幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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今話から、古代都市編です。
ゆっくりご覧下さい。


第三章 古代都市編~神の作った国~
第七話 我、下界へ降臨ス


 

side龍一

 

 

『さて、じゃあ月読命のとこに行ってきます。』

 

 

龍華「いってらっしゃい!お兄ちゃん!」

 

 

『じゃあな!』

 

 

そう言い残して某フラグ建築の堕天使のように飛び降りる。

地面が見えない。

俺はすぐさま「金属を創造、司る程度の能力」を使用、脚に磁石の鎧を形成する。

そのまま、電流を流し、磁石の反発を利用、地上すれすれで浮く。そのまま着地、100点満点だ、

 

 

遂に下界へ到達、次からは地上と呼ぼう。

 

『取り敢えず状況確認だ。センサー起動。』

このセンサーは、半径10キロメートル程なら、形、大きさ、種族が分かる。

『ふむ・・・妖怪は今の所反応なし、歩くか。』

 

 

・・・最高神移動中・・・

 

 

途中、種族が神のままだと、月読命の反応が想像できるので、人間に変えた以外は特になし、

だったのだが、

『ん?センサーに反応有りと、人間二人と妖怪か・・・道案内を人間に頼むか。』

第一生物発見、しかも、人間と妖怪、さらに言うと、襲われていらっしゃる。

元が人間なので、今回は人間を助けようと思う。

 

先ほどの磁石の鎧・・・「黒磁装甲(アルカウス・カウーザ)」を使用、時速100キロ程で走る。風圧?何でもできるので、無理矢理消しましたが何か?

 

 

妖怪「待ちやがれ!」

 

 

人間(男)「お逃げください!永琳様!!」

 

 

永琳(?)「駄目よ!置いて逃げる何て出来ないわ!」

 

 

人間の一人は怪我してるのか。ん?永琳?なら、なおさら助けんと。

 

 

『そおいっ!』

 

 

妖怪「ゴハッ!」

 

 

おい、あんたら大丈夫か?

 

 

人間(男)「何者!?」

 

 

永琳(?)「よしなさい!・・・ありがとう、助かったわ。」

 

 

妖怪「てめえ!何しやがる!」

 

 

気絶しないくらいに蹴飛ばしたが、復帰が早いな、

 

 

さて、平和的解決と行きますかね。

 

 

sideout

 

 

 

side永琳

 

私は焦っていた、大丈夫だからと言い、側近を一人のみ連れて、薬草採取に行ったのが間違いだった。

妖怪が出現し、襲われた。側近は傷を負った、私も足をくじいてしまった。側近は私一人でも逃げろと言った、でも、これは私の責任、自己満足だけれども、ここで覚悟を決めた、そんな時だった。

 

 

『そおいっ!』謎の掛け声と共に、目の前にいた妖怪が吹き飛んだ。

 

 

大丈夫か?そんな声が聞こえてきた。恐る恐る目を開けると、見知らぬ男性がいた。

 

 

ああ、助かったのだと私は思った。

 

 

 

sideout

 

 

 

side龍一

さて、平和的解決と言ったものの、どうしようかね。

 

 

妖怪「てめえ!聞いてんのか!?返事をしやが『るっせえなあ!』う、な、なんなんだてめえ・・・」

 

 

怯えてらっしゃる、まあ、これでも本気には程遠いが、霊力だし、

 

 

『すまんな、ちょっと出しすぎた。で、何で襲った?』

 

 

妖怪「そ、それは・・・」

 

 

妖怪・・・恐魔(きょうま)曰く、食料が減ったらしく、人間でも食べないと集落・・・鬼子母神の村が、壊滅するらしい・・・

 

 

『分かった、これをやる。』

 

 

恐魔「これは?」

 

 

『無限食だ。食っても未来永劫無くなることがない。だから、人間を襲うのを止めてくれんか?』

 

 

恐魔「ここまでされちゃあ、断る必要がないな!ありがとう!」

 

 

『いいってことよ。』

 

 

恐魔「そういや、あんたの名前は?」

 

 

『ああ、言い忘れたな、』

 

 

やべえ、どうしよう。龍一なんて名乗れないな。

昔の名前を使うか。

 

 

『矢川鏡一だ。種族は、人間を辞めかけた人間だ。』

 

 

恐魔「そうか、鏡一!ありがとな!」

 

 

『ほいよ、じゃあの。』

 

 

恐魔は去っていった。また会えるかね?

 

 

さて、次は永琳だな、

 

 

『すまんな、話に置いていって。』

 

 

永琳「ありがとう。それより、なぜ妖怪を殺さなかったの?」

 

 

『殺してもなんも始まらんからな、話の分かる奴だったし。それよりもアンタ、名前は?』

 

 

永琳「八意永琳(やごころえいりん)よ、貴方は?」

 

 

『矢川鏡一だ、人間を辞めかけてるがな、』

 

 

人間(男)「永琳様、無事ですね?」

 

 

永琳「ええ、って三郎!貴方こそ大丈夫なの!?」

 

 

三郎「ちょっとまずいですかね。右腕が動きません。鏡一殿でしたな、感謝します。」

 

 

『何、たまたまだ、それよりも右腕を見てやる。・・・骨折しているだけだな、これで固定しろ。』

 

 

形成した金属棒を渡す。

 

 

三郎「!感謝します!」

 

 

『永琳も怪我ないか?』

 

 

永琳「ええ、っっ・・・!」

 

 

『嘘つけ、痛めてるじゃねえか、足首。あんたらの国に案内してくれ。送ってやるよ。』

 

 

永琳「ありがとう。三郎、あなたもいいわね?」

 

 

三郎「勿論です、案内させていただきます。」

 

 

・・・最高神一同移動中・・・

 

 

三郎「つきました。ここです。」

 

 

『ほう、でかいな・・・』

軽く驚いているように見えるが、かなり驚いている。何?百階建てぐらいのビルとかあるんですが。

 

 

永琳「こっちよ。」

 

 

???「待て!」

 

 

なんかデジャヴ。

 

 

永琳「待ちなさい、この人は私と三郎を妖怪から守ってくれたのよ。」

 

 

門番「そうですか!あなた様の名は?」

 

 

『矢川鏡一だ。宜しく。』

 

 

門番「鏡一殿ですか!感謝します!」

 

 

永琳「鏡一、こっちよ。」

 

 

『じゃあな、なんだ?永琳?』

 

 

永琳「月読命様に紹介するわ。ここに住ませて頂けるかも知れないわよ?」

 

 

『そうか、なら、案内してくれ。』

 

 

途中で三郎は病院へ行った。

 

 

・・・最高神&永琳移動中・・・

 

 

永琳「ここよ。失礼の無いようにね。」

 

 

『かしこまりました。こんな感じか?』

 

 

永琳「ええ、バッチりよ。』

 

 

須佐之男に続いて三貴神に会うのか・・・前世じゃ叶わんかったな。

 

 

永淋+俺「『失礼します。』」

 

 

???「どうぞ、入りなさい。」

 

 

永琳「鏡一、この方が月読命様よ。」

 

 

『初めまして、矢川鏡一と申します。』

 

 

月読命「知っています。ありがとうございます。鏡一。」

 

 

『気にすることはありませんよ。・・・少し二人だけでご時間頂けますか?』

 

 

月読命「構いませんよ?永琳、少し席を・・・」

 

 

永琳「分かりました。鏡一、後でね?」

 

 

『了解。』

 

 

永琳が退出した。

 

 

『では・・・』

 

 

神力に切り替える。

 

 

『初めましてだな、月読命。』

 

 

月読命「!・・・龍一兄様ですか?」

 

 

『Yes,龍華から話は聞いているか?』

 

 

月読命「はい!!ようこそ、私の国へ!」

 

 

『しばらく世話になるぜ。』

 

 

月読命「ええ、・・・所で、申し訳ありませんが、その刀は・・・」

 

 

『ああ、この刀な、・・・やっぱり危険か?』

 

 

月読命「ええ・・・この国では妖力は忌み嫌われる存在ですから。」

 

 

『なら、預ける。管理しといてくれ。』

 

 

月読命「よろしいのですか?」

 

 

『いいさ、武器はそれだけじゃないしな。』

そう言い、ガンダムデュナメスの、スナイパーライフルと、人斬り鋏を出す。

 

 

月読命「なら、責任を持って管理します。」

 

 

『おう、しばらくは世話になるぜ。』

 

 

 

こうして、俺の月読命の国生活がスタートした。

 

 

『そういや、俺の住む場所は?』

 

 

月読命「永琳の家です。」

 

 

『は?もう一度言ってくれ。』

 

 

月読命「ですから、永琳の家ですって。」

 

 

 

・・・不安しかない

 

 

 

次回へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご覧いただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

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