GATE 男性IS操縦者 彼の地にて斯く戦えり 作:ブルーデステニィー
今回はオリジナルストーリーです。
もし良ければ感想、評価を宜しくお願いします。
PS,新しい小説を書いてみました。もし良ければそちらの方も宜しくお願いします。
side:アルヌス自衛隊基地
一夏達が特地に戻って1週間が経とうとしていた。
アルヌスに避難していた避難民はアルヌスに小さな町を作ることを考え行動を開始していた。
彼らは最初に町の中心に緊急時の拠点にもなる建物を作ろうとしていたがある問題が浮上した。
一夏:「木材が足りない?」
避難民:「そうだ、近くの森から採ってくる来ることも出来るが最近その森の近くに大量の翼竜がいるから手が出せないんだよ。」
伊丹:「それはキツイな...」
避難民:「他の所に行くことも考えたがそれだと帰るのに時間が掛かりすぎる。」
レレイ:「だから自衛隊に協力を要請したい。」
伊丹:「わかった。とりあえず俺の部隊出せるか上に聞いてみるわ。」
一夏:「了解です。」
次の日...
伊丹:「許可出たから例の場所に行くぞ。急いで準備してくれ。」
一夏:「わかりました。みんな!!急いで準備してくれ!!」
side:車内
伊丹:「そういや、束に修理してもらった機体ってもう動かしたのか?」
一夏:「一回だけ動かしました。武器も機体も予想より性能がいいみたいでした。俺がアー○ードなら絶対こう言ってますよ。パーフェクトだウォ○ターってね。」
伊丹:「ははは!!そいつはいい!!懐かしいネタもいい!!」
一夏:「でも、ヤバイ時だけ使うようにしないと...なんかあったら束さんしか直せないし...」
レレイ:「確かに緊急時の時に使ったほうが効果的だと思う。それに、ラファール系の武器は銃系統の武器が多いから弾の消費が激しいと本に書いてあった。」
一夏:「ってお前、ISの本も買ってたのか?」
レレイ:「新しい魔法のヒントになるかと思って買った。」
一夏:「まぁ、それは置いといてだ。こいつは通常のラファールとは結構違うからその本の情報とは違うことばっかだからな...とにかく扱い方の参考にはなると思う。」
レレイ:「わかった。」
伊丹:「そろそろ例の森に着くぞ!!そろそろ用意してくれ!!」
side:森
伊丹:「ここが例の森か...やけに静かだな...」
一夏:「この森の一番奥に翼竜の巣があるみたいです。早く必要な分の木を集めてさっさと帰った方が安全です。」
伊丹:「だな。急いで作業を始めてくれ。俺達の部隊も手伝えることはするからなんかあったら言ってくれ。」
一夏:「了解です。」
数時間後...
一夏:「作業が完了したみたいです。」
伊丹:「よし、引き上げる!!急いで用意しろ!!」
レレイ:「!!一夏あれ!!」
レレイが指した方向に視線を向けるとそこには大量の翼竜がこちらに向かっている所だった
一夏:「おいおい...マジかよ...伊丹さん!!早くみんなを連れて引き上げてください!!翼竜の大群がこっちに向かっています!!」
伊丹:「わかった!!アルヌスの人達を車で安全な場所まで送る!!木材は後で回収する!!一夏も早く車に!!」
一夏:「いや俺は残ります!!この距離だと10分もしなうちに追い付かれる!!Pラファールで奴らを足止めします!!ヤバくなったらすぐ逃げます!!」
伊丹:「わかった!!市民を安全な場所まで送ったらすぐに援護に戻る!!無理はするなよ!!」
一夏:「了解!!」
伊丹達を乗せた車は森の出口に向かう。
一夏:「さて...復帰戦と行こうぜ!!Pラファール!!」
一夏はPラファールを展開する。
Pラファールの装備は修理及び改修前の中のPラファールと比べて大幅に増え、強化されていた。
しかしここで1つ問題が発生した。
装備が多過ぎて、粒子転換で装備が全部入らないということである。
そのため出撃する前に装備を戦況及び作戦に応じてしっかりと選ぶ必要があった。
使わない装備は束が作ったIS用収納装置に収納して拠点に置いている。
今回の装備は防御重視のシールダー装備である。
両肩に剣と盾として使え上部に小型のガトリング砲が着いているシールドソードをマウントし、両腕部にシールドガトリング、両脚部に六連装多目的ミサイルランチャーを装備している。他にもハンドガンや、ショットガン、近接ブレード等も粒子転換で収納している。
今回の戦闘はこの装備で行う。
一夏:「最初はこいつでビビらせる!!」
一夏はシールドガトリングで翼竜を撃つ。
ガトリング砲から放たれた弾丸は容赦なく翼竜を撃ち落としていく。
一夏:「次はこいつってうおっ!?」
いきなり翼竜が一夏に体当たりをしかけた。
大きな衝撃が一夏に襲う。
ISは無敵というイメージがあるが実際はそうでもない。
確かに通常の兵器や、生身の人間による攻撃は効かないが衝撃までは逃がせない。
そのためIS乗りは攻撃を受けないようにするのは勿論、訓練等で自分を鍛えなければならない。
もし、強い衝撃に耐えられないで気を失ってISが解除されたり、気絶している状態で攻撃を大量に受けては、シールドエネルギーが0になってしまう。
一夏:「にゃろ!!」
一夏はガトリングシールドを収納してシールドソードを両手に装備した。
この武器はその名の通り、盾として使え、剣として使える。
一夏はシールドソードで体当たりをしてきた翼竜の頭を狙い重い一撃を喰らわせる。
翼竜:「ギャア!?」
頭に強力な一撃を受け、翼竜は意識を失い墜落した。
一夏:「一生寝てろ!!トカゲ野郎!!」
シールドソードに着いているガトリング砲を墜落した翼竜に向けて撃ったあと、再び翼竜の群れに攻撃を開始する。しかし、翼竜が多すぎる為か数が全く減らない。
一夏:「ならこいつで!!」
一夏はシールドソードを肩に再装着し、大型のライフルを取り出す。
このライフルにはある特徴があった。
それは使用者の魔力をライフルのグリップから吸収し、そのエネルギーを攻撃に転用する事で強力な一撃を敵に与えるという特徴だ。
一夏:「魔力チャージ完了...魔力を雷属性に変更完了...照準よし!!雷光弾発射!!」
ズドォンッ!!
ライフルから雷光弾が発射される。
雷光弾は翼竜の群れに真っ直ぐ飛んでいき一番前にいた翼竜を貫通して次々と撃ち落としていく。
一夏:「試作型とはいえさすが束さん特製の銃だ。3分の1はこれで減ったぞ...けど...結構魔力奪われるな...」
雷光弾を発射したことによってかなりの量の魔力を消費してしまい、しばらくの間魔法を使うことが出来なくなった。
一夏:「一旦退くしかねぇな。これ以上続けたらこっちがもたなくなる。」
一夏が一度後退しようとしたそのときだった。
伊丹:「一夏!!待たせたな!!」
一夏:「伊丹さん!!」
避難民を安全な場所でおろしてきた伊丹達が引き返してきた。
伊丹:「全隊攻撃準備!!目標、前方の翼竜の群れ!!よく狙えよ!!...今だ!!撃てェ!!」
伊丹達は一夏を援護するため翼竜に攻撃を開始する。
レレイ:「一夏!!私も援護する。」
一夏:「了解!!一緒にあいつらを落とすぞ!!」
レレイ:「わかった!!」
そのときだった。
一夏の収納装置とレレイの体から光が溢れだした。
レレイ:「なにこれ!?」
一夏:「レレイ!!お前の服の中から光が!!」
レレイ:「!?これって...?」
一夏:「羽狛さんから貰ったバッチから光が!!ってことは!!」
一夏は収納装置からバッチを取り出す。一夏のバッチも光を大量に放出していた。
やがて光が収まり、透明だった絵柄は杖と銃が交差した物に変わっていた。
一夏:「なんかわからねぇけど...」
レレイ:「力が涌き出てくる!!」
一夏:「挟み撃ちで一気に決めるぞ!!ライフル再展開!!」
レレイ:「わかった。これで決める...!!」
一夏+レレイ:「いっけぇぇぇぇぇ!!!」
二人の攻撃は近くにいた翼竜を次々と撃ち落としていく。
伊丹:「一夏とレレイに続け!!撃って撃って撃ちまくれェェェ!!」
さらに伊丹達自衛隊の集中砲火が翼竜達に襲う。
そして数分後...
伊丹:「撃ち方止め!!これで全部だな。木材拾って撤収するぞ!!後でもう一回ここ来て翼竜の死体を持って帰るぞ!!」
自衛隊:「了解!!」
伊丹:「一夏とレレイは休んでろ。一夏、よく頑張ったな。」
一夏:「いえ、それより村の人は?」
伊丹:「ちゃんと安全な場所に下ろしてきたから大丈夫だ。」
一夏:「そうですか...」
レレイ:「伊丹の言う通りにした方がいい...これ以上は動けない...」
一夏:「俺もだ...力がはいんねぇ...」
ボテッ×2
一夏とレレイは倒れてしまった。
伊丹:「お、おい!?しっかりしろ!!」
一夏:「ZZZZ...」
レレイ:「ZZZZ...」
伊丹:「寝てる...おーい、誰か手貸してくれ。こいつら車に乗せるぞ。」
一夏達と木材を回収したあと車はアルヌスに向かって走り出す。
この日集めた木材はのちにアルヌスの拠点の建物に生まれ変わり、住民達を支える大切な物になった。
information!!
羽狛から貰ったバッチがシンクロバッチレベル1に進化した!!(効果:①魔力回復②攻撃範囲内の敵に一夏が雷光弾を連続発射、レレイが威力が低い風の砲弾を大量発射。③一定時間攻撃力上昇)
Pラファール(シールダー装備)を使用可能になった!!