真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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一騎討ち 翼VS華雄

両軍が激突してから、かなりの時間が経ち、華雄軍の敗北が目に見えていた

 

「これはもう駄目だな!汜水関が破られるのも時間の問題だな」

 

様子を見ていた翼はそう思った

 

「!?あれは」

と翼は何かを見つけた

 

「華雄と霞だ!」

 

俺は二人を見つけ、そこに向けて移動した

 

 

 

 

 

 

 

一方、こっちは

 

 

「華雄将軍!もう・・・・・・もう前線が持ちません!」

 

「くっ・・・・・・」

 

「ここは一旦、兵を退くのが上策かと!」

 

「こんな・・・・・・こんな結果、誰が認めるか!華雄隊は集合しろ!再度突撃を仕掛ける!」

 

「アホ!そんなんやっても無駄や!」

 

「無駄では無い!無駄では・・・・・・っ!」

 

「・・・認めたくないって気持ちはよーわかる。けど認めなくても負けは負け。それは事実や。・・・・・・ええ加減納得せい」

 

「うう・・・・・・いやだ・・・・・いやだっ!二度も孫家の旗に背を向けるなど、私の誇りが許さん・・・・・!」

 

「気持ちは分かるげど、退いた方が良いぞ!」

とディケイドに変身している翼が来た

 

「「!?」」

 

「お前は!」

 

「お久しぶり!」

 

「お久しぶりって、戦場で何言っとんねん!」

 

「そりゃ、すいません」

 

「き、貴様、覚悟しろ!」

と兵が攻撃してきたが

 

「ごめん」

 

ドカ

 

翼は手加減して殴った

 

「おい、大丈夫か!」

 

「大丈夫、手加減したから」

 

「そ、そうか」

 

「そんでウチらに何のようなの?」

 

「姿が見えて、夢中で来た」

 

「そんなことでか・・・」

 

「ごめん・・・」

 

「はあー別にええわ。それより、それが仮面ライダーなのか?」

 

「ああ、そうだよ・・・それより華雄」

 

「何だ?」

 

「悔しい気持ちもわかるけど、命あっての誇りだと俺は思うよ」

 

「だが・・・」

 

「ウチもそう思う・・・・・・どうするよ?」

 

「・・・・・・・わかった。下がる」

 

「そうか・・・」

 

「が!その前に・・・翼」

 

「何だ?」

 

「私と一騎討ちしろ」

 

「え?」

 

「あ、ずるいで、ウチもやりたいねん」

 

「何で?」

 

「貴様の言う事を聞いたのだ。それぐらい良いだろう。それに」

と自分の得物を構えながら

 

「約束しただろ、仮面ライダーと戦いたいと・・・」

 

「そうか、じゃあその願いを叶えてあげるよ」

と翼はライドブッカーをソードモードにし構えた

 

「私が勝つ!?」

 

「その言葉、俺が破壊してやる!」

と両者は激突した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「孫策さま、あれを」

 

「あれは華雄ともう一人はあれは何?」

 

「あれは・・・仮面ライダーディケイド!」

 

「でぃけいど?あれが仮面ライダーなのか」

 

「ああ、そうだ」

 

「へえーあれがね」

 

「北郷」

 

「何だ?」

 

「あれは強いのか?」

 

「ああ、強い・・・」

 

「ねえ、どれくらい強いの?」

 

「それは分からないけど、全てを破壊する悪魔なんて言われているんだ」

 

「すべてを・・・」

 

「想像できないわね」

と孫策達は翼と華雄が戦っている様子を見た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「華琳さま」

 

「どうしたのよ?」

 

「敵は後退しましたが・・・」

 

「早く言いなさい」

 

「翼が華雄と一騎討ちを始めました」

 

「え?」

 

「な、何考えているのよ!アイツ!」

 

「それで状況は?」

 

「今のところは、互角です」

 

「そう、ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はああぁぁぁぁ」

 

「何の!」

 

翼と華雄の戦いは続いていた

 

「やるな!」

 

「そっちこそ」

 

華雄は自分の得物を振り下すが、

 

ガチン

 

翼は防御する

 

「力強いな」

 

「鍛えているからな!」

 

「そうか」

と今度は俺が攻撃する

 

ガチン

 

「ぐっ」

と辛うじて止めた

 

「よく止めたな」

 

「これくらい何ともない」

 

「そうかじゃあこれは!」

俺はライドブッカーからカードを取り出し、バックルに入れた

 

『アタックライド』

 

バックルを戻す

 

『スラッシュ』

と剣を振る

 

ガチン ギン ガチン

 

「(何だこの攻撃は、さっきより強い。それに残像がみえる)」

 

スラッシュはソードモードの刀身を強化・分身させ、敵を斬り裂くのだ

 

「(だめだ受けきれない!)」

 

「最後だ!」

と剣を振り上げた

 

ガチーーーーーン!!

 

と華雄の武器が宙を舞い、後ろに刺さる。そして喉元に剣を突き立てた

 

「俺の勝ちだな!」

 

「そうようだな」

 

「・・・・・・」

翼は剣を引いた

 

「!?」

 

「どういうつもりだ?」

 

「行けよ」

 

「なんだと」

 

「ええんか」

 

「ああ、それとごめん」

 

・「「え?」」

 

「月は悪くないのに俺は・・・」

 

「別にええよ・・・アンタ悪くない」

 

「そうだぞ」

 

「・・・・・・ありがとう」

 

「じゃあウチらは行く!次はウチが相手するで!」

 

「受けて立つよ」

と言いながら二人は撤退した

 

「・・・・・・」

 

「隊長!?」

と凪が来た

 

「凪」

 

「大丈夫ですしたか?」

 

「ああ、問題ない」

 

「そうですか」

 

「さあ、行くぞ」

 

「はい」

 

こうして汜水関の戦いは連合軍の勝利に終わった

 


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