GATE 男性IS操縦者 彼の地にて斯く戦えり 作:ブルーデステニィー
もしよければ感想評価等を宜しくお願いいたします。
悲劇(酔っ払い強襲)から数時間後...
伊丹:「いてて酷い目にあった...」←ボロボロ
冨田:「てか、何で栗林は仕事中なのに酒飲んでんだよ...」←ボロボロ
一夏:「箒と鈴は未成年なのに酒飲むか普通...」←ボロボロ
(※箒と鈴は16歳なので酒を飲んではいけない。お酒は二十歳から)
一夏:「千冬姉は大丈夫か?酒結構飲むから多分酔っぱらうことはないとは思うけど...」
伊丹:「確かにあいつは酒強いから大丈夫だろうが...」
伊丹は千冬と酒飲んだことが結構あったため彼女が酒に強いことを知っていた。
冨田:「これ以上は嫌ですよ...」
冨田の視線の先には暴れまくって満足したのか非モテの酔っ払いが気持ち良さそうに眠っていた。
栗林:「だぁれが非モテだぁぁ...ムニャ...」
伊丹:「...とりあえずこいつらはほっとこう...」
一夏:「ですね...」
ピリピリっ
伊丹:「うん?閣下から?もしもし...」
嘉納:「伊丹!!急いでその宿から脱出しろ!!」
伊丹:「!!なにがあったんですか!?」
嘉納:「アメリカの特殊任務班がお前達がいる宿に向かってる!!急いで大使達を連れて逃げろ!!」
伊丹:「了解!!お前ら!!急いで準備しろ!!」
二人:「了解!!」
三人は宿から脱出するためメンバーを起こし、すぐに宿を出ようとするが...
栗林:「ZZZ...」
ロゥリィ:「ZZZ...」
一夏:「さっさと起きろ!!この酔っ払い共!!」
二人:「あばばばばばっ!?」
一夏はなかなか起きない酔っ払いに雷を落とす。
(※箒と鈴は酔いが覚めたのかすぐに起こせた。)
脱出する準備が終わり、脱出しようとする。
ロゥリィ:「!?伏せなさい!!」
ロゥリィがそういった次の瞬間だった。
近くの窓から無数の銃弾がメンバーを襲った。
伊丹:「ウオッ!?」
一夏:「おいおい!!特地参考人を殺す気か!?連れて行くなら非殺傷弾使うだろ普通!!」
一夏は収納装置から幾つかの銃を取り出した。
一夏:「伊丹さん!!冨田さん!!栗林さん!!これ使ってください!!」
栗林:「ナイス一夏君!!」
栗林は一夏から受け取ったMP5Kで特殊任務班に攻撃を開始する。
それと同時にロゥリィが工作兵に攻撃するため突撃する。
ロゥリィが突撃してきたことに気づいた工作兵は持っていた銃で攻撃しようとするが...
ロゥリィ:「ウフフ!!ハハハハハハハ!!」
兵:「ガッ...」
容赦なくハルバードを叩きつけられ絶命する。
兵:「ひ、怯むな!!撃て撃て!!」
一夏:「させるかっ!!」
ズガンッ!!ズガンッ!!
工作兵:「ぐぁっ!!」
一夏はAISで兵を射殺。
それと同時に伊丹、冨田が銃で工作兵を攻撃しながら参考人と千冬達を安全な場所まで避難させる。
伊丹:「くそっ!!数が多すぎる...」
冨田:「このままじゃ不味いですよ!!どうします!?」
一夏:「こんな所じゃグレネードとかの爆発するやつは使えねぇし...」
一夏がどうするか悩んでいた時だった。
兵:「ぐわぁぁぁぁ!!」
兵:「く、来るな!!ぐぁっ!!」
伊丹:「おいおいマジかよ...」
伊丹が見たもの...それはロゥリィが工作兵を容赦なくハルバードで殺していた所だった。
ロゥリィが殺したのが最後の工作兵だったのか攻撃が止み、周りは静かになった。
一夏:「あれがエムロイの使徒か...容赦ねぇな...」
工作兵強襲から約30分
伊丹達一行は工作兵の装備と車を拝借し、旅館があった山から脱出していた。
伊丹:「なんとか脱出できたな...」
一夏:「てか、あれ本当に特殊任務班なんですかね?」
栗林:「確かに特殊任務班って基本的に要人確保とか専門なのに派手に動きすぎよね。」
伊丹:「とにかくどっかのICに入ろう。そこで休憩してから門に戻ろう。」
side:IC
ICで伊丹達一行は明日に備えて休息を取っていた。
一夏:「まさか車で寝泊まりすることになるとは思いませんでしたよ...」
伊丹:「言うな...俺だって初めての高級温泉宿でゆっくり休めると思ってたんだからよ...」
冨田:「オマケに男女比が凄いことになってるからゆっくり寝れる自信がないですよ...」
一夏:「とりあえず冨田さんはボーゼスさんの隣で寝てください。」
伊丹:「お!!それはいいな!!」
冨田:「だから無理だって!!隊長も賛成しないでください!!」
この頃弄られることが多くなった冨田であった。
ちなみにボーゼスも莉沙やピニャに弄られることが多くなったとか。
翌日....
side:門付近
千冬:「何でこうなった?」
莉沙:「あ、あははっ、まさかこんなに集まるとは思わなかったよ...」
鈴:「莉沙さんが言ってた大きなお友達ってすごいですね...」
門周辺には大量の人がいた。
理由は莉沙がカモフラージュのためにネットの掲示板に今日門で特地参考人が鎮魂の祈りをするために来るという情報をアップしたためだった。
この情報で民間人を大量に呼び特地参考人を見つけ難くして門まで護衛するという作戦を考え、実際にこの作戦を使う事に成った。
だが、作戦は半分成功して半分失敗した。
理由はとても簡単。
人が予想以上に集まり、逆に身動きがしにくい状態になってしまったのである。
伊丹:「くそっどうする...このまま外に出れば見つかっちまう...」
ロゥリィ:「ねぇそんな事気にせずにこのまま出ちゃえばいいじゃない。」
ロゥリィ以外全員:「は?」
ロゥリィは何の躊躇もなく車の外に出た。
しかも車から出て伸びまでしていた。
伊丹:「ちょ!?」
伊丹はロゥリィを車の中に戻そうとしたが...
民間人:「うん?お、おい!!あれロゥリィ様じゃないか!?」
民間人:「本物だ!!ウォォォォォ!!」
民間人:「ロゥリィ様ァァァァ!!」
鈴:「もう手遅れみたい...」
一夏:「伊丹さん...普通に歩いた方がいいと思いますよこれ...」
伊丹:「だな...すまん莉沙、悪いけどこの車どっかに置いといてくれ。」
莉沙:「え?ちょ!?私ペーパードライバーなんですけど!?」
千冬:「私が変わる。伊丹、一夏、無茶はするなよ。それとレレイ、次に会ったらゆっくり話そう。一夏の昔の話を教えてやる。」
伊丹:「分かってるって。」
一夏:「りょーかい。」
レレイ:「わかった。」
箒:「ま、待て一夏!!レレイ!!これ持っていけ!!」
箒は一夏に小太刀2本、レレイにお守りを渡す。
一夏:「小太刀?」
箒:「護身用だ!!昨日実家から持ってきた!!レレイのは実家の神社のお守りだ!!」
一夏:「お、おう...」
レレイ:「あ、ありがとう。」
ピピッ!!
束:「お、丁度いっくんのISの改造が終わったみたいだね!!」
一夏:「なんとか帰るまでに間に合ったか...」
束:「急にメンテ装置が壊れたから思ったより時間がかかったからね...とりあえずいっくんの要望通りの設定にしておいたよ。試作品の武器を使えるようにもしといたから良かったら使ってみてね!!」
「あとは、何かあったときに使うかも知れないから工作道具とか個人的な趣味で作った物があるからそれもあげる。いっくんがもってるやつと似た装置に入れといたからね!!」
一夏:「分かりました。ありがとうございました。」
伊丹:「一夏!!そろそろ行かねぇとヤバいぞ!!」
一夏:「は、はい!!千冬姉!!行ってくる!!」
千冬:「気をつけて行ってこい!!ヨウジ!!一夏を頼むぞ!!」
伊丹:「おう!!」
こうして伊丹達一行は、千冬達と別れ、ゲートのある方向に進んでいく。
ゲートに入る前に東京襲撃時の被害者に祈りをしたあとすぐに特地に戻った。