真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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死闘を終えて

その頃、華琳達は洛陽にて壊れた道路や倒壊した建物を片付けをしていた

 

「あーっ!いたのじゃ麗羽!」

 

「見つけましたわっ!華琳さん!」

 

「・・・・・・・またうるさいのが」

 

「あ、いっちー!元気ー?」

 

「おー。きょっちーも流琉も元気そうでなによりだ」

 

「こんにちわ、みなさん」

 

「そんなことよりも、何ですの、この工事は!またわたくし達に無断で・・・・・・・!」

 

「大長秋を経由して、陛下の許可はいただいてある。問題があるようなら、確認してもらっても構わないけれど?」

 

「な・・・・・・・・っ!大長秋・・・・・・・・!?」

 

「なんでおぬしのような奴が大長秋と繋がりを持っているのじゃ!」

 

「私の祖父が何代か前の大長秋だったのよ」

 

「ずるいのじゃ!それを言ったら、妾たちとて三公を輩出した名門袁家の出身じゃぞ!」

 

「く~・・・・・・・・・っ!点数稼ぎも良い所ですわ!」

 

「機を見て敏なりと言うでしょう。動きが遅い方が悪いのよ」

 

「大中小って何だ?斗詩」

 

「・・・・・・ええっと、確か・・・・・・」

 

「皇后符をとりしきる宦官の最高位よ。華琳さまのお爺様は、以前その地位にあったの」

 

「「「「・・・・・・ふぅん」」」」

 

「わかってないふぅんだね、四人とも・・・・・」

 

「ええい、猪々子さん、斗詩さん!こんな所にいる場合ではありませんわっ!行きますわよっ!」

 

「木を見て瓶なのじゃ!」

 

「ひゃっ、ちょっと、麗羽さまー!」

 

「きゃーっ!ひっぱらないでー!」

 

「華琳さんっ!」

 

「・・・・・・・ん?」

 

「この、タマ無しーっ!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「ちょっと麗羽さま、下品ですよぅ!」

 

そして嵐のように去って行った

 

「・・・・・・・・・・そりゃ、玉はないでしょうよ・・・・・・・・・・・あら」

 

「あっ!ちびっこ!」

 

「はいっ!まだありますから、慌てなくていいですよー!」

 

「愛紗ー!ご飯足りないのだ!もっと持ってきてほしいのだ!」

 

「鈴々!お前、よもや自分で食べているのではないだろうなっ!」

 

「はら二人とも、ケンカしている場合じゃないよ!ちゃんと手伝ってよぅ!」

 

「桃香さま・・・・・・。これ、ここでいいですか?」

 

「うん。そこに置いといて!」

 

「月、せーので置くわよ!せーの!」

 

「えいっ!」

 

「彼女たちも早いうちから城に入っていたと聞いたけれど・・・・・あの関雲長が炊き出しとはね」

 

劉備たちを見てそういった

 

「劉備か・・・・・その名、心に留めておきましょう。桂花、劉備にこちらの予備の糧食を届けるよう手配しておきなさい」

 

「それは構いませんが・・・・・華琳さま。あの劉備という輩、いずれ華琳さまの覇業の障害に・・・・・・」

 

「・・・・・・でしょうね。けれど、その時は正面から叩き潰せば良いだけよ。違うかしら?」

 

「・・・・・・御意」

 

「ここにいらっしゃいましたか。華琳さま」

 

「あ、秋蘭さま!」

 

「言われたとおり、ちゃんと護衛は付けているわよ。文句はないでしょう?」

 

「はい。それから華琳さまに合わせたい輩が・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・どもー」

 

「そう、春蘭は見事に役目を果たしたのね・・・」

 

「はい!!見事、捕えることができました!!」

 

「良くやったわね、春蘭・・・後で褒美を与えましょう」

 

「・・・ありがとうございます」

 

「姉者・・・うれしい気持ちもわかるが・・・翼に助けてもらわなければ危ないこともあったぞ」

 

「・・・い、言われずともわかる」

 

「危ないとこ?」

 

「張遼との戦闘中に流れ矢が当たるところを翼が、助けられたのです」

 

「そう・・・春蘭」

 

「分かっております」

 

「・・・よろしい」

 

「あの・・・兄様は今どこに・・・」

 

「翼なら・・・」

と言おうとした時

 

「華琳さま!!!!!!」

 

真桜がものすごい走りで来た

 

「どうした?真桜」

 

「た、隊長が・・・隊長が・・・」

 

「あいつがどうしたのよ・・・」

 

「隊長が・・・怪我で倒れて・・・」

 

「え?」

 

「何よただが怪我で倒れたぐらいで・・・」

 

「ちゃう!命に係わるほどの怪我をしとるんや!」

 

「「「「「「「「!!」」」」」」」

 

「おい!どういう事だそれは!」

 

「翼は何処に!!」

 

「本陣の救護室に・・・」

 

「わかったわ!?」

 

その言葉を聞き霞と真桜以外は向かった

 

「・・・・・・・・」

 

霞はある者を見ていた

 

「詠ちゃん・・・」

 

「大丈夫、月」

 

月達だった・・・その光景を見て、目に涙を浮かべる

 

「あの・・・どうしたん?」

 

「いや、目にゴミが入っただけや・・・」

 

「そうですか・・・」

 

「(ありがとうな・・・翼。アンタには大きな借りができたで・・・)」

 

そう心に思いながら翼の所に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「翼!!」

 

「か、華琳さま」

 

「翼は!翼は!」

 

「隊長は・・・今、横になっているの」

 

「入らせてもらうわ!」

 

中に入ると凪がおり、翼は横になっていた

 

「凪!!」

 

「華琳さま」

 

「翼の様子は?」

 

「衛生兵に見て貰いましたが・・・命に別状はありません」

 

「そう」

 

「いったい何があった?」

 

「はい、私たちが隊長に会いに行った所、于吉という医者に会いました」

 

「于吉?」

 

「その人が隊長の手当を・・・」

 

「それでその医者は今どこに・・・」

 

「それが・・・・・・・・・消えたのです」

 

「消えた?」

 

「はい。私たちの目の前で・・・」

 

「何だと!?」

 

「そんなこと・・・」

 

「信じられないかもしれませんが・・・本当です。沙和も真桜も見ました」

 

「はいなの」

 

「・・・そう」

 

「信じるのですか?」

 

「嘘をついているには思えないからよ」

 

「それで兄ちゃんは」

 

「今は眠っていますが・・・・・・・・・」

 

「どうした?」

 

「隊長の怪我した所を見たのですか、ひどかったです。あれは人の手によって付けられたものではなかったです」

 

「そんなになのか!!」

 

「はい、于吉よるとかなりの出血していていつ死んでもおかしいくないだったということです」

 

「「「「「「「!?」」」」」」」」

 

「今は大丈夫ですし・・・明日のは目を覚ますそうです」

 

「・・・わかったわ・・・話はそれからにしましょう」

 

「ヒク・・・兄ちゃぁぁん」

 

「気持ちは分かるが今は休ませるぞ」

 

「・・・はい」

 

「後、目を覚ました後で良いですが何か温かいものを・・・」

 

「分かったわ・・・流琉!お願い」

 

「はい!」

 

「それまで各自の仕事を行いなさい」

 

そう言い解散した


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