・・・さて、ゆっくりご覧下さい。
side龍一
『ダンダリオン展開、整列!番号!』
侵二「245!」
風魔「5.6!」
壊夢「弐!」
幻夜「seven!」
突っ込みどころが多いわボケ!
『無茶苦茶じゃねえか!・・・ったく、行くぞ!』
四凶「了解!!」
bgm 殷々たる煌黒龍 アルバトリオン戦闘bgm
sideout
side侵二
・・・なんて茶番の後、主上が動き出してから数分、既に攻撃は始まっています。
『・・・よう!侵二!見えてるな!どうだ?ISで作ったガンタンクは?』
「はいはい、見えてますよ。心からえぐいと思いますよ。・・・状況はどうですか?」
『大体役割は決定・・・おい壊夢!ハンドル逆だ!・・・俺と壊夢で兵器、幻夜と風魔で人間を攻撃予定・・・壊夢!撃て!』
壊夢「応!」
・・・主上が出した兵器、【ガンタンク】と言うらしいですが、おかしいですよね。主上曰く、『これぞ凶悪兵器。』らしいですが、主上が作ったんじゃないんですね・・・作り上げた方々、脱帽です。
『OK!次、行くぜ!じゃあな侵二!また何かあったら報告する!』
「了解しました。・・・さて、申し訳ありませんね。色々と騒がしくて。」
依姫「いえ、大丈夫ですよ。」
現在、人質になって頂いたので、豊姫殿、依姫殿、三郎殿以外の軍の方は、芝居によって騙させて頂きました。
・・・まあ、ただ単に三人を攫って「そこで大人しくしないと皆殺しですよ?」って微笑んで言っただけなんですけどね・・・まあ、ハッタリのつもりですし。
「まあ、立ち話もなんですし、どうぞお掛け下さい。」
主上が『適当にダンダリオン繋いどくから椅子とか出せ。』と言っていたので遠慮せず使います。
豊姫「・・・今のは何処から?」
「・・・さあ?主上の技なので分からないですね。あ、お茶も出しますね。」
三郎「・・・鏡一殿なら仕方ないですね。」
「随分と分かっていらっしゃる。・・・そう言えば、ご三方はどのようにして主上と?」
依姫「・・・初めは三郎が会ったんでしたか?」
三郎「そうですね。・・・確か、私がまだ新米の一般兵だった頃でしたかね、その日は永琳様の護衛で、妖怪に襲われたときに、奇妙な掛け声で飛んできました。」
・・・まあ、主上らしいですね。
依姫「私は確か、入隊希望の兵の確認中、少し鏡一が気になり、勝負したところ、負けました。」
・・・その頃から引き分けはありますが無敗ですか・・・
豊姫「私はその事を依姫から聞き、私も気になったので勝負、負けました。」
それぞれ不思議な会い方をしていたんですね・・・大体勝負ですが。
豊姫「じゃあ、侵二さんはどのようにして鏡一と?」
「最初主上は私達・・・同じ式兼友人の幻夜、壊夢、風魔を殺すつもりだったそうなんですが、気が変わったらしく勝負を挑んで来まして・・・」
依姫「やはり負けたんですか?」
「いえ、首を斬って一回殺しました。」
豊姫「は!?」
「しかし、不死身だったらしく、再生されまして・・・結局負けました。」
三郎「その時も異常に強かったんですか・・・」
「いや、まあ、主上は理から外れてますし・・・で、何故か気に入られて式になりました。・・・そのおかげで今では所帯持ちですよ。」
依姫「え!?侵二さん結婚されているんですか!?」
「ええ、まあ。私には勿体無い妻ですよ。」
依姫「は、はぁ・・・」
「ご三方はご結婚は?」
豊姫「私と依姫は考えてないけれど、三郎は結婚してるわよね?」
三郎「はい、このような者ですが一応・・・」
「おめでとうございます。・・・ところで何故お二人は考えていないんですか?」
豊姫「・・・鏡一が凄すぎてなかなか興味を引く男性がいないのよねえ・・・」
「・・・あー。」
・・・主上、いつからコレやってるんですか。被害者多すぎますよ。これで3ケタ超えましたよ。無自覚なのが恐ろしい・・・
「・・・では、主上の事が?」
依姫「それも違うんです。・・・その、なんて言いますか・・・お兄さんみたいな・・・」
「・・・」
・・・何やってんですか。主上。また存在が考えられた【全ての兄になる程度の能力】発動ですか。これは被害者人数は億超えていますよ。
「ハハハ、主上はよく言われてますよ。」
さて、主上はどうなっていますかねえ。
sideout
side龍一
・・・いやー、ガンタンク最高。見ろ、敵戦車モドキがゴミの用だ!刹那達に感謝。
壊夢「随分とこの乗り物硬いぜよねえ・・・」
『まあな。ちょっとやそっとじゃ壊れねえよ。・・・だからハンドル逆だっての!』
壊夢「おお、すまんすまん。おっと、敵!右にいるぜよ!」
『よし来た!・・・発射!』
あ、弾薬が尽きた。
『チッ、弾切れだ壊夢。降りてろ。突撃させる。』
壊夢「了解ぜよ!」
【爆破装置】作動。じゃあな。ガンタンク。
『・・・壊夢!次行くぞ!』
壊夢「応!」
後ろで爆発してるが無視。取り敢えず次。ヅダを出そうと思ったが地上戦が多いので却下。てかガンタンク強すぎだろ。
『【召喚魔法】、ヒルドルブ。』
今度はコイツ。取り敢えずスモーク張りながら砲撃でいいや。
『壊夢!乗れ!』
壊夢「応!」
ま、後数機で終わりだろう。・・・幻夜達はどうかねえ。
sideout
side幻夜
「よっと、これで28人目。」
風魔「こっちはこれで29だ。」
じゃあ、一人だけ上か~
・・・キャハハハ!
「・・・っ!」
風魔「・・・おい、幻夜。どうした?」
「い、いや、何でもないよ~?」
・・・もっと暴れろよ!この程度じゃつまんねえぜ!
ちょっと黙って。
・・・無理だなあ!テメエは俺なんだからよ!
「・・・っ。」
風魔「・・・幻夜、ただ事じゃ無いだろう。寝ていろ。」
「う、うん。・・・ごめんね~」
落ち着かないと。また暴れちゃうだろうしね・・・
風魔「幻夜、待っていろ。・・・主上!『どうした?』・・・幻夜の調子がおかしい。」
『あ?幻夜ならいつもおかしいだろ?・・・って、こっちから見えるがただ事じゃねえな。幻夜、寝てろ。』
いやいや、見えてるの!?
「うん、ごめんね~」
『謝るんなら一々宴会に波乱起こすな。』
「あ、それは無理かな~」
『・・・チッ、まあいい。・・・なんかあったら言え。』
・・・随分と甘えなあ?
黙れっての!
「・・・ふう。」
『本当になんかあれば言え。・・・一人で背負うな。』
あ、こればれてるや。
『じゃ、もうちょっと暴れてくらぁ。・・・壊夢!それブレーキじゃなくてアクセ・・・轢いちまったよ。じゃあな!』
風魔「・・・幻夜、取り敢えず返り血を落とせ。」
「いや、先に風魔が落とした方がいいんじゃない?」
目、見えてないよね?
風魔「・・・いや、昔からこうだった気がしてな。まあいい。先に拭け。お前は重病かもしれんぞ。」
「うん、そうだね。・・・ありがとう。」
sideout
side鏡一
・・・さーて、片付けは終わり。途中で壊夢がヒルドルブで轢きまくる事件、風魔が誤って軍事基地をぶった切って死者(ブラックリスト登録)が出た(絶対に故意)ぐらいだ。ど阿保(でかした!)。
『・・・お騒がせした。これで処分は終わりだ。』
依姫「それはいいんですが・・・兵が怯えているのは何故ですか?」
『・・・知らん。』
言えねえ。途中で風魔がカメラ付近でターゲットを切断し、その微笑しながらカメラに手を振って破壊・・・とか言う恐怖映像を流した。てか幻夜大丈夫か。元からおかしいが更におかしいぞ。
依姫「そうですか・・・」
いや、追求しないんかい。・・・まあそんな場合じゃない。
『すまん。幻夜の調子が悪いんでそろそろ引き上げる。』
依姫「そうですか。お大事にしてください。」
『ああ、言っておくよ。・・・あ、聞き忘れたが、紫が月を止めたんだが、どれだけ月に支障が出る?』
依姫「支障はありませんよ。・・・唯、日食と赤い月が近日に同時発生するようになりました。」
『・・・そうか。ありがとう。・・・じゃあな!また行けそうなら行く!』
依姫「はい!待ってますね!」
・・・にしても、日食と赤い月同時発生か。・・・如何にも魔物とかが狂いそうだな。
sideout
side???
・・・俺という存在が抑え込まれ、使役されるようになってからてから数億年以上経った。・・・ま、最近、主導権は未だに握れねえが、ちょっと出てこれるようになったし、スキマ妖怪のおかげで速く出てこれそうだな!
「・・・ヒヒヒ、楽しみだねえ!」
さあて、暴れるために暫く寝ておこうか。・・・待ってろよ、幻夜。
「殺してやるからなぁ!」
次回へ続く
ありがとうございました。
次回もお楽しみに。