クロスアンジュ エクストリーマー    作:オービタル

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第33話:黒き裏切者達(後編)

 

マサト達が戦っていると同時に別の場所では、ある拷問部屋で吊るされているリザーディアにラグナメイルとモビルスーツがドラゴン達との戦闘を見ているエンブリヲが居た。

 

「どうだい、お前が流した情報で仲間が虐殺される様を。リィザ......いや、本名はリザーディアか?」

 

「ぅ....」

 

それにはリザーディアはただ悔しがるだけであり、、ネロスはそれに笑いながら再び映像を見ると同時に彼の表情が急に変わった。

彼が見た映像の先にはレオスとエクセリア、そしてインフィニティやケルベロス達が映っていて。それにネロスは目を大きく開かせる。

 

「まさか、またここにやって来るとはなぁ........我が友 オルトとマナミア......♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘を行っている中、ドラゴン達が次々と落とされて行くのをヴィヴィアンが見て、大声で叫ぶ。

 

「ああ!!やめろーーーーーっ!!!!」

 

「くっ!」

 

するとマサトとアンジュがレオスとヴィルキスを動かして、最前線へと向かう。それにタスクが慌ててしまう。

 

「ちょ!!マサト!アンジュ!!」

 

「サラを助けに行く!!あのままにして置くか!!」

 

「待ってくれマサト!!相手はネロスだ! 気持ちは分かるけど!!」

 

「何もしないよりはマシだ! 行くぞアンジュ!!!」

 

「ええ!!」

 

そう言ってマサトとアンジュはそのまま向かって行き、それに釣られるかの様にマティス達も向かう。

 

「俺も行くぜ!マサト!!」

 

「僕もほっとけないよ!!」

 

「仲間を見過ごせないな!」

 

「ヴィヴィアン、しっかり捕まっててね?」

 

「おう!」

 

マティス達もマサト達の後を追いかけ、それにタスクは慌てる。

 

「ちょっと!待って!! 俺も行く!!」

 

っとタスクもフェニックス・ゼロを前に出して、マサト達を追いかけて行った。

 

そして戦闘は膠着状態へとなり、サラ達の軍やハデス軍が次々へと落とされて行く。

サラは蒼いヴィルキス『クレオパトラ』と収納ブレードで戦っていた。

 

「戦力!消耗三割を超えました!!」

 

「早くも戦況が維持出来ません!!」

 

「相手はたったの12機ですよ! くっ!」

 

サラは噛みしめながらも左腕に装備されているビーム砲を撃ち、それをクレオパトラは難なくかわす。

 

「速い!!」

 

そしてクレオパトラはサーベルをサラの焔龍號に振りかぶろうとした時に、アンジュのヴィルキスがラツィーエルで防御する。

 

「!?」

 

っとクレオパトラに乗っているライダーは思わず反応し、アンジュはクレオパトラを一気に吹き飛ばして、その中にいるライダーはヴヴィルキスを見る。

 

「ヴィルキス......アンジュなの?」

 

そしてマサトとナオミは艦隊を襲うGストリームを攻撃する。するとイクスのパイロットがレオスとエクセリアを見る。

 

「レオスとエクセリア.......もう片方は知らないけど......また会えたね、マサト........」

 

「大丈夫!!サラ子!!」

 

「ええ!大丈夫です!」

 

「アンジュはサラに言う。

 

「さあ!!此処は私達に任せて引きなさい!サラ子!」

 

「出来ません!ネロスからアウラを取り戻すまでは!」」

 

「義姉さん!周りをよく見てくれ!こんな状態だと、ネロスの思うがままだ!!」

 

っとサラはマサトの言う通りに周りを見渡すと、戦況が混乱状態であり、とてもじゃないが進攻するのは不可能であった。

 

『マサトとアンジュの言う通りだ!』

 

っとタスクの通信にサラは思わず反応した。

 

「今は引いて、戦力を立て直すんだ!勝つために!」

 

その事をサラは目を開かせて、頭を冷やして操縦桿を握りしめて皆に言う。

 

「アウラ....全軍!撤退する!! 戦線を維持しつつ特異点に撤退せよ!」

 

それによりドラゴン軍達は特異点に向かい撤退し始め、それに緑のヴィルキス『テオドーラ』がビームライフルで追撃していた。

マサトはそれに気付き、ヴァリアブル・ライフルをテオドーラに向けて撃つ、それにテオドーラはビームシールドで防御するも、強烈は爆風と吹き飛ぐ。

 

「ぐっ?!!」

 

そして同時にアンジュのアサルトライフルのグレネードランチャーが火を噴いて放ち、それをクレオパトラは防御する

再び攻撃しようとした時にライフルの弾が切れた事に気が付く。

 

「くっ…!」

 

『アンジュ!これを!!』

 

っとサラがアンジュに銃剣付きビームライフルを渡し、それを受け取り構えるアンジュ。

 

「アンジュ。どうかご武運を.....」

 

「良いからさっさと行きなさい!!」

 

アンジュは怒鳴りながらもビームライフルを放ち、それにサラは撤退しながら

 

『サラ!私も残る』

 

「アストラ!」

 

アストラが乗っているインフィニティとオルトとマナミアのケルベロス、そして鬼の民の大将が乗っている鬼刃がサラ達を守ろうと盾になる。

 

「アイツ等だけでは、戦力不足になる。心配するな.......必ずお前の元に戻ってくる!」

 

「アストラ....分かりました! どうかご無事をお祈りします!お義父様もお義母様も!」

 

そう言ってサラは特異点へと戻って行く。

 

そしてアンジュは迫るクレオパトラに驚きながら回避し、フライトモードになってその場を離れようとするがそこにクレオパトラが追跡しながらアンジュの姿を確認する。

 

「やっぱり....」

 

「?....」

 

アンジュはクレオパトラの方を見ると、クレオパトラがフライトモードになり、そのライダーのバイザーが透通って素顔が現る。その人物はなんとサリアであった。

 

「どうしてあんたが...」

 

「!? サリア....!?」

 

マサトとナオミ、そしてマティス達やヴィヴィアンも驚く。

ヴィヴィアンはクレオパトラに乗っているサリアを見る。

 

「サリア....サリアだ!」

 

「えっ?」

 

「でも.....!」

 

っとヴィヴィアンはマサトとタスクに通信を入れ、一旦合流したマサトとタスクはヴィヴィアンの通信を聞いてアンジュとサリアの方を見る。

そしてアンジュはサリアの他にいる人物の事を驚く。

それはレイジアとテオドーラにエルシャとクリスだった。

 

「エルシャに....クリスも!」

 

「アンジュ、どうしてあんたがドラゴンと共に戦って.....」

 

「アンジュ!!」

 

っとそこにマサト達がやって来て。マサトやナオミはエルシャとクリスの姿を見て驚く。

 

「 エルシャ!?」

 

「クリス!?」

 

「え!?その声......ナオミ!?」

 

「本当にマサト君とナオミちゃんにアンジュちゃん…なの?」

 

「うわぁ....またビックリ」

 

マサトが驚いてる中でサリアはマサトとナオミを見て確信していると、サリアの元に通信が入る。

 

「こちらサリア....えっ? 分かりました…ネロス様。アンジュ、貴女を拘束するわ、色々と聞きたいことがあるから....それとマサトにナオミ。貴方たちもよ!」

 

「「「!?」」」

 

マサト達はサリアの一言に驚き、サリアはエルシャとクリスに言う。

 

「二人共、良いわね?」

 

「「イエス、ナイトリーダー」」

 

二人は互いに敬礼し、駆逐形態へ変形し、マサトに襲い掛かった。

 

「待て!サリア!エルシャ!クリス!」

 

しかし、三人はマサトの話を聞こうともしなかった。すると上空からイクスが現れ、ビームサーベルを抜刀してきた。マサトもビームサーベルを抜刀し、防御する。

 

『やっと会えたね』

 

「っ!?その声......ジョアンヌ!?」

 

『ジョアンヌは昔の名前.......今の私の名は"ジョーカー"。』

 

「何やっているんだよ!?何でお前がイクスに乗っているんだ!?」

 

『ネロス様から授かったのよ.......不思議だよね、イクスが私を選ぶなんて、それと、』

 

するとジョアンヌがエクセリアの方を向く。

 

『あのエクセリアに乗っている子.......「ナオミ」だっけ?.......もしかして、アンタの彼女?』

 

「っ!」

 

『そっか.......それなら、』

 

ジョアンヌはマサトを吹き飛ばした。

 

『格闘進化 タキオン・フェイズ』

 

イクスの周りに、赤い装甲が身に纏われ、大型ビームソード『タキオンスライサー』を抜刀し、エクセリアに襲い掛かった。ナオミは急いでシールドビットを展開し、

マサト達が戦っていると同時に別の場所では、ある拷問部屋で吊るされているリザーディアにラグナメイルとモビルスーツがドラゴン達との戦闘を見ているエンブリヲが居た。

 

「どうだい、お前が流した情報で仲間が虐殺される様を。リィザ......いや、本名はリザーディアか?」

 

「ぅ....」

 

それにはリザーディアはただ悔しがるだけであり、、ネロスはそれに笑いながら再び映像を見ると同時に彼の表情が急に変わった。

彼が見た映像の先にはレオスとエクセリア、そしてインフィニティやケルベロス達が映っていて。それにネロスは目を大きく開かせる。

 

「まさか、またここにやって来るとはなぁ........我が友 オルトとマナミア......♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘を行っている中、ドラゴン達が次々と落とされて行くのをヴィヴィアンが見て、大声で叫ぶ。

 

「ああ!!やめろーーーーーっ!!!!」

 

「くっ!」

 

するとマサトとアンジュがレオスとヴィルキスを動かして、最前線へと向かう。それにタスクが慌ててしまう。

 

「ちょ!!マサト!アンジュ!!」

 

「サラを助けに行く!!あのままにして置くか!!」

 

「待ってくれマサト!!相手はネロスだ! 気持ちは分かるけど!!」

 

「何もしないよりはマシだ! 行くぞアンジュ!!!」

 

「ええ!!」

 

そう言ってマサトとアンジュはそのまま向かって行き、それに釣られるかの様にマティス達も向かう。

 

「俺も行くぜ!マサト!!」

 

「僕もほっとけないよ!!」

 

「仲間を見過ごせないな!」

 

「ヴィヴィアン、しっかり捕まっててね?」

 

「おう!」

 

ジュン達もレオン達の後を追いかけ、それにタスクは慌てる。

 

「ちょっと!待って!! 俺も行く!!」

 

っとタスクもフェニックス・ゼロを前に出して、レオン達を追いかけて行った。

 

そして戦闘は膠着状態へとなり、サラ達の軍やハデス軍が次々へと落とされて行く。

サラは蒼いヴィルキス『クレオパトラ』と収納ブレードで戦っていた。

 

「戦力!消耗三割を超えました!!」

 

「早くも戦況が維持出来ません!!」

 

「相手はたったの12機ですよ! くっ!」

 

サラは噛みしめながらも左腕に装備されているビーム砲を撃ち、それをクレオパトラは難なくかわす。

 

「速い!!」

 

そしてクレオパトラはサーベルをサラの焔龍號に振りかぶろうとした時に、アンジュのヴィルキスがラツィーエルで防御する。

 

「!?」

 

っとクレオパトラに乗っているライダーは思わず反応し、アンジュはクレオパトラを一気に吹き飛ばして、その中にいるライダーはヴヴィルキスを見る。

 

「ヴィルキス......アンジュなの?」

 

そしてマサトとナオミは艦隊を襲うGストリームを攻撃する。するとイクスのパイロットがレオスとエクセリアを見る。

 

「レオスとエクセリア.......もう片方は知らないけど......また会えたね、マサト........」

 

「大丈夫!!サラ子!!」

 

「ええ!大丈夫です!」

 

「アンジュはサラに言う。

 

「さあ!!此処は私達に任せて引きなさい!サラ子!」

 

「出来ません!ネロスからアウラを取り戻すまでは!」」

 

「義姉さん!周りをよく見てくれ!こんな状態だと、ネロスの思うがままだ!!」

 

っとサラはマサトの言う通りに周りを見渡すと、戦況が混乱状態であり、とてもじゃないが進攻するのは不可能であった。

 

『マサトとアンジュの言う通りだ!』

 

っとタスクの通信にサラは思わず反応した。

 

「今は引いて、戦力を立て直すんだ!勝つために!」

 

その事をサラは目を開かせて、頭を冷やして操縦桿を握りしめて皆に言う。

 

「アウラ....全軍!撤退する!! 戦線を維持しつつ特異点に撤退せよ!」

 

それによりドラゴン軍達は特異点に向かい撤退し始め、それに緑のヴィルキス『テオドーラ』がビームライフルで追撃していた。

マサトはそれに気付き、ヴァリアブル・ライフルをテオドーラに向けて撃つ、それにテオドーラはビームシールドで防御するも、強烈は爆風と吹き飛ぐ。

 

「ぐっ?!!」

 

そして同時にアンジュのアサルトライフルのグレネードランチャーが火を噴いて放ち、それをクレオパトラは防御する

再び攻撃しようとした時にライフルの弾が切れた事に気が付く。

 

「くっ…!」

 

『アンジュ!これを!!』

 

っとサラがアンジュに銃剣付きビームライフルを渡し、それを受け取り構えるアンジュ。

 

「アンジュ。どうかご武運を.....」

 

「良いからさっさと行きなさい!!」

 

アンジュは怒鳴りながらもビームライフルを放ち、それにサラは撤退しながら

 

『サラ!私も残る』

 

「アストラ!」

 

アストラが乗っているインフィニティとオルトとマナミアのケルベロス、そして鬼の民の大将が乗っている鬼刃がサラ達を守ろうと盾になる。

 

「アイツ等だけでは、戦力不足になる。心配するな.......必ずお前の元に戻ってくる!」

 

「アストラ....分かりました! どうかご無事をお祈りします!お義父様もお義母様も!」

 

そう言ってサラは特異点へと戻って行く。

 

そしてアンジュは迫るクレオパトラに驚きながら回避し、フライトモードになってその場を離れようとするがそこにクレオパトラが追跡しながらアンジュの姿を確認する。

 

「やっぱり....」

 

「?....」

 

アンジュはクレオパトラの方を見ると、クレオパトラがフライトモードになり、そのライダーのバイザーが透通って素顔が現る。その人物はなんとサリアであった。

 

「どうしてあんたが...」

 

「!? サリア....!?」

 

マサトとナオミ、そしてマティス達やヴィヴィアンも驚く。

ヴィヴィアンはクレオパトラに乗っているサリアを見る。

 

「サリア....サリアだ!」

 

「えっ?」

 

「でも.....!」

 

っとヴィヴィアンはマサトとタスクに通信を入れ、一旦合流したマサトとタスクはヴィヴィアンの通信を聞いてアンジュとサリアの方を見る。

そしてアンジュはサリアの他にいる人物の事を驚く。

それはレイジアとテオドーラにエルシャとクリスだった。

 

「エルシャに....クリスも!」

 

「アンジュ、どうしてあんたがドラゴンと共に戦って.....」

 

「アンジュ!!」

 

っとそこにマサト達がやって来て。マサトやナオミはエルシャとクリスの姿を見て驚く。

 

「 エルシャ!?」

 

「クリス!?」

 

「え!?その声......ナオミ!?」

 

「本当にマサト君とナオミちゃんにアンジュちゃん…なの?」

 

「うわぁ....またビックリ」

 

マサトが驚いてる中でサリアはマサトとナオミを見て確信していると、サリアの元に通信が入る。

 

「こちらサリア....えっ? 分かりました…ネロス様。アンジュ、貴女を拘束するわ、色々と聞きたいことがあるから....それとマサトにナオミ。貴方たちもよ!」

 

「「「!?」」」

 

マサト達はサリアの一言に驚き、サリアはエルシャとクリスに言う。

 

「二人共、良いわね?」

 

「「イエス、ナイトリーダー」」

 

二人は互いに敬礼し、駆逐形態へ変形し、マサトに襲い掛かった。

 

「待て!サリア!エルシャ!クリス!」

 

しかし、三人はマサトの話を聞こうともしなかった。すると上空からイクスが現れ、ビームサーベルを抜刀してきた。マサトもビームサーベルを抜刀し、防御する。

 

『やっと会えたね』

 

「っ!?その声......ジョアンヌ!?」

 

『ジョアンヌは昔の名前.......今の私の名は"ジョーカー"。』

 

「何やっているんだよ!?何でお前がイクスに乗っているんだ!?」

 

『ネロス様から授かったのよ.......不思議だよね、イクスが私を選ぶなんて、それと、』

 

するとジョアンヌがエクセリアの方を向く。

 

『あのエクセリアに乗っている子.......「ナオミ」だっけ?.......もしかして、アンタの彼女?』

 

「っ!」

 

『そっか.......それなら、』

 

ジョアンヌはマサトを吹き飛ばした。

 

『格闘進化 タキオン・フェイズ』

 

イクスの周りに、赤い装甲が身に纏われ、大型ビームソード『タキオンスライサー』を抜刀し、エクセリアに襲い掛かった。ナオミは急いでシールドビットを展開し、大型ビームソード『ハルプモント』で防御した。

 

「ナオミ!」

 

マサトは急いでナオミの所へ向かうとした時、目の前にエースのジャッジメントガンダムが立ち塞がった。

 

「貴様がトリスタン連邦総統『ユリウス』と『イリス』の息子か......」

 

さらに海中からゼノビアのシャンブロ、ハートのディビニダドゥ、ダイヤのガルムガンダム、デシルのガンダムメフィスト、数機のプルーマも現れた。

 

『極限進化状態!"EXA・フェース"!!』

 

レオスが極限進化し、持っている二丁のヴァリアブル・サイコ・ライフルを構え、周りにいるプルーマに攻撃した。

 

「ウォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」

 

プルーマのナノラミネートがレオスのヴァリアブル・サイコ・ライフルの火力に耐えきれず、塵へと変わっていった。エース達は回避しすると同時にマサトに襲い掛かる

 

「チッ!」

 

マサトは舌打ちをすると、マティス達のザクウォーリアが武器を取る。

 

「俺達も行くぞ!!」

 

《おぉ~!!》

 

セリカ、リクト、ニコラスのジンハイマニューバとシグーディープアームズがレーザー重斬刀や斬機刀を抜刀し、デシルに斬りかかる。

 

「ヘッ!そんななまくらの武器で俺に勝てるとでも思っていんのか!?」

 

デシルは相変わらず、悪どくな台詞を吐き、バルカン砲からビームサーベルを放出し、防御する。そして背部のメフィストキャノンがセリカとリクトに向けられた。

 

「「っ!!」」

 

二人は急いで回避し、後ろに回り込みむが、メフィストのメフィストテールが二人を吹き飛ばす。

 

ハートのディビニダドゥがメリーとパトリックのガナー・ザクウォーリアに襲い掛かる。

 

「.........フェザーファンネル」

 

ハートはそう呟くと、フェザーファンネルを展開し、パトリックとメリーに襲い掛かる。パトリックとメリーはガナーザクウォーリアが"M1500オルトロス 高エネルギー長射程ビーム砲"を集束に切り替え、フェザーファンネルを撃ち落としていく。しかし、ディビニダドゥから出てくるフェザーファンネルはまだ減らない。

 

「切りがないよ!!」

 

そしてガイ、アイカ、エルマはゼノビアのシャンブロと戦っていた。シャンブロの頭上にリフレクタービットが展開され、ガイ達の攻撃が拡散・無効化されていく。

 

「アンナのどうやって戦えば!?」

 

「巨大な蟹だと思え!」

 

ガイはアイカにそう言うと、シャンブロのコックピットにいるゼノビアがきれた。

 

「シャンブロと呼びなさい!!」

 

「「「「っ!!?」」」」

 

シャンブロのパイロットがオカマだと言うことに、皆は驚く。

 

マティス、モニカ、ニコラスはダイヤのガルムガンダムを相手しており、ダイヤはトランザムシステムを発動し、超高速で三人を翻弄する。

 

「速すぎます!」

 

「迂闊に動くな!構えろ!」

 

しかし、ダイヤはマティスに接近し、GNビームライフルを乱射してくる。

 

 

 

マサトはジャッジメントガンダムの黒いビームサーベルを回避し、腕部のゼノン・ソードを放出し、応戦する。その時、ジャッジメントガンダムの爪先からビームロングサーベルが放出された。

 

「何っ!?」

 

「油断は死を表すぞ!!」

 

エースがそう言い、足のサーベルを振り下ろす。だが、マサトはもう一つのゼノン・ソードを展開し、防御した。

 

「その言葉.....今、そっくりそのまま返してやるよ!!」

 

マサトがそう言うと、両肩のブラスターカノンをエースに向ける。

 

「クッ!!」

 

エースは急いでレオスから離れ、掌からビームバリアを展開し、ブラスターカノンのビームを防御する。

 

 

 

 

一方、一方特異点では撤退が完了したドラゴン達とハデス艦隊、サラはまずい状況に立たされているアストラ達を悔しそうに見つめていた。

 

「アストラ....」

 

サラは手を握りしめて、特異点は閉じてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

正にその頃、アストラはフェニックスガンダムでスペードのフェニキスを相手していた。

 

「方目を潰されたのに、これ程の力が出るとはな!」

 

「当たり前だ!」

 

スペードはそう言うと、大型クローでアストラに襲い掛かる。しかし、アストラも負けておらず、フェザーファンネルを展開し、フェニキスを攻撃する。

 

「そんな武装では、俺には勝てないぞ!」

 

「それはどうかな?」

 

するとスペードは額にプラグコードを刺し込んだ。

 

「グッ!!!!」

 

激しい痛みがスペードを襲い、額に青筋が浮かび上がり、目から血が流出する。すると座席の後ろの機械からジェネレーターが起動した。

 

「さぁ、思う存分暴れて良いぞ!!...クローバー!!ハート!!」

 

スペードの声と共に、フェニキスのツインアイが光だし、鳴き声を発した。

 

「何だ!?」

 

フェニキスの装甲が剥がれ落ち、現れたのはをラグナメイルのフレームをしており、黒いヴィルキスと同じ装甲だが、黒と赤のカラーをしており、腰にビームサーベルそして背部に太陽炉が付けられたガンダムであった。

 

「ガンダム!?」

 

「そうさ!フェニキスは卵で、これが本当のフェニキス..........その名も"ディザスター"だ!!!」

 

スペードがそう言うと、ディザスターにバイザーとマスクが付けられ、腰のビームチャクラを抜刀した。アストラは構わずフェザーファンネルで攻撃した直後、ディザスターが音速を鳴らし、姿を消した。

 

「何!?......グッ!!」

 

何が起こったのか、アストラの後ろにディザスターが回り込んで、そのままフェニックスを蹴り飛ばしていた。

 

「いつの間に後ろに!?」

 

その直後、ディザスターが消え、今度は横に現れ、フェニックスを殴る。

 

「どうだ!!これがディザスターの力だ!未完成であったコイツに.....ネロス様のラグナメイルとイクスのデータを元にして造られた機体だ!」

 

「クッ!!もう完成していたのか!『ラグナフレーム』を!!」

 

 

 

 

『ラグナフレーム』絶対兵器"ラグナメイル"のフレームを格段に大きくしたモビルスーツ専用のフレーム。

機動力と推進力が大幅に上がり、さらには人とモビルスーツとの人機一体となることで、機動力と推進力がさらに上がり、移動時にソニックブームを起こす。

そしてラグナフレーム専用の太陽炉を装備すれば、トランザムシステムや、イリス・システムを発動できる。

 

 

 

 

 

「ビット!!」

 

スペードの声と共に、肩部の4基のブレードビットが射出され、フェニックスに向かっていく。

 

「フェザーファンネル!」

 

アストラもファンネルを射出し、遠隔操作兵器同士の戦いが始まった。しかしフェザーファンネルがアットイウマニブレードビットで破壊されていく。

 

「バカな!?たった4基のビットだけで、フェザーファンネルが......まさか!?」

 

「そうだ、アストラ......ディザスターのブレードビットにも......トランザムシステムが組み込まれているのだ!」

 

よく見ると、ブレードビットがトランザムを発動しており、瞬速でフェザーファンネルを全滅させた。

 

「これが......格の差だ......」

 

スペードはそう言うと、ディザスターで腕を組む。

 

「このままではここで殺られる.......仕方がない!全員!聞こえるか!今すぐにケルベロスと鬼刃、インフィニティに戻れ!」

 

アストラはそう言うと、フェニックスを変形させ、ウェブバード形態へとなり、急いでマサト達の所へ向かい、それぞれ相手しているディーラの幹部にバーニングファイアを浴びさせる。

 

「何だ!?」

 

炎が辺りを包み込むと同時に、アストラがマティス達とナオミ、マサト、そしてアンジュとタスク、ヴィヴィアンを回収した。そしてケルベロス、インフィニティ、鬼刃がカタパルトを開き、皆を回収し終えると同時に、何処かへ転移した。炎が消え、そこにはディーラの幹部だけであった。

 

「何処に行ったんだ!?アイツ等!?」

 

「......ナオミ.....あの子も」

 

ジョアンヌが何かを呟いていると、スペードがコンソールを叩く。

 

「......やっぱり腰抜けだな.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして転移を終えて何処かに到着するマサト達、マサト達は目の前にある島を見る。

そこはマサト達にとって見覚えのある島だった。

 

「ここは....アルゼナル?」

 

マサトが完全に基地機能を失ったアルゼナルを見て呟き、それにアンジュはただアルゼナルを見て呆然とする。

 

そして夜、アルゼナルの付近の海に着水したケルベロスとインフィニティ、そして鬼刃達。艦から降りたアストラ達は戦闘服を着込んだ兵士たちにアルゼナル内の少女たちの遺体を回収するよう命令する。隠れキリシタンである鬼の民達は念仏を唱え、キリストの十字架を持って供養する。

 

マナミアが殺されたアルゼナルの少女たちを見て悲しい表情をする。

 

「酷いわ....無差別に殺すなんて.....」

 

「ノーマを嫌う人間、それを指示を出していたのは当時のアンジュのお兄さんでした」

 

アストラは回収された遺体に向けて、ご冥福をお祈りしていた。

 

「我等はその様な下劣な事をしなかった........我等は何時も天草四郎様の元で人々を導いていた......だが、これは間違った導きだ.....」

 

鬼の大将はそう言うと、遺体に灯油を掛け、遺体の山に火を付けた。鬼の民達は念仏を唱える。

 

《南無阿弥陀仏.....南無阿弥陀仏......南無阿弥陀仏......南無阿弥陀仏....神よ、この子達に浄化と導き、そして安らぎを与えたまえ.......我等の総大将 天草四郎様の御加護を.....》

 

鬼の民達は1500年前の『島原の乱』で戦死したキリシタンの総大将 天草四郎や隠れキリシタン達の事を思い出す。

 

「それがお前達の流儀か?」

 

「......そうだ......だが、天草四郎様はもういない......今の殿下はマサト様である......我等は何時、何処でもマサト様に付いていく....例え我等、鬼の民の一族が滅びようとも.......あのディーラと名乗る正義を騙った愚者に思い知らせてやる......」

 

鬼の大将はそう言い、鬼の民と共にアルゼナル内を探索する。

 

 

 

 

 

 

その頃、マサト達は近くの浜辺でたき火をたき、魚を焼いており、ヴィヴィアンは魚を美味しくのん気に食べている様子にマティス達は思わず呆れかえっていた。その中でもアンジュは暗い表情に包まれていた。

 

「帰って来たんだ....アルゼナルに」

 

アンジュはアルゼナルを見上げて言い、悲しみの声で言う。

 

「皆....何処に行ったの? まさか…」

 

「脱出して、無事で居るはずさ。ジルたちがそう簡単にやられる筈がない」

 

「....確かにな、あいつの事だ」

 

タスクの言葉にマサトは同意し、アンジュは頷く。

 

っとヴィヴィアンは何かに気付き、それにマサト達は見る。

すると海の方に緑色の光の玉が浮いて、そこから三人の人影が現れる。

 

「何あれ!?」

 

アンジュは驚き、怖がりながらタスクにしがみつく。

 

「皆!」

 

マサトは号令と共にマティス達は武器を取る。タスクもホルスターからハンドガンを取り出す。ナオミはマサトの後ろに隠れる。

 

アルゼナル内の鬼の民達が何かを察知したかのように、臭いでマサトのいるところへ向かう。それと同時にアストラもマナの光を感じとる。

 

「親父!お袋!」

 

「あぁ!」

 

「えぇ!」

 

アストラは兵士たちを引き連れてマサト達の元へ行く。

そして海から上がって来る謎の三人にマサト達はより警戒心を高め、タスクは冷や汗を流しながらつぶやく。

 

「お化け…幽霊? 海坊主?!」

 

っとアンジュは恐怖のあまりに悲鳴をあげながらタスクに抱き付き。

一人の者がアンジュの姿を見て言う。

 

「あ...あ.....アンジュリーゼ....様?」

 

「ち!違う!!....私は!!…....え?」

 

アンジュは自分の本名を知っている事に反応し、マサト達もその事を聞いて反応する。

するとその人物の正体はモモカであった。

 

「モモカ....?」

 

「アンジュリーゼ様~!!!」

 

モモカはアンジュに駆け寄って抱き付き、アンジュもモモカが現れた事に嬉しながら抱き付く。

そしてヴィヴィアンはその他の者達を見た時にマスクを外したヒルダとロザリーを見て驚く。

 

「うわ!みんなだ!!」

 

「ヒルダ!ロザリー!」

 

「 ん?.....うわっ!!ドラゴン女!!?」

 

ロザリーはヴィヴィアンを見てビビって引いて、ヒルダは笑みを浮かべてアンジュに駆け寄る。

 

「本当に…アンジュなの?」

 

「勿論よ、ヒルダ」

 

それにヒルダはまた笑みを浮かべる。すると出入り口の方から唸り声が響いた。

 

「何だ!?」

 

「あ~.....気にしなくても良いよ、」

 

そして出入り口から鬼の大将が棍棒を持って、マサトの前に出て威嚇する。そして強化服を身にまとった兵士たちがやって来て、ブラスターライフルを構え。それにヒルダ達は慌てる。

 

「な!なんだこいつ等!?」

 

「ああ~!待てヒルダ! コイツらは味方だよ」

 

「はっ?」

 

ロザリーはマサトの言葉に頭を傾げると、そこにアストラ達がやって来る。

 

「マサト!皆って......あれ?」

 

ヒルダ達の姿を見て、すぐさま兵士達に言う。

 

「お前達!武器を下ろせ!味方だ!」

 

「えっ?は、はい....」

 

兵士達はアストラの命令に従いブラスターライフルをおろし、その様子にヒルダはマサトに問う。

 

「おい!何だよこいつ等?! 一体何者なんだよ!?」

 

「口を慎め!小娘が!」

 

鬼の大将や鬼の民達が刀や弓を構える。

 

「まぁ、待て......落ち着けお前達.....」

 

「何なんだよソイツ!?」

 

「彼等は解放組織『ハデス』と鬼の民達だ。この世界を好き勝手にやりまくるネロスやディーラを打倒する者達だ」

 

マサトの言葉にヒルダ達は驚き表情を隠せなかった。

 




モモカ達と合流!

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