TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者   作:ヒーロー好き

40 / 143
第四十席 勇作、劉備と出会うのこと

「う・・・うーん」

 

ここは勇作達が野宿している洞窟。関羽はうなされていた

 

「はっ・・・夢か・・・鈴々。お前のせいでまた変な夢を・・・あれ?」

 

お腹を見るが、居なかった。起き上がり、横を見ると

 

「すーすー」

 

「すやすや」

 

「ZZZ」

 

勇作が寝ており、鈴々と孔明は勇作の腕を枕にして寝ていた

 

「まだ寝ているのか・・・」

 

関羽はその様子を見ていた

 

「(まったく、こうして見ると高杉殿が強いとは、とても思えない・・・けど今まで高杉殿の戦いを見てきたが、私ではとても敵わない。高杉殿、貴方は何者なのですか)」

と勇作を見ながら、関羽は思った

 

「う///・・・いかん、いかん・・・思わず見とれてしまった。顔洗ってくるか」

 

 

あくびをしながら関羽は洞窟から出ると・・・そこには

 

ガチーン!

 

「うぉぉおぉぉおおお!!」

 

「はっ!?」

 

たくさんの賊と戦っている兵士達の姿が見えた・・・・・あまりの出来事に呆然と見てしまう関羽

 

「ぎゃあああああ」

 

一人の賊が兵士を斬ろうとしていた

 

「やめろ!!」

 

「なんだ!?女?てめえらも義勇軍の仲間か!?」

 

「あっ・・・いや・・・」

 

「覚悟しやがれ!!」

 

賊が斬りかかろうとするが、関羽は真剣白刃取りのように剣を受け止めた。すると孔明が洞窟から出てきた

 

「うう、どうしたんですか?関羽さん・・・なんか騒がしいですけど」

 

「孔明殿、戻れ!!鈴々と高杉殿を起こしてくれ!!」

 

「ふぇ?」

 

「それから私の青竜堰月刀を・・・」

 

「は、はい」

 

孔明は慌てて、洞窟に引き返した。

 

 

「くっ・・・」

そして、関羽が抑え込まれそうになった。しかし、蹴り飛ばすことに成功した

 

「くそ!でぁぁぁぁぁぁ!」

 

賊は関羽に斬りかかろうとするが

 

ガチーーン!

 

鈴々が受け止めたのであった

 

「鈴々!!」

 

「うりゃああああああああああああ!!」

 

そこへ武器である青竜堰月刀を持った孔明がやってきた

 

「関羽さん!!って・・・はわわわわ・・・」

 

「すまぬ!!」

 

孔明が転んでしまい、青龍堰月刀を投げ出してしまったが、関羽はそれを受け取った。そして二人の前に賊が集まってきた

 

「なんだかよくわからぬがこうなったらひと暴れするぞ!!」

 

「わかったのだ!!」

 

そして二人は戦い始めた

 

 

 

 

「はわわ」

 

賊たち「「「えへへ」」」

 

その時、孔明は賊に囲まれていたが

 

「どけーーー!」

と勇作が二人の賊を蹴り飛ばした

 

「高杉さん!」

 

「安心しろ、今からこいつらを・・・」

と腰に挿してある刀を抜こうとしたが

 

「・・・あれ?」

なかった

 

「oh my God!(オーマイゴット!)あまり急いでいて洞窟に忘れた!」

と頭を抱えながら言った

 

※oh my Godはしまったと言う意味です

 

「「「「「アホだー!!」」」」

 

「どうするんですか・・・・・!?高杉さん!危ない!」

 

「死ねーーーーー!?」

 

一人の賊が剣を勇作に振り下ろした

 

「ん?」

 

ガチーーン!!

 

勇作に頭に当たり砕けた

 

「・・・・・・・・え?」

 

・・・賊の剣が

 

「「「剣が頭に負けたーーーー!!」」」

 

「「「えぇぇぇぇぇーーーーー!!!!」」」

 

「はわわ!?」

 

信じられない光景に賊と孔明は驚いていた

 

「これが本当の石頭!」

と言っているが、実際は武装色の覇気を纏っているだけなのだ。纏っていなかったたら、確実に死んでいるだろう

 

「ば、化け物だーー!」

と賊たちは逃げて行った

 

そして関羽や鈴々の方も

 

「うりゃぁぁぁ!」

 

「はあぁぁぁぁ!」

 

賊たちを倒していった

 

「なんだ・・・こいつら・・・」

 

「こんなのとやりあってたら命がいくつあっても足りないぜ」

 

賊たちは敵わないと思い、逃げ出したのであった。それをみた馬に乗っている義勇軍の大将は

 

 

「おい、何をしている!!敵は崩れてたぞ!!押し返せ!!」

 

「は、はい!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

義勇軍の勝利に終わり、戦いが終わると先ほどの義勇軍の大将がやってきた

 

 

「いやー、どこのどなたか存じませぬが加勢いただき、かたじけない。私はこの義勇軍を率いている劉備、字を玄徳といいます。以後お見知りおきを」

 

関羽は劉備の顔に見とれていた

 

「私は関羽、字を雲長と申します。これらは妹分の張飛。そしてこちらは・・・・」

 

「孔明と申します」

 

「関羽殿に張飛殿に、そして、孔明殿か」

 

すると劉備が関羽を見て気付いた

 

「もしや、先ほどのお手並み、そしてその髪。もしかして貴方はもしやあの黒髪の山賊狩りでは・・・・」

 

「あっ・・・いや・・・一応・・・」

 

どうせ噂とは違うといわれると思い、落ち込み始める関羽であった。

 

 

「おおそうでしたか、絶世の美女と言われる美しさ・・・」

 

「あっ・・あの!?今、私のことをなんと!?」

 

「噂に違わず、お美しいと申したのですが・・・」

 

劉備の一言で愛紗は顔を赤らめた

 

「あ・・・え・・・・それはどうも・・・・・その//ありがとうございます。そういってくれたの貴方で二人目です」

 

「二人目?」

 

「はい」

 

「誰ですか?」

 

「それは・・・あの方です」

と指をさすと

 

「ふう、終わった」

と勇作が来た

 

「お兄ちゃん、何やっていたのだ?」

 

「怪我人に包帯を巻いてあげたり、薬草を使って治療をしていたんだよ」

 

「そうだったのですか・・・かたじけない」

 

「別にいいですよ」

 

「関羽殿この方は?」

 

「ああ、こちらは・・・」

 

「初めまして、俺は高杉と言います」

 

「初めまして、私はこの義勇軍の大将の劉備です」

 

「へ!?劉備!?」

 

「どうしたのですか?そんなに驚かれて・・・」

 

「いえ、なんでも(俺の知っている人物は女性だけだったけど、男の人もいるんだ・・・・・・何だ、この安心感?)」

 

「関羽殿、高杉殿とは一緒に旅をしているのですか?」

 

「いえ、私が旅の途中に、出会い、それからずっと一緒にいるのです」

 

「何処で出会ったのですか?」

 

「たしか場所までは分かりませんが、確か桃の木が生い茂り、桃園という表現が合っている場所でした」

 

「そうですか」

と劉備は勇作を見ながら言った

 

「(青い衣に6本の剣、そして桃園・・・まさか、この御仁、前に流れていたあの噂の人物!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、4人は義勇軍と共に桃花村にやってきた。

 

「どうしたね?義勇軍の大将さん、まるで勝って帰って来た様子じゃが」

 

「勝って帰ってきたのだ!!」

 

「おっー、そうか、そうか勝って帰ってきたのか・・・・えええ!?」

 

勝って帰ってきたことに驚きを隠せない民

 

「(What?そんなに驚いているんだ?)」

その光景に疑問を浮かべる勇作であった

 

※Whatは何という意味です


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。