相変わらずの不定期で申し訳ございません。
ゆっくりご覧下さい。
第六十九話 突撃
side龍一
『・・・えらいことになったなあ。』
鉄の塊が落ちてきたのは置いておいて。(置くな。)起動しない。エンジンがやられたのか、又は情報取得中か。・・・俺ならば索敵を行い、状況把握、機体の状態を真っ先に調べるが、それすら出来ない状況なのか?
風魔「・・・!チッ、あの阿保共が・・・」
『どうした?』
風魔「・・・すまない、理性の低い妖怪が未だにうろついているが、どうすればいい?」
『・・・壊夢と一緒に回収しろ。だが・・・無理に回収しろ、とは言わない。いいか?』
風魔「・・・了解、出来る限り避難させる。行くぞ壊夢。」
壊夢「応!すぐ戻るぜよ!」
殺せ、とははっきり言えない。涙目の紫に怒られるからな。・・・まあ多分アイツら見たら逆らわねえだろうし。杞憂だな。
『さーて、お邪魔しまs痛った!・・・壁?』
痛えよ。足の小指ぶつけただろうが。
『・・・侵二、行けるか?』
侵二「いつものとは違いますから・・・行けるかどうか分かりませんよ?捕食、目の前の壁。」
行けるかどうか、とか言いつつ十二枚全部ですかい。容赦しねえな。
侵二「・・・あー、駄目です。壊せますが一日中かかります。」
壊せるんかい!そこは「・・・くっ、無理です。」とか言う空気だろ!壊せんの!?
『・・・分かった。止めとこうか。何かこっち向いてるしな!』
どう見ても主砲ですね。アリガトウゴザイマスカエッテクダサイ。
『・・・幻夜!主砲逸らせ!注意引いてくれ!』
よく見れば物騒な物が出始めた。・・・ミサイルもいるじゃねえか。よろしい、ならば戦争だ。
『幻夜は主砲を抑えろ!侵二、お前は爆弾らしき物体を喰え!俺は本体をやる!・・・魔装!アシュタロス!ぶっ壊してやらあ!』
・・・はじかれた。硬え!
風魔「待たせたな!」
壊夢「馬鹿は送ってきたぜよ!」
うわ、めっちゃ清々しい笑顔と返り血。死人が出たでえ。
『よし、上等!「龍一さん!」あ?・・・おい風魔!何で霊夢連れてきてる!』
霊夢「私が行くって言ったのよ!」
『・・・何でさ?』
霊夢「・・・その、ずっと龍一さん達に頼りきりだったからよ!」
『・・・そっくりだな。』
霊夢「何が!?」
『・・・紫にだよ。しゃーねえな!帰るまでが戦争だ!気抜くなよ!』
侵二「・・・主上を折るとは、見上げた根性ですねえ。無茶しないように。」
幻夜「龍一に負けないようにな!」
『馬鹿!油注ぐな!・・・霊夢、何してもいいからよ。死ぬなよ!』
やっべ、ちょっとマジになっちまった。キャラじゃねえんだよなあ・・・
霊夢「はい!」
・・・ま、やるなら本気でやろうか!その方が楽しいしな!!
『壊夢!バリヤー殴り続けろ!形ある物だ!壊せねえ訳がねえ!』
壊夢「・・・応!ゼアァァァァァァ!!!」
流石のバリアだ。幻想郷をギリギリ破壊出来ないレベルの壊夢のラッシュを防ぐとはな。
風魔「・・・っ!あの砲塔が喧しい!・・・喝!」
霊夢「ええええええ!?」
一閃、マジか、ビーム切りやがった。
侵二「・・・ならばこっちも!・・・ここだっ!」
『・・・ビーム喰うな!!』
喰いやがった。・・・げっ、博麗第結界きしみ始めた。
『・・・毒を食らわば皿まで!次はテーブルだ!』
もうやけくそ。ぶっ壊してやる。
幻夜「お!・・・マスター!入れたぜ!」
『どうやって入った!』
幻夜「企業秘密ってね!ちょっと荒らしてくるぜ!じゃあな!」
『・・・了解!ん?粉みたいな物が・・・!これは青酸カリ!』
侵二「遊ばないで下さい!こんな危機的状況で!」
壊夢「ふんっ!・・・チッ!再生したぜよ!」
この粒子、バリアの補強用か!みるみるうちにヒビの入ったバリアがさいs・・・ヒビ!?壊夢ぶっ壊しかけたのかよ!化け物かよ!・・・ごめん、化け物超えた修羅だったな。
壊夢「ぬえりゃぁぁぁ!!」
出た!壊夢の頭突き!対象に再びダメージが入る!てか衝撃波で飛んできたミサイルが吹っ飛んだ!・・・ミサイル!?
『・・・いやー、ハッハッハ・・・自宅警備システム!起動!』
久々にキレたぜ。ミサイルを森の中で撃つとはいい度胸じゃないか。
『・・・自宅警備システム!KMY(来た奴間違ってやっちゃった☆)スタンバイ!』
単なるキャノン砲だが、何でも撃てる。今回は・・・
『・・・装填!乗組員が足の小指ぶつけるようになるミサイル!略してNA(何か足ぶつけた)ミサイル!』
容赦しねえぞ!ファイヤ!
『・・・着弾!一気に畳みかけてやる!』
第二ラウンドと行こうか!
次回へ続く
ありがとうございました。
最後無茶苦茶やらかした気がします・・・
次回もお楽しみに。