宴会終盤、ゆっくりご覧下さい。
side龍一
現在進行形で料理中だ。理由は何も言うまい。
侵二「料理完了です!」
風魔「・・・なぜ私も。」
『悪い、人手が足りんのだ。この速度に対応できるのは俺と侵二、風魔のみだ。』
風魔「・・・まあ、仕方がない。」
侵二「助かります。」
おのれ冥界の主人、まさかあの料理を全て食うとは・・・
『嬉しいが食うのが速い!』
侵二「ぶつぶつ言ってないで動いて下さい!」
『やかましい!首から下全部働いてるわ!』
風魔「・・・地獄絵図。」
『おいやめろ、その通りだから!』
まさに台所が戦場状態、キッチン戦争。
侵二「次!出来ました!」
『了解!紫!いるか?』
紫「何?」
『悪い、料理を冥界のご主人に渡してくれ。』
紫「うん!」
幻夜「・・・もうちょっと欲しいってさ~」
風魔「・・・馬鹿な。」
侵二「・・・主上、」
『あー!もうくそっ!』
壊夢「他全員幽香と幻夜と共同で酔い潰したぜよ。」
『ナイス!』
酔い潰された参加者に敬礼。だが助かった。
幻夜「レミリアだっけ~?帰ったよ~」
『あらら残念、仕方ねえか。』
幻夜「で、オルゴイから伝言、「先に帰る、ファイト」だってさ~」
・・・お前か。
『・・・ありがとう。』
侵二「感動してないで動いて下さい。」
『・・・ちっ、分かったよ。』
その後、十分後にご馳走様でしたが聞けた。料理時間、まさかの四時間。
幽々子「また来るわー」
妖夢「・・・すみませんでした。今日はありがとうございました。」
『・・・いいよ、気にすんな。』
侵二「・・・お気を付けて。」
俺達は半分白い灰に。
幻夜「・・・眠い~」
幽香「・・・お疲れさま。」
風魔「・・・今日はもう寝よう。」
壊夢「じゃあ、帰るぜよ。」
『壊夢、お前のスタミナどうなってんだ。』
壊夢「いや、結構疲れたぜよ。」
『すげえな。』
壊夢「こうじゃないと鬼の旦那は務まらんぜよ。」
・・・お前も苦労してたんだな。
壊夢「また明日ぜよ。」
幻夜「僕達も帰るね~」
幽香「龍一、また会いましょう。」
『ああ、幻夜、幽香、じゃあな。』
風魔「さて、私も帰るか。」
『いや、お前大丈夫か?』
風魔「ギリギリ音速なら・・・」
『何処がギリギリだ。速いじゃねえか。』
風魔「まあ、帰る、じゃあな。」
『おうよ、じゃあな。』
風魔は何処が疲れているかと言う速度で帰った。・・・俺より速いんじゃなかろうか。
侵二「・・・さて、帰りますか、主上。」
『ああ、じゃあな。』
紫「待って!」
『何だ?』
紫「・・・泊まって行かない?」
『いいのか?』
紫「勿論!」
侵二「自分はどうでもいいですよ。」
『どうでもいいって何だよ。全く・・・』
侵二「いつも一緒じゃないですか。親友でしょう?」
『・・・最高だな。』
紫「じゃあ、来て!」
・・・最高神+化け物+少女移動中・・・
紫「入って!藍!お客さんよ!」
『邪魔するぞ。』
侵二「邪魔するならお帰り下さい。」
『あいよーって阿呆か!』
藍「どちら様だって龍一様!?」
『よっ、今日世話になる。』
橙「藍様、誰ですか?」
『初めましてかな?侵二の友人だ。』
橙「侵二様の!?初めまして!」
凄い賑やか。
侵二「ただいま。今日主上が泊まるそうだ。」
藍「そ、そうですか!どうぞ!」
俺は居間に案内された。
紫「初めてよね、龍一が来たの。」
『あー、そうだな。最近まで死んでたし。』
侵二「そうですね。死んでましたしね。」
橙「あの、龍一様が死んでたって・・・」
侵二「そうだったな。橙、この人が前教えた俺の主だ。」
橙「あれ?死んだんじゃ・・・」
侵二「そう思っていたが生き返った。」
橙「そうなんですか!?」
『ああ、生き返った。』
藍「橙、そろそろ寝なさい。学校だろう?」
橙「はーい、藍様、紫様、侵二様、龍一様、おやすみなさい!」
紫「お休みなさい、橙。」
侵二「お休み。」
龍一「お休み。」
ちょっと残念。
侵二「・・・久しぶりに徹夜します?」
『ああ、そうだな。どうせ寝なくても疲れんし。』
紫「・・・あの、龍一。」
『ん?』
紫「・・・本当に私なんかで良いのよね?」
『・・・あのな、』
何度言わせる。
『恥ずかしいけどな、俺があんな事言ったのお前だけだから、他にいないから、俺が決めたんだ。・・・文句あるか?』
紫「・・・ううん、大好き!!!」
『俺もさ、好きだ。』
侵二「・・・手間かかりすぎですよ。」
『うるせえ。お前が早すぎんだよ。一か月って何だよ。』
侵二「壊夢は半日、風魔は二日、幻夜は四日ですが?」
駄目だわこいつ等。何?気が早いの?新幹線なの?
『お前等を基準にするな。色々おかしいから。』
こいつ等に常識を入れると非常識が消える。
侵二「そうですか。で、明日はどうするんですか?」
『言わずとも分かっているだろう?』
侵二「・・・確かに。」
紫「・・・また気分?」
『その通り。』
明日の俺に聞け。
侵二「・・・まあ、主上らしいって言っちゃあ、」
紫「らしいと思うわよ。いいんじゃない?」
『それはどうも。』
紫「そう言えば、侵二とどう会ったの?」
『え?俺が絶影になって海外に渡って、侵二達の噂を聞いて、』
侵二「殺し合いました。」
『あれはヤバかった、二回死んだからな。・・・一騎打ちで俺殺したの壊夢とお前だけじゃないか?』
紫「え?龍一、侵二に殺されたの?」
侵二「いや、あれは首切ったのに生きてたじゃないですか。」
紫「首を切ったのが凄いわ・・・」
侵二「そんなものですか・・・」
紫「そうそう、龍一、侵二が弾幕ごっこ凄く強いのよ!」
聞き捨てならぬ。
『ほう?』
侵二「確かに、風魔達には負けてませんけど、その程度ですよ?」
『馬鹿言え、お前等の弾幕ごっこはごっこじゃねえんだよ。弾幕合戦だよ。』
侵二「主上に言われると世も末ですね・・・」
『確かに!悪かった。』
侵二「まあ、またやりましょう。」
『そうだな。』
紫「後ね!・・・・」
こうして、俺と侵二と紫で朝まで話した。
次回へ続く
ありがとうございました。
次回から人里で無茶苦茶やります。