平凡な男と白髪の少女   作:ふれあすたー

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珍しく早め投稿のふれあすたーです。
今から叶いもしない淡い幻想(クリぼっち回避)で胸が高まっているんですよ。
ツイッターに色々載せてるよ色々ね。
さて今回から三章「夏場はやはりパラダイス」です。
まぁパラダイスじゃないんだけどね。
ではどぞ。


3章 夏場はやはりパラダイス
夏休み 計画的に 過ごしましょう


太陽の光が煌々と照りつける時期。

学生や一部の大人には夏休み、と呼べる時期でもある。

今日から支那美の通う高校でも夏休みが始まった。

「今日から夏休みだぁー‼︎」

「支那美さん少し声のボリューム下げて下さい周りの方々はまだお休みでは無いのですから。」

「そんなこと言ったって夏休みだよ⁉︎私はどこにも行ったこと無かったんだけど隼人が色々な所に連れて行ってくれるから楽しみで‼︎」

「はぁ、まぁそうなんだけどね…」

俺は前日にこんな事を口走ってしまった。

『夏休みなんだから少しぐらいは出掛けてみるか。』

そう。これはほんの些細な事だ。そもそも支那美は少しは遠出をした事があると思ったから。

だが次に支那美から発せられた言葉。これが問題であった。

『ほんと⁉︎私行きたい所沢山あったの‼︎例えば…」

話出したらきりが無いから割愛。ま、そういうわけでこうなってしまった。

「俺の財政を考慮してから行動しろよ?無くなったらジ・エンドだから。」

「分かってるよぉ。私がそんな何処もかしこも行きたい人に見える?」

あぁ見えるから言ってるんだよ。見えなきゃこんな事言わないから。

「はぁ…取り敢えず買い物行って来るから留守番頼むわ。」

「私も行く〜。いつも隼人一人だからたまには一緒に…ね?」

「何を期待しているのかは知らんが俺をディスりたいなら直接言え悲しくなる。」

「わ、私は…‼︎隼人と、その、一緒にいたくて…」

「はいはい。じゃあすぐに行こう。」

「…‼︎うん‼︎」

何故ここまで嬉しそうな顔をしているのやら…

俺がいなくなるのが寂しい、とか?

いや、いやいや。自意識過剰過ぎか。

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「ふ〜、重かった…」

「全く…女の子なんだから荷物持ちは俺だろうに…」

「いつも買い物に行ってくれるんだからこれぐらいはしないと。」

「うーむ。俺は男なのだから女の子は無理せんでも大抵はやるのに…」

「ダメダメ‼︎『人はいつも平等であれ』っていう言葉があるでしょ?」

聞いた事ないんですがあの。多分支那美先輩の造語でしょう気にしたら必ず負ける気がしてならん。

「さーてね。俺は晩飯でも作りますかね。」

「私も手伝うよ?」

「なら洗濯物取り込んで来てくれないか?」

「わかった。」

トタトタと支那美はベランダに向かった。

「水原先生。隠れても無駄だから出てきな。」

「何故ばれたし。」

壁に同化していた様でそこだけ色が変わる。

「住居不法進入で訴えるぞ。」

「待て。俺は最高の物を使おうと言うのだぞ。」

その不良教師が持っていたものとは…‼︎




いかがですかな?
次回は先生の持っていたものを有効活用するのだ。
ツイッターたのしぃ‼︎
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ではまた明日。

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