TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者   作:ヒーロー好き

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遅くなりすいません

この物語ももうすぐ完結です

最後までよろしくお願いします


第百三十三席 群雄、于吉を討たんとするのこと(完結編①)

「(くそっ!あまり時間をかける訳には行かないか…)」

 

3匹の黒い竜を目の前にして若干焦る勇作

 

「よそ見をしている場合か!?」

 

3匹の黒い竜が勇作に口を大きく開けて向かってくる

 

「舐めるな!!」

 

勇作は一匹の竜を殴り後ろに飛ばされる。その影響で残りの竜も巻き込まれ飛ばされた

 

「切るのが駄目なら殴ればいいだけだ」

 

「なっ……何だと」

 

偽劉備は動揺する。勇作はその隙を見逃さず

 

「うりゃぁあ!!」

 

右ストレートを左ボディーに食らわせた

 

「ぐほぉ…」

 

その攻撃に体がくの字に曲がり悶絶する

 

「(もう一発!)」

 

今度は偽劉備の顎に右ストレートを食らわせ、後ろに体がよろける

 

「(今だ!!)」

 

刀を抜き、心臓に向けて突き刺した

 

「(……嫌な感触だな……けどこれで)」

 

「フフフフフフ」

 

偽劉備は笑いながら左手で刀を掴む

 

「なっ、何っ!」

 

「こんなことで私が死ぬと思っていたのか。おめでたい奴だな」

 

勇作は刀を抜こうとするが、がっちりと掴まれているため抜けない

 

「逃がすか」

 

偽劉備は右手て勇作の顔面を鷲掴む

 

「ああああああああ!」

 

激痛が走り、刀を放す

 

「死ね!」

 

そのまま地面に叩きつけた

 

「がはっ!」

 

「私の恨みはこんなものじゃないぞ……死ね死ね死ね死ね」

 

何度も地面に勇作を叩きつける

 

「がっ……あ……」

 

「ん?」

 

偽劉備は勇作を持ち上げる

 

もう終わりか…あっけないな

 

両腕が力なく垂れ下がる

 

「……次は関羽達を始末するか」

 

「……るか」

 

「ん?」

 

「そんなこと……させるかっ!!」

 

右足で蹴り上げる

 

「ぐっ!」

 

思わぬ攻撃に勇作を放す

 

「ぐっ!」

 

脱出した勇作だったが動くことが出来ない

 

「この野郎!」

 

偽劉備は右パンチをする

 

「ぐう」

 

が勇作は腕をクロスしてガードするが、後ろに飛ばされた

 

「があぁ!!」

 

さらに右眼に激痛が走り、手で押さえる

 

「こんなもの」

 

偽劉備は心臓に刺さってる刀を抜き、強く握る

 

「こうしてやる!!」

 

強く握られた刃の部分が、真っ二つに折れ、七星壇の外に投げ捨てられた

 

「俺の刀が……」

 

「貴様の爪、一本折ったぞ」

 

「くっ!!」

 

何とか立ち上がろうとするが、右眼の痛みと叩きつけられた時のダメージがひどく、動くことが出来ないでいた

 

「どうやら呪いが酷くなってきたな、御使いよ」

 

ゆっくり近づく偽劉備

 

「死ね!」

 

右手で勇作の顔面に向けて放つ

 

ガチン!!

 

金属音と共に阻まれる

 

「……」

 

「愛紗っ!!」

 

愛紗が偃月刀がガードしていた

 

「これは関羽殿ではありませんか?」

 

偽劉備は手を引っ込める

 

「……」

 

「こんなところで会えるとは、私に会いに来たのですね」

 

偽劉備は愛紗に近づいていく

 

「会いに来たってどういうことだ?」

 

「どうせ貴方は死ぬのですから、冥途の土産に教えてあげます」

 

偽劉備は語りだす

 

「貴方に掛けた呪いの中に貴方を嫌いになる呪いを掛けたんですよ。あなたに親しい人に効果が現れるようにね」

 

「何っ?」

 

「その効果は薄いが段々と強くなっていき、貴様を嫌いになり、最終的に私の女になるんですよ」

 

「親しい人って……」

 

「元々は私の義勇軍を貴様が乗っ取ったです。貴様を絶望させた後に返してもらうんですよ」

 

「落ちるとこまで落ちたな」

 

「何とでも言え!さあ、関羽殿…私の元に来なさい。そして御使いを殺しなさい」

 

偽劉備は近づいてくる

 

「(そんなわけないよな……)」

 

「……くな」

 

「ん?」

 

愛紗が右手を上げる

 

「近づくな!下郎がっ!!」

 

愛紗は偽劉備を平手打ちした

 

「私が貴様を好きになるだと……」

 

光の無い軽蔑の眼差しで見る

 

 

 

フザケルナ

 

 

 

 

「ひぃ」

 

「私の好きなのは、私の体に触れて良いのはご主人様だけだ!!決して貴様などではない」

 

「…愛紗」

 

「なぜだ!?呪いは発動していたはずだ!なぜなんだ!!」

 

「呪いなど私には聞かないのだ!」

 

愛紗は偽劉備の顔面を殴った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は変わり、曹操の所では

 

「……それで終わりか」

 

翼いやオーマジオウによって張繍の操る兵馬俑が残り3体となっていた

 

「なぜだ!なぜなんだ!?なぜ倒せないんだ?」

 

「お前に私を倒すのは不可能だ。何故かわかるか? 私は最高最善の魔王だからだ」

 

「わかるか!?行け!」

 

残りの兵馬俑も向かっていく

 

「……」

 

1体目は右手にエネルギーをまとったパンチを放って消滅し、二体目は右足に封印エネルギーを集めて兵馬俑の心臓にキック放ち、クウガの紋章が現れると同時に爆殺し、3体目は黒いモウモリを放ち、張繍もろ共に爆散した

 

「そんな馬鹿な」

 

ボロボロになる張繍

 

「私は曹操に復讐するために復活したのに、それを貴様が……」

 

張繍は大鎌を構え向かってくる

 

「……」

 

翼はドライバーのスイッチを同時に押し込む

 

 

終焉の刻!

 

 

翼は飛び上がると同時に、マント状に展開されている針が上がり、エネルギーは集まる。そしてキックの文字が張繍の動きを封じるように包囲する

 

 

 

逢魔時王必殺撃!

 

 

 

ドス黒いオーラを纏ったライダーキックを叩きこんだ

 

 

「……」

 

「があ……げほ……」

 

手加減したのか張繍はまだ死んでなかった

 

「……」

 

翼は曹操の武器を拾い上げ、差し出す

 

「奴を倒すのは貴方の役目だ」

 

「………」

 

曹操は武器を持つ

 

「感謝するわ」

 

張繍に向っていた

 

「……ひゅー……そう」

 

「張繍よ…妖術で蘇ったとはいえ、私をここまで追い詰めたは認めてあげるわ。せめての礼で私自身の手で葬る!!」

 

鎌を振り下ろされ、張繍の首が落とされる。それと同時に体と首が粉々に消滅した

 


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