大魔道士は救える者を救いたい   作:みゃーがわ

3 / 6
長兄救出編です。
ポップとヒュンケルの年の差が6歳なので長兄は今11歳ですね!
まだまだ大人から見たら可愛い盛りの子供です。
実質30歳のポップから見たら荒んでる長兄はちょっと擦れてる子供にしか見えないでしょうね(;^ω^)
30歳と11歳の差はデカい。
そう、それは親子と言っても差し支えないほどに。

微妙に腐臭がしてきそうですがこのお話は基本ノーマルです。
ちょっぴり長兄の家族愛が暴走したものとして温かい目にて見守り下さい。

因みにメルルは特にヒュンケルに嫉妬はしてません。
なにせ30歳と11(ry

4/15現在
ポップの旅立ちの装備変更しました。


【ヒュンケル兄さんをピュアに育てる会】

春の日差しがポカポカと体を温める今日この頃。

湖の畔に花々が咲き誇ったのをいい機会だとポップとメルルは瞳で合図し合うと2人してニッコリと無邪気な笑顔を浮かべた。

 

次の日、ポップとメルルはスティーヌにお弁当を作って貰うと(勿論できた子供の2人はしっかりお手伝いもした)ピクニックに出かけると言って家を出て行った。

5歳の子供2人ではそう遠いところまで行かないだろうと村の大人たちも安心して2人が村から出るのを見届けた。

きっと最近2人が良く遊んでいる(ように見せかけて連日修行を重ねている)森の方へと言ったのだろうと当たりを付けた。

まさか2人が元魔王ハドラーの城跡である【地底魔城】に向かったなどと夢にも思わなかっただろう。

 

 :::

 

「あったー!!」

 

「それが「魂の貝殻」ですか?」

 

「おう!前回マァムが持って来たヤツと全く同じだ。一応内容も確認するか」

 

そっと貝殻を小さな耳に当てる。

貝殻から聞こえてくる声はポップ自身は初めて聞いたものだったけど情と騎士道精神に溢れた性格でヒュンケルからも武人の鑑として尊敬されていたと言われるバルトスが残した言葉はその内面を映すように心から息子の事を愛し、光ある未来へ導こうとする暖かな父親の言葉であった。

 

「——っ ん、ポップさん!」

 

「あ、メルル、俺…」

 

「これ使って下さい」

 

メルルからハンカチを手渡される。

無意識にポップは涙を流していたらしい。

 

(あぁヒュンケルはどれ程悲しかったのだろう。12歳だったダイが父親のバランを亡くした時でさえあれ程悲しかったのに、ヒュンケルは6歳で父親を亡くしたんだ。今の俺と同じ年頃の子供が父親を殺されて、敵を憎まない訳がない……だからこそ、ヒュンケルには前同じ道を歩ませちゃ駄目だ。もう、自分は幸せになる価値がないなんて、誰かを幸せに出来ないなんてそんな風に心を歪めて成長させるわけにはいかない!!)

 

ポップの強い想いがメルルにも伝わったのであろう。

メルルも強い眼差しをポップに返して無言で大きく頷いた。

 

「でもどうやってヒュケルさんを救出するのですか?この時期は魔界に居るのでは?」

 

バーンが地上を侵略に来るのはこれより10年後だ。

まだ地上に来ていない以上大魔王六軍団も魔界に居るとメルルは考えたのだろう。

 

「いや、ヒュンケルは地上に居るはずだ。魔族と魂の契約をしたならともかく戦士のアイツが魔界の瘴気に当てられて何年も生きていられるはずがない。バーンは魔力が強すぎるがために自身の通れる穴を空けるのに15年かかった。ならハドラーが助けられて空白の15年は何をしていたのか」

 

「その間に大魔王六軍団を作り上げた?」

 

「あぁおそらくそうだろう。そして奴等が居るのは死の大地と思って間違いないだろう。ヒュンケルはアバン先生に突っかかって川に落ちたところをミストバーンに拾われたと言っていた。ミストバーンは魔力そのものはほぼ封じられているからバーンよりも早く地上に来れたんだろうな。ヒュンケルは現在ミストバーンに師事を受けているはずだから死の大地に行けば取り返せるはずだ。アイツが1人も殺す前に、アバン先生の誤解を解いてこちら側に連れ戻さねーと」

 

「ええ、早くヒュンケルさんに再び家族の愛情を思い出して貰いたいですね。私も頑張ります」

 

「今のヒュンケルは何言ってもまだガキだからな。大人の余裕ってヤツを見せつけてやんよ」

 

ニコリとメルルが微笑めばニヤリとポップが笑みを返す。

 

「では私はこの3人分のお弁当を守りながらまだ隠しアイテムがないか此処を詮索してみます。おそらくまだ隠しアイテムが有るようですから」

 

「んじゃ俺はちょっとばかり死の大地に行ってやさぐれてるガキを指導して連れて帰って来るわ」

 

「お気をつけて」

 

「あぁ、んじゃ行ってくる。ルーラ!」

 

ポップの身体が光に包まれて死の大地の方へ飛び立っていった。

 

「さぁ私も早くアイテムを探さないと。ポップさんの方はそんなに時間かからないでしょうから」

 

ポップが去った空を眺め、メルルは3人分のお弁当が入ったバスケットを抱え直して城の跡地に再び足を踏み入れた。

 

 :::

 

「はぁ、はぁ、———クソッ!」

 

まだ線の細い成長期前の少年が床に身を投げていた。

来ている衣服はズタボロで所々血液がこびり付いた跡がある。

衣服は汚れ顔にも体にも傷を負っているものの少年の整った顔立ちは隠せていなかった。

むしろ傷ついたその様が綺麗なものを傷つきたいと思う人の心の加虐心をそそりそうでもある。

銀色の髪は無造作に伸びているが少年の野性味を引き出している。

この美麗な少年が今まで魔物の手にかからなかったのは偏にに彼の師の存在が背後にあるからだろう。

少年を痛めつけたのも又その師であるのだが。

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

 

「っ!?」

 

銀髪の少年が目を開くと自分の顔を性別を感じさせない5歳ほどの子供が覗き込んでいた。

 

(何時の間に!?いや、それよりなぜ人間の子供がこんな所に……?)

 

「はい、お兄ちゃんにプレゼントだよ」

 

無邪気にニコリと微笑んで、子供は少年―ヒュンケルに貝殻を渡す。

 

「耳に当てて」

 

コテン、と首を傾げる子供は酷く無邪気で愛らしい。

本来なら警戒しなければならない相手なのだがその無邪気な瞳につい警戒を緩めてしまう。

言われたままヒュケルは貝殻を自分の耳に当てる。

其処から聞こえてきたのは―――

 

「そんな、父さんっ!!嘘だ、嘘だっ!!!」

 

「お兄ちゃんのお父さんはそんな嘘をつく人?」

 

陰りを一切知らない子供の無垢な瞳がヒュンケルの瞳を射抜く。

 

「嘘、なんか つく人じゃ な い……」

 

ヒュンケルに頬に温かい液体が伝う。

それを子供は小さな指で救う。

 

「俺は、アバンに何て…事を……」

 

目の前でうずくまり涙を流すヒュンケルの姿を見て母性か父性かに目覚めた子供―ポップはその銀色の頭を引き寄せてギュッと自分の胸に抱え込んだ。

 

「大丈夫、まだ遅くないから。俺と一緒に帰ろう?太陽の下へ」

 

ポップの顔を驚いた顔で見ているヒュンケルに優しく微笑んでやり、未だポロポロ流す涙を唇で掬い取ってやる。

そのまま瞼に鼻の頭に額に両頬へ、ポップはヒュンケルにキスを振らせる。

鳥の羽でなぞられた様な優しい、それでいて温かいその感触にヒュンケルの涙は止まり、その包み込むような優しさにウットリと瞳を閉じた。

 

「ヒュンケル、お前は俺が守ってやるよ。何も怖いことは無い。俺と一緒に行こう?な?」

 

ポップの背に腕廻して頭を胸に埋めていたヒュンケルは小さくコクリと頷いた。

 

「でも、どうやってココから出るんだ?」

 

「まぁ任せろって」

 

ニパッと今度は子供らしく笑ったポップはヒュンケルの手を握る。

その暖かな自分より小さな手に何故かヒュンケルの不安は搔き消された。

ポップはヒュンケルと繋いでいない方の手を空に向けて――

 

「イオッ!」

 

ドゴ――――――――ッ!!

 

並の魔法使い十数人分のイオナズンに匹敵するイオを放ち鬼岩城の天井まで大きな穴を空けた。

ヒュンケルの記憶が確かなら自分が居る場所は鬼岩城の中でもかなり下層の方に居た気がするのだが…上を見上げれば見事に大きな穴が開き青空が目に入ってきた。

 

「しっかり捕まってろよ」

 

その言葉に繋いでいる手にギュッと力を籠める。

それを確認したポップはヒュンケルに安心させるように微笑むを空を見上げルーラを唱えメルルの待つ地底魔城へと飛び立った。

 

 :::

 

「初めましてメルルと申します。ポップさんのお宅で暮らしている占い師見習いです」

 

「俺はヒュンケルと言う」

 

「良い名前ですね、ヒュンケルさん」

 

ニコリとメルルが微笑んだ。

その笑顔にヒュンケルはポップの笑顔をよく似ていると感じた。

相手に対して一切悪意のない優しい微笑みだ。

 

「改めて俺はポップ。宜しくなヒュンケル」

 

フワリ、と花が綻ぶような笑顔をポップが浮かべる。

その優し気な声と笑顔にヒュンケルは頬を赤らめる。

 

(男…だよな……)

 

「さぁどっちだろーな」

 

「!?」

 

心を読まれたと分かってヒュンケルの顔が真っ赤になった。

 

「俺には性別の概念が無いもんだと思っていてくれ。ヒュンケルが捉えたい方の性別で認識してもらって構わないから」

 

「あ、あぁ。宜しくポップ」

 

ポップの名を口に乗せると何故か甘い果実を口にしたような甘やかさが口に広がった。

 

「それで、俺はこれからどうすれば良いんだ?」

 

「そうだな、まずは…」

 

「「昼食!!」」

 

2人の子供がバスケットを開いた。

そこには素朴だが子供の手でも食べやすいようにと小さめに作られたサンドイッチやタルトが入っていた。

 

「じゃ、手洗うぞ。メルルと、ほらヒュンケルここに手を出して」

 

何もない空間に手を広げさせられヒュンケルは首を傾げる。

 

「んじゃ、ヒャド、んでメラ」

 

ポンと大ぶりな氷塊が空中に浮かぶと殆どタイムラグの無い時間で飛んで来たメラの炎でぬるま湯となって3人の手に降り注いだ。

 

「はい、ポップさん、ヒュケルさんタオルです」

 

「おう、サンキューなメルル」

 

「あ、あ、りが とう」

 

「何赤くなってんだよヒュンケル。言っとくがメルルは俺の家族だからな。変な気起こすなよ。ついでに言うと今日からお前も俺の家族な」

 

「------ッ!!」

 

ヒュンケルの双眸が見開かれる。

 

「目玉落ちるぞ。拾ってきてそれじゃぁお前は元気に暮らせよ、なんて無責任な事するかよ。責任もってお前は俺の家族にする」

 

「かぞく……」

 

「あ~~~~もう又泣く。ほらそんなに泣いたら目が腫れちまうだろうが」

 

ヒュンケルの頭を引き寄せポップは再び唇で涙を拭ってやる。

その際軽めのホイミをかけて目が腫れないようにしているのは内緒である。

流石に過保護すぎて自分が恥ずかしい。

しかも精神年齢的に自分より子供だとはいえ「あの」ヒュンケルが相手なのだから余計にだ。

メルルがクスクス笑ってて余計に恥ずかしい。

 

「お2人とも、早く昼食食べちゃいましょ。ヒュンケルさんもどうぞ。義母様の作る料理は何でも美味しいんですよ」

 

メルルが小ぶりの卵サンドをヒュンケルに手渡すと敷物の上に座り自分の横をポンポンと叩いた。

 

「?」

 

「横どーぞってよ」

 

「俺なんかが横に座って怖くないか?」

 

「何かあったらポップさんが何とかしますから何も怖くないですよ。それに捨てられた子犬のような瞳をしている方を怖いとは思いませんから」

 

「良かったな、子犬だってよ」

 

ニマニマと今度はポップは少年らしい笑みを浮かべる。

そのコロコロ変わる表情がヒュンケルの淀みきっていた心を少しづつ晴らしていく。

 

「ほら、食おうぜ」

 

ヒュンケルの手を引きメルルの横に座らせるとポップは2人の向かいに座った。

ジッと手の中のサンドイッチを見ていると2人が不思議そうな顔でヒュンケルを見ている。

その視線に居た堪れなくなってヒュンケルは決意をきめて恐る恐るサンドイッチを口にした。

 

「……美味い」

 

「お、マジか?それ俺が作ったヤツだわ」

 

「ポップが、作ったのか?」

 

毒も入っていなく瘴気に侵されてもいない。

愛情だけがこもった手料理。

ヒュンケルの心は何故かポカポカと温かくなっていく。

その事に不思議に思いながらも幼いころ自分が過ごした城で家族で食事を取って。

 

(あぁコレは父さんと居た頃と同じ気持ちだ)

 

無意識に小さく微笑んでいるヒュンケルに2人は気付かないふりをして笑いあった。

 

 :::

 

「そう言う訳だからコレが今日から家族になるヒュンケル。部屋は俺の部屋で良いから」

 

「~~~~お前はっ!今日から家族じゃない!今度はどこから連れて来たんだ!!」

 

「あらあら今度はちょっと大きい子が来たわね。ピクニックに行って人を拾ってくるなんて珍しいこともあるものね」

 

「スティーヌ、そう言う問題じゃない!」

 

「すみません…俺は出ていくのでポップ達を怒らないで下さい……」

 

「出ていくって当てはあるの?」

 

「…………」

 

「いいわ、ヒュンケル君ね。これからはウチの家族になったんだから私のことはお母さんて呼んで頂戴ね。それからあっちの怒りっぽい私の旦那さんはお父さんで良いわよ」

 

「……俺は、迷惑では……?」

 

「子供が迷惑とか気にしなくて良いのよ。そうね困ったことがあるとすれば今は客人用の寝間が無いからポップの部屋で3人過ごすことになるけど良いかしら?」

 

「-------有り難う、御座います!!」

 

バッ、とヒュンケルが腰を折り頭を下げる。

 

「本当今の子供ってどこでそんな挨拶覚えるのかしら?アナタ、部屋を増やすのはすぐには無理だから明日にでもベッド見に行きましょうね」

 

「お前がそこまで言うならまぁ良いだろう。だがなヒュンケル、この家の子供になるんだったら1番年上として下2人の面倒は見て貰うからな!」

 

「はいっ!有り難う御座います、お父さん、お母さん」

 

泣き笑いのような表情のヒュンケルを見て、皆は(ヒュンケルの方が面倒見られる立場になるんだろうな)と思ったとか。

 

ヒュンケル11歳、前の世界では孤独だった男は2人の弟妹と両親を得て暮らす事となった。

 

 :::

 

子供部屋、ポップのベッドでポップを中心にして3人で川の字で寝ている所ヒュンケルがポップに質問してきた。

 

「そう言えばポップはイオでは鬼岩城を破壊するほどの威力だったがメラとヒャドは苦手なのか?」

 

「んにゃ、一応初級攻撃呪文はイオと同じくらい威力あるぜ。同じ呪文でも威力を自由に操作してこそ一端の魔法使いだからな。ある程度の補助系呪文も同じように契約しているし」

 

「そう言えばルーラも簡単に使っていたな」

 

「ヒュンケルこそあの鎧の剣持って来たんだな」

 

「あぁ所有者の体のサイズに合わせて鎧になるから何かと便利なんだ。と言うかアレが鎧になると俺は言っただろうか?」

 

「あぁお前が倒れ込む前に白装束野郎と手合わせしてる所見てたからな。正直ソレが有るのと無いのじゃ戦闘のアドバンテージが天と地ほどの差だからな。あの混乱した状態でアレを持って来たのは偉い」

 

ポップの小さな手がヒュンケルの銀色の頭を撫でる。

嬉しそうに目を細めるヒュンケルは本当に拾われた子犬のようである。

鬼岩城にミストバーンに気付かれず忍び込んでいたと言うとんでもない事実は今のヒュンケルの頭では考えつかなかった。

 

 

「私は地底魔城からいくつかアイテムを見つけました」

 

ベッドから降りて大きな袋(荷物持ち係はヒュンケルである)から床にアイテムを転がすように出していく。

 

※メルルは道具を取り出した※

 

 

【ウィザードスタッフ】 

 「魔眼」の付いた杖。

攻撃力54、攻撃魔力+15、MP吸収率7.5%。

【まほうのほうい】

 守備力は39。

 デイン系以外の攻撃呪文によるダメージを2/3に軽減する特殊効果が備わっている。

☆ポップは旅立つ時の装備を手に入れた。

 

 

【フェアリーテイル】

 最大攻撃力は55と高く、特殊能力も豊富

・前方3方向に攻撃可

・攻撃が当たるとHPが4回復

・たまに敵の行動を1ターン止める

・サビ無効

【風のローブ】

 守備力+38、さらに物理攻撃の回避率が1/4になる。

☆メルルは旅立つ時の装備を手に入れた。

 

 

【奇跡の石】

 戦闘中に使うと味方1人のHPを30~35ポイント回復する。

☆ヒュンケルは回復アイテムを手に入れた。

 

 

大魔王進撃まで後10年―――

 

 

つづく

 

 

 




何とか長兄救済!
鬼岩城にはまだバーン様の結界が張ってないからルーラで普通に入れる設定。
勿論結界あっても今のポップなら何とかしちゃうんですが。
何故ならココの小説のポップは超の付くチートですから。

ヒュンケル兄さんを11歳の時点でキープ!
11歳なのでまだまだそこまで擦れてないですよ!!
ポップとメルルが徹底的に甘やかす予定。
何せ長兄の前回の人生が不憫すぎるもので。
精神的に年上なポップがずば抜けた包容力で甘やかし倒します。
そして完成するブラコン・シスコンなヒュンケル兄さん。
しかもピュアッピュアッ♡
この時点でかなり原作ブレイク何ではないでしょうか(;^_^A

次回は師匠の下にメドローアとベタンを習いに行くよ☆

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。