ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語)   作:サクトン

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♪チャンチャチャーン チャーチャーチャチャーチャーチャチャーチャチャーン♪

ナレーター「第3宇宙で破壊神ワンドとサフィアがバーダック達の帰りを待つ中、我が第7宇宙は17号と18号の父親にブルマが造った特効薬を打ち一息ついていた。」


17号「じゃあ今から俺と一緒にスマホ買いに行こう。丁度俺の家の帰り道にショップがあるんだ、車乗ってけよ。」スタスタ

トランクス(未来)「い、いやそんな!悪いですよ!17号さんの家族も心配するでしょうし。」


ナレーター「一方悟空達は、全宇宙一武道会に出場する最後のメンバーの話し合いをしている中、突如ネコマジンZという者が現れ、ベジータと手合わせを開始した。」


ベジータ「フン……まあ良いだろう。そこの猫野郎付いてこい!ちなみに降参するなら今のうちだぞ?」スタスタ

ネコマジンZ「俺、高三じゃないぞ?」スタスタ

ベジータ「降参だっ!字が違うだろうがっ!!」スタスタ


ナレーター「ネコマジンはベジータの予想以上に手強く、ベジータとネコマジンの気弾が炸裂し、辺りは火花や爆風が吹き荒れる。果たして、ネコマジンZの実力は……!?」


ベジータ「砲ぉぉぉぉ!!!!」ズ ォ ビ ッ

ネコマジンZ「波ぁぁぁぁ!!!」ド グ ゥ ン


♪チャチャチャン チャチャチャン♪



24話 サイヤジンvsネコマジン!?糞親父vs馬鹿息子!!

   ~第7宇宙 地球 東の都 街中~

 

 

ゴゴゴゴ 一般人1「な、なんだ?地震か……!?」

 

ゴゴゴゴ 一般人2「い、一体何が起きてるんだ……?」

 

ドウナッテンダヨオイ キャー ミンナタテモノノソトニデルンダ ソトニデロー ヒナンスルンダー ウワァァァァ キャァァァァ

 

ゴゴゴゴ トランクス「な、なんだなんだぁ?」

 

ゴゴゴゴ 悟天「誰か戦ってるのかな……?」

 

ゴゴゴゴ トランクス「ということはパパ達かな……西の都に戻るぞ、悟天!!」バッ

 

ゴゴゴゴ 悟天「あ、待ってよトランクスくーん!!」バッ

 

 

 ~西の都 カプセルコーポレーション中庭~

 

 

ベジータ「ぬぅぅぅぅ!!!」ゴゴゴゴ

 

ネコマジンZ「むう……中々やるな、じゃあもっとパワーアップするぞ。」ゴゴゴゴ

 

 

そう言うとネコマジンのねこはめ波がさっきより数倍大きくなり、ベジータのギャリック砲を一気に飲み込んでいく。それに気づいたベジータはこちらもパワーを上げて一気に押し返した。

 

 

ベジータ「ぐっ……このベジータ様を、舐めるなよぉ!!はぁぁぁぁ!!!」ズォビッ

 

ネコマジンZ「げげ、お前凄いな!俺も負けないぞ!!」ゴゴゴゴ

 

 

お互い今のフルパワーで気功波を撃つ最中、2人のぶつかり合っている気がどんどんと大きくなっていく。既に辺りは紫と青の光に包まれ、下の地面などバキバキと抉れ始めていた。

 

 

ゴゴゴゴ ピッコロ「おい、これ以上はまずいぞ!」

 

ゴゴゴゴ ブルマ「西の都が潰れちゃうっ……!!」

 

ゴゴゴゴ 悟飯「お、お父さん……!」

 

ゴゴゴゴ 悟空「でえじょうぶだ、その辺ベジータもちゃんと考えてっさ。」

 

 

悟空がそう言った瞬間ベジータは自身が放っていたギャリック砲を中断し、ネコマジンのねこはめ波を両手で一気に空へと弾いた。ネコマジンは少し呆気にとられベジータに問いかける。

 

 

ネコマジンZ「あれ、何でやめたんだ?良いところだったのに。」

 

ベジータ「これ以上続けていたらこの街が跡形もなく吹き飛ぶ所だったんでな、それに貴様の実力も俺の想像以上だった……認めてやる。」ヒューン

 

 

ベジータはそのまま空中から地上に降りネコマジンもそれに続く。辺りは地面や建物が少しボコボコになっていたが、一応原型は保っている状態だった。

 

 

スタッ ベジータ「フッ……。」

 

スタッ ネコマジンZ「ハハッ。」

 

 

ブルマ「アイツ等何で笑ってんのよ、こっちは危うく都が吹き飛ぶ所だったってのに……!!」

 

ピッコロ「しかしあのネコマジンZと言う奴がここまでやるとは……あの外見からはとても想像できんパワーだ!」

 

悟飯「まるで、かつての魔人ブウみたいですね……。」

 

悟空「あぁ……あのネコマジンっちゅう奴やっぱものすげえつええ。今のベジータと全く互角だかんな……けどオラが思うにアイツはまだまだ力を隠してっぞ。」

 

ピッコロ「な、なんだと!?」

 

 

スッ ベジータ「貴様は確かに強い、だがいくら強いと言っても所詮俺の敵ではない……かあっ!!!」ドヒュゥゥゥン

 

ネコマジンZ「ん……?」

 

 

ベジータは気合いを入れ、自身の周りは黄金の光に包まれる、それは正しくベジータの超サイヤ人だった。

 

 

シュインシュインシュイン ベジータ「そしてもう1つ……貴様の敗因は、ついにこの俺を怒らせてしまった事だ!後悔しやがれっ!!」バッ

 

ネコマジンZ「おっ、こっちの世界でも超サイヤ人になるのか……じゃあ俺もなろっと。」スッ

 

シュインシュインシュイン ベジータ「なんだと……?」

 

ネコマジンZ「よっ。」ドヒュゥゥゥン

 

シュインシュインシュイン ベジータ「なっ!?」

 

 

ベジータが超サイヤ人になったのを見たネコマジンは自分も気合いを入れて変身をし、ベジータと同じ黄金の光に包まれた。

 

 

シュインシュインシュイン ネコマジンZ「ハハハ、俺もなれるんだ。ビックリしたか?」

 

 

ブルマ「ね、ねぇ……アイツもベジータと同じ超サイヤ人になってない?」

 

ピッコロ「あ、ありえん……こんな事が!」

 

悟飯「一体どういう事なんでしょう……やっぱりあのネコマジンZって言う人もサイヤ人じゃ?」

 

悟空「わかんねえ……何か裏があるんかもな。」

 

 

シュインシュインシュイン ベジータ「馬鹿な!何故サイヤ人でも無い貴様が超サイヤ人に!!」

 

シュインシュインシュイン ネコマジンZ「俺のは超サイヤ人じゃないぞ?スーパーネコマジンだ。」

 

シュインシュインシュイン ベジータ「スーパーネコマジンだと……?つまり超サイヤ人のパクリと言うことか……ふざけやがって。」

 

シュインシュインシュイン ベジータ(だが奴の気がさっきより何倍にも増えてやがる……恐らく能力は超サイヤ人とほぼ同じようだな。)

 

ダ ン ッ ベジータ「本物の超サイヤ人が、パクリなんぞに負けてたまるかぁっ!」

 

 

ベジータはネコマジンに向かって一気に近づいていく。ネコマジンもベジータの動きを警戒しつつ、自分もベジータへと向かっていった。

 

 

ダンッ ネコマジンZ「またそれか、同じ手は食わないぞ。」

 

ブ ン ッ ベジータ「はあっ!!」

 

 

ベジータは右足を大きく振りかぶりネコマジン目掛けて一気に放つ、だがネコマジンは片手でベジータの攻撃を簡単に防いでしまった。しかしベジータはすかさず左手でネコマジンにパンチを入れようとするが、ネコマジンはベジータのパンチを避けてベジータの右足を瞬時に掴み、そのままベジータを空中に放り投げてしまった。

 

 

キーーン ベジータ「のわぁぁぁぁぁっ!!!」

 

ネコマジンZ「よし、追撃。」ビ ッ

 

 

ベジータを空中に投げたネコマジンは悟空の瞬間移動でベジータが飛んでいく場所に先回りし、両手を頭上でクロスさせてベジータを待ち構えていた。本来ならすぐに受け身を取るベジータだが何故か体が全く動かず、ネコマジンの方へと一気に飛ばされて行ってしまう。

 

 

キーーン ベジータ(くっ!どういう事だ!?体が動かん!!)

 

 

ブルマ「ちょ、ちょっと何やってんのよベジータ!そのまま向かっていったらアイツにやられるわよ!?」

 

ピッコロ「ベジータの奴何故受け身をとらん……!あれぐらいどうという事は無いはずだ!」

 

悟空「ベジータ!危ねぇぞ!!」

 

悟飯「ベジータさん!避けてくださーい!」

 

 

ネコマジンZ「おりゃ!」ブ ン ッ

 

バ キ ッ ベジータ「ぐぁぁぁぁ!!!」キーーン

 

 

ベジータは体を動す事が出来ずそのままネコマジンの両手が背中に叩き込まれてしまい、地面に思いきりぶつかってしまった。

 

 

スタッ ネコマジンZ「ははっ、もうおしまいか?」

 

 

ブルマ「あんな奴なんかに、ベジータがやられちゃうなんて……!」

 

ピッコロ「あれが奴の実力と言う事か……超サイヤ人になったベジータをあそこまで追い詰めるとは……。」

 

悟空「やっぱすげえなアイツ……ひょっとしたらオラ達より力は上かもしんねえぞ?」

 

悟飯「そ……そんな……。」

 

 

ゴゴゴゴ ベジータ「くっ……超サイヤ人になった俺がここまでやられるとはな……それが貴様の真の力と言うことか。」スタスタ

 

ネコマジンZ「そんなとこだな。参ったか?」

 

ベジータ「ふざけるな、この俺が貴様なんぞに参る筈がないだろう……俺もようやく、体が暖まってきた所だからな。」ニヤッ

 

ベジータ「そろそろ本気でやらせてもらうぞっ!!」バッ

 

 

ピッコロ「まさかベジータの奴、ブルーになるつもりか!」

 

悟空「へへ、そうみてえだな……!」

 

 

ベジータ「はぁぁ……!!!」ゴゴゴゴ

 

ネコマジンZ「ん……また変身するのか?」

 

ベジータ「ただの変身だと思ったら……!」ゴゴゴゴ

 

ベジータ「大間違いだぁぁぁ!!!」ドヒュゥゥゥン

 

ネコマジンZ「おおっ、金色じゃない!青いぞ!」

 

シュンシュンシュン ベジータ「フン……。」

 

 

悟飯「なっちゃいましたねベジータさん……。」

 

ブルマ「な、なにもそこまでする必要ないんじゃないの?」

 

悟空「ベジータをあっこにまでさせるなんてなぁ……オラ決めたぞ、ぜってえアイツをメンバーに入れっからな!」

 

ピッコロ「その前に、ベジータが殺さなきゃ良いが……。」

 

 

シュインシュインシュイン ネコマジンZ「それ超サイヤ人か?でも青いな、なんでだ?」

 

シュンシュンシュン ベジータ「こいつはただの超サイヤ人じゃない……神の力を纏った、超サイヤ人ブルーだ。」

 

シュインシュインシュイン ネコマジンZ「超サイヤ人ブルー?かっこいいー!まさか金色から青になるなんてな。……よし。」スッ

 

シュンシュンシュン ベジータ「?……何をするつもりだ?」

 

ネコマジンZ「俺もなってみようと思ってさ、その青色に。」

 

シュンシュンシュン ベジータ「なんだと……?」

 

 

悟飯「な、何かとんでもない事言ってますよ?ネコマジンZさん……。」

 

ピッコロ「なると言ってもなれるはずがないだろう……第一、奴はサイヤ人では無い筈だ……。」

 

ブルマ「じゃあ、どうするつもりなのかしら……。」

 

悟空「オ、オラにもわかんねぇ……。」

 

 

ネコマジンZ「すぅー……はぁー……。」

 

シュンシュンシュン ベジータ「フン……何を言い出すかと思ったら、この超サイヤ人ブルーになるだと?そいつは無理な話だな。いくら貴様が強いと言っても、こいつになるには普通の修行では絶対にn」

 

 

ドヒュゥゥゥン ネコマジンZ「よし、なれたぞ。」

 

【挿絵表示】

 

ビクッ ベジータ「なっ…なにぃ!?」 ゚ ゚ ( Д  )

 

 

ブルマ「う、嘘っ!?」

 

悟空「すっげえなぁ……アイツもブルーになっちまいやがったぞ……。」

 

ピッコロ「い、一体何者なんだ……アイツは!!」

 

悟飯「ぼ、僕もなれないのに……あんな簡単になっちゃうなんて……。」

 

 

なんと、ネコマジンはベジータの超サイヤ人ブルーを見て、瞬時に見よう見まねで超サイヤ人ブルーへとなってしまったのだった!その証拠に、ベジータと同じように青色のオーラが彼を包み込み、悟空とベジータ以外は気を感じ取れなくなっていた。

 

 

シュンシュンシュン ネコマジンZ「んー……毛は元々青だから、あんまり変わった感じはしないな。」

 

シュンシュンシュン ベジータ「ば、馬鹿な……俺も超サイヤ人ブルーになるまでに……相当時間がかかったというのに……!」(;゚д゚)

 

シュンシュンシュン ネコマジンZ「そうなのか、案外すぐになれたけどな。」

 

シュンシュンシュン ベジータ(何故こんな奴が簡単に……まさかこいつ……!!)

 

シュンシュンシュン ベジータ「おい……貴様のいた世界の漫画のジャンルは……一体何だ。」

 

シュンシュンシュン ネコマジンZ「ん、ギャグ漫画だ。」

 

シュンシュンシュン ベジータ「チッ……やっぱりあのガキと同じか。どおりで俺とここまでやりあえる訳だ……。」 ドヒュゥン ブルー解除

 

シュンシュンシュン ネコマジンZ「あれ、もう戦わないのか?」

 

ベジータ「フン!ギャグ漫画の奴と戦っても、この俺に勝ち目が無いに決まっているだろう!無駄な時間を喰っちまった……。」スタスタ

 

シュンシュンシュン ネコマジンZ「じゃあ俺の勝ちって事だな!約束のお好み焼き食わせてもらうぞ。」 ドヒュゥン ブルー解除

 

ベジータ「くっ……!い、良いだろう……。」

 

ベジータ(クソッ……この俺があんな奴相手に、お好み焼きを作る羽目になるとはっ……!!)

 

 

ピッコロ「なるほど……そういう事だったのか……。」

 

ブルマ「え、何?どういう事なの?」

 

悟飯「ピッコロさん?」

 

ピッコロ「あのネコマジンZと言う奴は、ギャグ漫画の世界から来たらしい……。」

 

悟飯「ギャ、ギャグ漫画ですかっ!?」

 

ブルマ「えぇ!?な……何でバトル漫画の世界にギャグ漫画の奴が出てくるのよっ!?おかしいじゃない!!」

 

ピッコロ「お、俺に言われても知らん……!」

 

悟空「なるほどなぁ……!どおりであのネコマジンっちゅう奴、アラレみてえにつええんか。」

 

ブルマ「ちょっと孫くん、何勝手に納得してんのよ!!」

 

悟空「いやでもさ、アイツがギャグ漫画の奴でもよ、メチャクチャつええって事には変わりねえだろ?」

 

悟飯「そ、それはそうですけど……。」

 

悟空「よっしゃ、じゃあ最後のメンバーはあのネコマジンっちゅう奴に決定だ!!おーいネコマジンー!」タッタッタ

 

ブルマ「はぁ……もう何か変に疲れたわ。私ベッドで横になってくる……。」スタスタ

 

悟飯「わ、わかりました……。」

 

ピッコロ「確かにあのネコマジンZと言うものが入れば、かなりの戦力アップを期待できるだろうな。」

 

悟飯「まぁ入ってくれるかは解りませんけど……全宇宙一武道会の事も教えないとダメですし。」

 

ピッコロ「悟飯、もし奴が入るとなったら苦労すると思うが……頑張れよ。」

 

悟飯「は、はい……」(汗)

 

悟飯(参ったなぁ……トランクスさんもああいう人苦手そうだし……。)

 

 

悟天「トランクス君、やっぱりここで戦いがあったみたいだよ!地面とかがすごいもん!」

 

トランクス「確かに……でも今は落ち着いてるみたいだな。」

 

トランクス「ん……パパ……?なんでエプロン着て鉄板を出してるんだ……?」

 

悟天「何かパーティでもやるのかな?行ってみようよトランクス君!」ドヒュン

 

トランクス「あ、あぁ!」ドヒュン

 

 

    ~第3宇宙 惑星ポンポル 荒野~

 

 

シュインシュインシュイン ラディッツ「はぁ……はぁ……。」

 

シュインシュインシュイン バーダック「どうした、もう終わりか?」

 

バッ ラディッツ「くそっ!サタデークラッシュ!!」ポーピィ

 

 

ラディッツは片手でバチバチと音を立てる黄色の気弾を作り、それをバーダックに向けて放った。だがバーダックはそれを片手で空へと弾き、ラディッツ目掛けて気功波を撃った。ラディッツはその気功波を両手で受け止め、バーダックに跳ね返そうと試みるが……!

 

 

ググググ ラディッツ「こ、こんな物っ!!」

 

バーダック「そいつは囮だ、バカ息子がっ!」ブンッ

 

ド ッ ラディッツ「がはっ!!」

 

 

バーダックは、ラディッツが気功波に気をとられている間に高速移動し、ラディッツの腹にボディブローを入れる。ラディッツは体勢を崩し、受け止めていた気功波は空へと舞い上がっていった。バーダックはそのままラディッツに追撃を当てる。

 

 

バーダック「オラぁぁ!」バ キ ッ

 

ラディッツ「ぬあっ!!」ズザザザ……

 

バーダック「へっ……超サイヤ人になって少しはやると思ったが、チビの頃と全然変わってねえなっ!」

 

ラディッツ「お……おのれ……!この糞親父!!少しは手加減したらどうなんだっ!」

 

バーダック「これでも充分手加減してるのが解らねぇのか?だからテメエはいつまでも弱虫ラディッツって馬鹿にされんだ、このボケが。」

 

ラディッツ「な、なんだと!!いつまでもこの俺を馬鹿にしやがってぇ……!!」ググググ

 

バーダック「何だよキレてんのか?だったらその怒りを俺にぶつけて来いよ!」スッ

 

ラディッツ「ぬぅおおおおぁぁぁ!!!」バババババ

 

 

ラディッツはバーダックに向かって、畳み掛けるような連続気功波を放った。バーダックがいた場所に気弾が一気に降り注ぎ、爆風と爆音が響き渡る。

 

 

ラディッツ「くたばれこの糞親父がぁっ!」バババババ

 

 

ラディッツは完全にキレてしまい、この星の事などお構い無しにバーダックを殺すつもりで気功波を撃ち続けた。もうバーダックの姿は全く見えなくなってしまい、それがラディッツの仇になってしまった。

 

 

ラディッツ「ぬぁぁぁぁぁ!!」バババババ

 

???「俺はここだぜ?」

 

ラディッツ「なっ!?」ザッ

 

 

背後から突如声がしてラディッツが振り向くと、そこには腕組をしてニヤリと笑っているバーダックの姿があった。

 

 

ラディッツ「い、いつの間に俺の後ろに……!」

 

バーダック「気づくの遅すぎんだよバカ野郎が。それにあんなに気功波ぶちまけて、この星をぶっ壊すつもりか?銀河パトロールのエリートさんよ。」

 

ラディッツ「ぐぅ……!糞がぁ!!」ブンッ

 

 

ラディッツは右手でバーダックの顔目掛けて殴りかかるが、バーダックは左手で受け止めてラディッツの顔にハイキックを入れた。ラディッツはバーダックの攻撃が全く見えずにそのまま直撃してしまい、その場に倒れてしまう。

 

 

ドサッ ラディッツ「があっ!」シュン 超サイヤ人解除

 

バーダック「今のテメエじゃ、あのフリーザにも勝てやしねえな。全く話にもなりゃしねぇ……!」シュン 超サイヤ人解除

 

ラディッツ「く、くそぉ……。」

 

スッ✋ バーダック「オラ、立てよ。」

 

ラディッツ「……この俺に、情けをかけるつもりかっ……!」

 

✋ バーダック「そんなんじゃねぇよ、テメエもこれから仕事なんだろうが。それとも、そんな倒れてるまんまの姿を先輩っつうのに見られてえのか?」

 

ラディッツ「……フッ……誰のおかげでこんな姿になったと思ってんだ……。」スッ✋

 

 

ラディッツはバーダックの手を取り、バーダックはそのままラディッツを起き上がらせる。心なしか、2人はお互い笑っていた。

 

 

バーダック「テメエがどこまで強くなったか見たかったんだ、悪いか?」

 

ラディッツ「にしてはやり過ぎだ……こんなボロボロじゃ、先輩に会わす顔もないだろうが……。」

 

バーダック「すまねえな……お前がもっと強かったらそこまでならなかったんだけどよ。」

 

ラディッツ「良く言うぜ……もっとボロボロになってたに決まってる。」

 

バーダック「フッ……かもな。」

 

ラディッツ「……親父も、何か変わったな……。」

 

バーダック「あ?」

 

ラディッツ「俺がガキの時は、親父が笑うことなんて絶対に無かったからな……目付きもかなりイカつい感じだったしよ。」

 

バーダック「うるせえな、それ以上言うとまたぶっ飛ばすぞ。」

 

ラディッツ「ハハハ、それでこそ親父だ。今度やるときは絶対負けないからな!!」

 

バーダック「言ってろ、弱虫ラディッツ。」

 

ラディッツ「だから弱虫って言うんじゃねえ!!」

 

 

 キ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ン ……

 

 

ラディッツ「ま、不味い!あの宇宙船はジャコ先輩だ……!親父、俺はもう仕事に戻る。またな!」ドヒュゥゥゥン

 

バーダック「……フン、アイツもアイツなりに頑張ってるみてえだな。それじゃあ、俺も帰るとするか…………ん。」チラッ

 

バーダック「……そういやアイツ等先に帰っちまったんだった……参ったな……。」

 

パラガス「あーう☆(^q^)」

 

バーダック「のわっ!!テメエ!いきなり出てくんじゃねえ!!」ブンッ

 

バ キ ッ パラガス「DOOR!!」

 

バーダック「ってパラガスか……テメエ、ギネと一緒に帰ったんじゃねえのか?」

 

パラガス「や、やっと能天気なバーダックでも飲み込めたようだな。全てはお前の言う通りだが、お前を迎えに来たのでございます。」\エーー/

 

バーダック「なるほど……丁度良いタイミングだぜ。俺の用事はもう済んだ、すぐにワンドの所に帰るぞ。」

 

パラガス「ゑゑゑ!?おみやげは無いと言うのか……もしそうだとしたら、私のこれまでの苦労が……。」

 

バーダック「ギネが買った奴で我慢しろ。で、キューブは何処にあんだ?」

 

パラガス「私は、科学者に天んん?使の力を自在にコントロール出来る装置があるのをお忘れかな?」

 

バーダック「あぁ……何かそういう事言ってやがったな。じゃあそいつで来たって訳か。」

 

パラガス「腐☆腐。では貴方も宮殿に避難する準備だぁ!!」

 

バーダック「わあったからさっさと行け!!もうこんな星に用はねえんだ!」

 

パラガス「では、私の息子☆を、握ってくださいっ!」

 

バーダック「……どういう意味だ?」

 

パラガス「天んん?使の装置を使うには、私の宇宙の中で一番環境が整った美しい息子☆を握るのです!」\オォー!/

 

バーダック「おい……それはマジなのか?」

 

パラガス「マジでございます。」\エーー/

 

バーダック「まさかテメエ……1人で来るときに、自分の\ポコピー/を握ってたのか。」

 

パラガス「oh.yes~」

 

バーダック「じゃあ自分でやりゃ良いだろうが!!何で俺がテメエの\ポコピー/を握らなきゃなんねぇんだよ!ふざけんじゃねえ!」

 

パラガス「あぁそうかぁ……(落胆)」

 

バーダック「落ち込んでんじゃねえよボケが。さっさと行くぞ!」

 

 

    ~惑星ポンポル 少し離れた荒野~

 

 

    キ ィ ィ ィ ィ ィ ン  プシュゥゥー

 

ラディッツ「……。」

 

スッ ジャコ「すまないラディッツ、遅くなってしまった。」

 

ラディッツ「いえ!お疲れさまです先輩!!」ペコッ

 

ジャコ「うむ、ちゃんと銀河パトロール製のスカウターも着けているな、流石だ。」

 

ラディッツ「はい!」(さっき慌ててポッドに行って、新しい服と着替えた時に着けたとは言えんな……。)

 

ジャコ「しかし、惑星ポンポルは荒野や街が美しい星と聞いていたが……こんなに荒れていたか?」

 

ギクッ ラディッツ「え、えぇ……私が来た時もこんな感じでした。」

 

ジャコ「そうか……ではラディッツ、今日の任務をおさらいしてみろ。」

 

ラディッツ「は、はっ!今からこの惑星ポンポルの王と面会し警備の相談、その後は惑星パリガーへ行き反乱の鎮圧、そして銀河王様に結果を報告する予定であります!」

 

ジャコ「ふむ……私の部屋を掃除するが抜けているが、まぁ合格だ。では早速、この星の王に会いに行くとするか。」スタスタ

 

ラディッツ「了解しました!」

 

 

     ~第10宇宙 ロッドの宮殿~

 

 

ロッド「ふぅーん、これが僕の代表メンバーか!皆強そうだなぁー。」

 

ルヴィス「どれもかなりの手練れのようですぞ……ロッド殿よ、この5人で決定するのか?」

 

ロッド「うん!ルヴィスが連れてきたんだもん、腕の方は信用するからね!」

 

ルヴィス「うむ……。」(あの惑星エリサの王が……ここまでの手練れを持っているとは思わなかったがな……。)

 

ブラック「では全宇宙一武道会へ向けて……修行を始めましょうか。」パシッ

 

ダーブラ「……」

 

レジック「……」

 

デビル「……」

 

エリフィア「そうするかねぇ……。」チラッ

 

ビクッ 予言馬「こ……怖いヒヒ……。」

 

 

ナレーター「ついに、全宇宙一武道会に出る、第10宇宙の代表メンバーが決定された。第7宇宙でも、ネコマジンという新たな戦士が登場し、悟空が代表メンバーへ迎え入れようと声を掛けるが、果たしてネコマジンは、メンバー入りを了解するのか?」

 

ナレーター「そして全王は全宇宙一武道会を、どのようなトーナメントに展開していくのだろうか……?」

 

 

ギネ「あれ?パラガスはどこ行ったの?」

 

ブロリー「親父ぃ……はカカロットの親父ぃ……のとこです。」

 

ギネ「ふーん……まぁほっといても大丈夫そうだな。」

 

ブロリー「はい……ところで、カカロットのマ↑マ↑よく見たら\可愛い!/なぁ……。」

 

ギネ「こう見えても50過ぎてんだけどな……。」

 

ブロリー「ゑっ!?」(汗)




これで24話は終わりになります。
最近雑になってきてるかもしれません……申し訳ないです。
そろそろ全王様の告知を書こうかなと思いますが、それはまた後の方になるかなぁ……。
次回はまだ決まってませんが、今回と同じ地球メインになるかと思います!!
ここまで見ていただき、ありがとうございました!!

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