TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者   作:ヒーロー好き

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第二席 高杉、関羽と出会うのこと

辺りに桃の木が生い茂り桃の花びらが風で舞う光景は正に桃園。その桃園の一部の空間が軋み大きな口を開けた。その中から一人の女の人が出てきた。手には青龍偃月刀が握っていた

 

「桃か・・・そろそろ出てきたらどうだ?」

すると木の陰から5人の男が出てきた

 

「此処は俺たちの縄張りでな・・・」

とリーダーらしき人が言ってきた

 

「通してほしかったら金めの物をおいていきな・・・」

 

「まったく、世の末だな」

とフードをとった。すると小さい男が黒髪を見て、言った

 

「ん?兄貴。こいつもしかして黒髪の山賊狩りじゃ?」

 

「ん?何じゃそりゃ?」

 

「知らねんですか!あっちこっちの山で襲いかかった山賊を返り討ちにしている黒髪の美しい武芸者が居るって・・・最近、巷じゃチョイと話題になってますぜぇ」

 

「はん!だからってビビることわねぇ」

と剣を突き出した

 

「ご自慢の黒髪。首ごとたたきって兜の飾りにしてやるぜぇ!」

 

「やれやれ・・・」

とマントをとり、武器を突き出した

 

「我が名は関羽!乱世に乗じて婿の民草を苦しめる悪党ども。これまでの悪行を地獄で詫びたくば!かかってこい!」

 

 

 

 

ちょうどその頃、少し離れた所には

 

「痛ってー。着地に失敗した」

変態神様によって送られた高杉がいた

 

「ん?ここは何処だろ・・・日本ではないなー」

と考えていると

 

「ん?近くに人が6人いるな。その人たちに聞いてみよう」

とその場所に向かった

 

 

その場所に行くと、五人の賊と長い黒髪の女性がいた。女性は偃月刀を構え賊達と戦おうとしている。

 

「(何をしているんだ?)」

と見ていると黒髪の女性は五人の賊を吹っ飛ばした

 

「(一瞬で倒した。強いなあの人)」

と見ていると

 

「隠れていないで出てきたらどうだ」

 

「!?(気づかれた。出てきた方がいいな・・・)」

と出て行った

 

「すいません。つい見てしまって・・・」

 

「お主、何者だ?」

 

「俺は高杉勇作と言います」

 

「姓は高、名は杉、字は勇作でよろしいですか?」

 

「え?いや姓は高杉で名が勇作、字って言うのは無いよ。(こんなことを聞いてくるなんて何でだ?)」

 

「字が無い!珍しい名ですね?」

 

「あのー貴方は?」

 

「はい。姓は関、名は羽、字は雲長と申します。」

 

「・・・・・え?」

 

なんて言った

 

「すいませんもう一回言ってもらえますか」

 

「姓は関、名は羽、字は雲長と申します。」

 

「(そんな馬鹿な・・・・・・この人の目はうそ言っている人の目じゃないし・・・まさか!)」

 

「ちょっと聞くけど、今って後漢の時代?」

 

「いかにも、それがなにか?」

 

「(嘘だろ?俺、今三国志の時代に居るのかよ。とんでもない所に送ってくれたな・・・)」

 

「如何しました?」

 

「いや、なんでもありません」

 

「そうですか・・・」

 

「あのー近くに村はありますか?」

 

「ありますが・・・」

 

「あのー同行しても構いませんか?」

 

「ええ、構いませんけど・・・」

 

「ありがとうございます」

 

「良いですよ。では参りましょう」

 

「はい」

と俺は関羽と名乗る女性と共に近くの村まで同行することなった

 

 

「(何なのだ?この御仁は。見たことのない服を着ているし、腰に剣なのか?それも左右に3本ずつ刺している。何者なんだ?)」


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