真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

38 / 74
逆転そして救出

「さて、扉の前には来たけど、どうすればいいのかな・・・」

俺は賈詡達の部屋前にいる

 

「ただ入っても意味がないし・・・・・・」

と考えていると

 

「!?」

と部屋の中から何かが聞こえた

 

「何だ!?入ってみよう・・・でも素顔のまま入れないしどうすれ・・・!?」

足元に何か当たった

 

「仮面・・・」

足元に黒い仮面が落ちていた。おそらくさっき倒した兵が持っていたのだろう

 

「ちょうどいいや・・・これを付けて入るか」

俺は仮面を付け、部屋に入った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼が入る少し前

 

「・・・・・・では、私はこれで失礼します。お前たちは此処に居て監視していろ!」

 

「はっ」

と言って段珪と20人の兵士が引き上げる

 

「俺たちは部屋の外を見張るぜ」

 

「おう」

と2人ほど部屋を出た

 

「さて、大人しくしておらうからな・・・」

 

「くっ!」

 

「・・・下郎が!」

 

「卑怯です!」

 

「なんとでも言え、何も出来ないのだから・・・」

 

「くそ!」

 

 

 

ドン

 

「ん?」

隣の部屋から物音が聞こえた

 

「何だ?」

 

「行くな。外の見張りが確認するだろう・・・」

 

「そうだな・・・」

 

「・・・・・・・・」

と気を緩めた瞬間

 

 

 

「今や!」

と張遼と華雄そして呂布が動いた

 

「しまっ!」

 

「覚悟せい!」

 

「・・・許さない」

 

「我らの力思いしれい・・・」

と兵士を取り押さえていくが

 

「動くな・・・」

 

「!?」

 

2人の兵士が賈詡と陳宮を人質にとり、首元に剣を突きつけた

 

「しまった!」

 

「!?」

 

「詠!?」

 

「くく、形勢逆転だな」

 

「くそ!」

 

「・・・ねね」

 

「恋殿!?」

 

「さあ、どうしましょうか?」

 

「そうだな・・・」

 

「く!」

と扉が開いた

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・」

部屋に入った翼の目に映ったのは、人質に捕えている賈詡と陳宮、槍を突きつけられ動けない張遼と華雄と呂布の姿だった

 

「(何だこれ!)」

 

「お前、またその仮面をかぶっているのか?」

 

「(よし、ばれていない)」

と翼は思った

 

「お前も手伝え・・・」

 

「何があった?」

 

「こいつらが抵抗して、取り押さえた所だ・・・」

 

「・・・そうか」

 

「ああ、こいつらどうする?」

 

と翼が賈詡と陳宮に捕えている兵の近くに来た

 

「・・・どうした?」

 

「・・・おら!」

 

と翼は一人の兵士の急所を蹴った

 

「ぐほあっ!!?」

 

「!?」

突然のことに皆驚いていた。そして

 

「せやっ!?」

 

「ぐわっ!」

ともう一人の兵士の首筋に向かって蹴った

 

「それ!」

怯んだ隙に賈詡と陳宮を救い出した

 

「貴様!なんてことをしたんだ!」

 

「そうだ。お前は段珪様の恩を忘れたのか!?」

 

「何を言っているんだ?」

 

「何!?」

 

「俺はそんなことを言われた覚えはない!」

 

「何だと!」

と兵は俺を睨んだ

 

「てか此処を蹴ることないだろう!?」

大事なところを押さえながら言った

 

「余所見していいのか?」

 

「何!?」

と二人の兵は振り向くと

 

「・・・・・・・・・」

張遼と華雄そして呂布がほかの兵を倒して、二人の前に立っていた

 

「・・・覚悟しや!?」

 

「・・・形勢逆転だな」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「「ぎゃあああああああああああああああ」」

と部屋に居た兵、十人は捕まった


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。