真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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拠点・翼のお菓子教室

「さて、これで材料はそろったな・・・」

 

俺は今、厨房にいる。なぜかというと

 

「来たか・・・」

 

「来たぞ、翼」

 

「待たせたな!?」

 

春蘭と秋蘭が来た

 

「さて、始めるか!・・・・・・・お菓子作り」

 

今日は春蘭と秋蘭にお菓子の作り方を教えるためだ。前に俺がプリンを食べていた時に春蘭と秋蘭が来て、食べて行ったのだ。そこで春蘭がプリンの作り方を教える約束をしたのだ

 

「まさか、秋蘭まで来るとは・・・」

 

「姉者が翼の教えることを覚えられないだろうからな・・・」

 

「しゅ、秋蘭!・・・」

 

「ふふっ・・・」

 

「(確かに・・・)」

 

「それより、早く教えろ!」

 

「わかったよ」

 

 

 

 

 

「それじゃ始めるよ・・・」

 

「おう」

 

「まずは、卵を割る・・・」

 

「・・・卵を割ると」

と春蘭が割ろうとしたが

 

「ふん」

片手でつぶした

 

「何でつぶすんだよ!?」

 

「うるさいな!割ったんだからいいじゃないか・・・」

 

「何処が!?」

 

「細かいことは気にするな・・・」

 

「いや、気にするよ!」

 

「ああ、料理している姉者は可愛いな・・・」

 

 

数分後

 

「こうするのか!何だ簡単ではないか!?」

 

「何で卵を割ることでこんなに時間が掛かるんだ・・・」

 

「次は何をするのだ・・・」

 

「次はこれに砂糖を入れて混ぜる」

 

「そうか・・・」

 

「そう、そう・・・・・ちょっと待て!?」

 

「何だ!?」

 

「それは塩だ!?」

 

「良いじゃないか!?」

 

「良くないよ!?・・・入れるな!?」

 

 

 

 

「翼・・・砂糖を入れたぞ」

 

「そ、そうか」

 

「次は混ぜればいいんだな・・・」

 

「そうだよ」

 

「それじゃあ・・・」

と混ぜようするが

 

「手を使うな!?箸を使うんだよ!?」

 

「何だ、早く言えよ・・・」

 

「普通、分かるだろ・・・」

 

「そうか・・・」

 

「ハアー・・・・・頭痛くなってきた」

 

 

 

 

「混ぜたぞ!?」

 

「次は牛乳を入れるんだ・・・」

 

「牛乳?」

 

「牛の乳だ!」

 

「そうか、では入れるぞ・・・」

と牛乳を入れるが

 

「入れすぎだ!?」

 

 

 

 

「これで終わりだな・・・」

 

「・・・ああ(何とかここまで来た・・・」

 

「次はそれをこの容器に流す」

 

「おう・・・」

と容器に流した

 

「それでそれを蒸す」

 

「蒸す」

 

「そう、それに入れて・・・」

 

「ああ」

と入れ、蓋をした

 

「後はそのまま、待つ」

 

「どれくらい待つのだ・・・」

 

「四半刻(30分)ぐらい・・・」

 

「そんなに・・・」

 

「そうだよ・・・」

 

 

 

 

 

四半刻後

 

「さて、そろそろ良いかな・・・」

 

「開けるぞ!」

と開けた

 

「良いな」

 

「そうか、じゃあ食べるぞ!?」

と取り出そうするが

 

「まだだよ・・・」

翼が止めた

 

「何故だ?」

 

「これを冷まさないと・・・」

 

「そうか・・・」

 

 

 

しばらくして

 

「よし!完成だ!?」

 

「出来たぞ!?」

 

「すごいな!姉者!」

 

「ありがとう、秋蘭!」

 

「じゃあ、食べるか!」

 

とそれぞれ、容器を手に取り

 

 

「じゃあ・・・」

 

「「「いただきます」」」

と一口・・・しかし食べた瞬間、無言になる

 

「美味しくない・・・」

 

「確かに・・・」

 

「何故だ!?」

 

と翼の目に

 

「おい、春蘭」

 

「何だ!翼!」

 

「これ、ザルでこしたか?」

 

「・・・・・・・・・あ!」

 

「それが原因か・・・」

 

「そうか・・・」

 

「まあ、いいさ。初めてでここまでいければ、次は成功するよ・・・」

 

「そ、そうか」

 

「そうだぞ!姉者!」

 

「そうだな!次はうまくいく!」

 

 

 

 

 

 

「今日は、疲れたな・・・」

俺は片付けをしている

 

「すまんな。翼」

と秋蘭が聞いてきた

 

「別にいいよ」

 

「それと今日はありがとうな。翼。おかげで料理している姉者を見ることが出来た!」

 

「そ、そうか」

 

「ああ、もう一度見てみたいなー」

 

「おーい、秋蘭!帰ってこーーい」

 

「おお、すまない・・・」

 

「さて、早く終わらせよ・・・」

 

「そうだな!」


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