嫌われの忌み子あれば拾われる鬼子あり   作:時雨日和

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人物整理 用語整理

人物整理

 

ルイス(22)

鬼の一族の生き残り

鬼の言い伝えにある災厄をもたらすとされる青い髪で角の短い忌み子で、家名すら与えれなかったがもし忌み子では無かったのなら兄と同じ性を受けたルイス・テスタロットであった

鬼の伝説とされているアカツキの魔法『白の魔法』をアカツキ自身の怨霊によって教授され、使用することが出来る

村でやられたショックで少しの間だけ精神が不安定になりオドオドしていたが、時間が経つにつれてそれが戻り今では問題なく話も聞けるし話せる

死体を見ると怨霊が憑き、怨霊が憑いていると死んだ時その怨霊が代わりに死に、ルイス自身は蘇生するという怨霊の恩恵を持っている

 

※魔法<呪術<付与<恩賞<恩恵

 

カルロス・T・アンデルセン(29)

アンデルセン家の当主

どんな相手だろうと分け隔てなく接し、困っているのなら自らの屋敷へと招き入れ受け入れる

魔法がほとんど使えなく、ほかの貴族達などから微妙な扱いを受けているがそれを話術で逆に相手を扱うような性格を持っている

 

エグル・カストロス(64)

アンデルセン家の使用人の長

10年以上前に家族を魔獣に殺され、自身も重傷を負い絶望していた時にカルロスに拾われる

若い時は王国の兵士を務めていた経験もあり、魔法も平均的に出来て剣術などもそこそこであったが歳をとり、50手前の時に引退

 

ミリア・メドニカル(29)

アンデルセン家の使用人

リク・メドニカルの姉

10年前に生活の維持が厳しいという理由で捨てられたところをカルロスに姉弟で拾われる

屋敷では特に料理担当している

『黒の魔法』を良く使い、特に魔法陣を描いた場所を写すという監視的な魔法が得意

 

リク・メドニカル(25)

アンデルセン家の使用人

ミリア・メドニカルの弟

10年前に姉と同じくカルロスに拾われる

姉と同じく『黒の魔法』を得意とし、相手の視界を奪ったり、身動きを取れなくするなどの行動を封じる系を用いるサポート役

 

マリー・セレスティア(17)

アンデルセン家の使用人

鬼がルイスを残し全滅した日の次の日に父、ガイア・セレスティアによって家を追い出され、そこをカルロスによって拾われる

自身と自身が触れたものには恩賞以下のものには干渉されず跳ね返す事も出来るという不干渉の恩賞を持っている

 

メル・アルベル(17)

アンデルセン家の戦闘員

小さい頃から神童と呼ばれるほど魔力が高く魔法にも長けていた

それゆえに人体実験を受け、逃げたところをカルロスによって拾われる

魔法はどれも平均以上で、並の魔法使いなど手も足も出ぬほどの実力者、ただルイスが来てからは少し自信をなくし気味

 

クリストファルス・J・ラッセル(22)

アンデルセン家の使用人

元貴族で、その実態に触れて嫌気がさして屋敷を燃やし家のものを全員殺した

そして二町ほど離れたカルロスの元を訪れ使用人として雇ってもらった

『紅の魔法』を得意とし、それのみであるならメルに勝るとも劣らない実力を持っている

 

レイジャル・テスタロット(享年15)

ルイスの兄

当時生きていた鬼の中で最強の天才

現存していた魔法全てを使いこなしどの魔法も破格の完璧な完成度を誇っていた

負の要素を持っていて不当な扱いを受けていたルイスを気にかけ、兄としてルイスの力になってやれるようにしていた

『蒼の魔法』をよく使うのもルイスを思い、青という鬼族にとって負の要素を受けるという意味

自身の判断以外では決して魔法が消えることない不消の恩恵を持つ

 

シグレ・アカツキ(?)

伝説の鬼

書物や伝承ではサイグリエ・アカツキとなっているがそれは単なる誤りで実際はシグレ

様々な伝説を持ち悪事を働いていた鬼の歴史を覆し、悪行を止める程の影響力を持つ

子孫はアカツキの孫の代で滅んだ

ちなみに恩恵や恩賞というものは持っていなかったらしい

 

クレハ・アカツキ(?)

神速の恩恵をもつシグレの妻

伝説の鬼、シグレの妻であり自身も伝承に語られるほどの実力を持つ剣の使い手

魔法の方は少し不慣れな部分を自身の持つ神速恩恵を活かした剣技で補っていった

唯一シグレを手こずらせ傷を残していった人物、とても忠実で世話焼きな性格、伝承では黒髪で黒目の女性であったと記されている

自身の限界以上の速度で行動出来る神速の恩恵を持っていた

 

メリー・アステッラ(享年10)

人形に魂を宿した恨みを持たぬ霊

『タロットの騎士』『ハイプリエステス』の恩賞を受けた霊、死後から既に10数年経っているため精神年齢は20代

人形を操る魔法を使い、恩賞と組み合わせ相手に付きまとわせる事も可能

元々そのものをそれに固定させるという付着の恩恵を持っていて自身以外のものなら命令一つで操作は可能だが、自身が関わるものは1度付けて離したらもう戻れない

現在ルイスとリンクさせ一心同体とし、夫婦という関係を築いた

 

カイル・アルバート(34)

フェデル王直属の正真正銘最強の兵士

元々兵士の家系に生まれ、兵士になる事に不満を持っていたが、それに反比例するように溢れ出る才能は頭角を現し王族の兵士へとなった

故にやる気の無さが出て、他の兵士達からは良い目では見られていなかったがフェデル王に仕えてからは、それも段々と解消していったが、それはフェデル王に対することのみ

 

フェデル・ナースホーン(11)

第32代国王

国民には男として王についているが、実際は女、しかも3人目に生まれた子供

2人の兄を亡くしたという理由もあるが、実際は服従の恩恵を所有していたせい

自らの理念に背くものにはどんな相手でも反抗し、理念にあっている者はたとえ誰であろうと認める

自らを暴君と自覚していて、なおかつ、自分が弱い事も自覚している

 

用語整理

 

ナグニアル

昔、鬼が世界を支配していた頃の中心地

今では王国となり、世界の中でも最高位に属する国

現在、国王は第32代国王フェデル・ナースホーンによって治められている

 

紅の魔法

主に炎系統の魔法

温度を上昇させるような魔法も使える

詠唱には『ウル』を用いる

 

蒼の魔法

主に水系統の魔法

温度を低下させるような魔法も使える

レイはこの2つの性質を合わせた氷を使う魔法を使う

詠唱には『エル』を用いる

 

翠の魔法

主に風系統の魔法

応用すれば空を飛ぶような事も出来る

詠唱には『ガル』を用いる

 

黄の魔法

主に電気系統の魔法

電撃を放出することも出来れば、纏わせることも出来る

水と合わせることで範囲を広げる応用も出来る

詠唱には『アル』を用いる

 

黒の魔法

主に相手を妨害するような魔法

中でも魔法陣を用いることでそこの風景を見ることが出来る魔法もある

詠唱には『モル』を用いる

 

白の魔法

何ものにも属さないまっさらな魔法という事でアカツキが考えた魔法

重力操作やものを消滅させたり、飛ばしたりする魔法

未だ解明されない魔法

アカツキのお陰でルイスは扱える

詠唱には『グラヴ』や『テトロ』、『ナスル』を用いる

 

※自ら考えた魔法もあるため一概に詠唱はこれだけとは言えないが、分類はこれだけとされこれを元にしか作られない

 

タロットの騎士

タロットの恩賞を受けた騎士

22人で構成され、それぞれ種族が違う

この騎士によって鬼の一族が滅ぼされルイスが捕えられた

 

吸血鬼

鬼の後に生まれた種族

コウモリのような黒い翼を持ち、どんな暗闇でもその視界ははっきりとしていてコウモリのようにエコーロケーションも駆使する

鬼の後に生まれたことにより鬼に仕える立場だったがそれをアカツキが解放した

ほとんどが姿をくらまして過ごしていたり、人間と共存するようなものもいた

 

怨霊

死後に現れる恨みを持った霊体

殺害された場合はほとんどの場合確実に怨霊となっている

メリーのように恨みを持たぬ霊体の場合ルイスの恩恵の対象にはならない

 

タロットの恩賞整理

 

チャリオット

触れたものを投擲物とする恩賞

この恩賞を持つものは触れたものなら何でも投げ飛ばせる文字通り戦車と化す

 

ハイプリエステス

特定した相手の行動を予測する恩賞

相手の行動を監視することも可能、それを見ている時に何かをする事は不可能である

 

デス

触れた相手1人を自らの精神世界へと引きずり込む恩賞

恨みの念が強ければ強いほどその効果は増し、その感情に支配される

自分に縁のある人達の本音を聞かせることもあり、ルイスがそうだった

 

スター

相手に行動を認識させない恩賞

その恩賞の効果で、相手には一瞬で移動したように感じさせられたり、気づいたら攻撃されていたということもある

 




これからどんどんと更新していきます。

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