「翼さん！！」
と寄って来る
「勝ったぞ！」
と言い変身を解いだ
「翼さん！腕が・・・」
先ほどの攻撃を食らい、右腕から出血していた
「これくらい・・・大丈・・・夫・・・ぐっ！」
と言っていたが、切られた所を抑えているが出血が止まる様子がない
「（・・・やばい・・・止まらない・・・・・・）」
「だ、大丈夫なの・・・アンタ」
「・・・翼」
詠と恋が心配そうに近ずいてくる
「な・・・なんとか」
「・・・・・・・月！？これを使え！」
と何かを渡してきた
「！・・・これは」
「これで怪我した所に巻け！」
「はい！？」
と巻き始めた
「・・・あの、霞・・・」
「何や」
「今渡したの、アンタの胸に巻いているサラシじゃあ・・・」
「他にないやろ・・・」
「それは・・・そうだけど・・・」
「とにかく今は治療が大事や・・・」
「わ、分かった・・・」
と納得した
「・・・・・・これで一先ずは大丈夫です・・・」
心臓に近い所を圧迫し、怪我した所を巻いた
「ありがとう」
月「御礼を言うのは私の方です！ありがとうございます！？」
「いいよ。別に・・・」
とその時
「がああああああああ」
叫び声が聞こえ全員その方に視線を向けると
「ああああああああ」
男の全身にコネクタが出現し苦しんでいた
「な、何これ！」
「何がどうなっている」
「いったい何なのです」
「俺はこんな所で・・・死ぬわけにはいかないんだ！・・・こんな所で・・・」
「・・・・・・・・」
「こんな所で・・・あああああ」
コネクタに蝕まれて肉体組織が分解され消滅した
「・・・・・・死がお前のゴールか・・・」
「本当にありがとうございます！？」
頭を下げた
「御礼なんて良いです・・・そんな資格なんて俺にはありません」
「けど・・・」
「本当にごめん！！」
頭を下げた
「つ、翼さん！」
「俺にはこういうことしか出来なくて・・・本当にごめん！！」
「良いのですよ」
「良くないよ！！」
「っ！」
「月自身は何も悪いことしていないのに・・・俺は・・・」
「自分のことを責めないでください」
「・・・・・・」
「こうなってしまったのは私の・・・責任なので・・・」
「そんなこと・・・ぐっ」
怪我した右腕を抑えた
「翼さん！？」
「心配しなくて良い！それよりこれからどうするんだ！」
「そ・・・それは・・・」
「最後まで戦い抜くしかないでしょう・・・」
「やっぱりそうなるか・・・・・・」
「翼さん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・はあーこれで何とかなるかな」
「え？」
「詠」
「何よ」
「月を・・・殺すしかない！？」
「なっ！？」
said北郷
「・・・なーんかおかしいわね」
「何がだ？」
「・・・・・洛陽に迫っても動き無し。どうなってる？」
「うむ・・・・確かに、城を前に敵が迫っているというのに動きが無いのはおかしいな・・・・」
「どうなってるんだろ・・・・・・？」
「分からん」
と思っていると
「門が開きます！？」
「何！？」
「あら・・・準備していたのね」
「呑気なこと言っている場合か！」
「はいはい」
「敵来ます！！」
「ふふ・・・やっぱりこうでなくちゃ・・・」
said 華琳
「報告っ！城の門が開きました！」
「見えているわ・・・・・総員、戦闘準備！」
「門より敵部隊出撃！突撃してきます！」
「・・・・・・さあ、誰が私たちの相手をしてくれるかしらな・・・・・・春蘭！」
「はっ！総員、突撃ぃっ！」
おおおおおおおおおおおおおおおおお
そして両軍は突撃した
said ？？？
「やれやれ・・・彼はあれを使いこなすことはできなかったようですね。本物のガイヤメモリーなら壊れることもなかったのですが、やはり所詮はニセモノというわけか」
「なんであんなのを渡した！」
「ふふふ・・・ちょっとした実験ですよ」
「実験だと・・・」
「ええ。この外史を崩壊させるためのね・・・」
「・・・・・・・・」
「そんなに怖い顔をしないことです」
「お前の笑った顔を見ると何かむかつく」
「・・・おやおや」
「まあ・・・この外史を崩壊させるのは賛成だな・・・」
「ええ」
「・・・・・・北郷一刀・・・奴を殺すし・・・この世界を潰さないとな」
「ふふっ・・・・冷酷な目ですね・・・・・・・左慈」
左「・・・・・・・・・」
「そのめのためなら死んでもいいのですよ、私は」
「勝手に死ね・・・于吉」
「ふふ・・・・照れなくても良いではないですか」
「・・・・・・殺す」
「ふふっ、怖いですね。だが怒っている表情も素敵ですよ」
「・・・・・マジで殺す」
「あなたに殺されるのも悪くない・・・・・ですが今は遠慮しておきましょう」
「・・・・・・・」
「それしても・・・紅 翼なかなかのものですね」
「・・・・・・」
「仮面ライダーの力を持っているとはいえ・・・あそこまで力を発揮するとは・・・」
「ふん・・・俺よりは弱いがな」
「まあ・・・変身しなければそうでしょうね・・・」
「・・・だまれ！」
「それに・・・奴らも彼が私たちと同じ敵だと認識していることもこちらにとっては好都合！」
「貂蝉と卑弥呼か・・・」
「いずれ奴らとは戦う時があるでしょうな・・・その時、紅翼はどこまで通用するか・・・」
「随分と奴に気をするな・・・」
「ええ、彼はこの外史を破壊する切り札・・・彼が仮面ライダーの力を手に入れていくたびに彼の絶望が大きくなり、やがてはこの世界を崩壊の道へと誘うのです」
「・・・・・・奴がどうなろうと俺は知らん・・・だがもし・・・奴が北郷を殺そうとしたら・・・奴を殺す・・・北郷を殺すのはこの俺だからな・・・」
「おやおや・・・・・・・」
「何だその目は・・・」
「別に・・・私はこれから用事がありますので失礼しますよ」
「用事だと・・・」
「ええ、彼はさっきの戦いで大けがをしましたからね・・・ちょっとした治療と彼に伝言を伝えるためにね・・・」
「・・・・・・・さっさと行けゲイ野郎」
「・・・ああっ、その目、その声・・・・・・ゾクゾクしますね・・・私はあなたのためになら死んでも良い」
「チッ・・・・・さっさと失せろ」
「ふふ・・・・・では去りましょう・・・左慈、また会いましょう」
そしてその場から消えた
「ふん・・・・・気持ちの悪い奴だ」
と吐き捨てるように言った
「・・・せいぜい楽しむことだな・・・紅翼！そして北郷一刀！」