幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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これより先、ELS刹那さん 様の作品と内容が大きく変わります。

是非とも両方見て下さいませ。


さて、ゆっくりご覧下さい。


第八十二話 野郎共、別世界でも暴走す②

side鏡一

 

 

bgm AC4 Fall

 

 

・・・全員準備完了。後は動くのを待つのみ。悪いが勝たせてもらうぜ。刹那。

 

 

侵二「こちら侵二、異常なしです。」

 

 

風魔「こちら風魔、異常なし。」

 

 

壊夢「こちら壊夢!異常なしぜよ!」

 

 

幻夜「こちら幻夜、異常なしだよ。」

 

 

『了解。引き続き哨戒しておけ。見つけ次第報告、一気に叩き潰せ。』

 

 

四凶「了解!」

 

 

まあ、しばらく待つだけだが。

 

 

 

sideout

 

 

side侵二

 

 

「やれやれ・・・全然いませんねぇ・・・」

 

 

・・・ん?金属の臭い?

 

 

「・・・なーんて、言ってたら来ましたねぇ・・・」

 

 

さて、誰ですかね?・・・まあ、先ずは攻撃ですね!

 

 

「はっ!」

 

 

刹那「うわっ!・・・げっ!侵二!」

 

 

刹那でしたか・・・っと!

 

 

闇那「チッ!」

 

 

まさか二人とは・・・面倒な。

 

 

「まだまだ甘いですねぇ。(主上、二機発見、交戦中です)」

 

 

闇那「・・・このまま行くぞ!刹那!」

 

 

刹那「ああ!」

 

 

・・・普通ならここで戦うんでしょうが、生憎我々は化け物なのでね。

 

 

風魔「その意気やよし。しかしだ・・・背後に気を付けろ?」

 

 

・・・それ斬ってから言います?

 

 

刹那「うわっ!」

 

 

闇那「くっ!」

 

 

幻夜「次上だよー・・・凍符【フリーズランス】」

 

 

鬼畜。いくら戦場かいくぐっているとはいえ対人戦しか彼等はしてないんですよ?

 

 

闇那「なんの!」

 

 

刹那「そらっ!」

 

 

・・・まあ防げてるので脱帽ですが。

 

 

壊夢「そらっ!プレゼントぜよ!」

 

 

こら壊夢、その辺のコンクリート投げない。

 

 

刹那「うわっ!」

 

 

刹那「くそっ!」

 

 

一部被弾ですかね?・・・まあコンクリートなので大丈夫ですよね?

 

 

『そして!超高度からの狙撃に注意!!』

 

 

刹那「のわぁっ!!」

 

 

闇那「どこから撃ってきた!?てか、どこから声がした!?」

 

 

さあ、生憎私達にも見えないので・・・本当に何処ですかね?

 

 

刹那さん「刹那!闇那!大丈夫か!?」

 

 

『・・・仕留め損ねたか。逃げるぞ!』

 

 

いや、本当に何処にいたんですか。

 

 

「了解しました。・・・では、この辺りでドロンさせていただきます。では、」

 

 

・・・いやー、惜しかったですねぇ。

 

 

『まあ上出来だろ。このまま削るぞ。』

 

 

四凶「了解!」

 

 

さて、持ち場に戻りますか。

 

 

生憎私は性格が悪いのでね。・・・今までの分、きっちり返させて頂きますからね?

 

 

sideout

 

 

side風魔

 

 

奇襲しながら削る勝負か。偶にはこんな勝負も良いものだな。・・・さて、他には・・・いた。クロエとユウだったか?・・・ふむ、二人で行動か。・・・計画的で悪くはない。相手が人間なら、な?残念だがこれは我々にとっては遊びだ。・・・つまり、その程度の勝負な訳だ。だが、それが面白い。

 

 

「主上、見つけた。が、手出しは無用。一人で相手させてくれ。」

 

 

『んあ?いいけど被弾するなよ?ダサいぞ?』

 

 

・・・さて、どうだか。当たるのもそれもまた必然だったと認めねばな。・・・毛頭当たる気は無いがな。

 

 

「了解。・・・さて、騒符【狂喜乱舞『乱』】。」

 

 

雨が降り、風が吹き、霧が立ち込める。・・・これが私の狂喜乱舞だ。

 

 

「さて・・・避けてみろ。」

 

 

このおかげで音もなく、気配も揺らぎ、相手の動きも鈍らせる。

 

 

ユウ「ん?雨・・・?」

 

 

「・・・」

 

 

・・・今だ。

 

 

「残念だ。・・・貰ったな。」

 

 

目標、頭部の機械。・・・切り捨て御免。

 

 

ユウ「な!?クロエ!伏せろ!」

 

 

クロエ「はあ?・・・っ!」

 

 

チッ・・・惜しい、気付かれたか。だが見事!

 

 

「見事だな。・・・しかし、そちらの攻撃は、はたして私に当たるのか?」

 

 

ユウ「なんだと!?」

 

 

クロエ「言うじゃないの!行くわよ!」

 

 

・・・しばらく斬り足りなかったからな。・・・見せてもらおうか。

 

 

sideout

 

 

side鏡一

 

 

曇天。正にその二文字。

 

 

実際、天候に関係するスペルは今まではほぼなかった。・・・しかし、あいつは作った。

・・・風を読み、水を操り、大地を唸らせる。狂喜乱舞『乱』もその災害の一環。故に奴は、天候が悪くなる程、より動きにキレが増す。要約すると、自らで災害を起こし、そのエネルギーで強くなる化け物。

 

 

『・・・あー、見えねえ。狙撃援護しようと思ったのによ。』

 

 

にしては雨、降りすぎだろ。何?洪水でも起こすのか?やめろよお前、誰が片付けると思ってんだバーロー。後、狙ってたの頭部だったろ。反則だ反則。それに斬らせろってなあ、この生物切り裂き魔。いや、八つ裂き魔か。

 

 

『・・・お、見えた。』

 

 

風魔発見。・・・うーわ、蹂躙してやがる。クロエもユウもスペルを使ってるが・・・風魔の奴、ビーム兵器の水に弱い弱点を見出したか。目の前に霧を展開して防御、その霧は雨から・・・そういう事か。ひでえな。・・・と、さっきのせいで刹那達が動き出したな。

 

 

『・・・おーい、風魔、そろそろ引き上げだ。援軍が来たぞ。』

 

 

風魔「(了解した。・・・残念だが勝負はお預けだ。さらば!)」

 

 

悪役じゃねえか。最後まで生き延びて邪魔し続ける悪役じゃねえか。・・・まあ、俺を入れると魔王とその四天王だがな。・・・ま、悪くはねえな。

 

 

『んー、後喧嘩売ってないはせっさんだけか?・・・やなんだよなぁ、絶対戦艦でぶっぱだろ。』

 

 

流石に能力無しで勝てる気がしない。・・・壊夢なら行けるか。いや、俺のスペルでギリギリか?

 

 

幻夜「(こちら幻夜!ちょっとマズイ事になってる!)」

 

 

・・・一難去ってまた一難。

 

 

『どうした?』

 

 

幻夜「(新たな敵を発見。・・・ELSがいるよ。)」

 

 

bgm 盆回し

 

 

『・・・おい、冗談だろ?』

 

 

噓だろ・・・ここでELSだと?

 

 

幻夜「(・・・冗談じゃないよ。)」

 

 

『・・・そうか。・・・全員聞け!幻夜がELSを捕捉した!・・・死ぬ気でかかれ。』

 

 

風魔「馬鹿な・・・!了解した。」

 

 

侵二「ハハハ、殺s・・・了解。」

 

 

壊夢「・・・了解ぜよ。」

 

 

士気がだだ下がり。ま、侵食されたり得物壊れかけたり事件の元凶だったり・・・俺もELSは苦手だ。まあ半分侵食されたからだが。後侵二、駄目だぞ?

 

 

『・・・これ、マズイかもな。』

 

 

さて、・・・勝てるかねぇ?

 

 

次回へ続く

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


諸事情により(主に勉強)投稿が遅れる事が増加します。
誠に勝手ですが、ご了承くださいませ。


次回もお楽しみに。

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