真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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再会

said 董卓

 

 

私は董卓。陛下の命令でここ洛陽に来たが、張譲によって私は捕まり、この牢屋に居た。何でこんなことに誰か助けて・・・

 

バン

 

「え?」

 

当然扉が開かれた。見ると黒い仮面を被った兵士が来た

 

「あ、貴方は・・・」

 

「貴方を助けに来ました」

 

「(私を助けに・・・)」

 

「・・・本当ですか?」

 

「・・・本当です!来てください」

 

と手を差し伸べて来たが

 

「(・・・まだ私はこの人のことを信じることが出来なかった・・・すると)」

 

「貴方の仲間から助けてくれとお願いされました」

 

「・・・皆さんが」

 

「はい。賈詡さん、華雄さん、張遼さん、陳宮さんそして恋からも・・・」

 

恋さんの真名を言った時、私は驚いた

 

「貴方、恋さんの真名を・・・」

 

「はい!俺は恋から真名を預かっています。だから来てください!」

 

迷ったが恋から真名を預かっているこの人の言う通りにした

 

「・・・わかりました」

 

「行きましょう」

 

「はい!」

 

こうして私は牢屋から出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

said 翼

 

「(さて、無事救出したし、あとはあいつらの始末だな・・・とりあえず賈詡さんの所に董卓を届けないと)」

と牢屋から出ようとした時

 

「・・・ん?」

 

足元に何かが当たった

 

「・・・箱?」

 

足元には箱があった。気には留めなかったが、なぜか俺はその箱を開けることにした。

 

「(・・・気になる)」

 

箱を開けると俺は驚いた。

 

「(・・・・・・嘘だろ!?何でここにあるんだよ)」

 

中に入っていたのは、なんと仮面ライダー電王に変身するのに必要なライダーパスとデンオウベルトだった

 

「(・・・・何でここにあるんだよ!でも今はそんなことはどうでも良い!早く行こう)」

 

俺は箱を持って出た

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく行くと

 

「(此処か・・・あの子にはきついだろうな・・・)」

 

俺はあの場所に来た。あの場所とは仮面ライダークウガアルティメットフォームになり、兵士たちを殺した場所だ

 

「(俺は此処で何をしたんだ)」

 

翼は此処で起こったことを覚えていなかった

 

「・・・どうしました?」

 

と董卓が聞いて来た

 

「何でもありません。あと目を瞑ってください」

 

「え?」

 

「とてもキツイ光景がありますから・・・」

 

「はい」

と目を瞑った董卓を連れ、その場所を後にした

 

 

 

 

 

 

 

俺は賈詡さん達が居る部屋の前に来た

 

「此処は?」

 

「此処に貴方の仲間がいます」

 

「此処にですか?」

 

「はい!行きます」

 

「詠ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

said  賈詡

 

 

あの仮面を被った奴に言われ此処に居る

 

「あいつ、遅いな」

 

「確かに・・・」

 

「・・・・・・・・・・」

 

華雄は落ち着きなく、部屋をウロウロしていた

 

「落ち着き、華雄」

 

「・・・しかし」

 

「気持ちはわかる。けどもう少し落ち着き!」

 

「むぅぅ」

 

「霞の言う通りよ・・・」

 

「・・・しかし」

 

「落ち着く」

 

「そうですぞ」

 

「・・・・・・・」

 

部屋の様子はこんな状態だった。ボクはあいつを信用してよかったの?時間が経つにつれ不安になってきた・・・・・・すると

 

「・・・・・・!」

 

「どないした?恋?」

 

「・・扉の前に、誰か居る」

 

「な!?」

 

「誰だなんだ」

 

「落ち着きなさい」

 

皆、警戒していると

 

「詠ちゃん!」

 

この声は・・・・

 

扉が開かれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

said 翼

 

俺は扉を開けた

 

「詠ちゃん!」

 

「・・・・月」

 

「詠ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 

と泣きながら賈詡に抱き着いた

 

「月!!」

 

「月様!」

 

「月!!」

 

「・・・月」

 

「・・・月」

 

と皆も駆け寄った

 

「良かった。みんな無事で」

 

「・・良かった」

 

「月様よくぞご無事で」

 

「ほんとや!」

 

「・・・ごめん。月。ボクがついていながら・・・」

 

「詠ちゃんのせいじゃないよ!」

 

「うう、月!!」

 

 

皆喜び合っていた。その光景に翼は黙って見ていた

 

「(羨ましい・・・俺にはこんなことが無かった!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?何で?」

 

「お前なんって戻ってきた所で誰も心配してもらえないよ」

 

「そ、そんな・・・」

 

「そうだ!そうだ!」

 

「おまえなんていないと同じなんだよ!」

 

「・・・そんな言い方!」

 

「黙れ!!」

 

「!?」

 

「お前は俺たちのそばに来るな!」

 

「そうだ!」

 

「お前が戻ってきて喜ぶ人なんっていないんだよ!」

 

「そうそう」

 

「「ハハハハハハハハハ」」

 

「(何で、何でだよ・・・・・)」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・っく」

 

過去にあったことを思い出し、董卓達を見れなくなった

 

「(何でこんな時に思い出すんだよ・・・俺は一生孤独なのか・・・?)」


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