだった。俺は基本傍観主義だったからその経過も見守り、子が出来た時にもどる。
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「名前…なんて言うんだ?」
「それ普通聞くの俺じゃね?」
「もう…喧嘩しないの。名前はね…」
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「帝…白柊…嘘だろ?」
「おじさん。ママとパパはどこ行ったの?」
「ふざけんな…この子をおいてお前らは死ぬのか」
「おじさんってば…?どうしたの?」
「絶対…守って見せる。」
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「おじさん。話してほしい事があるの。」
「どうした。急に」
「お父さんとお母さん。どこに行っちゃったの。」
「それは…」
そう。あの日。彼女がまだ3歳の時にやつらは死んだ。
死因は交通事故…らしいのだが、原因は不明だ。引いたトラックはどこからともなく現れ消えたらしい。
それを全て伝えた。
「そんな…」
彼女はまだ小学生。酷な話であっただろうに…
「おい。何処に行くんだ。」
「友達と遊ぶの。山まで遊んでくる。」
「うい。行ってらっしゃい。…後騙しててすまなかった。」
「…………」
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どう言う事だ…
「う、支那美ちゃんが…彼を庇って崖から…」
「お前ら。急いで子供を探せ。警察は民間のためにあるんだ。」
「支那美ちゃ〜ん‼︎」
畜生‼︎
「あ、あなた!危険です‼︎ここはこちらに…」
「うるせぇ‼︎あいつらの子供を簡単に死なせるかよ‼︎」
俺は近くの崖から緩やかなところを探し下った。
「…いた‼︎支那美‼︎」
「子供発見しました‼︎崖下、頭から流血。直ちに救助隊を派遣してください‼︎」
「支那美…」
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「そうしてあいつは生きてた。だが、高さ300メートルから落ちたあいつは生きてたと言うだけで皆は相当気味悪がった。そして寄り付かなくなった…と言う訳だ」
俺は人間をまたもや嫌ってしまった…
いかがでしょうか?
支那美さん最強説。
そろそろお話に出したい気持ち。
ご都合主義?この話ぐらいですよ?
ではまた後で〜