真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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会議

said 翼

 

汜水関の戦いの戦いは連合の勝利に終わった。しかしまだ虎牢関がある。曹操軍と袁紹軍でその虎牢関を落とすことになった。その話をするために集まることになったが

 

「・・・・・・・・」

 

俺はいま正座をしている

 

「さて、翼。何か言いたいことはある」

 

目の前には、華琳、そして周りには皆がいる

 

「(空気が重い)」

 

「アンタね単独で行動したり、何!敵将と戦っているのよ!」

 

「ごめん」

 

「ごめんじゃないわよ」

 

「そこまでにしなさい」

 

「しかし」

 

「翼」

 

「はい」

 

「今回は敵将に勝ったし、単独行動は大目に見ましょう」

 

「ありがとう」

 

「でも、次、私の許可なく行動したら容赦しないわよ」

 

「・・・・・・・了解」

と立つおとしたが

 

「(・・・足が痺れた)」

と足を延ばした

 

 

 

「さて、予定通り、虎牢関攻略の指揮権は引き受けてきたわよ。これで良いのよね、桂花」

 

「はい。ここで呂布と張遼を破れば、華琳さまの名は一気に高まるでしょう。それは華雄ごとき比ではありません」

 

「けど、その分強敵なんだろ?」

 

「呂布の武勇は天下無双。飛将軍の名は伊達では無いな。それに張遼の用兵は神出鬼没と聞く。恐らく、董卓の軍で最強の武将は奴ら二人だろう」

 

「・・・・・・・欲しいわね、その強さ」

 

「また悪い癖が・・・・・・・華琳さま」

 

「今回ばかりはお控えください。張遼はともかく、呂布の強さは人知を超えております」

 

「確か、たった一人で黄巾党3万を倒したんだよね」

 

「ああ、そうだが良く知っているな」

 

「前に人和から聞いたんだよ(初めて聞いた時は驚いたな、ゲームならまだしも本当にやる武将が居るとは)」

 

「もしどうしても呂布をご所望とあらば・・・・・・・そうですね。姉者と私、あと季衣と流琉あたりはいなくなるものと思っていただきたい」

 

「・・・・・・随分と弱気ね」

 

「秋蘭共々、それほどの相手と認識しております」

 

「・・・・張遼だけならどうかしら?」

 

「張遼の強みは個人の武よりも用兵にあります。兵に奪い取った上で捕らえろという命であれば、兵は桂花が。張遼は姉者が何とかしてくれるでしょう」

 

「お任せください!」

 

「わ・・・・・・わたしが!?また無茶を・・・・・・」

 

「あら、してくれないの?春蘭。桂花はしてくれるようだけれど?」

 

「・・・・・・ふふん」

 

「くぅぅ・・・・・っ!張遼ごとき、ものの数ではありません!十人でも二十人でも、お望みの数だけ捕えて参りましょう!」

 

「おいおい・・・・・・」

 

「なら、張遼は桂花と春蘭に任せるわ。見事、捕えてみなさい」

 

「はっ!」

 

「お任せを」

 

「気を付けろよ」

 

「貴様に心配されるまでもない。華琳さまの信頼をいただいたこの私に・・・・・敵などおらん!そう!今の私は無敵!」

 

「はいはい・・・・・頑張れよ」

 

「貴方もがんばるのよ、翼」

 

「え!?」

 

「華琳さま、どういう事ですか?」

 

「私は呂布を諦めなんて言ってないからよ」

 

「まさか」

 

「ええ、翼、貴方が呂布を捕えなさい」

 

「はあ!?」

 

「華琳さま、いくら何でも無茶です」

 

「あら、珍しいわね桂花。貴方が翼の心配をするなんて・・・」

 

「こんな奴なんてどうでも良いですけど・・・」

 

「おい」

 

「たしかにこの連合軍で呂布に対抗出来るとしたら翼しかいませんが、万が一こいつに何かあったらこの軍、いえ華琳さまの軍の戦闘力が大幅に下がってしまいます」

 

「華琳さま、私も桂花と同じです」

 

「悔しいですが、私もです」

 

「ボクもです」

 

「私もです」

 

「うちも同じです」

 

「沙和もー」

 

「みんな・・・・・・・(何かうれしい)」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

「あの、華琳さま」

 

「どうしたの?流琉」

 

「私、兄様がどれくらい強いかわかりませんが、それは兄様自身が決めた方が良いと思います」

 

「そうね・・・どうする?翼」

 

「・・・・・・・・少し考えさせてくれ」

 

「・・・・・・・・・・分かったわ」

 

「では桂花。全体の動きの指示を」

 

「はっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

此処は孫策軍の陣営

 

「・・・・・・・先鋒が変わったってホント?」

 

「ああ。劉備の部隊と私たちの部隊は後曲に配置換えだ・・・・・・先鋒は袁紹と曹操が取るらしい」

 

「初戦で劉備さんと私たち、大活躍でしたからねぇ。焦ってるかもしれません」

 

「ま、ちょうど良いんじゃない?斥候の話じゃ、虎牢関には飛将軍呂布が居るってことだし」

 

「張遼と華雄も退却し、虎牢関に入ったとの情報があります・・・・・・・苦戦は必至かと」

 

「うむ。袁紹と曹操がどうやって虎牢関を落とすか・・・・・・見物だな」

 

「・・・・・・・つまんないわね」

 

「ん?何が?」

 

「袁術ちゃんよ。あいつ、まだ動いてないでしょ」

 

「そうだな。袁紹を上手く操っているんだろう・・・・・・確かに面白くはない」

 

「袁術さんの部隊が無傷っていうの、後々のことを考えれば厄介かもしれませんねぇ・・・・・・」

 

「・・・・・・一刀。何か良い考えある?」

 

「俺ぇ!?・・・・・・うーん」

と考えると

 

「袁術の部隊にも損害を与えるってなると・・・・・まずは袁術を戦場に引っ張り出す必要がある。となると・・・・・・袁術のバカさももとい考えなしもとい・・・・・・ってまぁバカさを上手く煽る、ってしか方法は無いかも?」

 

「口先で躍らせるということか?・・・・・・今回は無理だろうな。すでに袁術が吹く笛の音で袁紹が踊っている。奏者が踊り子と同じ踊りを踊りなければならない道理はない」

 

「うーむ・・・・・なら無理矢理巻き込むしか無いか」

 

「そういうことだ」

 

「・・・・・・袁術の部隊ってどこに配置されてたっけ?」

 

「袁術さんは、後曲に居る私たちの更に後方に布陣していますねー」

 

「うへっ・・・・・・結構距離があるなぁ」

 

「距離って・・・・・・どういうこと?」

 

「袁術が居る所まで敵を引っ張っている・・・・・・って考えたんだけど。これだけ距離があると、大きな賭になるだろうな」

 

「うむ。とりあえず説明してみてくれ」

 

「了解」

と説明し始めた


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