幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

65 / 118
彼等の遊びは大戦争


ゆっくりご覧下さい。


第六十三話 遊び

side龍一

 

 

何故か幽々子が起きたので絶賛料理中。何故だ!

 

 

侵二「壊夢の酒にも耐性があるとは・・・」

 

 

しかし、幽々子の食欲を侵二が喰って、精神安定剤を別生活で俺達宛に頂いたのでかなり安定した。二時間程全員喜怒哀楽が少なくなり、機械的に動いたが・・・これでラストだ。

食材は精神安定剤と共に別生活で頂いた。大感謝。

 

 

幻夜「お待ちどお~」

 

 

幽々子「ありがとうねー」

 

 

終わった。・・・料理時間、まさかの六時間、一日の四分の一が料理。ここ、飯屋じゃねえからな?

 

 

『終わった・・・お疲れ様。』

 

 

幻夜「お疲れ~」

 

 

侵二「お疲れ様です。」

 

 

暫くは宴会はしたくない。てか、料理したくない。

 

 

壊夢「主、終わったぜよ!」

 

 

『お、こっちも終わったぞ。』

 

 

萃香「・・・あのさぁ、龍一。」

 

 

『ん?』

 

 

萃香「・・・迷惑かけて悪かったね。」

 

 

『いやいや、遊んでただけだろ?被害者が俺達だけなんだ。セーフだ。』

 

 

色々と犠牲はあったがな。(主に精神面)

 

 

萃香「・・・いや、でも、」

 

 

『俺なんて昔・・・四凶を式にしたばかりの頃、こいつ等との遊びで山一個ぐらい普通にぶち壊したからな?』

 

 

否、正確に言うと山二峰。馴染んだ後は大和と月の軍半壊。反省はしていないし、後悔もしていない、むしろすがすがしい。

 

 

萃香「・・・あ、ああ、そうかい、ありがとう。」

 

 

『謝るんなら霊夢に言いな、霊夢が宴会をまとめてたからな。』

 

 

萃香「・・・ああ!分かった!」

 

 

『・・・でだ、壊夢、これからどうするんだ?』

 

 

壊夢「・・・どう、とは何ぜよ?」

 

 

『萃香だよ、地底に帰らせるのか?』

 

 

壊夢「いや、残らせるぜよ?萃香は残りたいらしいぜよし。」

 

 

『そうか、ならいいんだがな。』

 

 

壊夢「・・・なあ、主。」

 

 

『あ?』

 

 

壊夢「・・・妹って、難しいぜよねえ?」

 

 

『・・・慣れるしかないんじゃねえの?俺も龍華が出来た(?)時は悩んだしな。』

 

 

あの時は驚いたし苦労した。今は立派になったがな。おかげでお兄ちゃんは個人的に仕事が出来る。・・・そこ!丸投げとか言わない!てか管理時間俺の方が数倍長いから!

 

 

壊夢「そうぜよか・・・」

 

 

『そうだな。忙しいだろうが頑張れ。』

 

 

壊夢「そうぜよね!主、助かったぜよ!」

 

 

『何もしてねえよ。・・・まあ、いずれ働いてもらうからな?』

 

 

壊夢が獰猛な笑みを浮かべる。怖いわ。

 

 

壊夢「・・・了解ぜよ。楽しみにしてるぜよよ?」

 

 

『おう、その前にも異変がそっちでも起こるかもしれねえから、その時は頼んだ。』

 

 

壊夢「了解ぜよ!」

 

 

霊夢「あれ?壊夢さん帰るの?」

 

 

『壊夢はこう見えて地底の鬼の棟梁だからな。忙しいんだ。』

 

 

誰もが納得できるわな。山一峰ぶち壊したのこいつだし。

 

 

壊夢「こう見えてって何ぜよ。」

 

 

風魔も妖怪の山の裏ボスである。この幻想郷怖い。←元凶

 

 

萃香「・・・もう帰るのかい?」

 

 

壊夢「ああ、また来るぜよ。・・・偶には顔、見せに来るぜよよ?」

 

 

萃香「ああ!ありがとう!」

 

 

壊夢「んじゃ、また来るぜよ!」

 

 

そう言って飛び去った。・・・音速超えて。メンバー全員が音速超えたぜ!(白目)

 

 

『で、萃香。これからどうするんだ?』

 

 

霊夢「神社に居候するらしいわ。」

 

 

萃香「と言うわけさ。宜しく。」

 

 

『宜しく。あ、そうだ霊夢。』

 

 

霊夢「何?」

 

 

俺は店の儲けの一割を渡す。二割が俺の取り分だったが、多すぎて使い道がねえ。

 

 

霊夢「・・・え?こ、これ何?」

 

 

『寄付金。俺の神社だし、これで生活してくれ。』

 

 

霊夢「・・・ありがとう!」

 

 

多分、中の金額は前世で言う数万ぐらい?貧乏巫女卒業だな。

 

 

萃香「・・・やっぱり、龍一達のすることは規模が大きいねえ。」

 

 

『そう言われてみるとそうだな。』

 

 

遊びで山を壊し、他人との喧嘩で国を半壊、作るものは化け物レベル。・・・確かに!

 

 

『まあ、大は小を兼ねるって言うじゃん?』

 

 

萃香「・・・兼ねてないと思うよ?」

 

 

『言うな。てか、俺は自重してるからな?』

 

 

侵二「・・・どの口が言ってるんですか?」

 

 

紫「龍一!おはよう!」

 

 

うん、突っ込みどころが多い。まず侵二に言われるいわれはない。次、紫、起きるの遅い。

 

 

『・・・おはようじゃねえよ。もう昼だぞ?』

 

 

紫「い、忙しかったのよ。結解の補修とかで。」

 

 

『おい、こっちを見ろ。』

 

目ぇ逸らしてんじゃねえか。

 

 

『・・・まあ、別に悪かねえがな?動かないと体に悪いぞ?』

 

 

侵二「・・・私は?」

 

 

『黙ってろ規格外生命体。お前も動いてるだろうが。てか寝ねえだろうが。』

 

 

てか寝てても立ちながら寝てるだろうが。今度龍源にこんな生命体生まれるのか聞こう。

 

 

紫「・・・そうよね、」

 

 

幻夜「うんうん、それに、太っちゃうよ~?」

 

 

あ。

 

 

紫「・・・・・・」

 

 

『・・・阿保、それは禁句だ。デリカシーが無いぞ。』

 

 

幻夜「ん~?幽香は何も言わないけど~?」

 

 

幽香も苦労してるなあ・・・この無神経戦闘狂マイペース野郎が。こいつが教師とか世も末だ。

 

 

『紫?別に太ってないからな?俺はどっちでも良いし。』

 

前世は女子に興味が無かった。彼女いるわけねえだろうがなんて言ったが、彼女も実際要らなかった。

 

 

紫「・・・本当に?」

 

 

『このタイミングで噓つくと思うか?』

 

 

幻夜「つくんじゃないの~?」

 

 

黙れ、てめえは能力があるからそうなるんだ。

 

 

『・・・大丈夫、信じろ。』

 

 

紫「・・・うん!」

 

侵二「・・・めでたしめでたし。ですかね?」

 

 

幻夜「良かったね~」

 

 

『お前が言うな。誰のせいだと思ってんだ?』

 

 

幻夜「さあね~?」

 

 

手応えがねえ。・・・ま、内心謝ってるし許そう。

 

 

萃香「・・・紫、終わったよ。博麗の巫女の強さ、よく分かったよ。」

 

 

紫「そう、良かったわ。楽しめたかしら?」

 

 

萃香「ああ!・・・後、霊夢、すまなかったねえ。」

 

 

霊夢「別にいいわよ。龍一さんが凄くお金くれたしね!」

 

 

紫「・・・いくら渡したの?」

 

 

『・・・店の儲け一割?』

 

 

紫「・・・いいの?」

 

 

『別に?使い道が無いしな。』

 

 

てか買い物しても龍神様だからとか、侵二様の主様だとかで割引される。

 

 

俺もう龍神じゃねえからな?龍神の兄、だからな?偉くねえぞ?

 

 

侵二「・・・まあ、これで宴会と異変は終わりですね。」

 

 

『やっとか・・・暫くは宴会したくねえな。』

 

 

幻夜「もう連続は御免だね~」

 

 

侵二「そうですね・・・ちょっと休みたいですね。」

 

 

『そうだな。暫くは普通に過ごすか。』

 

 

異変は解決した。何とか死亡者も0だ。薬飲んだが。

 

 

・・・めでたしめでたし、と。

 

 

次回へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




彼等は遊びで山を壊します。(諦め)


次回もお楽しみに。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。