真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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十常侍の計画

洛陽・玉座の間

 

「・・・張譲様、董卓と賈詡を連れてきました」

 

「・・・ご苦労さま」

と言う人は、十常侍の中心人物の一人、張譲・・・

 

「・・・何のようなの張譲」

緑髪で三つ網の文官の服装の賈詡が聞く

 

「・・・・・・・」

隣にいる薄紫髪の王族の衣装の董卓を見ている

 

「おやおや、陛下の命で来たのにその態度はなんですか?」

 

「どうせ、アンタの命でボク達を呼んだくせに・・・」

 

「そう言わないで・・・・・・・・・さてと・・・」

と立ち上がり

 

「君たちに話があってね・・・」

 

「・・・話?」

 

「そうだよ。・・・董卓には、この洛陽の太守になるよう陛下からの命があるのだよ」

 

「「!?」」

と二人は驚いていた

 

「今は話せるのはこれだけだよ・・・別の部屋に行き、部下たちと待っていろ・・・」

と言い張譲は部屋を出た

 

 

「・・・・・詠ちゃん」

 

「心配しないで月。ボクが守ってあげるから・・・」

と言い二人も部屋を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・あの二人が董卓と賈詡だったのか」

 

此処は城から少し離れた所、ディスクアニマルに録音されていたのを、翼は聞いていた

 

「・・・王族の衣装を着たあの子が董卓だろうな」

と翼はあの時見たことを思い出していた

 

「・・・それにしても気になる」

翼は考えていた

 

「張譲と言えば、十常侍の中心人物のはず、なぜ董卓を呼んだんだろう?それにあの子が暴虐のするとは思えないし・・・」

 

しばらく考え

 

「・・・・・・くそ!わからん。何を考えているか・・・・・・ん?」

考えていると、残りのディスクアニマルが来た

 

「とりあえず聞いてみるか・・・」

 

と俺はディスクアニマルに録音されていたのを聞いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても、張譲は何を考えているんだ・・・」

 

「さあね・・・ん?」

 

「皆、集まっているな・・・」

と張譲が入ってきた

 

「張譲様、なぜあのような子を呼び出したのですか?」

と一人の人が聞いていた

 

「それについては話がある。皆、座ってくれ・・・」

 

「はあー」

 

「・・・・・・・・・全員座ったね。それでは話すとしよう。趙忠」

 

「おう」

と席を立つ人物、彼も十常侍の中心人物の一人、趙忠

 

「皆、集まったのはほかでもない。われらの時代が来たのだ・・・」

 

「ど、どういう事ですか!?」

 

「民には知れていないが、帝が亡ったことは皆知っておろう。そして何進はすでに弁太子を皇帝に据えようと準備をしている、そうなっては我が推している劉協を皇帝に据えるのは無理になってしまうであろう・・・」

 

「確かにそうですが・・・」

 

「そこで、私の考えた策で何進を暗殺し、我ら十常侍でこの洛陽を意のままにしようではないか・・・」

と張譲が言う

 

「し、しかし奴には直属の軍、兵士がいる、易々とは手は出せまい」

 

「心配するな。何太后の名の偽勅をもって奴をおびき寄せ、そこを殺すのだ・・・」

 

「おお、それはよい、ではさっそく・・・」

 

「ま、待て・・・」

 

「・・・どうしました?」

 

「張譲様、貴方の策は大変すばらしい。しかし何進を暗殺して我らは大丈夫なのですか・・・」

 

「心配するな。だからあの二人を呼んだのだ・・・」

 

「・・・あの二人?」

 

「董卓と賈詡ですね」

 

「・・・そうだ」

 

「あの二人になすりつけるのですね」

 

「ああ、そして我らの悪評も董卓に擦り付け、洛陽を意のままにする」

 

「・・・最高ですね」

 

「ああ、張譲と我の二人で考えた計画だ・・・」

 

「しかし、そう簡単行くのでしょうか・・・」

 

「確かに、賈詡という奴、かなりのキレ者という・・・」

 

「それにかなりの武人もいたはず・・・」

 

「心配するな・・・考えがある」

 

「何ですか?・・・」

 

「簡単なことだ、人質を取るのだ・・・」

と趙忠が言った

 

「・・・人質?」

 

「・・・誰をですか?」

 

「・・・・・・董卓だ」

 

「・・・董卓ですか?」

 

「ああ」

 

「しかしどうやって?」

 

「心配するな・・・さあ皆」

と張譲が立ち上がり

 

「我らの考えた策を成功させ、洛陽を我らの十常侍の手に!!」

 

「「おう!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

翼は今、録音されたのを聞いていた

 

「・・・・・・ふざけるな」

と翼は怒っていた

 

「そんな計画、俺がぶっ壊してやる!!」

と心に決め

 

「・・・・・・さて、気づかれないように潜入しよう。丁度カードデッキもあるし、まずは董卓達がどこにいるか。まずそこからだ!」

 

と翼は水たまりにカードデッキを翳すと、ベルトがあらわれ

 

「変身!!」

と言いカードデッキをベルトに入れ、龍騎に変身した

 

「よし、行くぞ!」

と言い城に潜入した


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