今回は茉莉花ちゃんの過去です。
ではどうぞ。
「お…母…さん?」
「ははは‼︎良かったなぁガキ。そいつのおかげで死なずに済んでヨォ!」
「…強盗さん?あなたは何をしたか分かっているんですか?人を殺して…」
「だからなんだ?」
「…‼︎」
「人間なんて廃捨てる程いんだろ。一人ぐらい殺したって意味ねぇよ。」
「ではあなたは家族が居なくなったら…」
「さぁね。家族の暖かさなんて聞いただけで反吐がでる。そんなものしらねぇよ。」
「…あなたを…絶対許さない…!」
「茉莉花…‼︎やめなさい‼︎あなたが行ったって‼︎」
「支那美さんは黙って下さい‼︎私はあの男を…この世界に存在するゴミを消さなきゃいけないんです!」
「おっと?てめぇも死にたいらしいなぁ?なら母親と共にあの世に行き…なぁ⁉︎」
「…茉莉花⁉︎」
彼女の手はナイフを持っており彼女の手は既に強盗の心臓に添えられていた。
「ゲホッ…ガハッ…」
強盗の口からは血が吐き出され茉莉花の顔へとかかった。
しかし。それにも動じず。
「はぁ…はぁ…さっさと消えて‼︎」
ナイフが刺さった状態で身体を薙いだ。沢山の血が溢れ出てそれは彼女の体へ降り注いだ。
「茉莉花…?あなた一体…」
「あはっ。あははっ。ねえねえ見てよ支那美さん。このナイフに内臓とか人体の肉とかがこびりついてるよ?人の体ってこんなにスパスパ切れて楽しいんだぁ‼︎私はもっとたくさぁんの人を殺して見たいんだ!楽しそうでしょ?」
言い終わると同時に彼女を思い切りはたいた。
「何が楽しいよ⁉︎あなたは何を言ったか分かっているの⁉︎そんなのさっきの男の人と何も変わらない‼︎」
「支那美さん。私のお母さんを盾にしといてよく言うよね。」
「⁉︎私は…‼︎」
「いいよ言わなくて。さっきあんなに勇ましく出たのって誰かが死ぬのを見たかったからでしょ?そんなの見殺しに変わりない‼︎あなたは私のお母さんを殺したの‼︎」
「茉莉花…‼︎」
「…お互いの意見が相容れないならもう絶交した方がいいよね。どちらも受け入れないならさ。」
「…その方がいいのかもね。」
じきに警察が来るであろう前に私たちはここから去った。勿論。茉莉花は怪しまれ捕まってしまったけれど…
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「その頃からだよ。茉莉花に殺人癖がついたのは。」
「待て。ならなんで彼女は今…」
「…佐々木って名はな。この辺じゃ逆らいようのない佐々木グループのやつなのよ。だから佐々木の父親に罪を消してもらってるわけよ。」
今、この街は無力なのを知った…
いかがでしょうか?
茉莉花ちゃん恐ろしや。
高校受験の勉強しなきゃ(嘘)
ではまた明日。