真・恋姫†無双~外史の運命を破壊する者~   作:ヒーロー好き

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遭遇

side ???

 

城壁の上に考え事をしている女の子が一人そこへ

 

「華琳さまどうしたのですか?」

 

「ちょっと考え事をしていたの」

 

「考え事。盗まれた本のことですか?」

 

「それもあるけど、孫策の所にいる天の御使いについてよ」

 

「あの占い師が言っていた噂のことですか」

 

この大陸には管路という占い師が予言したことが噂になっていた。その予言とは「天より飛来する一筋の流星。その流星は天の御遣いを乗せ、乱世を鎮静す」というものだった。初めはただの噂だったが孫策の所に天の御使いが舞い降りたという話が流れていた。

 

「ええそうよ。秋蘭はどう思う?」

 

「正直、あの噂は信じていませんでしたが、流れてきた話に聞くに本当のことだと思います」

 

「たしかにね、まさかあの予言が本当のことになるとは」

 

「華琳さま」

 

「けど私の進む道に変わりはないわ。例え天が敵であっても、それを倒して天下を統一するだけよ」

 

「華琳さまならそう出来ると信じております」

 

「ありがとう秋蘭、これからも私と一緒に居てね」

 

「御意」

と話をしている所に

 

「華琳さま、秋蘭」

 

「春蘭」

「姉者」

 

「もう兵の準備は出来ており、いつでも出陣できます。何して居られたのですか?」

 

「ちょっと話をしていたのよ」

 

「話を、私を仲間外れにして秋蘭と話をしていたのですか」

涙目で言ってきた

 

「そんな目をしないの、今夜可愛がってあげるから泣かないで」

 

「わ、私は泣いてなど」

 

「ふふ、かわいいわね」

 

「か、華琳さま///」

 

「あー姉者はかわいいなー」

 

「ふふ、さて行きましょう」

 

「はっ」

「御意」

城壁から降り、馬に乗ると、

 

「総員、騎乗! 騎乗っ!」

 

「無知な悪党どもに奪われた貴重な遺産、何としても取り戻すわよ! ……出撃!」

と馬に乗り街を出た。

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

華琳という名の女の子が街を出たちょうどその頃

 

「うーまぶしい」

目を開けている少年がいた。

 

「なんだ、ここ、さっきまで居た所とは違う場所だけと、どこなんだ」

謎の女の人に運命を破壊してくれと頼まれた、翼だった。

 

「どこかの大陸かな?なんか古代の中国みたいだな」

と考えていると

「ん?」

何かに当たり振れかえると

 

「これはバイク、あ、あの人が言っていたものか」

あの時のことを思い出しながらいった

 

「それにしても、すごいな。本当に本物だよ・・・なんだこれ?手紙」

僕は取った手紙を見ると

 

 

「この手紙読んでいることは、もう着いたのね。ここにあるバイクはさっき話したものよ。あと変身しなくても自分の意志でほかのライダーが使っていたバイクになるから、けど一日経つと戻るからね。またそのバイクはいくら走っても燃料が切れることはないけど整備はするようにね。あとディケイドのことだけどディケイドはほかのライダー変身できるけどここでは、できないから気を付けてね。服はあなたの通っていた学校の制服にしたわ。あとどこから来たといわれた時は天の御使いと同じ所から来たと言った方がいいよ。それでは、頑張ってね」

 

 

「そういうことは自分の口から説明してよ」

 

「さてと、バックの中を整理するか」

とバックに手をかけたその時

 

「おい、そこの兄ちゃん」

声がして振り向くと

 

「金めのものを出しな」

3人の黄色い服をきた男がいた

 

「何ですかってその格好はコスプレですか?」

 

 

三人の男の格好は現代では普通着ない服を着ていた。

 

「はあ? 何言ってんだこいつ?」

 

「で、僕になんの用ですか?」

 

「さっき言っただろ、金めのものを出しな、ついでにその服もよこしな」

と僕に剣突きつけた

 

「(なんだいきなり。剣についている血はまさか人の血、まさか本物の剣なのか。理由はわからないけど、どうやら僕の身が危険かもしれない・・・やむおえない。もらったベルトが使えるか試してみか)」

とベルト取り出そうとしたその時

 

「まてい」

声がした方へ体を向けると

 

「大の男が3人で、弱いものいじめして、恥ずかしくないのか?」

颯爽と槍を持ったちょっとセクシーな女の人が立っていた

 

「誰だあんたは?」

 

「貴様らに名乗るほどのものではない、成敗してくれる」

と言い一人の男を倒した

 

「兄貴」

 

「さあ、どうする、私と戦うか」

すると賊は

 

「お、おぼえてろよ」

と言い逃げて行った。

 

「(なんだこの人すごく強い)」

と心の中で思っていると

 

「おぬし、大丈夫か?」

 

「はい、大丈夫です」

 

「そうか。それはよかった」

 

「あのー、あなたは?」

 

「あ、わたしは」

と名前を言おうとした時

 

「星ちゃん」

と言い2人の女の人が駆け寄ってきた

 

「おお、来たか」

 

「来たかじゃないですよ。いきなり走ってどうしたのですか?」

「そうですよ。風はあまり走るのが得意ではないですよ」

 

「すまない、賊に襲われてる人を救っていたのだ」

と理由説明していた。

 

「(この人の連れかな、あ、助けてもらったから礼を言わないと)」

 

「あのー」

 

「ん、なにか」

 

「助けていただき、ありがとうございます」

 

「かまわんよ」

 

「そうですか、あの名前を教えてくれませんか?」

 

「そうだったな、私の名前は趙雲、字は子龍と申す。そしてこの2人は」

 

「程立です」

「今は、戯志才と名乗っております」

と名前をいった

 

「(へ?趙雲といえば三国志に出てくる武将の名前だよな。ふざけて言っているようには見えないし、でも何で女の子?後の二人も三国志に出てくる名前だよな。どうなっているんだ?)」

と考えていると

 

「ではこれで失礼する」

 

「どこにいくのですか?」

 

「ここにいると厄介ごとに巻き込まれるから失礼いたす」

 

「あ、あの」

 

「では、さらば、またどこかで会えますよ」

 

「いや、あの」

 

「稟、風いくぞ」

 

「さようならなのです。お兄さん」

「では」

と言い僕を残し、離れていった

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・僕はどうすればいいんだ」

と途方に暮れていた

 

「バイクに乗ってどっかにいこう」

とバイクに乗ろうとした時

 

「ん、なんだ、あれ」

騎馬隊が自分のところに向かってきたのだ。

 

 

 

 

「華琳さま、こやつは?」

 

「どうやら違うようね、連中はもっと年かさの中年男だと聞いたわ」

 

「どうしましょう。連中の一味の可能性もありますし、引っ立てましょうか?」

街を出た華琳と呼ばれる女の子の部隊と接触した。

 

「(誰だ、この人たち。しかもまた女の人、最近女の人とよく会うな。あ、名前を聞かないと)」

 

「あのーあなたは」

 

「それはこちらの台詞よ。あなたこそ、何者? 名を尋ねる前に、自分の名を名乗りなさい」

 

「わかった。僕の名前は紅 翼と言います」

 

「くれない つばさ?」

 

「はい。名前を名乗ったので、教えてくれませんか」

 

「そうだったわね、私の名前は曹操、陳留の刺史をしている者よ、そして私の両隣にいるのは夏侯惇と夏侯淵よ」

と僕に言ってきた。

 

僕は驚いて思わず

「へ? あんたが魏の曹孟徳」

と言ってしまった

 

「どういうことよ?」

 

「なにがですか」

 

「なんであなた魏という名を?」

 

「どういうことですか華琳さま」

 

「魏と言うのはね、私が考えていた国の名前の候補の一つよ」

 

「え?」

 

「近いうちに二人にも言うつもりだったわ。それなのになんで知っているの。しかも名乗っていない字まで言い当てるなんて」

 

「(しまった、突然のことに口がすべった)」

と後悔している時に

 

 

「華琳さまお下がりください。貴様、妖術使いか成敗してくれる!」

と黒い髪の人が切りかかって来た

 

「うわ、あぶね」

僕はギリギリ避けた

 

「(いきなり何をするんだこの人は。まずいなこのままじゃやられる。変身するか)」

と僕はディケイドライバーを腰に付けて、ライドブッカーからディケイドのカードを取り出した。そして

 

「変身」

と言いカードをバックルに入れるに差し込んだ。

 

『カメンライド』

バックルを正位置に直した

 

『ディケイド』

 

音声が鳴るとともに、周りにはいくつものカードの壁が現れ、体を包み、姿を変える。そしてドライバーの中心から赤いものが出てきて、その変身した翼の頭につく。そして仮面ライダーディケイドに変身した。

 

「な なんだあれは!」

「姿が変わった!」

「どうなっているの!」

突然のことに3人は驚き、ほかの兵たちも動揺していた

 

「(すごい、本当に変身できた。好きな仮面ライダーになれたんだ)」

とうれしさが込みあがってくる

 

「(そうだ、あれも言ってみよう)」

と心の中で決めた時

 

「なんだ、おまえは!」

 

「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えおけ!」

と言った。

 

「(最高だー)」

 

「やっぱり妖術使いか我が剣の錆にしてくれる!」

切りかかってきた

 

「簡単にやられるか」

と僕はライドブッカーをソードモードにし攻撃を受け止めた

 

ガチン

 

「なに!?」

 

「(なんて攻撃だ、これを受けていたら体が持たない、早いけど決めるか)」

と女の人と、距離をとった。そしてライドブッカーからカード取りだし、バックルに入れた

 

『ファイナルアタックライド』

バックルを戻した

 

『ディディディディケイド』

とともにディケイドの紋章が描かれた金色のカードの壁が数十枚も現れた

 

「な、なんだこれは!」

と驚いていて隙を見せた時

 

僕は切る態勢のまま、一枚の目の壁を破り、また次の壁に走っていく

 

「まずい!」

と相手はガードの態勢に入るが

 

「早い!?」

目では追えない速さで走っていき、そして

 

「はあっ!!」

切りかかり、剣に命中した

 

「ぐわあああああ!!」

当たったと同時にその場で小規模な爆発が起こった。

 

「春蘭!」

「姉者!」

 

将と兵達がその爆発した方を見るが、爆発したところは爆煙のため様子が分からない。

しばらくすると……。

 

その爆煙から現れたのは、起き上がろうとする夏候惇の姿と剣を突きつける翼の姿と無残に破壊された彼女の剣が現れた

 

「僕の勝ちだな」

 

「ぐっ!」

 

「(勝ったには勝ったけどどうすれば良いんだ)」

と考えている時に

 

「やめなさい」

と声がした

 

「なんですか」

 

「これ以上春蘭を傷づけることは私が許さないわ」

 

「人の話の聞かないでいきなり切りかかってきたのに」

 

「そのことについては私から謝罪するわ」

頭を下げてきた

「ま、いいですけど」

と言い剣を引き、変身を解いた

 

「姉者、大丈夫か」

 

「な、なんとか、ぐっ!」

 

「無理をするな、衛生兵、姉者の治療を」

 

「はっ」

と連れて行かれた

 

「姉者」

 

「春蘭なら大丈夫よ。それより、翼」

 

「なんだ」

 

「単刀直入に聞くわ、あなた何者?」

と僕に聞いて来た

 

「(なんて言おうかな・・・あ、そうだ手紙に書いてあったことを言おう)」

 

 

「信じてもらいけどいいですか」

 

「いいわ」

 

「僕はこの大陸の人間ではありません」

 

「ど、どういうこと」

 

「簡単いうと、僕は天の御使いと同じ所から来たものです」

 

「なっ!」

「なんと」

そのことを聞き2人は、驚いた。ほかの兵も動揺していた

 

 

「(さすがに信じてもらえないか)」

と僕はその場立ち去ろうとした時

 

「待ちなさい」

 

「何ですか」

 

「どこにいくの?」

 

「この場にいるのはまずいので、立ち去ろうと思いまして」

 

「私が見逃すと思う」

と言った時、兵たちが僕を囲んだ

 

「何をするのですか?」

 

「あなたに聞きたいことがあるからここまま私と一緒に陳留にきてもらうわ」

 

「(逆らうと危ないし、素直に従うか)」

 

「わかりました。お手柔らかにお願いします。あと持ち物があるので取ってきていいですか」

 

「いいわ」

 

「ありがとう」

と言いバイクを取りに行った。

 

 

 

 

 

 

「(紅 翼 何が何でも、あなたを手に入れるわ)」

そして少女は不敵な笑みを浮かべながら陳留に戻った


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