平凡な男と白髪の少女   作:ふれあすたー

3 / 102
どうも!ふれあすたーです。こういうのって不定期更新をしてしまわないか不安になるのは私だけでしょうか。
構成はもう考えてあるんだけどね…去年の夏くらいから。
さあ今回はこの町での出会いですね。
ぼっちは人と出会い仲良くなれるのか?
では、今回もよろしくお願いします!


見えた景色は古き町

「なんだよここ…」

その風景は異常だった。

いつもの見慣れた町…では無い。

俺が知っている町より建物に新しさを感じる。

「どうなってんだ…⁉︎」

そりゃ慌てたくなる。いきなり見知らぬ所にいるのだから。

ともかく場所を特定しなければ…‼︎

「あ、あの。すいません」

「おう。どうしたんだ。ガキ」

ガキとは失礼な。俺はもう高校に入学…っていけないいけない。話がそれた。

「この町の名前を教えてほしいのですが…」

「はぁ?意味分からんやつだな。ここは白石町だろ?」

白石町。それは俺が学校に行き高校生活を送っている場所。何故その町の名前が…

そこまで行き最悪の仮説がたった。あり得ないが一番説得力がある。

…聞くか。とりあえず。

「あと…変な事聞きますけど今って何年でしたっけ?」

「ますます分からんやつだ。今は1991年の5月だろ?」

やはり、か。

どうやら俺はタイムスリップとやらをしてしまったらしい。誰がしたのか知らんが。

今は俺の時代から約25年前。新しい建物があっても納得する。

聞いた時絶望した。心の底から。

一応いつでもいなくなれる様に色々あるけど…

「生活できる気しねぇ…」

そう呟きトボトボ重い足を動かした。

____________________

時間が正確なら今は午後7時26分だ。

今俺は昔遊んでいた昔の公園にいる。なんかややこしい。

俺はこれからどうすれば…

「とりあえずベンチでも食うか…」

と冗談じみた事呟くと

「え?ベンチって食べられるの?」

「腹は満たされるだろうな」

そもそも食うもんじゃ無いが…

「…え?」

後ろの人間は俺が瞬時に振り返ったのをみて不思議そうにしていた。

「あんた…誰だ?」

「私はただの高校生だよ〜。買い物の帰りなんだ。」

「そんな事聞いてないが…」

「そうなの?ごめんね。勝手に解釈しちゃって…」

別にいい。そんな事は。それにしても…

目の前にいる少女は俺より少し小さめの体。

結構スマートですし、可愛い顔してますし。

何より雪がかかった様な白く美しい髪だった。

やべぇ…!完璧好みだこの子…!あと5年も時間があるのか…

「残念だ。誠に」

「ふぇ?」

彼女は驚いていた。まぁ勝手に呟いた俺のせいだろう。

「や、やっぱり…私は異質なのかな…」

「ファ⁉︎」

彼女はしゅんとしていた。何故だ?俺は何を…あ。

「私はこんな髪の色しているからかな…」

「ちょっ⁉︎ちょちょちょっと待て⁉︎なんか勘違いしておりませんか⁉︎俺はそんな事思ってないぞ‼︎」

「え…?」

「綺麗な頭髪だしな。俺は好みだぞ。」

ヴァカか俺は‼︎いきなり見知らぬ少女に自分の好み言って‼︎

「あ…すまん。恥ずかしい事言ったな…忘れてくれ。」

「……こと…って………うのは…」

「え?よく聞こえん。最近難聴だからもう少し大きく…」

言い終わる前に彼女は抱きついて来た。

「そんな事…言ってもらえたの…はじめてだぁ…」

どうやら泣いていたらしい。

…やはり人間はクズばかりだ。

自分達と違うとすぐに関わりがなくなる。

この世界はこの子のような人間が沢山いる。

だがこのタイプは珍しい。

「お前…学校行ってるのか?」

「うん…だけど友達できなくて…なんかやられたりもするけど犯人も分からないから…」

やはり。彼女は何かをされても抱え込むのだ。

俺はバイトとかで先輩に愚痴っているが…

彼女はそれをする人もいないのか…?

…だったら俺がするのは一つだ。

「名前は?」

「刈谷 支那美っていうの…」

「そか。俺は中村隼人だ。お前を生涯…

絶対守ってみせる。」

そう。俺がする事は

彼女…支那美のそばにいる事だ。

「い、いの…?」

「あぁ。もちろんだ。」

そしてまた俺の胸で泣いた。

「ありがとう…ありがとう…!」

「いーんだよ。守りたいからだ。」

そう言って彼女の頭を撫でた。

 

 

俺の人生はその日から大きく変わった…




いかがでしたでしょうか?
ぼっちがコミュ障だといつ悟った…?
いや〜支那美出ましたね。
おい隼人そこどけ私も白髪の少女好きなんだ。
これからどういう話になるのか…まぁ考えてますけど。
ちょいネタバレ。読んでも大丈夫なはずです。
現在の作品を1部だとすると大体10部以上あります。
割り振り…
1〜2部 オリジナル世界観
3〜5部 いきなりの東方要素
6〜8部 東方ですね
9部 8部から10部までの番外編
10部 オリジナル世界観に東方要素
11部 東方と東方でのオリキャラ
12〜13部 3〜5部の別視点
14部 オリジナル世界観と思いきやまた東方要素
15部 いきなりメアリスケルター要素
16部 15部のオリキャラの過去(尚東方は不滅)
長々と失礼致しました。
こんな感じでよろしくお願いします。
長いなぁ…

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。