GATE 男性IS操縦者 彼の地にて斯く戦えり 作:ブルーデステニィー
今回新たにISキャラ一名を追加で登場させます。
...タイトルで誰が出るかはわかると思いますが...
もしよければ感想、評価等を宜しくお願いします。
伊丹:「で?」
莉沙:「で?」
伊丹:「な、ん、で!!お前が!!千冬と一夏の家に!!いるんだよ!!」
伊丹は何故莉沙が一夏達の家にいるかの理由を聞こうとしていたが...
莉沙:「ち、ちょっと、せんぱい!!落ち着いて!!」
キレ気味に叫んでいたためとてもじゃないが話しにくい状況になっていた。恐怖のせいか、莉沙は昔の呼び方で伊丹に声をかけていた。
(※伊丹は莉沙の先輩だった。)
千冬:「私が頼んだんだ。私の今の仕事のせいでなかなか家に帰れないから家賃なしで住ませる代わりに家の管理を頼んでたんだ。」
一夏:「それってIS学園の教師のこと?」
千冬:「そうだ。って何で知ってる?」
一夏:「伊丹さんが教えてくれた。しかしまさか教師になってるって聞いたときはびっくりしたよ。」
千冬:「成る程な。ところで後ろにいる人は誰だ?」
伊丹:「特地参考人招致で来た特地の人間と俺の部隊のメンバーだ。今日の朝にメールで一夏が特地にいて今回の参考人招致に出るって入れた筈なんだが?」
千冬:「...いろいろあって昨日の夜に粉砕してしまった...」
特地メンバー以外の全員:「何で!?」
千冬:「いや、ちょっとな...変な電話とメール、女からの告白電話が最近酷くて...つい殺ってしまった。」
一夏:「字が違う!?何を殺したの!?人殺してないよね!?」
千冬:「まぁ、それは置いといて「置くな!!」置いとく!!その特地の人を紹介してくれ」
伊丹:「そうだ。お前ら、悪いけど自己紹介頼む。」
自己紹介中......完了
千冬:「で、お前は学校はどうするんだ?こっちにもどって来れたんだし、これからのことを考えないとな。」
一夏:「...その事、なんだけどさ...」
一夏:「俺は、また特地に戻る...今日、日本にもどって来たのは特地参考人招致で一時的にもどって来たんだ...」
三人:「な...」
千冬:「どう言うことだ...」
一夏:「俺は特地の生活を気に入ってるんだ。別に日本で暮らしたくないってわけじゃない。けど、どっちか選べるなら俺は特地で生活したい。」
一夏:「今の特地と日本の問題は結構厳しい状況なんだ...自衛隊は特地の言葉を話すことができる人はとても少ない、言葉が通じないから特地の人と揉めることだってあった。」
一夏:「俺は特地と日本が揉めて戦争とかになったりするのが嫌なんだ。故郷と特地で世話になった人達が戦争で死ぬのは嫌なんだ...だから俺は世話になった人達に恩を返したい。」
一夏:「俺は特地の言葉で会話ができるようになってるから、通訳したり言葉を教える事が出来る。それに...守りたい人が出来た...そいつを守るためなら俺は何でもする...」
一夏は隣にいるレレイの頭を撫でる。
二人:「な...」
千冬:「そうか...やるならしっかりやれよ...」
一夏:「わかってる。ちょっとでもこっちに帰れそうなら顔を見せに行く。」
箒:「ま、待て一夏!!その時は私達にも会いに来い!!」
鈴:「そ、そうよ!!絶対だからね!!」
一夏:「わかってるって。」
千冬:「しかし...危険ではないのか?もしあのときみたいに誘拐されるって事があったら...」
一夏:「それについては大丈夫。こいつがあるし、魔法も使える。」
一夏は収納装置からAISハンドガンとイサカM37を取り出して千冬達に見せる。
千冬:「な!?AISだと!?お前何でそんなものを!?」
千冬はAISを見て驚く。
それはそうだろう。自分の弟がいきなり銃、しかも自分達の世界で最強と呼ばれた兵器を破壊することが出来る代物を持っているところを見たからだ。
一夏:「二年前のあの日誘拐されて逃げた先の倉庫で大量の銃とこいつ、その他装備品が入ったコンテナがあって、その銃で誘拐犯二人とISを一体を殺った。あと特地でイタリカっていう町を守るための作戦にも参加した。」
千冬:「そうか...」
一夏:「後悔はない。誘拐されたときはやらなければこっちが殺されるし、イタリカの戦いでも、敗残兵が市民達を殺して、金や女とかを根こそぎ奪おうとしてた。」
箒:「なんて奴らだ...」
鈴:「酷い...」
一夏:「その時はとっておきを使って敗残兵を倒したけどそのあとの空挺団のヘリの攻撃は凄かった。」
鈴:「空挺団のヘリの攻撃?」
一夏:「ガトリング砲とミサイルブッパ。」
三人:「うわぁ......」
一夏:「とにかく、自衛の手段は持ってるから安心してくれ。あとは...千冬姉、箒、束さんに連絡って出来る?」
千冬:「私は携帯を破壊してしまったから無理だな。」
箒:「私は連絡出来るかもしれない。でもどうして?」
一夏:「ちょっと聞きたいことが【ズドォォォォンッ!!!】うわっ!?な、なんだ!?」
謎の衝撃が外からした。
千冬:「まさか...」
千冬はカーテンを開けて外を見る。
そこにはニンジンをイメージした小型ロケットが突き刺さっていた。
ニンジンが真っ二つに割れ、中から何かが一夏に向かって突撃を開始する。
???:「いぃぃぃぃぃぃくぅぅぅぅぅぅぅぅんっっっっっ!!!」
一夏:「おわっ!?【ズガンッ!!】」
いきなり自分に突撃してきた何かを一夏はイサカM37で攻撃する。
(※大変危険です!!絶対真似しないでください!!)
???:「ぐぺっ!!??」
まともにイサカの一撃を受けた何かはおもいっきり吹っ飛んだ。
一夏:「ヤベッ!!殺っちまった!?」
???:「殺られてないよ!!」
伊丹:「どわぁぁぁぁ!?【ズガンッ!!】」
(※しつこいようですが大変危険です!!絶対真似しないでください!!)
血まみれになった何かを見て驚いた伊丹は一夏からイサカを奪い、何かに向けて発砲する。
???:「ニャアァァァ!?ちょっと!?いっくんもヨージも酷くない!?」
一夏:「え!?た、束さん!?」
血まみれになった何かの正体は箒の姉であり、千冬の数少ない友人の束だった。
伊丹:「束!?てか、いきなり突撃されたら誰でもびっくりするわ!!特に俺達とかは銃とかあったら確実に撃ってるぞ!!」
束:「いや、もう撃ってるよね!?問答無用でいきなりショットガン撃ってるよね!?」
一夏:「すいません束さん...身の危険を感じてつい...」
束:「ううんいいよ!!次からは気をつけてね。さて、いっくんは私に用があるみたいだけどどういう用件かな?」
一夏:「実は...俺何でかISに乗れました...」
束:「え!?嘘ッ!?...ちょっといっくんIS装着してもらって良い?」
一夏:「はい。展開!!Pラファール!!」
一夏はPラファールを展開する。
束:「マジで...てか、ボロいね...」
束の言うとおり一夏のPラファールの装甲はボロボロだった。
一夏:「誘拐された時にIS乗りが襲って来たんでサブマシンガンで応戦したんですよ。たまたま弾はAIS弾だったみたいで何とか撃破出来ました。」
束:「それでもよく生きてられたね...ISの武装って当たったら即死レベルの威力の武器ばっかなのに...」
一夏:「ホント死ぬかと思いましたよ...AISあったとしてももう生身でISと戦いたくないですね...とにかく用件は何で俺がこいつを動かせるかと修理を頼みたいんです。」
束:「乗れる原因か...そっちは時間がかかるけどやってみる。修理はこの装置で一時間で直せるよ!!」
一夏:「早すぎる!?」
束:「ついでに改修もしといてあげる。どんな風にしたい?」
どんな改修にするかを一夏に聞く。
一夏:「多目的利用可能にしてください。それプラス出来れば機動力、あと、耐熱性も上げてください。」
束:「りょーかい。早速装置を起動して作業を開始するよ。ところでちょっと聞きたいことがあるんだけど...」
一夏:「なんですか?」
束:「特地ってド○クエみたいに魔法あるの?」
一夏:「ありますよ?一応俺も使えますし、こんな感じにっと。」
一夏は光雷球を発動する。
束:「おおっ!?す、すごい!!」
一夏:「まぁ使える魔法はこれ以外は初級のやつしか使えないですけど。」
束:「それでも十分凄いよ!!あとでちょっとデータ取らして!!お願い!!」
束は一夏に抱き付く。
一夏:「ちょっ!?【バリバリバリバリッ!!!】ぎゃああああああ!!!?」
束:「あばばばばばっ!!?」
光雷球の制御に失敗し電撃をもろに喰らってしまう。
伊丹:「えぇ!?ちょっ!?一夏!?束!?」
二人:「死ーん...」
伊丹:「これ本格的にヤバいパターンじゃねぇか!?何かどっかの病弱セイバーみたいになってるじゃん!!」
結局束との再開もなんともしまらないものなってしまった。
(※二人はその後、レレイの回復魔法で何とか復活しました。)
というわけで登場したのは箒の姉、束でした。