真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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洛陽到着

俺は今、大きな門の前にいる

 

「・・・行くぞ」

 

バイクから降り、門をくぐり、

 

「洛陽キターーーーー!!」

 

X字に伸びながら叫ぶ

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

妙な沈黙が走る

 

「・・・・・・・・」

それに気づいた翼は、気まずそうにバイクを端に置いた

 

「(なんであんなことをしたんだ俺は。というかこんなことをするライダー居たっけ?勝手に頭に浮かんでやってしまったが・・・)」

とさっきやったことを考えていた

 

「さて、行くか・・・」

 

翼は街に入っていった

 

「ここが洛陽か・・・・・・結構いい街だな・・・」

 

と街を見ながら、翼は思った

 

「・・・きっと良い太守が治めているからだからな」

 

と腹の虫が鳴き

 

「もう昼だからな・・・・・・・・・あそこで食べよう!」

 

俺は近くにあった店に入った

 

「いらっしゃい!・・・」

 

と主人の良い声が聞こえてる

 

「此処に座るか・・・」

 

席に座り、注文した。

 

「中華めんと餃子」

 

「はいよ!」

 

 

 

しばらくして

 

「へい!お待ち!」

 

料理が来た

 

「・・・いただきます」

 

 

 

 

料理を食べていると

 

「アンタ!ここらじゃ見ない顔だね。旅の方?」

 

主人が話してきた

 

「まあね・・・」

 

「そうかい」

 

「結構おいしいですね」

 

「そうかい。ありがとう!」

 

と嬉しそうに答えた

 

「これにしても、良い街だね・・・」

 

「ああ・・・でも、役人たちは最低だよ・・・特に十常寺なんか」

 

「・・・十常寺」

 

「ああ、それに・・・」

 

と手招きし耳元で

 

「陛下の体調が悪いって噂だよ・・・」

 

「そうなんだ・・・」

 

 

 

 

 

「ごちそうさま・・・」

 

「ありがとうよ兄ちゃん!」

 

「おう、お代ここに置くね・・・」

 

と言い店を出た

 

 

 

「すこし回ってみるか・・・」

 

と俺は洛陽の街を見に回った

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

昼食を食べた店の周りと違っていた

 

「何だよこれ・・・」

 

そこには寂れた街並み、そして多くの浮浪者のような人々、家が焼け落ちて手付かずの場所や所々壊れた家も見られる、綺麗なのは宦官や朝廷の高級官僚のいる区画だけ

 

「これが、役人のやることか・・・民のこと考えないなんって・・・」

 

俺は、この現実に怒りを覚えた

 

「人のことを考えないなんて、これじゃあ・・・あの時と同じだ」

俺は過去にあったことを思い出しそうだったが

 

「くっ!何を思い出そうとするんだ俺は・・・・・・」

と無理やり、しまった

 

「・・・・・・・・・写真でも撮るか」

とカメラを向け、写真を撮った

 

 

 

 

 

 

 

しばらく街を歩いていると

 

「ん?何だあれ?」

 

「・・・入れ」

 

と薄紫髪の王族の衣装の少女と、隣には、緑髪で三つ網の文官の服装の少女が入っていくのが見えた

 

「・・・誰なんだ?」

 

俺は近くの人に聞いた

 

「今、入っていった人達は、誰なんですか?」

 

「・・・何でも、張譲様からの呼び出しで、涼州から来た田舎もんだよ。何で呼び出しんだか?」

と機嫌が悪そうに言った

 

「ふーん(・・・気になるな)」

と俺はカメラを向け、写真を撮った

 

「・・・やっぱり気になるな・・・・・・・調べるか」

 

と俺は少し離れた場所に行き

 

「カンドロイドは無いけど、お前たちの出番だ!」

 

と翼はCDのような円盤を3枚取り出した。そして変身音叉 音角を揺らして、音を発生させた。すると、円盤は、姿を変えた

 

「持ってきて、良かった。変身音叉 音角とディスクアニマル」

 

そう、これは響鬼の使うサポートツールで、動物の魂を用いた音式神(おんしきがみ)。なぜ持っているかと言うと、変身音叉 音角を手に入れ、城に帰った後バックの中を探していた所、全種類(アームドディスクアニマル、音式神(カラクリ動物)以外)の音式神が見つたのだ。

 

「前に探したときは無かったけど、やっぱり変身音叉 音角を手に入れたからかな・・・」

と思っていた

 

「ええと、茜鷹に瑠璃狼に緑大猿か・・・」

と翼は見て、指示した

 

「あの城に入って、中の様子を録音してきて・・・」

と指示を出すと、城の中に入って行った

 

「これで、よし。さて、待つか・・・」

俺はしばらく、待つことにした


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