色々とフリーダムな野郎共。
ゆっくりご覧ください。
side龍一
『・・・さーて、回収回収!おーい、お前ら、そろそろ帰りな。』
幽霊自体は結構大人しいようで、声をかけると彼岸に帰る。幻夜と大違い。
小町「あ!こら!待ちな!」
まあ、逃げる奴もいるのだが。しかしだ。相手が非常に悪い。
幻夜3「よっと、動くんじゃねえぞ?動くと真っ二つだぜ?」
幻夜3は氷の糸で固定。ウォルターさんか貴様は。
咲夜「止まって下さい!」
咲夜は時間停止。
小町「・・・よっと!捕まえたよ!」
小町は【距離を操る程度の能力】で近づいて捕獲。
幽夜「おい!出てこねえと・・・」
侵二「私と幽夜でここら辺全部更地にしますよ~?」
幽夜、侵二は共同で脅す。元の世界だと犯罪です。
幻夜「ほうほう、君は長生きしたんだねぇ・・・君は子供が出来たんだねぇ。」
幻夜は話を聞いてスッキリさせて捕獲。・・・お前そんなに優しかったか?
『幻夜、お前そんなだったか?』
幻夜「ん?あー、凶暴なのは全部幽夜だったし、話聞いてると面白いしねー」
脅す幽夜を見ると納得がいく。いつもならあそこは幻夜だ。
侵二「・・・よしよし、大人しくして下さいね?」
『なあ、小町、侵二ってこの件になると何時もああか?』
小町「・・・うーん、ここ最近だけどね・・・最初は優しかったんだけど、言う事を聞かない幽霊が増えてね・・・」
『じゃ、仕方ねえな。・・・お前ら、あの兄ちゃんらに殺されたくなかったら大人しくついてきな。・・・じゃねえと食い千切られて死ぬぞ~?』
心なしか幽霊が怯えた。・・・事実しか言ってない上に、俺はもう慣れたぞ(白目)
侵二「失礼ですね・・・」
『不本意そうにするな。流れるように人里の敵を始末する野郎が。』
侵二「仕事ですから。」
プロフェッショナル、侵二の流儀。何も言えねえ。
『・・・ところで小町、後どれくらいだ?』
小町「うーん、・・・後は妖怪の山だねぇ・・・」
『よし来た!』
息を吸う。
『・・・風魔ぁっ!!!』
吐き出す。
風魔「・・・何だぁっ!!!」
『・・・幽霊回収しろおっ!!!』
風魔「・・・どんな奴だぁっ!!!」
『・・・季節感の違う花に憑いてるはずだぁっ!!!』
風魔「・・・了解したあっ!!!直ぐに回収・・・し終わったぞ。」
知ってたなあの野郎。
『ご苦労っ!・・・で、お前ら、何で寝てるんだ?』
小町「み、耳が・・・!」
咲夜「こ、声大き過ぎますよ・・・」
幻夜「あ、頭が・・・!」
『あー、悪かった。後幻夜、てめえは噓だな。』
幻夜「あ、ばれた?」
『どれだけ付き合い長いと思ってんだ。その程度でダメージ受ける善人じゃねえだろ。』
幻夜「そだねー」
風魔「・・・で、これはどうするんだ?」
『おお、すまんすまん。こっちで回収する。』
風魔「・・・そら、妖怪の山の幽霊全部だ。噂は全部文から聞いていた。」
『そうか。』
小町「ありがとう、これで終いだよ。」
幻夜3「へぇ、アンタ、糸操れたんだな。で、あだ名が死神、カッコイイな。・・・え?強敵と勝負して負けた?・・・楽しかったんだな。勝ちたかった?・・・じゃ、次の世界でもソイツと逢えたら良いな。また喧嘩する為に。」
待て、その会話してる奴は誰だ。俺知ってる気がするんだが。ご本人じゃねえか。ドルネーズさんじゃねえか。
幻夜「幻夜?そろそろ行くよー?」
幻夜3「分かった!・・・じゃあな。アンタも頑張れよ!」
これにて、異変終幕・・・
幽夜「あ、映姫どうすんだ?」
・・・終幕しねえや。
侵二「私に任せて下さい。」
『お、おう。』
嫌な予感しかしねえ。
・・・最高神一団移動中・・・
映姫は・・・まだ寝てるな。
『侵二、行って来い。』
侵二「了解しました。」
何故か侵二がそこで見ていてくれ。との事なので、全員離れて見ている。俺は声も聞こえる。
『何するんだアイツ・・・』
侵二「映姫、そろそろ起きてください?」
映姫「・・・はっ!」
侵二「・・・起きましたか?」
映姫「し、侵二様!も、申し訳「いいんですよ。」え?し、しかし・・・」
侵二「・・・いいですか、単刀直入に言うと働きすぎです。休みなさい。」
映姫「し、しかしですね。「ストップ」ふぇっ?」
撫でた。・・・知ってた。
幻夜「・・・マスター、ポリスメン呼ぶ?」
『・・・呼ぶなバカ。』
犯罪一歩手m・・・いや、対象は13歳以下だし大丈夫だな。
侵二「無理は禁物ですよ?貴女は今でも必要以上に働いているんですから・・・」
映姫「わ、分かりました。・・・ですから、撫でるの止めて頂けますか?」
『・・・来るぞ、侵二の必殺技が。』
侵二「・・・駄目でしたか?」
出たぁっ!侵二の「・・・駄目ですか?」効果は対象の女性を沈黙させる。・・・あの野郎、遂に女性の気を引いて逃げる技を極めやがった・・・しかし未だに本人は無自覚ってのが恐ろしい。
映姫「うっ!・・・い、いえ、そんなに駄目では・・・」
小町「・・・四季様のあんな姿、アタイ初めて見たよ・・・」
幽夜「やっぱああすりゃ良かったな。」
『やめろ。・・・ゲッ!あの野郎、出てきて大丈夫のハンドサインしてやがる・・・!』
やると思ったぜ我が悪友・・・!
侵二「・・・おやおや、皆様お揃いで。」
そしてこの白々しさ。最高だな!
『ああ、このメンバー全員で幽霊の回収してたぜ。・・・三日かかるのを半日で終わらせた。』
侵二「それはそれは・・・」
映姫「・・・お疲れ様でした。幻夜、貴方にも失礼な事を・・・」
幻夜「いいよー?僕はさ、何言われても・・・僕だから。」
幽夜「てなわけで、気にしちゃいねえよ。・・・まあ、人殺しは俺には痛いがな。」
幻夜3「おいおい、何じめっとしてんだ。やる事残ってんだろ?」
『え?なんか残ってたか?』
幻夜3「お前もかよ・・・宴会だよ宴会!後、霊夢達にどう言い訳付けんだよ?」
『あ゛。』
忘れてたぜ畜生!!
侵二「・・・そうだ、映姫、小町、貴女達も来なさい。」
小町「え?四季様はともかくアタイもですか?」
侵二「・・・駄目ですか?」
小町「うぐっ。」
コイツ、流れるように「駄目ですか?」を・・・!
『やーめーろっての!!』
畜生、どう始末つけようか・・・
次回へ続く
これにて外道キャラは幽夜、侵二、龍一で固まりました。
野郎共七人中三人外道・・・おおよそ半分外道の割合ですね。
次回もお楽しみに。