幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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近々、ELS刹那さん 様とコラボさせて頂きます。
この場でもお礼を申し上げます。改めてありがとうございます。

さて、ゆっくりご覧下さい。



第六十八話 魔道

sideフラン

 

 

「お兄様遅いー!」

 

 

つまんない。お兄様はお父様とお話したり、侵二お兄様もあんまり遊びに来ないし。

 

 

レミリア「仕方ないわよフラン。お兄様は忙しいんだから。」

 

 

「むー。」

 

 

あーあ、たまには遊びたいなー。

 

 

魔理沙「じゃあ、私と弾幕ごっこでもするか?」

 

 

「うーん、そうしよっかな?」

 

 

『・・・ウルトラソウル!!ハイ!』

 

 

変な声を上げて、炎を纏ったお兄様が来た。

 

 

「お兄様ー!」

 

 

『よっ。来たぜ。』

 

 

侵二「・・・主上、一々演出がいるんですか?要りませんよね?」

 

 

『いや、気分だ気分。これでも我慢してるんだぜ?・・・よし、魔理沙、魔法の説明するわ。フラン達も聞くか?』

 

 

魔理沙「あ、ちょっと待ってくれ。パチュリー呼んでくるぜ!」

 

 

私は魔法は分かんないけれど、お兄様は見せながら教えてくれるから好きだ。

 

 

「うん!見る!!」

 

 

『よし、レミリアはどうする?』

 

 

レミリア「私も見る!」

 

 

『よし、んじゃ始めますか。』

 

 

sideout

 

 

side龍一

 

 

いやー、良かった良かった。ちゃんと使えた。まさか爆発オチかと思ったが案外行けた。チッ

 

『・・・さて、説明準備するか。』

 

 

俺は取り敢えず魔方陣を書く。この魔方陣は魔法使いが中心に立つと相性のいい魔法の位置が光る。俺が立つと全部光るので正常だ。

 

 

魔理沙「龍一さん!連れてきたぜ!」

 

 

『お、来たか。初めまして。シュナイダー・スカーレットだ。・・・というのは偽名で、神矢龍一だ。よろしく。』

 

 

パチュリー「は、初めまして。パチュリー・ノーレッジです。」

 

 

『あ、軽くでいいぜ?緊張されるの苦手なんだよなぁ・・・』

 

 

うん、緊張してるが・・・何でだ?

 

 

小悪魔「初めまして。小悪魔です。」

 

 

『おう、よろしく。よし、じゃあ始める。・・・まず、この世界の魔法の属性は幾つあるんだ?』

 

 

パチュリー「月、火、水、木、金、土、日の7種類よ。」

 

 

『サンキュー。だが、俺は何でか知らんが違う。8種類ある。』

 

 

魔理沙「は!?聞いたことないぜ!?」

 

 

『だろうな。俺の魔法は1~8型に別れる。1は炎、2は水、3は光、4は雷、5は風、6が音、7が力、8が命、生命の魔法に入る。』

 

 

パチュリー「・・・炎や水、音や風も分かるけれど、力、命は知らないわ。」

 

 

だろうな。ベクトルを捻じ曲げる魔法なんて俺しか使えないからな。

 

 

『うん、説明しよう。まず7から。こいつは、殴った衝撃を飛ばす、捻じ曲げるなどの事が出来る。・・・例えば、ここに鉄骨がある。これは重力で下に落ちるが、魔法を使用すると。』

 

 

鉄骨のベクトルを変えて上に持ち上げる。そのまま捻じ曲げる。

 

 

『・・・と、まあこんな感じだ。』

 

 

パチュリー「そんな事が出来るの!?」

 

 

いやいや、基礎ですぜ。←あくまでもコイツ基準

 

 

『覚えれば出来る。俺は魔法で飛ぶときはこれを使う。』

 

 

シュナイダーじゃ普通に飛べませぬ。

 

 

魔理沙「じゃあ、8って何なんだぜ?」

 

 

『主に命・・・例えば、植物の成長を進めたり、傷を速く治したり、精神を壊したりする魔法かな?』

 

 

俺の得意魔法だ。

 

 

レミリア「最後おかしくない?」

 

 

『いや?壊せるよ?幻夜を想像してみろ。アイツと同じだ。』

 

 

一同「あー。」

 

 

納得してくれたか。正確に言うと奴の下位互換である。

 

 

『・・・ちなみにだが、この魔法は合わせられる。』

 

 

魔理沙「そんな事出来るのか!?」

 

 

『出来る・・・ってか、聞いてると日と月の魔法が複合に聞こえるぞ?』

 

おおよそだが3と7か、3と8じゃなかろうか。

 

 

魔理沙「へえー!」

 

 

パチュリー「・・・そこまで分かる貴方が凄いわ。」

 

 

『あんま買い被るなよ?俺だって普通の人レベルから始まったしな。努力の結果だ。』←百億年以上前の話

 

 

侵二も多分そうだ。自分から言わないが、よっぽどの怨念か意思ががないとここまで強くならない。・・・まあ、侵二の場合明らかに前者だな。薙刀の色がおかしい。妖怪の運命か、それとも・・・

 

 

侵二「では、複合とはどんなものですか?」

 

 

・・・やーっぱ侵二の奴、触れられたくねえな。まあ触れないが。

 

 

『・・・うーん、あ、大閃光(デストロクシオン)とかだな。』

 

 

咲夜「それはどんな魔法なんですか?」

 

 

よし、真顔で言ってやろう。

 

 

『火山噴火レベル。ここで撃つと紅魔館吹っ飛ぶ。』

 

 

オルゴイ「帰れ。」

 

 

『速えよ。撃たねえから。てか幻想郷じゃ禁じ手だから。てか侵二の雷の方がおかしいから。』

 

 

小悪魔とか美鈴顔青いじゃねえか。撃たねえから。・・・多分、いや、きっと。

 

 

ちなみに言うと、侵二の本気の黒電磁砲(西行妖に撃ったアレ)はこの二倍の火力を誇る。・・・そら西行妖吹っ飛ぶわ。一ミリだが可哀想に思う。壊夢君の本気の頭突きは更に二倍。風魔の本気光速ギロチンは黒稲妻レベル、幻夜の本気の最高火力(予測)も黒稲妻レベルだ。・・・アカン、火力インフレ祭りや。龍華、お兄ちゃん死にそう。龍源、この世界絶対違う。ここ魔境や。

 

 

フラン「何だ、侵二お兄様よりはちょっと低いんだ。」

 

 

待てい、ヤバい発言が聞こえたぞ。

 

 

『・・・おい、侵二、何吹き込んだ。』

 

 

侵二「いやー、ちょっと、ね・・・?」

 

 

オルゴイ「・・・すまん、侵二と弾幕ごっこをしてな。その時、私のロンギヌスと侵二の雷が衝突s『・・・もういい』・・・そうか。」

 

 

よく分かった。俺達の火力を別にして見てるわけだ。珍しく良いことしやがるじゃねえか?

 

 

侵二「さて、そろそろ私は帰りますね。」

 

 

フラン「えー?」

 

 

オルゴイ「もう帰るのか?」

 

 

侵二「じゃあもうちょっと居ますか。」

 

 

すっごい日常的な会話。このままだと良いな←フラグ成立

 

 

『なんだよそ・・・!!侵二ぃ!』

 

 

侵二「!!了解!紅魔館から8時方向の空中に巨大な物体出現!二分後結界をぶち抜いて激突します!!被害想定!幻想郷半壊!」

 

 

阿吽の呼吸!てかそんな暇ねえ!フラグ回収しましたぁ!

 

 

『悪い!オルゴイ!時間ねえ!紅魔館に結界張れ!幻夜ぁ!』

 

 

幻夜「なんだよ・・・っ!!了解!人里全員避難させりゃあ良いな!?」

 

 

『ああ!行き場所は俺の家の地下!良いな!?』

 

 

幻夜「へいよ!・・・聞いたかてめえら!死にたくない奴は速く逃げろ!付いてこい!」

 

 

風魔「主上!妖怪の山の全員は避難させた!!」

 

 

早いが助かる!

 

 

『よし!次!壊夢!アレしてきたか?』

 

 

壊夢「応!地底の入り口塞いできたぜよ!!無論許可は取ったぜよ!」

 

 

『おし!風魔!今から言うポイントに上昇気流起こせ!!』

 

 

風魔「分かった!!」

 

 

『壊夢!面倒だろうがポイント真下の地盤緩めとけ!!じゃねえと爆発オチだぞ!』

 

 

誰も期待してねえだろうしな!

 

 

壊夢「了解ぜよ!」

 

 

『取り敢えず現場に行く!悪いがレミリア達!今回はお開きだ!絶対に外に出るな?』

 

 

紫「龍一!大変よ!」

 

 

『分かってらい!スキマ開け!幻想郷の住民を俺の家に入れろ!幻夜がまとめてるはずだ!取り敢えず四次元につないである!』

 

 

紫「・・・!ありがとう!」

 

 

『構わん!俺等は現場に行く!危ないだろうから霊夢も避難させろ!異変のレベルじゃねえ!』

 

 

紫「分かったわ!・・・無茶しないでね?」

 

 

『・・・善処する!じゃあな!』

 

 

・・・最高神+四凶急行中・・・

 

 

『・・・よし!侵二!結界真っ二つにしろ!修繕が面倒だ!』

 

 

侵二「御意!・・・はあっ!」

 

 

結界真っ二つ!!よっしゃ!

 

 

『風魔!』

 

 

風魔「承知!・・・喝!!」

 

 

上昇気流起動!・・・ってあれ鉄の塊じゃねえ!戦艦や!もっとアカン!

 

 

『あれはアカン!幻夜!俺もブァレフォール使う!止めるぞ!』

 

 

幻夜「へいへい!奇術【スリーフィーリング】!続いて冷気展開!」

 

 

『魔装!【ブァレフォール】!』

 

 

悪いが間に合わん!エンジンが逝かれてやがるのか!

 

 

『侵二!悪いが衝撃を喰え!ついでに壊夢!地盤どうだ!?』

 

 

壊夢「よく分からんぜよ!取り敢えず柔らかくしたぜよ!」

 

 

『上等!クラッシュしなけりゃ構わん!』

 

 

ほぼゆっくりと戦艦が着陸した。この間、僅か二分。疲れた・・・

 

 

『・・・ふうぅ~。』

 

 

取り敢えず、乗員は無事なはずだ。てか、何処からおいでなすった。見る限りラーカイラムそっくりなんだが。作った覚えねえぞ。もしや異世界か?

 

 

『それはそうとして・・・この先どうしようか。』

 

 

マズイな、考えてねえ。俺の言う台詞じゃねえが。

 

 

『・・・えらいことになったなあ。』

 

 

願わくば平和でありますように。・・・まあ、無理ですよねハイ。

 

 

 

次回へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。次回からELS刹那さん 様側のキャラも出ます。


次回もお楽しみに。

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