真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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拠点・勘違いから戦闘へ

「さて、この後どうしようかな・・・」

仕事がいつもより早く終わり、城内を歩いていた

 

「鍛錬でもしよう・・・」

と俺は庭に向かった

 

「さて、やるか・・・・・ん?この匂いは?」

と俺は美味しそうな匂いが漂う方に向かうと

 

「うーーーーん。美味しい!!」

そこには団子を食べている季衣が居た

 

「あ、兄ちゃん」

 

「よう、何してるんの?」

 

「何って、団子を食べているだけど・・・」

横を見ると皿に大量の団子が

 

「お前、お昼前にそんなもの食べて大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だよ。これくらい」

 

「どれくらい、食べたの?」

 

「50本ほど食べたけどお昼のこともあるから70本までは食べるよ」

 

「おいおい」

どんだけ食べるんだよ

 

「兄ちゃんも食べる?」

 

「俺は良い」

 

「そっか」

と言い季衣はまた食べ始めた

 

「よく食べるな。味わかるの?」

 

「わかるよ」

 

「本当?」

 

「本当だよ」

 

「そっか」

 

「パクパクパクパク」

 

「それ何処で買ったの?」

 

「この前出来た団子屋さん」

 

「あーあそこか」

城の近くに団子屋が出来ていたな

 

「ちなみにさどれくらい買ったの?」

 

「100本」

 

「100本!?」

 

「これでも少ない方だよ」

 

「(100本でも少ないっていつもはどれくらい買っているんだ!)」

と考えていると

 

「やっぱり兄ちゃんも食べよう」

 

「・・・・・そうだな」

と俺は団子を1個もらい食べた

 

「・・・おいしい」

 

「でしょう」

 

「季衣はお昼どうするの?」

 

「この後春蘭さまと秋蘭さまと一緒にご飯を食べに行くんだ」

 

「そうなんだ」

 

「ぱくっ・・・」

 

「(よく食べるな、どんな体をしているんだ)」

と季衣の食べている姿を見ていた

 

「にゃっ?兄ちゃんどうしたの?」

 

「何でもないよ。それより季衣、口の端に団子のタレが付いているぞ」

 

「にゃっ?どこどこ?」

 

「拭いたやるから、じっとして」

 

「はーい」

と俺はポケットからハンカチを取り出し拭いた

 

フキフキ

 

「んぅ~~」

 

「こんなに汚して・・・・・・」

 

「ねぇ?兄ちゃんまだー」

 

「よし、きれいになった」

 

「えへ、ありかとう」

と俺は拭き終わると突然

 

「きさまぁぁぁぁぁぁぁっ!何をしておるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「!?この声は・・・」

 

「貴様ぁ!何をしているかと思えば!き・・・・・・っ!ききき、季衣に、い、いやらしいことをしているのか!」

 

「はあ!?ちょっと待てよ!?誤解だ!」

 

「この期に及んで言い訳とは、見苦しいぞ翼!」

 

「春蘭さま、兄ちゃんはボクの口に・・・・・」

 

「く、くくく、口だとぉぉぉ!」

 

「違うんですってば、春蘭さま」

 

「季衣は黙ってろ!」

 

「ひゃあ!」

 

「だから誤解なん・・・・」

 

「貴様に発言権は無い!」

 

「はあ!?」

いくらなんでもそれは無いだろ

 

「秋蘭、何とかしてくれ!」

 

「すまんな翼。何とかしてやりたいのはやまやまなんだが、どうにも無理だな・・・・・」

 

「何で!?」

 

「この状態の姉者をとめるのは、さすがの私でも」

 

「そんな!」

 

「まぁ・・・・うまく逃げてくれ」

 

「そんなばかな!(どうすればいいんだよ・・・・・またやるか)」

 

「待て翼」

 

「こうなったら自棄だ」

と俺は腰に手を翳し叫んだ

 

「変身!」

と俺はクウガに変身した

 

「であぁぁぁぁぁぁ!」

 

「うわあ」

と俺はギリギリ避けた

 

「避けるな!」

 

「何で!」

 

「ん!?それは華琳さまが戦った!た、たしか・・・」

 

「クウガ」

 

「それだ!」

 

「覚えろよ」

 

「う、うるさい!勝負だ!?」

 

「何時から勝負になった!」

 

「細かいことは気にするな!」

 

「何処が!?」

 

「いくぞ!?であぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

「何でこうなるの」

 

 

 

 

「秋蘭さま、あれはなんですか?」

 

「クウガのことか・・・」

 

「うん。ボク初めて見ました」

 

「そうか・・・」

 

「兄ちゃん。大丈夫かな?」

 

「心配することはない」

 

「え?何でですか?」

 

「まあ見てろ・・・」

と視線を戻すと

 

 

「おりやぁぁぁぁ」

と俺は回し蹴りをした

 

「ぐっ!」

と後ろに後退した

 

「それで終わりか!」

 

「まだだ!」

と反撃してきた

 

「ふん!」

と俺は春蘭を一撃を止めた

 

「何!?」

 

「(あいかわらず、すごい攻撃だな。もう少し戦いけど決めるか)」

 

「はあ!」

 

「ぐぅ!」

 

「春蘭さま!」

 

「心配することない季衣!」

 

「姉者・・・っ!」

 

「どうした秋蘭」

 

「姉者・・・前!?」

 

「ん?」

と前を見ると

 

「はあああああああ・・・・・・」

とキックの体勢を取り右足に封印エネルギーを収束させ、俺は走り出し、そして春蘭を目掛けて飛び、キック体勢を取り

 

「ライダーキック」

と言いキックを放った

 

「ぐわあああ!」

と春蘭の剣とキックがぶつかり、剣は折れ、春蘭は吹っ飛んだ

 

「姉者!」

「春蘭さま!」

と秋蘭と季衣は春蘭に駆け寄った

 

「やりすぎたかな・・・」

と変身を解いた

 

「大丈夫?」

 

「兄ちゃん。いくら何でもやりすぎだよ・・・」

 

「そんなこと言ったって・・・」

 

「・・・また負けてしまった」

 

「・・・姉者」

 

「人の話を聞かないからだよ」

 

「どういうことだ?」

 

「実はね、春蘭さま・・・」

と季衣は事情を話した

 

「・・・・・というわけです」

 

「そ、そうなのか」

 

「はい・・・」

 

「す、すまなかった」

 

「別に良いよ」

 

「しかし・・・」

 

「いいよ・・・・・・・・こういうこと慣れているから」

 

「なんか言った」

 

「何でもない」

 

「・・・・・・・そうか」

と言った瞬間、腹の虫が鳴った

 

「もうお昼か」

 

「そうだな」

 

「ねえ、早く食べに行きましょう」

 

「そうだな、翼も行くか」

 

「いいのか?」

 

「ああ、構わんよ。姉者も良いな」

 

「ああ」

 

「そうか、じゃあ行く前に・・・」

 

「何だ?」

 

「春蘭の剣を鍛冶屋にもっていかないと」

 

「・・・・・あ!」

 

「そうだな」

 

「うん」

と俺たちは鍛冶屋行った後昼食をとった

 

 

 

「(まったく姉者の剣を折って、それにしても、翼がいったあれはどういうことだ・・・・・)」


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