ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語)   作:サクトン

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♪チャンチャチャーン チャーチャーチャチャーチャーチャチャーチャチャーン♪

ナレーター「皆が全宇宙一武道会へ向けて準備をするなか、破壊神ロッドのいる第10宇宙では、ブラック達が何かの作戦を企てていた……。」


ブラック「まぁ今は大人しく全宇宙一武道会に向けて鍛えましょう……私達の※計画※はまだもう少し先ですからね……。」ニヤッ

ダーブラ「そうだな……その武道会はあくまで建前……。我々の計画は破壊神や天使でさえ知らぬ……。」

レジック「ブラック、俺はお前じゃない孫悟空を倒す……それが最大の目的だ。」

エリフィア「そこまで試合が進めば良いけどねぇ……アイツが痺れを切らして、早めに計画を始めなければ良いけどさ……。」

ブラック「その時はその時ですよ……。」


ナレーター「そして第7宇宙では、ブルマがウイスから渡された通信機でウイスを呼ぼうとしたが繋がらず、悟空達はメンバー紹介も兼ねてビルスの星へと瞬間移動したのだった。」


悟空「じゃあ皆、とりあえず瞬間移動すっからオラの肩に掴まってくれ。」スッ

悟飯「解りました。」スッ

トランクス(未来)「お願いします、悟空さん…。」スッ

ベジータ「…。」スッ

悟空「おーいネコマジン!行くぞー?」

ネコマジンZ「ん……どこ行くんだ?」

悟空「ちょっとな!オラの肩はもう掴まれねえから、足掴んでてくり。」

ネコマジンZ「わかった。」スッ

悟空「よし、じゃあ行くぞ!」


ナレーター「一方その頃、トランクスの未来ではない未来では、謎の戦士ベビーと言う者が現れ、ザマスが苦戦を強いられていたのだった……!」


ベビー「俺様はベビー……惑星エリサの王に仕える、全てのサイヤ人を滅ぼす者だっ……!」

ザマス「な、なんだと……!」グググッ


♪チャチャチャン チャチャチャン♪



27話 全宇宙一武道会へ向けて!?戦士達の休息!!

    ~第7宇宙 ビルスの星 寝室~

 

 

          ビ ッ

 

悟空「おし、皆着いたぞ!」スッ

 

トランクス(未来)「ここが……ビルス様の星ですか……。」

 

悟飯「なんだか薄暗いところですね……お父さんの話では、もっと緑があるって聞いてたんですけど……。」

 

ベジータ「まさかここは……ビルスの寝室か……?」

 

ネコマジンZ「ふーん、ところでビルスって誰だ?」

 

悟空「あり?言ってなかったか?破壊神ビルス様だよ、おめえ知らねえんか?」

 

ネコマジンZ「知らん、名前も聞いたこと無いぞ。」

 

悟飯「ネコマジンZさん、ビルス様はこの第7宇宙で一番強い神様なんですよ。そのビルス様より強い師匠もいますけど……とにかく凄く強い人なんです。」

 

ネコマジンZ「そうなのか。」

 

トランクス(未来)「それで……さっきから気になってたんですが、この宙に浮いてる砂時計は……一体何なんですか?」 

 

ベジータ「そいつは目覚まし爆弾と言う奴だ、絶対に触るなよ?触ると俺達でも無事ではすまんぞ。」

 

トランクス(未来)「え……!?」

 

悟飯「な、なんでそんな物騒そうなものがあるんですか……?」

 

悟空「これはビルス様の目覚まし時計さ!触ったりすっと爆発すっから、皆気いつけろよ?」コツン

 

ネコマジンZ「おい悟空。」

 

悟空「ん?なんだぁ?ネコマジン。」

 

ネコマジンZ「Z付けないのはもう良いけどさ、お前その時計に今頭ぶつけてなかったか?」

 

悟空「……そういやさっき頭に何か当たった気がすんなぁ……。」

 

      キ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ン……

 

トランクス(未来)「あ、あのっ!何か悟空さんが頭ぶつけたっぽい目覚まし爆弾が、物凄く光ってるんですけど……!!」

 

悟飯「も……もしかしてこれって……!」

 

ベジータ「このバカ野郎ぉぉぉ!」

 

悟空「やべっ!!皆伏せろぉぉぉっ!!」バッ

 

ネコマジンZ「ん。」チラッ

 

 

  ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン

 

  バ ゴォォォン  ボ ガァァァァン  ズ ガァァァァン

 

 チ ュ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン

 

 

プスプス ネコマジンZ「すごいなこの時計、威力が半端ないぞ!」

 

悟空「ひゃー……危なかったぁ。まさか他の奴も連鎖して爆発すっとはなあ……。」

 

ベジータ「カカロット!もしビルスの奴が寝てやがったら、貴様どうするつもりだっ!!」

 

悟空「いやーわりぃわりぃ!でもビルス様居なくて良かったじゃねえかー。」

 

トランクス(未来)「な……何て恐ろしい爆弾だ……まともに食らってたら、ホントに命を落とすところでした……。」

 

悟飯「お父さん気を付けてくださいよ……言ってる側から爆発させてどうするんですか……。」

 

悟空「だからさっきから謝ってんじゃねえか……でも全部さっきの爆発で爆弾無くなったからよ、もうしんぺえしなくて良いぞ。」

 

トランクス(未来)「そ、そうですか……。」

 

 

???「んー……なんだぁ?もう武道会当日か?」モゾモゾ

 

 

悟飯「……ネコマジンZさん、今何か言いました?」

 

ネコマジンZ「ん、言ってないぞ。」

 

トランクス(未来)「え……今の悟飯さんじゃないんですか?」

 

悟飯「い、いえ……僕も何も言ってませんけど。」

 

ベジータ「……おいカカロット、貴様確かビルスの気を感じて瞬間移動したんだったな……?」

 

悟空「あぁ、そうだけど?」

 

 

???「ん……まだ武道会前日でも無いじゃないかウイス、ひょっとしてお前が僕を起こしたのか?」ゴゴゴゴ

 

 

ベジータ「と、いうことは……。」ゾゾッ

 

悟空「今の声……ま、まさか……!!」チラッ

 

 

スッ ビルス「……貴様らかぁぁぁぁぁ!!」ク ワ ッ

 

 

トランクス・悟飯・ベジータ・悟空「ぃぃぃ!?」

 

ネコマジンZ「……誰だ?」

 

 

      ~ビルスの宮殿前平原~

 

 

ビルス「で……もう1度聞くが、何で寝てた僕をまた起こしたんだ?」

 

悟空「だ……だからわざとじゃねえって!全宇宙一武道会に出るメンバーが決まったから、それを伝えようと思ってビルス様んとこ来たんだよ。」

 

ビルス「それと僕を起こした事に、一体何の関係があるんだ?」

 

ベジータ「い、いや……この馬鹿がビルス様の気を辿って瞬間移動して、不用意にも目覚まし爆弾に頭をぶつけやがったもんですから……。」

 

トランクス(未来)(あ、あの父さんが敬語を……やはりビルス様は相変わらず怖いな……。)

 

ビルス「ふーん……まあ、全宇宙一武道会のメンバーが決まったのなら今回だけ大目に見てやる。それならさ、わざわざ僕の所に来なくてもウイスの通信機を使えば良いだろうが、何の為にお前らに渡したと思ってるんだ?」

 

悟飯「それが……その通信機を使ったんですが、何故かウイスさんからの反応が無くて……。」

 

ビルス「ウイスから反応が無い?……アイツ……恐らく別の宇宙に行きやがったな、通りでさっきから姿を見かけないと思った。」

 

ネコマジンZ「別の宇宙?」

 

悟空「ビルス様も、ウイスさんが何処行ったか知らねえんか?」

 

ビルス「あぁ、詳しくはね。僕はさっきまでお昼寝してたもんだから……それをどっかのお馬鹿さんが起こしてくれて、今の僕のイライラはマックスなんだけどさ……。」ギロリ

 

悟空「は、ははは……。」(汗)

 

ビルス「ま、そのうちウイスの奴もほっときゃ帰ってくるだろ。それで?全宇宙一武道会に出るメンバーってのは、ここにいるので全部か?」

 

ベジータ「はい。俺とカカロットと、その他3人を連れてきました。」

 

ビルス「ほう、それじゃあ自己紹介してくれるかな?前に見た懐かしい顔もあるけど、一応念のためにさ。」

 

悟空「オッス!オラ孫悟空だ!好きな食べ物h」

 

悟飯「お、お父さん!お父さんは自己紹介しなくて良いんですよっ……。」

 

悟空「あり?そうなんかぁ?」

 

ビルス「……悟空、あんまり僕をイライラさせるなら……武道会の前に破壊するぞ……?」

 

悟空「じょ、冗談だって冗談!!あんまし怒んなよビルス様ぁ~。怒ってばっかいると良いことねえぞ?」

 

ビルス「……」ピキキ…

 

ベジータ「カカロット、貴様はとりあえず黙っていろ!」

 

ビルス「全く……他の奴等はこの馬鹿ほっといて自己紹介していけっ!」

 

悟飯「じゃ、じゃあ僕から!孫悟飯です。この前の第6宇宙との試合には出られませんでしたが、今回の全宇宙一武道会は都合が合いましたので出場する事にしました!」

 

ビルス「お前は確か孫悟空の息子だったな……。確かにちょっとばかり強いみたいだけど……僕が初めて地球に来た時より、ちょっと弱くなったんじゃない?」

 

悟飯「す、すみません……。学者の仕事ばかり専念してて修行する時間があまり無くて……でも今は、全宇宙一武道会へ向けてピッコロさんと頑張って修行しています!!」

 

悟空「ビルス様!悟飯はこう見えても昔、オラ達の中で1番強かった時もあんだぞ?」

 

ベジータ「フン、結局ブウの野郎に吸収されちまったがな。」

 

トランクス(未来)「え……?悟飯さん、魔人ブウと戦った事があるんですかっ!?」

 

悟飯「え、ええ…すぐやられちゃいましたけど……。」

 

ビルス「ふーん……あんまり期待はしてないけど、まぁ精々武道会まで頑張ることだね。」

 

悟飯「は、はい……!」

 

ビルス「それで次は……未来か、久しぶりだね。」

 

トランクス(未来)「はい、ビルス様もお変わり無く。」

 

ビルス「当たり前だよ。破壊神が変わってたりしたら、僕もやってられないからさ。」

 

トランクス(未来)「す、すみません……。」

 

ビルス「まあいいけど…………ほう?孫悟飯くんとは違って、前に見た時より随分腕を上げたみたいじゃないか。もしかして超サイヤ人ゴッドになれたりする?」

 

悟空「ゴッドなんてもんじゃねぇぞビルス様。トランクスは未来の全王様の所で修行して、オラ達と同じ超サイヤ人ブルーにまでなれんだっ!」

 

ビルス「なにっ!未来の全王様の所でってお前……本当なのか……!?」

 

トランクス(未来)「ええまぁ……実際は全王様の付き人さんとがほとんどでしたけど……。」

 

ビルス(全王様の付き人と言っても……僕やあのサクリファイスでも全然歯が立たない強さだぞ……。)

 

ビルス「そ、そうか……それはとても心強いなっ!期待しているぞっ、未来!」肩ポンッ

 

トランクス(未来)「あ、ありがとうございますっ……!」

 

悟飯(僕の時と全然ビルス様の反応が違うなぁ……まぁ修行サボってた僕が悪いんだけど……。)

 

ビルス「で次は…………誰コイツ。」

 

悟空「ビルス様知らねえんか?ネコマジンっちゅう奴だ!こう見えてすっげえつええんだぞ?」

 

ビルス「こいつが……?」ギロッ

 

ネコマジンZ「よろしくな。お前がビルスか?」

 

ピキッ ビルス「……何かえらく馴れ馴れしいな……破壊しても良いか?」

 

悟空「駄目だよビルス様ぁ!ネコマジンもでえじな全宇宙一武道会に出るメンバーなんだからさっ!!」

 

ビルス「仕方ないな……。それでこの……ネコマジンだっけ?お前達と比べてどれぐらい強いんだ?」

 

ベジータ「それが……こいつギャグ漫画の世界から来たようで、俺やカカロットと同じ超サイヤ人やブルーにもなれるんです。」

 

トランクス(未来)(ギャ……ギャグ漫画……?)

 

ビルス「ギャグ漫画ぁ?そんな名前の世界聞いたことないぞ?それに、何でサイヤ人でも無い奴が超サイヤ人に変身できるんだ?」

 

悟飯「それは……ギャグ漫画だからじゃないでしょうか……?」

 

ビルス「うーむ……。」(何故だか解らんが、妙に納得させられてしまう……。)

 

ネコマジンZ「すごいだろ、俺。」エッヘン

 

悟空「とにかくすげえつええんだって!地球で1回ベジータと戦ったんだけど、ベジータが降参するぐれえなんだぞ?」

 

ベジータ「フン……このネコマジンという野郎は前にいたロボットのガキと同じく、俺達の常識を簡単に覆してきやがるからな……!だから俺はギャグ漫画の奴は嫌いなんだっ……!!」

 

トランクス(未来)「そんなに強いんだね、君って……。」

 

ネコマジンZ「まあな!」

 

ビルス「そう……まぁベジータが降参するぐらいなら腕は確かなようだな……良いだろう!お前達は正式に、僕が全宇宙一武道会の第7宇宙代表として認めてやる!」

 

悟空「サンキュービルス様!!これでオラ達武道会に出れんだなっ!」

 

悟飯「じゃあお父さん、ビルス様に認めてもらえましたから、早速瞬間移動で地球に戻ってもらえませんか?」

 

トランクス(未来)「そうですね……悟飯さんの事、ビーデルさんやサタンさんが心配しますし……明日学会も入ってるんでしたよね?」

 

悟飯「ええ、明日までに資料をまとめないといけないのが沢山ありますので……。」

 

トランクス(未来)(悟飯さん、すっかり学者が板についてるんだな……。) 

 

悟空「そういや悟飯明日がっけえってのがあるんだったな!ビルス様にもメンバー紹介できたし、じゃあ地球に一旦けえるか!」

 

ビルス「なんだ、また地球に戻るのか?」

 

悟空「あぁ!オラとベジータはここに残っても良いんだけどよ、悟飯が明日仕事へえってるんだ!わりいなビルス様!」

 

ベジータ「フン、カカロット。貴様がトランクス達を地球へ届ける間、俺はここで一足先に修行しておくからな。」

 

悟空「へへ!オラもすぐに追い付いてやっさ!」

 

トランクス(未来)「じゃあ俺は、悟飯さんと一緒に地球へ戻って良いですか?まだクリリンさんや天津飯さん達にも、挨拶が終わっていないので……。」

 

悟空「そっか!ネコマジン、おめえはどうする?」

 

ネコマジンZ「俺はここの場所、おもしろそうだから残るぞ。」

 

ビルス「……お前も残るのか?」

 

ネコマジンZ「おう、この星ちょっと散歩したいしな。」

 

ビルス「あっそ、勝手にしろ。」

 

悟空「そんじゃ悟飯とトランクス!オラの肩に掴まってくれ、地球まで瞬間移動すっからよ!」

 

悟飯「はい。」サッ

 

トランクス(未来)「何度もすみません、悟空さん。」サッ

 

悟空「じゃあまたなビルス様!後で地球のうめえもん持ってくっからよ!」

 

ビルス「それは良いが悟空、今度は絶対僕の昼寝の邪魔するんじゃないぞ?次は無いからな……?」ギロッ

 

悟空「こええ顔すんなよビルス様ぁ、ビルス様の睨む顔すっげえおっかねえんだからさあ。」

 

ビルス「ほっとけ!帰るんならさっさと帰れ。」

 

悟空「おう!」スッ

 

ベジータ「……ところでカカロット、地球に行くのは良いが……一体誰の気を感じとるつもりだ?」

 

悟空「あ……そういやその辺かんげえてなかったなぁ。」

 

トランクス(未来)「えぇっ……!?」

 

悟飯「お、お父さん……それってつまり……地球には戻れないって事ですか!?」

 

悟空「ん~……オラの瞬間移動じゃそうなっちまうなぁ……参ったなぁ。」f(^_^;

 

ビルス「どうせそんなこったろうと思った。」

 

トランクス(未来)「ど、どうするんですか?悟空さん。」

 

悟空「地球は遠すぎるからピッコロとかの気も感じ取れねぇし、かといってウイスさんいねえから通信機も使えねえしなぁ……。」

 

ベジータ「全く……だから貴様は馬鹿なんだ。まず界王神の所へ瞬間移動して、奴に地球まで送って貰えば良いだろうが!」

 

悟空「なっほど!その手があったか、さっすがベジータだな!!」

 

ベジータ「フン……ベラベラ喋る暇があるのならとっとと行きやがれ!俺の修行の邪魔にならんようにな……。」

 

悟飯「じゃあお父さん、お願いします!」

 

悟空「わかった。」スッ

 

トランクス(未来)「父さん、また後で!!」

 

ベジータ「あぁ……。」

 

悟空「えーと界王神様界王神様……見つけたっ!」

 

          ビ ッ

 

ビルス「相変わらず忙しない奴等だなぁ……ベジータ、僕はまたもう一眠りするから起こすんじゃないぞー。」スタスタ

 

ベジータ「わかりましたっ!」

 

ネコマジンZ「さて、散歩散歩。」スタスタ

 

ベジータ「……チッ、どいつもこいつも……。」

 

 

     ~第3宇宙 ワンドの宮殿前平原~

 

 

ギネ「なるほど……第7宇宙と第10宇宙がBブロックの第一試合ですか……。第10宇宙って、確かワンド様の弟さんの宇宙でしたよね?」

 

サフィア「はい。ワンド様の弟、ロッド様と私の父上が付き人をしている宇宙です。対するは破壊神ビルス様と、その付き人のウイスさんがおられる第7宇宙と戦うようですね。先程全王様から神ッターの連絡が入っておりました。」

 

ギネ「そういえば第7宇宙の情報って聞いたこと無いなぁ……。もしかして私やバーダックがいたりするのかな?」

 

サフィア「どうでしょう、少し見てみましょうか……。」スッ

 

ギネ「うん、少し気になるからね。もし自分自身と戦うことになったらどうしよう……何か怖いな……。」

 

ブロリー「そうだなぁ……。」

 

ブゥゥン サフィア「……どうやら第7宇宙には、ギネさんやバーダックさんは存在しないようですね。遥か昔に宇宙の帝王と呼ばれたフリーザの手によって、惑星ベジータもろとも抹殺されてしまったようです。バーダックさんに至っては消滅する瞬間、どうやらタイムワープしてしまったようですが。」

 

ギネ「タイムワープ?一体何処に?」

 

サフィア「んー……そこまで詳しくは。私もまだまだ未熟な故……申し訳ありません。」

 

ギネ「謝らなくて良いよ!私が聞いてみたかっただけだからさ。つまり実際は存在してたけど、もう死んじゃってるって事だね。」

 

サフィア「そういう事になりますね。第7宇宙も他の宇宙と同じで、こことはかなり歴史が違うようですから。」

 

ブロリー「ところでカカロット……はいるのかぁ?」

 

サフィア「カカロットですか……確か存在していた筈ですよ。前にバーダックさんも私に聞かれて、杖を使って第7宇宙で存在を確認しましたから。」

 

ギネ「え?第7宇宙ではカカロットは生きてるのか!?」

 

サフィア「はい、今は孫悟空と言う名前のようですが……。」

 

ギネ「そうか……良かった。例え宇宙が違ってても私とバーダックの子供だからね……何だか嬉しいよ。もしこの宇宙でもクウラの奴に撃ち落とされなければ……今頃私達と一緒にいられたのかもな……。」

 

ブロリー「カカロット……。」

 

     ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン

 

ブロリー「ヘアッ!?」

 

ギネ「な、なんだっ!?」

 

サフィア「どうやら、バーダックさん達が帰ってきたようですね。」

 

 

バーダック「いってぇ……おいパラガス!!てめえもうちょっと上手く着地しろよっ!」

 

パラガス「腐★腐。ソーリー!ソーリー!私は必ず、将来優秀な戦士に育つ筈ですっ!」

 

バーダック「ったく、使えねぇ野郎だ。……ところでギネ達はもう宮殿に戻ったのか……?」

 

パラガス「そのようだなぁ。……んん?あれはギィ↑ネェ↓とうにょりー!ではありませんか!」

 

ギネ「バーダックおかえり!……パラガス、アンタやっぱりキューブから抜け出してたんだな……。」

 

パラガス「oh.yes~。」

 

ギネ「相変わらず訳の解らないことする奴だ……。どうやって抜け出したのか知りたいところだけど、敢えて聞かないことにする。」

 

パラガス「あーう★(^q^)そこは聞けば良いぞぉ!!」

 

ブロリー「無視☆」

 

パラガス「なっ……あっ……!」

 

ギネ「……あれ?ラディッツは一緒じゃないのか?」

 

バーダック「いねぇよ、アイツはアイツで忙しいんだと。……ってお前等、まだ惑星ポンポルで買った荷物渡してなかったのかよ。」

 

ギネ「だって私達もさっき帰ってきた所だったからさ、それでサフィアさんに全宇宙一武道会の話を聞いててね。」

 

バーダック「全宇宙一武道会の話だと?何かあったのか?」

 

 

ブロリー「親父ぃ……まだ生きていたのか……。」

 

パラガス「ゑっ!?ブロリー……どういう事かな?」

 

ブロリー「まっ、良いです……早く惑星ポンポルぅぅ……で買った荷物持てYO☆」ドサッ

 

パラガス「あぁ……そうかぁ……。(諦)」

 

 

バーダック「ほう……第10宇宙と第7宇宙がBブロックの第一試合か。破壊神ロッド様と、話に聞いた破壊神ビルス様って所の宇宙だな。」

 

ギネ「あぁ、私達とは違うブロックだ。いよいよ始まるんだよな……全ての宇宙の頂点を決める、全宇宙一武道会が。」

 

バーダック「上等だ……俺は前からその第7宇宙って所と闘ってみてえと思ってたんだよ。あそこは確かカカロットが生きている宇宙だからな……。」

 

ギネ「でもカカロットが生きているからって、全宇宙一武道会に参加するとは限らないだろ?」

 

バーダック「いや、アイツも戦闘民族サイヤ人の端くれだ。奴なら絶対に参加する……間違いなくな。」

 

ギネ「凄い自信だね……ねえサフィアさん、他の宇宙で大会に出場するメンバーとかって解らないんだよね?」

 

サフィア「そうですね……例え解ったとしても、残念ですがそれはルール違反となりますのでお教えすることは出来ません。」

 

バーダック「んなもんいらねぇよ、やり合う時の楽しみが無くなっちまうだろうが……。とりあえず俺の今の目的は第7宇宙と闘うことだ……他の宇宙なんざ眼中にねぇ。」

 

ギネ「そうか……なら私もその目的で行こうかな。もし第7宇宙のカカロットが出るなら出るで楽しみだし!他の宇宙でもカカロットが出るかもしれないけどね。」

 

バーダック「他の宇宙のカカロットに興味なんざねぇ……俺はとにかく第7宇宙と闘いたくて仕方がねぇんだよ。あの宇宙だけは、何故だか解らねぇが何かが違うような気がすんだ……。」

 

ギネ「それはまたどうしてだい……?第7宇宙に何かあるのか?」

 

バーダック「さぁな……俺にも解らねぇ。敢えて言えば、俺の中のサイヤ人の本能が、第7宇宙の強い奴を求めてるのかもな。」

 

ギネ「ふーん……まあ第7宇宙と戦うのなら、私達のAブロックを勝ち抜かないとダメだけどね。」

 

バーダック「あぁ……。第4宇宙だろうが第5宇宙だろうが、全部叩き潰すだけだ。」

 

サフィア「ではとりあえず皆さん、ワンド様の宮殿へ入りましょうか。戦う意思も大事ですが、全宇宙一武道会の日も近いのでまず体調管理が第一です。万全の状態で挑む事が、皆さんの勝利へのカギですよ。」

 

ギネ「そうだな……お腹も空いてきたし、皆で集まってご飯にしよっ!」

 

ブロリー「ハハハハ!カカロットの息子を吸収だぁっ!」

 

パラガス「良いぞぉ!飯のパワーで、私の空きっ腹を消し去ってしまえええ!!」\ピロロロロ/

 

バーダック「……仕方ねぇ、付き合ってやるか。」

 

 

    ~第6宇宙 シャンパの宮殿~

 

 

ゴクゴク シャンパ「ぷはぁー!やっぱ惑星サダルンの特製ソーダはうめぇなぁ!!飯と相まって最高のハーモニーだぜっ!!」

 

ヴァドス「シャンパ様、お食事時にジュースを飲むのはお止めください。それもカロリーを取りすぎる原因の1つなんですよ?」

 

シャンパ「うっせーなぁ!この喉越しがたまんねぇんだろうがっ!お前の糞不味い料理とこの美味いソーダが合わさって丁度良いんだよ!!これでプラマイゼロだっ!」

 

ヴァドス「いいえ、圧倒的にそのソーダの糖分などが勝っています。これではシャンパ様は、今よりブクブクに太る一方です。」

 

シャンパ「だぁーもううるせぇ!食事時にガミガミうるせーんだよ!俺様の勝手だろぉ!!」

 

ヴァドス「はいはい、じゃあ私はもう何も言いません。」

 

キャベ「でも……ホントにこの料理ヴァドスさんが作ったんですか?凄く美味しいですよ!!」モグモグ

 

フロスト「キャベさん貴方もそう思っていましたか。実は私も先程から素晴らしいお料理と感じていたんですよ、ヴァドスさんはお料理も上手なんですねぇ!」モグモグ

 

ボタモ「た、確かに……。毎度思いますけど本当に美味いっすね……!」モグモグ

 

マゲッタ「シュポシュポー。」ガツガツ

 

ヴァドス「フフッ、解る人には解るんですね。ねぇシャンパ様?」チラッ

 

シャンパ「そ、そうかぁ?コイツらの舌がおかしいだけじゃねーのっ!?」

 

ヴァドス「果たしてそうでしょうか……ヒットさんはどう思います?私のお料理は。」(^-^)

 

ヒット「…………言わないと駄目か?」スッ

 

ヴァドス「はい❤」(^-^)

 

ヒット「…………美味いな。」

 

ヴァドス「ありがとうございます。」

 

シャンパ「……ふ、フンだ!誰がどう思おうが、俺は俺で不味いって思っただけだしーっ!!俺の舌はそんじょそこらの奴とは違うんだよー!」

 

ヴァドス「やれやれ……いつまで経っても子供なんですから……。」

 

 

      ~第7宇宙 界王神界~

 

 

老界王神「ふぁ~あ、何か暇じゃのぉー。ここも釣りぐらいしかする事無くて困ったわい。」

 

界王神「それよりご先祖様、あと4日後に全宇宙一武道会が開催されますが……どうします?」

 

老界王神「確か初戦は第3宇宙と第6宇宙の試合じゃったか?第6宇宙はこの前の試合の時に見たからのぉ~。しかも今回の全宇宙一武道会の場合、その日に戦う宇宙以外の神様達は、会場へ行かなくても神チューブの生放送で見れるのじゃろ?ワシは別に神チューブでええもーん。」

 

界王神「は、はぁ……。」

 

キビト「神チューブですか……それは一体どのような物なのです?」

 

老界王神「なんじゃお前、神チューブを知らんのか?」

 

キビト「は、はい……。」

 

界王神「お、お恥ずかしながら私も……。」

 

老界王神「全くお前さん等は、だからいつまで経ってもよわっちいんじゃよ!!ええか?神チューブと言うのはだな、神様達が動画等を投稿したり見たりする事が出来る、インターネットサイトの事じゃ。」

 

キビト「な、なるほど……。」

 

界王神「そ、そんな物があるんですね……初めて知りました。」

 

老界王神「まぁそのサイトでワシt」

 

   ザ バ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン

 

老界王神「おわわわっ!」ドテッ

 

界王神「ご、ご先祖様!!大丈夫ですか!?」

 

キビト「お気を確かにっ!!」

 

 

悟空「うひゃぁぁ!冷てぇぇえ!!!」バッ

 

悟飯「うわぁぁ!何で水の上にぃっ!!」バッ

 

トランクス(未来)「いででで!な、何かが顔にぃ!!」

 

 

界王神「あぁっ!釣り針がトランクスさんの顔にっ!」

 

バッ 老界王神「だ、誰かと思えばっ!またお前さんか悟空っ!!」

 

悟空「お、オッス……!」ビチャビチャ

 

キビト「な、何故お主もいるのだ……孫悟飯。」

 

悟飯「ど、どうもキビトさん……お久しぶりです。」ビチャビチャ

 

界王神「よし、釣り針何とか取れましたよ!トランクスさん。」

 

トランクス(未来)「た、助かりました……。」ヒリヒリ

 

 

ナレーター「無事にビルスにメンバーを正式に認められ、地球へと戻ろうとした悟空と悟飯にトランクスであったが、戻ることを考えていなかった悟空達は急遽、界王神達の所へと行くのだった。」

 

ナレーター「各宇宙が武道会へ向けて休息をとる中、第7宇宙の全宇宙一武道会試合まであと9日……あまり時間は無いぞ悟空ー。」

 

 

 

界王「zzz……アルミ缶の上にあるみかん……プクク……我ながら……zzz」

 

バブルス「チッチッチ……ウホホウホウホ!!」




これで27話は終わりになります。
悟空達がやっと正式に決まって、悟飯とトランクスは地球に向かう所ですね!
とりあえず他の宇宙も落ち着いていると言う内容でした。
うー……また挿絵を入れる暇が無かった……。そろそろ挿絵描かないと腕が鈍ってしまう気が……!
次回こそは挿絵を入れたい……です!!
ここまで見ていただき、ありがとうございました!

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