EP59 (自称)最強のセイバー
~???~
オケアノスをカルデアの立香達に任せた龍牙。
「此処は何処だ!?と言うか、何で毎度真っ直ぐ帰れないんだろう!?」
【無】の空間内にある拠点へと戻ろうとしたが現在、良く分からない場所に居る主人公。
「ジャンヌ達はいないな」
―彼女達、先に戻ってる―
「えっマジで!?なんで、俺だけ!?」
【無】からジャンヌ達が先に戻っていると報告を受けた龍牙。
―これも
そう言うと【無】の気配が遠のいた事を感じた龍牙。
「はぁ……勘弁してよ。と言うか此処何処?!」
龍牙は周囲を見回してみる。
「何かの操縦スペースの様だ、その証拠にレバーやらボタンが沢山ある。これで外が荒野や森なら工事用の重機を想像するが、生憎と正面に見えるのは
もう一度言うよ、
「きゅう……お腹が空きました」
そして目の前で倒れている青いジャージと帽子を被った見知った顔の少女を見た。
「どう見ても………」
その後、星5とか、ぶっちゃけ都合がいいとか呟くと目の前の少女の空腹を満たす為に動く事にした。
「もきゅもきゅ!ずずっ……もきゅもきゅ………ごきゅごきゅ」
「アハハハハ………すげぇ、20人前は軽くいったな」
目の前にいるあるt……謎のヒロインⅩの前に積み上がった無数の皿を見て顔を引き攣らせる龍牙。
「ふぅ……御馳走様でした」
「もういいの?」
「ほらっ食事は腹八分目と言いますし」
「腹八分目………ねぇ。まぁ、これだけ綺麗に平らげてくれると嬉しいけども」
「それで貴方は誰ですか?何故に、私のドゥ・スタリオンⅡに乗っているのです?」
目の前の食事を平らげる事に集中していた彼女は龍牙の事を知らずに出された食事を食べていたらしい。
「あぁ、俺は……」
~主人公、説明中~
龍牙は簡単に自己紹介と目的を話した。
「成程、人理修復ですか」
「出来れば君には味方になって貰えればありがたいんだけど」
とダメ元で彼女を勧誘してみた。
「残念ながら私にはセイバー抹殺と言う使命があります!人理修復など二の次です!」
「来てくれたら……ご飯食べられるんだけどなぁ」
「えっ……」
「和食、洋食、中華、なんでもお腹一杯食べれるんだけど」
「わっ私はセイバー……まっ……抹殺」
かなり揺らいでいる謎のヒロインX。
「果物、洋菓子、和菓子」
「しっ使命」
ご飯からデザートまでと言われてかなり惹かれているX。
「それもちゃんと仕事さえしてくれれば食べ放題」
「しっ仕事?」
「基本的にはサーヴァントとして戦うこと……きっとアルトリア種が一杯出て来るよ」
「どっどう言う意味ですか?!」
龍牙はかなり動揺しているXに止めを刺しにかかった。
「聖槍持ってナイス・ボディになったアルトリアとか」
「聖槍持って成長したアルトリアですって!?こっちは聖剣2本で成長しないのに、ふざけるな!!
絶対にぶっち斬る!という事は、私の仕事はアルトリアの殲滅という訳ですね!?」
「うん、後ついでに他の敵を倒してくれると助かるね」
「これから私は貴方の剣となr「その前に、俺がどう言う存在か説明する必要がある」ふぇ?」
実際に破壊龍の鎧やその力を見せ、自分がどう言う存在かを話した。
「成程……貴方はそう言う存在ですか。私としては世界を護り、セイバーを倒せるのであればそれで構いません!」
「じゃあ、契約してくれるって事でいいかな?」
「はい!では宜しくです、マスター!」
こうして、ヒロインXと契約を果たしたのである。