ナザリックinスレイヤーズ   作:史上最弱の弟子

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セイルーンに現れた悪魔(後編)

「なかなか現れないでありんすねえ」

 

 教えられた辺りを1時間程歩き回っているが、件の辻斬りは一行にその姿を見せない。それどころか、誰の姿も見えない。

 

「いい加減でてきて欲しいでありんす」

 

 無人の街を歩きながら、もしかしたらデマを掴まされたのではないか、そう思い始めるシャルティア。もしそうだとしたら、嘘情報を語った男に対し、どう制裁を与えるべきか、頭の中で色々とその手段を考え始める。そうやって暇つぶしをしながら、更に1時間程が経過、そこでようやく状況に変化が訪れる。彼女の耳は自分に近づいて来る足音を捕らえた。それは普通の足音では無かった。足音に混じって金属がぶつかる音が混じっている。全身金属鎧を身にまとったものが歩くと聞こえる、そんな音だ。

 

「随分、待たせてくれたでありんすね。この礼はたっぷりしないと」

 

 待ち人が現れたことを予測し、舌舐めずりをする。

 その期待通り、闇夜の中から全身漆黒の鎧に身をまとい、腰に2本の剣を下げた男が現れた。

 そして、その内の一本を抜き放ち、シャルティアに向かって突きつけて来たのだ。

 

「見た目は可憐な少女だが、大仰な武器を持っているな。立ち会ってもらおう。俺を打ち負かしたなら伝説の魔力剣をくれてやる。代わりに俺が勝ったときは戦利品として貴様の武器をもらう」

 

 シャルティアに向かって一方的な宣告をしてくる漆黒の鎧を身にまとった男。それに対し、シャルティアはスポイトランスを構え、臨戦態勢に移行する。

 

「武器を持った相手を狙ってくる。情報通り、あの男は嘘をついて居なかったようでありんすね」

 

 そして彼女は自分の狙い通りに進んだ展開であるにも関わらず、その表情に怒気を浮かべた。

 

「この武器はペロロンチーノ様より頂いた大切な物。お前ごときにくれてやるわきゃねえだろうが!!!」

 

 怒声をあげ、それと共に先手を取ったシャルティア。高速の突撃を仕掛ける。

 そして愉悦と鬼気が浮かんだ表情で鋭い突きを繰り出した。

 

「はっ!!」

 

 それに対し男は対応する。剣をぶつけ、彼女の一撃を弾いたのだ。

 

「!!」

 

 一応殺さないよう手加減された一撃ではあったが、それでも相応の力が込められていたものである。それが弾かれたことに驚きながらもう一撃を放つシャルティア。今度は相手の力を見定めると言う意図を込めて。そしてその一撃はまたもや、弾かれる。

 そこで彼女は一旦距離を置くことにした。

 

(どうやら、人間にしてはかなりの相手みたいね)

 

 自分の攻撃を二度防いで見せた相手に対し、シャルティアは男の身体能力をレベル70程度と推測する。結界によって弱体化している今の彼女にとってはなかなか厄介な相手だ。とはいえ、決して敵わない相手では無い。だが慎重に戦う必要はあるだろうと考え、彼女は頭の中で自分の手札を整理することにした。

 

(時間逆行や加速はもう使えない。それに眷属を召喚するものや目立ち過ぎるスキルを街中で使うのは多分、まずいでありんすね)

 

 彼女に限らず、時間操作系のスキルはこの世界に来てから一切が使えなくなっていた。それはこの世界の法則では時間の流れと言ったものが強固に固定されたものだからである。強大な力を持つ魔族ですら、これを乱すことは原則不可能。これを可能にしようとするなら、超位魔法でも力不足で最低でもワールドアイテムクラスの力が必要となる。

 

(後は、鎧も今からでは使えないでありんすね)

 

 今の彼女は鎧を装備していない。相手をおびき寄せるのにはその方がいいかと思ったからだ。

 ゲームの世界では鎧はデータであったが、この世界では物体だ。瞬時に装備の変更と言った便利なことはできない。しかし所謂アイテムボックス的なものがまでも使えない訳では無い。この世界の法則に反しない限りでゲームでの能力は再現されているらしく、亜空間の穴からアイテムを取り出すと言ったことに関してはアインズやNPCは実行できるようになっていた。

 これは魔族も似たようなことができるため、世界の法則には反していなかったのだ。ちなみにこれが可能なのはゲーム中でアイテムを大量に所持できるように設定されていたものに限るようで、召還したモンスターなどはこの能力は使えなかった。

 

(多少不利ではありんすが・・・・・・)

 

 どの程度の質かはわからないが、全身に鎧を着ている相手に対してこちらは無防備。不利ではあるが、その程度で負ける訳も無いと言う自信をシャルティアは持ち合わせていた。

 

(何も問題ないでありんす!!)

 

 考えをまとめ終え、再び高速の突撃を仕掛ける。先ほどと違うのはそこで繰り出すのが手加減抜きの全力の突きであること。それに対して、漆黒の鎧をまとった男は剣を縦にし、その腹を正面に向けることで盾として機能させ防ごうとする。

 

「そんなもの貫いてみせるでありんす!!」

 

 シャルティアのスポイトランスは神器級、並の武器ならば破壊してそのまま相手を貫ける。仮に男の武器がそれなりのもので一撃に耐え得たとしても男の身体能力はレベル70程度、自分の全力の突きならば使い手の男の方が耐えきれず武器を弾いてしまうだろう。そう計算しての一撃であった。

 しかし互いの武器が実際に接触した瞬間、彼女は予想していたよりも遙かに軽い手応えを感じる。

 

「!?」

 

 それは男がシャルティアの一撃を真っ向から受けず、受け流したことによって発生した事象だった。接触の瞬間、僅かに角度を傾ける。それだけで武器への負担も、自身への負担も軽減したのである。それは身体能力だけでなく技量もまた卓越したものを男は持っているということだった。

 突きの軌道が横に反らされたことにより、体勢を崩すシャルティア。そこで男は剣を防具から武器へと役割を変え、斬りかかる。

 

「ぐっ!!」

 

 だが、シャルティアも負けては居ない。超反応で体勢を立て直し、男の放った横凪の一撃をスポイントランスで受けとめてみせた。

 

「!!」

 

 今度は男の方が驚愕。完全に捕らえたと思った一撃を防がれたことで、一旦距離を取る。同時にシャルティアも間合いを空けた。

 

「凄まじい使い手だな。これならば俺の願いがかないそうだ。貴様を倒し、俺は取り戻す!!」

 

 シャルティアの実力に感嘆したらしき男は、何やら意味深な発言をする。シャルティアはそんな男の発言をガン無視しながら、人間相手に苦戦する事態に苛立っていた。

 

(くっ、ゴミ虫の分際で粘るでありんすね。私はさっさと魔力剣を手に入れてアインズ様に褒めていただきたいのに!!)

 

 そこであまり我慢強く無いシャルティアは出し惜しみをせず切り札の一つを切ることを決めた。死せる勇者の魂(エインヘリヤル)、自身の分身を産み出すスキルを使用する。

 

「むっ、まさか魔道まで使うとはな」

 

 目の前で相手が二人に増えたことで男は驚く。魔法に詳しく無いのだろう。男は本来この世界に存在しないシャルティアの技に対し、その特殊性に気づかなかった。

 そして焦っても居なかった。分身を産み出すとは言え、それは幻影か精々が劣化したコピーに過ぎないと踏んだのである。だが、これはそんな甘いスキルではなかった。

 

「切り刻んでやるでありんす」

 

 本体と分身が同時に襲撃。そのスピードは全くの同等。そう恐ろしいことに、このスキルは本体と同じ能力の分身を産み出すのだ。一部のスキルや魔法こそ使用できないが、分身のパワーやスピード、技量は完全にコピーをする。

 先ほどまでの攻防が証明するように、シャルティアと漆黒の鎧を着た男の実力は1対1の白兵戦に限ってはほぼ互角。それが2対1になれば、当然圧倒的な優劣が生まれる。次々と攻撃を仕掛けるシャルティアに対し、男は直ぐに防戦一方に追い込まれた。その状態でしばらく凌ぐものの、直ぐに限界が訪れる。

 

「てやっ!!」

 

 本体のシャルティアが剣を弾き飛ばし、そこで分身のシャルティアが腹部に一撃を放つ。その一撃は鎧を貫き、男の腹部を突き刺した。

 

「ぐっ」

 

「思ったより頑丈な鎧でありんすね」

 

 鎧のおかげで威力が減衰され深くは突き刺さらなかった。そこで男は腕を振り、シャルティアを殴りつけようとする。それに対し、ランスを引き抜いてかわす分身。本体はにやりと笑う。

 与えたダメージはそれほど大きくない。しかし相手の鎧には大穴が空き、武器を一本失った。形勢は明らかに彼女に有利な方に傾いている。

 しかし男の方も未だ全ての手が尽きた訳ではなかった。腰に差していた剣の内、残っていたもう一本の剣を抜き戦闘態勢を整える。

 

「予備の武器でありんすか。無駄なあがきをするものね」

 

「諦める訳にはいかん。俺は取り戻すのだ!!」

 

 吠える男。それに対し、シャルティアは一瞬だけ考える。

 今、男が構えている剣が単なる予備でなく、先ほど弾き飛ばした剣よりもより強力な切り札である、そういう可能性位は彼女とて警戒する。しかし彼女の武器は神器級、世界級の武器を用いたとしても簡単に破壊することはできない業物だ。男の武器が多少、切れ味や硬度の優れたものに変わったとしても特に影響は無い。そう考え、警戒は必要無いと判断を下す。

 

「そろそろ終わりにするでありんす」

 

 とどめをさそうとするシャルティア。しかし彼女が動くよりも早く、男の方が行動する。男は分身めがけ一直線に向かって見せた。更にその意識は本体を無視し、分身だけに集中しているように見える。

 

(なるほど、各個撃破を狙うつもりでありんすね)

 

 意図を見抜くシャルティア。

 それは悪い判断では無い、っと言うよりもそれしか無いと言うべきだろう。このまま2対1では男に逆転の目は無く、逃げることも不可能である。捨て身で向かって片方を瞬殺、再度1対1に持ち込む、それを実行する以外に男に勝ち目は無い。

 

(とは言え、上手く行く訳はありんせん)

 

 分身も本体と互角なのだ。油断でもしない限り、一瞬でやられると言うことは無い。

 そしてこの時点でシャルティアは冷静だった。男の斬撃に対し、分身はスポイトランスを使って正確に相手の攻撃を妨害する軌道を描く。そうなれば当然の結果として、両者の武器がぶつかり・・・・・・あわなかった。

 

「はっ?」

 

 互いの武器がすり抜けたのだ。あまりに予想外な事態に思わず間抜けな表情を浮かべてしまうシャルティア。

 そして本体、分身共に反応が遅れた。それに対し、男はこの状況を最初から予測していたようで、スムーズな対応を見せた。スポイトランスの一撃をかわすと共に、分身に対し、斬撃を見舞う。その攻撃は直撃し、分身がその場に崩れ落ちる。更にその隙を逃さず男は追撃を放ち、分身が消滅。その勢いのまま、男はシャルティアに向かって突撃しかけた。

 

(まずい!!)

 

 ここで冷静に対処すればとれる手は幾らでもあったであろう。しかし予想外な事態に焦ったシャルティアは安易な手段を選択してしまう。それは自身の体を霧へと変化させることだった。非実態のアストラルになることで物理攻撃は通用しなくなる。とっさの回避手段として、それは悪い手段ではなかった。ただしそれはここがユグドラシルであればの話である。この世界において強力な魔力剣と言うものはほぼ全てがアストラルへの干渉できる力になり得るのだ。特に今、彼女が相対している武器は相性という点で最悪だった。

 

「うおおおお!!!!」

 

「ぎぃやあああああああああああ!!!!!!」

 

 エルメキア・ブレード、精神のみを断ち切る伝説の魔力剣。それが男の所有する武器の正体であった。光の剣やブラスト・ソード等とすら並べられる伝説の魔力剣。その一撃をまともに受けたシャルティアは、激痛のあまり悲鳴をあげ、霧化を解除してしまう。

 

「とどめだ!!」

 

 実体化したシャルティアに向かって男が剣を振り下ろす。この一撃を受ければシャルティアは精神を衰弱し、戦闘不能になるであろう、

 しかしそれを回避するため、シャルティアは奥の手を切る。不浄衝撃盾、1日2回しか使えない自身の周囲に赤黒い衝撃波を産み出すスキルを使用し、男を弾き飛ばしたのだ。

 

「ぐわっ」

 

 十数メートルはじき飛び、地面を転がる男。それによりそれなりに大きなダメージを与えたものの戦闘不能にまでは追い込めなかったようで、男は立ち上がってくる。

 先ほどの攻防、シャルティアは精神に男は肉体にダメージは負ったが、分身を消された分、全体的な被害としては彼女の方が大きい。そして新たに分身を産み出す力は彼女に残っていなかった。形勢的には五分に戻ったと言って良い状況である。

 

「こんな切り札まで持っていたとはな。お前は俺が出会ってきた中でも3本の指に入る程に強い。これ程までに強い貴様に勝てれば、間違いなく俺は取り戻せる!!」

 

「さっきからうるさいでありんすね。一体何を取り戻すと?」

 

 精神を衰弱させながら、苛立ち気味にシャルティアが言葉をぶつける。

 最初は無視していた言葉であったが、何度も同じ事を聞かされる内に、流石に気になってきたのだ。

 そしてその問いかけに対し口を開いた男の答えは彼女にとって意外なものだったのである。

 

「自信だ。己が強いと言うな」

 

「自信?」

 

 シャルティアは今、苦戦している。それは彼女にとって受け入れがたい事象であったが、それでも自覚せざる得ない話だ。そしてそう言った自覚があるが故に、彼女にとって男の言葉は不可解でしか無い。ハンデがあるとは言え自分を追い詰める位に強い男、人間では間違いなく最強クラスであろう男が自分の強さに自信が持てないと言うのだ。

 その奇妙さは人間を見下し嫌う彼女にとっても十分に興味を引く事象であった。

 

「どうして自信がもてないのでありんすか?」

 

 問いかけたシャルティアに対し、男は鎧の中で苦悶の表情を浮かべたのであろう。額に手を当て、答える。

 

「過去の経験故だ。苦い記憶が、俺から自信を奪ったのだ」

 

「経験・・・・・・記憶、一体何があったんでありんすか?」

 

 関心を強めるワード。そこで男は口ごもり、やがて意を決したように口を開いた。

 

「・・・・・・妻にぼこられたのだ。毎日のようにな」

 

「はっ?」

 

 男の答えに呆気に取られた表情を浮かべるシャルティア。そんな彼女を無視して男は語り続ける。

 

「俺の妻は昔はおしとやかな女性だったのだが、いつの頃からどんどん過激化して行ってな。自分が気にくわないことがあると直ぐに私のことをどつくのだ。そんな風にやられ続けていると段々と自分に自信が持てなくなってきてな。自分は駄目な人間なのではと思うようになってきたのだ。遂には仕事にも集中できなくなってしまい、騎士団に長期休暇を出し、俺は旅に出た。そして俺は失った自分の自信を取り戻すために、この街に来て、武芸者相手に・・・・・・」

 

 自分語りを延々続ける男。要は妻に勝てないから他の相手に勝って優越感を味わいたいらしかった。あまりにも情けない理由に呆れるシャルティア。

 

「しかし俺は自信を取り戻しつつある。俺は強いのだ。ただ、妻が化け物過ぎるだけで・・・・・・」

 

「誰が化け物ザマスか?」

 

 語り続ける漆黒の鎧を着た男。しかし、そこで第3者の声がそれを止めた。突然の乱入者によって、一瞬その場に静寂が流れ、そして男ががくがくと震え始める。

 シャルティアは思わずそこで声が聞こえた方である背後を向いた。するとそこには小太りで派手な服装と化粧をした中年の女と言う一見、場違いな人物の姿があったのである。

 

「な、何故、お前がここに。ま、待て、ジョセフィーヌ、今のは・・・・・・」

 

 どうやら中年の女は漆黒の鎧をまとった男の知り合いらしかった。

 男の方を再度向いたシャルティアの前で、男は何やら必死に弁明じみたことを言おうとしている。

 

「問答無用ザマス」

 

 そこで起こった出来事にシャルティアは目を見開いた。先ほどまで彼女の後ろに居た筈の中年の女が彼女にすら捕らえきれない速度で彼女を抜き去り、男の目の前に立っていたのだ。

 そしていつの間にか手に持っていたメイスを漆黒の鎧をまとった男に対し、思いっきり振り下ろした。

 

「何、勝手に休職なんかしてるざますか、この穀潰しか」

 

「ま、まって・・・せっかく取り戻した自信が」

 

「うるさいざます。口答えなんて100年早いザマス」

 

「やめ、いた・・・」

 

「ザマス」

 

「うげっ・・・・・・」

 

 辛辣な言葉と共に何度もメイスを振るい男をどついていく中年の女。その凶悪な姿と先ほどの動きはシャルティアすら戦慄させた。

 そして湧き出る恐怖は本物を知っている彼女が口にする筈の無い、ある言葉を呟かさせるのであった。

 

「まるで悪魔でありんす・・・・・・」

 

 この後、男は中年の女性によって引きずられ、共にどこかへと消え去っていき、こうして辻斬り事件は幕を閉じたのである。

 

 

 

 

 

 

「結界さえなければ私が人間如きに・・・・・・剣を回収していればアインズ様に・・・・・・」

 

 事件から数日後、セバスチャンの用意した屋敷の隅でぶつぶつと呟くシャルティアの姿があった。その陰鬱さを見て、セバスチャンが耳打ちで尋ねる。

 

「デミウルゴス、シャルティア様に何かあったのですか?」

 

「いえ、私にもさっぱりで」

 

 自分にも理由がわからないと首を振るデミウルゴス。

 まあ、解る筈も無い。

 色々な意味で規格外過ぎる人間に遭遇し、それに脅威を感じてしまった自分自身を否定しようとしていること。

 更には、漆黒の鎧の男達が消えた後で、魔力剣のことを思いだし(最初に弾き飛ばした剣も何故かみつからなかった)、結局、目的を果たせなかったことで悔しい思いをしていること。

 何れも本人から聞かなければ解る訳も無いことである。

 そしてそんな恥をシャルティアの側からわざわざ説明する筈も無く、かといって問いかけるのは虎の尾を踏みに行く行為であることは誰の目にも明らかだ。

 こうしてしばらくの間、不気味な状態のシャルティアとその状態に困惑する他の仲間達と言う状態が続いてしまうのであった。




タイトルの悪魔はデミウルゴスやシャルティアのことではなく、ジョセフィーヌさんのことだったと言うオチでした。
あんまりすぺしゃる風になってないすぺしゃる回でしたが、どうだったでしたでしょうか?
一旦、また完結しますが、評判とアイディアが思い浮かべば短編で続きを書くかもしれません。


ちなみに下記はジョセフィーヌさんを知らない方のための補足説明です


ジョセフィーヌ:自称良家の奥様。初登場時は性格が非常識なだけのおばさんだったが、再登場で妖怪化。リナの姉ちゃんすら恐れる人種

漆黒の鎧の男:ジョセフィーヌの夫。すぺしゃるでは恐らく唯一の超一流の剣士。多分、ガウリイとかと同じ領域のレベルの戦士。強い筈なのに嫁が非常識人過ぎて酷い目にあっている可哀想な人。ただし本人も割と屑人間。エルメキア・ブレード持ってるとかは完全にオリジナル設定です。

作中で登場したエルメキア・ブレードについて:オリジナルをもとに性能を再現した模造品と言う設定です。伝承に残るエルメキア・ブレードの逸話自体にオリジナルと模造品の情報が入り混じってるから伝説の魔力剣と言うのも嘘じゃ無いよと言うこじつけ設定です。
ちなみに性能自体はかなり高く、魔族や魔法を斬ろうとする場合には人間が使った時の光の剣を僅かに上回る威力になります(魔法の増幅、収束はできない)
エルメキア・ブレードは原作で唯一詳細不明な設定の無い魔力剣だと思っていたので使わせてもらいましたが、リナの姉ちゃんが所有者らしいことが読者様の指摘で発覚したので、上記のカバーストーリーに設定変更しました。

読んでみたいネタ

  • リナ&アインズVS最恐の敵(コメディ)
  • セバス主人公のダークシリアスバトル
  • ナーガとヘロヘロさんの凸凹二人旅
  • この中には無い
  • だらだら続けない方がいい

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