くだらないこの話はこの辺りにして。
ではどうぞ。
「ちょっと待とうな?僕は許さないなんて一言も言ってないからね?」
「「え…?ほんと…?」」
「うん。だから泣き止んで?俺死んじゃうからさ。」
本当にまずいことになってきた。いつの間にか俺を半眼ジト目で見てる人が増えていき、周りにいる子供なんかは「あの男の人女の子と年下の子いじめてる〜」と口走り始めた。黙らっしゃい‼︎俺だって泣かせたくてわざとかけた訳じゃ無いわ‼︎
…確かにこんな美少女2人をこんな至近距離で泣いているところ見たらもう、精神的にやばいけどさ。俺が理性を保ててるのは、ジト目で見てくれてるおかげだみんなありがとう‼︎誰もいなかったらきっとこの2人とヤバイ事になっていただろう。そうなるよりは数千倍マシだ。
「ぐすっ…ありがとぉ…隼人ぉ…」
「お兄ちゃぁん…ごめんなさいぃ…もうしないからぁ…」
「待って本当にやめよう⁉︎ね⁉︎さぁ、仲良く海の宿に行こうかぁ‼︎」
俺は足の痛みなんて砂の中に埋めてささっと2人の手を引き歩き始めた。
俺が終始色んな方々にジト目で見られていたのは言うまでも無いであろう…
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「こんにちは〜。」
「ひぐっ…」
「ぐすっ…」
「どんだけ泣いてんの。僕は怒ってないっての…全く。」
玄関には靴を脱ぐ所がありそこから先はスリッパらしい。
…あれ?これ、なんだ?…紙?でも千切れてる。
まぁいいか。それよりこれはトロフィーか?
ええっ…と。三年連続宿のサービスがいい…か。
これはこの宿には期待できそうだ。流石、くじ引きの景品になるだけはある、と言うことか。
「おーい。遅ぇぞ。」
「あ、すまないな。なんせこいつらがな…」
「え、涙目なんだけど…お前まさか…2人が純粋だからって教育上良からぬことを教えたんじゃ無いだろうな…?」
「お前みたいな真似するかボケ。にしても、この宿すごいな。三年連続金賞って神だろ。」
「ここはこの街でも有名な所だからなぁ〜。当たった時はマジでビビったわ。」
「こんにちは‼︎」
大きな声で挨拶されてとてもびっくりした。
声の主は支那美と同じ身長ぐらいだ。髪の色は綺麗な黒色。この子も相当な可愛さである。
くっ…なんでこの時代にはこんな美少女だらけなんだ…‼︎
まるで平面上の世界にいるみたいじゃないか!
「私はこの『海の宿』のえーと…あぁ‼︎オーナー…?と言うものをやっております。光希 神奈です。みなさま。この宿に泊まってくださりありがとうございます。どうぞゆっくりしていってくださいね。」
いかがかな。
ではまた明日会えたら。
あぁ〜勉強しながらツイッターやるんじゃあ〜