真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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遅れてしまいすいません
では、どうぞ


作戦内容

時間が経つにつれ戦況は連合軍が有利になっていた

 

「く・・・・・っ! やっぱ、この戦力じゃ厳しいかっ! 恋とも華雄ともはぐれてもうたし・・・・・・」

 

「待てぇっ! 張遼!」

 

「待てるかボケ!」

 

「くっ、この私が馬術で追いつけんだと!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・やれやれ。やっと撒いたか・・・・けど、どう見てもこっちの負けやなぁ・・・・・翼の作戦が成功して月と賈詡っちは上手く逃げられたやろか」

と思っていると

 

 

「待て!貴様が張遼かっ!」

 

「あちゃぁ・・・このクソ忙しいときに。一騎打ちの申し込みなら、もう締め切っとるぞ!」

 

「ふんっ!そんなことは知らん!私との勝負に応じるまで追いかけるまでだ!」

 

「その目・・・・・ダメッちゅうても仕掛けてくる目やな。恋や華雄っちとおんなじ目ぇや」

 

「そう言う貴様も同じ目をしているぞ?」

 

「あかんなぁ、自分を殺しとるつもりやったんやけどな・・・・・・ええよ。どうせこの戦、ウチらの負けや。最後くらい自分の趣味に走ってもバチあたらんやろ・・・名ぁ名乗りぃ!」

 

「我が名は夏侯元譲!」

 

「曹操の夏侯惇いうたら、暴れん坊で手が付けられんほうか!ええで・・・・・・・来ぃや!」

 

「良い心がけだ。ならば、行くぞ!」

 

「おおおおおおっ!」

 

「でやあああああっ!」

 

そして二人は激突した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の場所

 

「・・・なあ、本当に董卓がいるのか・・・」

 

「わかんよ」

 

「けど・・・見つけて、討ち取ったら、俺達出世するな」

 

「ああ、袁紹様に報告すれば・・・・・・・」

 

城に潜入していた袁紹の兵がそんな話をしていると・・・・・・

 

 

 

 

「居たぞ!?董卓だ!!」

 

声があがる

 

「「!!」」

その声に反応する二人

 

「いくぞ!」

 

「おう」

 

声のする方へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

行くととある小さな倉庫に来た

 

「此処からか・・・」

 

「この中にいるのか・・・」

と思っていると

 

 

「・・・・・・・くそ!」

倉庫の中から声がした

 

「「この中だ!!」」

ドアに手をかけ、開けようとするが・・・開かない

 

 

「くそ!連合軍に捕まるくらいならここで命を絶つ」

 

 

「おい、何か焦げ臭いぞ」

 

「ほんとだ・・・・・・まさか!」

 

無理矢理こじ開けると・・・中はもう火が燃え広がっていた

 

 

「くそ!これじゃあ入れない」

 

「このままじゃあ、俺たちまで死ぬ!」

 

倉庫から離れた次の瞬間・・・・

 

バリバリ

 

倉庫は崩れ落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・死んだのか・・・」

 

「多分・・・」

 

「報告しに行くか」

 

「そ、そうだな・・・」

 

二人はその場を離れた

 

 

 

 

 

 

倉庫に近くに翼が立っていた

 

 

「・・・・・・・・・・よし!大成功!袁紹の兵みたいだったし・・・思った以上にうまくいった」

 

 

 

 

遡ること数時間前

 

 

 

 

「月を・・・殺すしかない!?」

 

「なっ!?」

 

「おい、どういうことや・・・ここで殺すのか・・・」

 

「違う!?世間的に殺すんだよ・・・」

 

「世間的にだと・・・」

 

「月が死んだと噂を流すんだ・・・」

 

「噂?」

 

「ああ、噂を流し、信じ込ませるだよ・・・今回の連合が出来たようにな・・・」

 

「けど・・・うまくいくの」

 

「大丈夫!俺に考えがある」

 

「考え?」

 

「ああ、ここで休日を過ごしていた時、取り壊しが決まっていた倉庫があっただろう?」

 

「そういうえば、あったわね」

 

「たしかに・・・取り壊しを行われる日に連合軍が月を倒しに集結しているという方向があり・・・壊されなかったのです」

 

「ああ、俺が董卓のふりをして、連合の兵たちに董卓が自ら命を絶ったと目撃させるんだ」

 

「・・・・・・・」

 

「そしてそれを目撃させれば董卓は死んだと思い込ませることができる!」

 

「けど・・・上手くいくの?」

 

「大丈夫だ!いざとなれば俺も兵に成りすまして噂を流す!」

 

「・・・・・・・・」

 

「あくまで俺にお考えだ・・・決めるのは月だ・・・どうだ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「月」

 

「・・・・・・・わかりました。そうします」

 

「月!?」

 

「詠ちゃんもういいよ・・・私のせいでこうなったんだよ・・・このまま」

 

「死ぬのいうのか?」

 

「翼さん」

 

「つらいのはわかるけど・・・君が死ぬと悲しむ人がいるんだよ」

 

「・・・・・・・」

 

「責任を感じるなら生きて償えばいい・・・君には一緒に居てくれる人がいる・・・どんな状況でも味方になってくれて裏切らない人がいる!だから死ぬなんて言うな!!」

 

「・・・・・・・・・・・・詠ちゃん」

 

「月」

 

「ずっと一緒に居てくれる」

 

「当り前でしょう・・・ボクはいつでも月の味方だよ」

 

「あ・・・ありがとう・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「翼さん・・・お願いします」

 

「分かった・・・その後のことだけど・・・」

 

「そこはボクが考えるわ・・・」

 

「え?」

 

「ボクも軍師よ!そこからのことは自分で考えるわ」

 

「・・・・・そうか!俺は準備をする!もし煙が上がったら作戦を実行したことだと思って」

 

「わかったわ」

 

「それと、月!本当にごめん!謝ることしかできないけど・・・俺に頼みたいことがあったら何でも聞いてやる!それがせめてもの償いだ」

 

「翼さん」

 

「じゃあ・・・失礼する」

と言ってその場を離れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在

 

「何とか成功したな・・・龍騎に変身してストライクベルトで燃やしまくったからな・・・・・・」

と安心していると

 

「・・・あれ」

 

一瞬クラと来た

 

「やばいな・・・限界かもな・・・もう少しだけ持ってくれ」

と自分に言い聞かせ連合軍に向かった

 

「・・・・・・・・・」

 

「(君には一緒に居てくれる人がいる・・・どんな状況でも味方になってくれて裏切らない人がいる)」

自分の言ったことを思い出していた

 

「・・・・・・・・・・・」

 

 

『なんで裏切ったの?信じていたのに・・・なんで、僕を捨てたの・・・教えてよ!お父さん!お母さん!」

 

『・・・・・・・・・・だ』

 

『そんな・・・なんで・・・なんで・・・なんで・・・僕を捨てないでよ!?』

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・くっ」

頭を振って忘れようとした

 

「なんで思い出すんだよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦場では、呂布を倒すべく複数の将が掛かっていたがまったく歯が立たなかった

 

「恋殿!恋殿はいずこにっ!」

 

「・・・・・・・ここに」

 

「おお、恋殿!」

 

「・・・どうしたの?」

 

「倉庫から煙があがりました!」

 

「・・・・・・・そう」

 

「恋殿も早く逃げましょう!」

 

「おお、貴様らこんな所にいたか」

 

「ちっ!」

 

「ん?どうした?」

 

「なんでもないのです」

 

「・・・・・・なら、行く」

 

「はいっ!」

 

「・・・・・・・」

 

「行け。むしろその方が助かる」

 

「・・・・・・行こう」

 

「はっ」

 

「おう!」

 

恋達は逃げ・・・それぞれ自分の陣に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の場所

 

「でりゃああああああっ!」

 

「だあああああああっ!」

 

二人は、何合も打ち合っていたが決着はつかずにいた

 

「ふふ・・・・・・っ!楽しいなぁ、やっぱ本気で戦える相手っちゅうのは、血が滾るわ!」

 

「うむ!貴様ほどの使い手を制したとあらば、華琳さまもお喜び下さるだろう!はーっはっはっは」

 

「姉者!」

 

「おう、秋蘭か!見よ、もうすぐ華琳さまの御前にこ奴を連れて行けそうだぞ!」

 

「そうか。なら、周りの敵は私が対処しよう。姉者は張遼を頼む」

 

「応っ!」

 

「気をつけてな」

 

「・・・すまんな、待たせたか?」

 

「ええで。それよりあんた、あとどのくらい戦えそうや?」

 

「ふんっ。貴様の倍は合数を重ねてみせるわ!そんなこと気にせず、掛かってこい!」

 

「ええなぁそれ・・・・・・良すぎるわ・・・・・・・!なら、遠慮なく行くで!」

 

「おう!来るなら来・・・・・・」

 

「姉者っ!」

 

急に秋蘭が叫ぶ、その視線の先には春蘭に迫る一本の矢が刺さろうとしたその時

 

ガチン

 

何者かによって折られた

 

「翼!」

 

折ったのはディケイドに変身していた翼だった

 

「間に・・・合っ・・・た」

 

「姉者っ!無事か」

 

「おお」

 

「油断大敵だよ・・・春蘭」

 

「うるさい!それより遅かったじゃあないか!」

 

「はは・・・ちょっとした・・・・・・問題に・・・合ってね・・・・・・それで遅れた」

 

「そ・・・そうなのか」

 

「ああ、あと董卓は死んだ!?」

 

「な、何だと!?」

 

「問題を片付けた後、探していたんだが・・・袁紹の兵が倉庫に火を放ち自ら自害したと・・・言っていたからな!俺も見に行ったが倉庫は燃えた後だった」

 

「そうか・・・」

 

コク

 

翼は霞に合図を送り作戦が成功したことを伝えた・・・悟った霞は安心した顔になった

 

「大丈夫か・・・翼!かなりキツそうだが・・・」

 

「問題・・・ない・・・よ!それより春蘭」

 

「ん?」

 

「勝てよ!」

 

「言われるまでもない」

 

「それを聞いて安心したよ・・・俺は華琳さっきのことを伝えに行くよ」

 

「分かった!それと翼」

 

「ん?」

 

「姉者を守ってくれてありがとう、借りが出来たな」

 

「別にいいよ」

と言い、離れた

 

「水を差されたが・・・・・・待たせたな、張遼。さあ、一騎打ちの続きと行こうではないか」

 

「・・・・・・」

 

「ん?どうした?何か安心したような顔をして」

 

「別に・・・心の不安がひとつ無くなっただけや!」

 

「そうか!なら来い!」

 

「おう!もう口上も戦場も関係ない!ウチはアンタと戦うために、ここにおる!征くでぇっ!」

 

そして二人は先ほどよりも激しく合を重ねていく


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