真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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拠点・龍騎の力☆

俺は華佗の診察を受け、調子が良くなった。そして新しい力を試すために、中庭にいる

 

「さて、龍騎の力を試すか・・・」

と変身しようとした時

 

「「隊長」」

と凪、真桜、沙和が来た

 

「どうした?」

 

「もう体は大丈夫なのですか?」

 

「ああ、問題ない」

 

「そうですか」

 

「良くなってよかったのー」

 

「せやな。所で、隊長は何をしてるんの?」

 

「新しい力を試すところだったんだ」

 

「新しい力?」

 

「それってあの龍と契約した・・・」

 

「ああ」

 

「楽しみなのー。どんな力があるのか・・・」

 

「そうか、じゃあお願いがあるんだけど・・・」

 

「何ですか?」

 

「3人と手合せしてくれないかな?」

 

「うちら3人で」

 

「いくら何でも無茶苦茶なのー」

 

「そうですよ」

 

「仮面ライダーの力はすごいから、とても一人では敵わないでー」

 

「じゃあ、3人まとめて相手をしてあげる。それなら良い」

 

「それなら、ええけど・・・」

 

「私もいいのー」

 

「大丈夫ですか、隊長?」

 

「問題ない、じゃあ、始めるか」

と言い、凪たちと距離をとった

 

「準備は良い?」

 

「はい」

 

「ええで」

 

「沙和もー」

と3人は戦闘態勢をとる

 

「変わった武器を使うんだ3人は」

 

「そうですか」

 

「凪は拳を使うんだ」

 

「はい、ついでに氣も使うことが出来ます」

 

「そうか、沙和は双剣を使うんだ」

 

「そうなのー」

 

「真桜は・・・何それ?」

見るとドリルのついた槍の武器があった

 

「これは螺旋槍って言うやけど・・・どうしたん隊長」

 

「いや、なんでもない。よし始めるか」

と俺は右ポケットからカードデッキを取り出し、前に出した。すると腰にVバックルが現れた

 

「(本当に現れたなー。鏡や水たまりにもデッキを写してみよう)」

と思いながら、右手を左斜め上に伸ばし変身のポーズをとり

 

「変身!」

と言いバックルの真ん中にデッキを入れる。そして仮面ライダー龍騎に変身した

 

「おお!」

 

「どうだ!」

 

「すごいです」

 

「かっこいいのー」

 

「すごいやん。隊長」

 

「じゃあ行くよ」

と言い凪に向かいパンチを放った

 

「ぐっ!」

 

「凪、大丈夫か?」

 

「はい(なんて攻撃だ。腕が折れるかと思った)」

 

「どんどん来い」

 

「じゃあ、いくでー螺旋槍の一撃を受けてみー」

とドリルを回転させ、俺に放ってきた

 

「おりゃぁーーーーーーーーーーっ!」

 

「(やっぱり、ドリルだな、なんでこの時代にあるんだろ。でも、あの攻撃は避けないと)」

と避けようとしたが

 

「(あれ、なんか遅く感じる。それになんか大したことのない攻撃みたいだな・・・まさか)」

と俺は真桜の攻撃を

 

ガシ

 

「な・・・・・っ!?」

片手で止めた

 

「嘘やろ、うちの攻撃を片手で止めるやなんて・・・・・っ!」

 

「(本当に止められた!?)」

と本人はすごくビックリしていた

 

「・・・・・・」

2人も信じられないような表情をしていた

 

「それ」

と俺は真桜を投げた

 

「ぎゃぁーーーーっ!」

と地面に叩き付けられた

 

「くっ!ガク!・・・」

 

「真桜!」

 

「真桜ちゃん!」

 

「大丈夫か」

 

「何とか・・・」

 

「次は沙和がいくのー」

 

「来い・・・」

 

「くらえー」

と攻撃を放ってくるが

 

「ごめん」

と言い

 

「はっ!」

と3割ぐらいの力でパンチした

 

「ぎゃあ!?」

と攻撃に耐えきれず吹っ飛ばされた

 

「痛いのー。隊長手加減してしてなのー」

 

「ごめん。手加減したつもりなんだけど・・・」

 

「真桜と沙和を簡単に倒しなんて・・・」

 

「次は凪が来るの?」

 

「はい、本気で行きます!」

と攻撃を繰り出してくるが

 

「(遅い)」

翼は攻撃をすべて避ける

 

「(なんだか、凪の攻撃が遅く感じるなー)」

と凪の攻撃をすべて避けていた

 

「凪ちゃんすごく攻撃しているのー」

 

「けど、隊長はすべて避けているし・・・」

 

「(なぜ、当たらない。これだけ攻撃をしているのに・・・・・!?)」

と凪は焦っていた

 

「(なら、これなら!?)はああぁぁぁーっ!」

と気合を入れ、これまでにないパンチをするが

 

バシ

 

「なっ!?」

と片手で簡単に止めてしまった

 

「嘘!?」

 

「凪のあの攻撃を片手で止めるやなんて・・・」

と二人も驚いていた

 

「これで終わり?」

 

「まだです・・・」

と翼と距離をとり

 

「はあああぁぁぁぁーっ!」

と凪は気合を入れた。すると凪の腕にオーラのようなものが現れた

 

「(あれが凪の言っていた氣か。どんな攻撃だろ?)」

と思っていると

 

「猛虎蹴撃ーーーーッ」

と俺に向かって氣弾を放った。ものすごい勢いで俺に来る。

 

「(すごいなーこれが氣による攻撃か・・・けど!)」

と翼は右腕を思いっきり振り払うようにして、氣弾を

 

「(大したことないな)おらぁぁぁぁぁぁっ!」

と見事に打ち返し、空の果てに飛んでいった

 

「嘘!?私の氣弾がこんなにあっさりと・・・」

と凪は信じられない表情をしていた

 

「もう、終わり?」

 

「はい・・・」

 

「同じく・・・」

 

「沙和も・・・」

 

「じゃあ、終わるか・・・」

と変身を解こうした時

 

「ちょっと待ていぃぃぃぃぃぃ!」

と大きな声で春蘭が言って来た

 

「な!何、春蘭!!」

 

「次は私と戦えーー!」

 

「良いけど、いつから居たの?」

 

「貴方が変身した時からよ」

と華琳が言いてきた。見ると秋蘭、季衣、荀彧も居た

 

「皆いたんだ・・・」

 

「そうよ。それにしてもすごい力ね・・・」

 

「そうだね・・・で、やるの?やめた方が良いと思うけど・・・」

 

「ふふふふ、ふはははははは」

 

「何?笑っているの?」

 

「私が簡単にやられると思っているのか?」

 

「いや、2回も俺に負けているだろ・・・」

 

「確かにな・・・だがな!?」

と七星餓狼を構えた

 

「私も武人だ。日々鍛錬をして強くなっている。その力は確かに強い・・・・だが私は負けない!?」

 

「そうか」

と俺も戦闘態勢をとった

 

「来い!?」

 

「行くぞ!?翼!」

と俺に向かって来た

 

「でぇぇぇぇぇやぁぁぁぁぁぁーーーっ!」

 

ズゴーーーーン

 

と地面を陥没させた

 

「(すごい攻撃だなー・・・)」

と思っていると

 

「まだまだ行くぞ!?」

と攻撃を繰り出してくる。だが

 

ガシ

 

「な!?」

片手で簡単に止められた

 

「確かに強くなっているなー・・・けどこれならどうだ!?」

と回し蹴りをした

 

「ぐっ!」

 

「!?」

いつもなら簡単に飛ばされるが

 

「受け止めたか・・・」

飛ばされず俺の蹴りを受け止めた

 

「言ったはずだ!?日々鍛錬して強くなっていると・・・」

 

「すごいなー。じゃあ・・・これはどうだ!」

と春蘭と距離をとり、地面に落ちていた木の棒をとる

 

「だああああああ!!」

春蘭に向かって走り出し、棒を振り下ろす

 

だが

 

 

「ふん」

武器で簡単にガードし

 

バキ

 

「あ!!折れた!!」

木の棒が折れてしまった

 

「はぁああああ!!」

そのスキに春蘭は攻撃をし

 

「どあああああ!!」

翼は後ろに吹っ飛んだ

 

「何をしているの?」

 

「ちょっとしたお約束を・・・」

 

「?」

 

「じゃあ、改めて俺も少し本気を出すか・・・」

と言いカードデッキからカードを一枚取り出した。そして左腕に装備されている龍召機甲ドラグバイザーの上部カバーを開き、その中にカードを装填する

 

『ソードベント』

とその音声と共に空からドラグレッダーの尾を模した青龍刀のような剣ドラグセイバーが降ってきた

 

「それはどこから現れたのだ・・・」

 

「それは気にするな・・・」

 

「い、いや」

 

「行くぞ!?」

と春蘭に向かって攻撃をした

 

ガチン

 

「ぐっ!」

と攻撃を受け止めた

 

「良く止めたなー」

 

「これくらい大したことない(なんて攻撃だ!?防ぐだけでこの手の痺れは尋常じゃない)」

 

「(3割ぐらいの力で攻撃したけどキツそうだな・・・早く決めるか)」

と力を入れ、

 

グッ・・・グググッ・・・

 

「な!?私が押されて・・・っ!」

 

「おりやぁぁぁぁぁーーっ!」

と声と共にドラグセイバーの角度を変え、七星餓狼を巻き取って高々とはじき飛ばした

 

「あ・・・・」

 

「・・・俺の勝ちだな」

と言いドラグセイバーを春蘭の首に突きつけた

 

「ま・・・また負けた・・・」

 

「そんな顔をするな。時間がある時、鍛錬に付き合ってやるから」

 

「良いのか?」

 

「だめか・・・」

 

「いや、お願いする・・・」

 

「おお」

と言い俺は変身を解いだ

 

「すごい力ね・・・」

と華琳が言って来た

 

「それはどうも・・・」

 

「姉者、大丈夫か?」

 

「何とかな・・・」

 

「そうか」

 

「兄ちゃんすごくかっこ良かったよ」

 

「ありがとう、季衣」

 

ナデナデ

 

「えへへ・・・」

 

「さて、これからご飯を食べに行くけど行くか?」

 

「うん」

 

「隊長」

 

「ん?何だ真桜」

 

「うちら三人もええか?」

 

「ああ、良いぞ」

 

「なったのー」

 

「太っ腹やな、隊長」

 

「良いのですか?」

 

「良いぞ、じゃあ行くか!」

 

「はい」

と言い季衣、凪、真桜、沙和を連れて華琳達から離れた

 

 

 

「行ってしまいましたね」

 

「そうね。私たちも行きましょう」

と華琳達も行こうとした

 

「春蘭」

 

「・・・・・・・・・」

 

「春蘭!」

 

「はい、何でしょうか?」

 

「貴方、どうしたの?」

 

「いえ、ちょっと考え事をしていました」

 

「考え事?」

 

「はい」

 

「もしかして、龍騎のことについてか」

 

「ああ、秋蘭」

 

「それがどうかしたの?」

 

「私と戦っている時、あいつは本気を出していなかった」

 

「確かに、私も思ったわ」

 

「そうですか?」

 

「春蘭はどう思う。龍騎に変身した翼を倒すには・・・」

 

「勝手な想像ですが、私と秋蘭そして季衣、凪、真桜、沙和の6人がかりでも、龍騎に変身した翼には勝てないと思います」

その言葉を聞き3人は驚いた

 

「い、いくら何でも6人がかりで勝てないってあんた頭がおかしいじゃないの?」

 

「うるさい!あくまで想像だ!」

 

「どうだか・・・」

 

「何だそのバカにするような態度は!」

 

「はいはい。そこまで」

 

「か、華琳さまー」

 

「とりあえず、話はそこまで。私たちも行きましょ」

 

「しかし」

 

「それに春蘭、悔しかったら、鍛錬をして強くなることよ。翼も付き合ってくれるしね」

 

「はい!華琳さま。次は負けません!」

 

「よろしい・・・では行きましょう」


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