平凡な男と白髪の少女   作:ふれあすたー

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コラボ小説記念すべき第1話
挟み込みとしては3章と4章の間くらい
因みに進行とか気にしない人なんでかいさまの小説見てキャラ設定とかはなんとか
多分
ではどうぞ


3.5章 平凡な男達と一緒にふらふらと(コラボ!!)
そしてまた男は誘われ


…胸騒ぎがした

それは何故か、分からない。

何だろうか…いつもの紫のパターンじゃない。

それ以上の…いや、それ並みだな…

酒を飲んでいるだけなのに何故こんなにも騒ぐのだろうか…?

しかしそれも直に分かることであった…

その男は一言

「ま、なんも起きないだろ」

ただの勘違いだと結論づけた…

__________________

 

「あ〜あっちぃ…」

全く…何故神は『夏』というものを作ったのだろう…

毎日うちわで仰いでるのに効果がありゃしねぇ…

「全くもう…隼人はバテるの早いよ?もっと元気よく過ごそ?」

「逆に支那美さんは何でそんなに元気なんですかね…」

___________________

7月が終わりに差し掛かる何とも言えない暑い夏頃。

俺は自分の世界の手がかり調査をするため海から帰ってきてからはずっと骨董品屋に行っていた。

まぁ支那美と二人で調べてたんだけども。

分かったことを簡単にまとめてみようと思う。

まず一つ目に

『この骨董品屋は大分古い』

ということ。

まぁ骨董品屋なんだから当たり前といえば当たり前なんだけど…

これは50〜60程の年ってレベルじゃない

軽く100年は超えている

二つ目に

『訳の分からないガラクタが散乱している部屋がある』

ということ。

カウンターの横、つまり主人がいち早く入れそうなところに部屋が存在していた。

…あの時はカウンターしか見てなかったからな…

三つ目に

『あの時の置き手紙はかなり新しいもの』

ということ。

一昨日確認したのだが手紙はあの日から数か月経っているのにあまりボロボロになっていなかった。

普通放置されているならばもう少しボロボロになってても良いはずなのに…一体どういうことだ?

 

こんな所であろう。今日も今日とて調べに行く。

「あんまり手がかり見つからないねー…」

「まぁそんなに早く見つかるとも思ってないがな…」

何せタイムスリップだ。現代の科学の力でも作る事が出来ていないものをいきなり使って

その後、俺も何も知らずに出て来たんだから手がかりが早く見つかるなんて思ってもいないさ。

「でも必ず掴もうね!」

「そうだな…」

支那美が笑顔で言ってくれて俺も元気が出てきた。

「よーし、今日も行くか!」

「おー!」

___________________

さて、来たぞ…

「いつ見てもボロイ外見してんな…」

「そうかな?風情があっていいと思うけど…」

「まぁこの町にはあってるかもな」

正直25年もすれば田舎も都会っぽくなるわけでして。

「隼人の言う25年後ってどんな感じなの?」

「…一言で言うなら空気が汚い」

「えっ!?」

ホントのことだから仕方ないんだよな…

都会、いいところか悪いところか。

遊ぶ以外には悪いところしかないな。

遊ぶっつったっていくらでも遊ぶことは出来るからなぁ…

「都会はあんましいい所でもないよ…」

「そうなんだ…なんか悲しいな…」

「…ほら、しんみりするんじゃなくてさっさと入ろうぜ」

「…うん、そうだね」

古いドアに手を当て、ゆっくりと扉を開いた。

ギギギ…という木の音が響く。

「…よし、じゃあまた調査を始めよう。支那美はカウンターを頼む。俺は例の部屋に行ってみる」

「分かった、こっちは任せて」

支那美は早足でカウンターへ向かい俺は奥の部屋へと歩んでいった…

____________________

「ふむ…やはりここの鏡はデケェな…」

奥の大きな部屋に存在する大きめの鏡を目の前にしてひとつ呟く。

使い古された…?いや、ただただ粗大ゴミのようになってしまっている鏡がデカデカと置いてありとても目立つ。

その側にはほうきや箱のようなものなど…

そういえばレジ?の中に入ってた金額も古いお金だったような…?

そうするとますます分からない。一体ここはいつから、いつの間に現れたのだろうか…?

そんな事を考えているとカウンターから支那美がひょこっとこちらを覗いた。

「やっぱりこっちは何も無いよ〜」

「分かった。取り敢えずこの鏡を調べよう」

「おっけー」

支那美がこっちに駆け寄り、俺はペタペタと鏡に触れていく。

「うわっ…ホコリすげぇな…」

「ちょっと拭いてみよっか?」

「頼む。確か雑巾持ってきてたはずだし」

「まかせて〜」

彼女は慣れた手つきで鏡をキュッキュッと拭いていく。

と、その時。

眩い光がこちらの水晶体に刺さる。

「…っ!!なんだ!!」

「ま、眩しい!!」

俺らは目を塞ぐことしか出来ずに光が無くなるのを待った…

___________________

再び目を開けるとそこには大きな鏡があった。

「何だったんだよ…」

「ま、まだ目がチカチカする…」

俺らが不思議がっていると

「おや、お客さんかい?」

…カウンターから身長の高い男が出てきた。

それを確認して何が何だかわからず、しかしとりあえず一言。

「誰だよお前!」




面白くなってきたなぁ!(早すぎ)

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