幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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宴会終盤、ゆっくりご覧下さい。


第五十七話 友人万歳

side龍一

 

 

現在進行形で料理中だ。理由は何も言うまい。

 

 

侵二「料理完了です!」

 

 

風魔「・・・なぜ私も。」

 

 

『悪い、人手が足りんのだ。この速度に対応できるのは俺と侵二、風魔のみだ。』

 

 

風魔「・・・まあ、仕方がない。」

 

 

侵二「助かります。」

 

 

おのれ冥界の主人、まさかあの料理を全て食うとは・・・

 

 

『嬉しいが食うのが速い!』

 

 

侵二「ぶつぶつ言ってないで動いて下さい!」

 

 

『やかましい!首から下全部働いてるわ!』

 

 

風魔「・・・地獄絵図。」

 

 

『おいやめろ、その通りだから!』

 

 

まさに台所が戦場状態、キッチン戦争。

 

 

侵二「次!出来ました!」

 

 

『了解!紫!いるか?』

 

 

紫「何?」

 

 

『悪い、料理を冥界のご主人に渡してくれ。』

 

 

紫「うん!」

 

 

幻夜「・・・もうちょっと欲しいってさ~」

 

 

風魔「・・・馬鹿な。」

 

 

侵二「・・・主上、」

 

 

『あー!もうくそっ!』

 

 

壊夢「他全員幽香と幻夜と共同で酔い潰したぜよ。」

 

 

『ナイス!』

 

 

酔い潰された参加者に敬礼。だが助かった。

 

 

幻夜「レミリアだっけ~?帰ったよ~」

 

 

『あらら残念、仕方ねえか。』

 

 

幻夜「で、オルゴイから伝言、「先に帰る、ファイト」だってさ~」

 

 

・・・お前か。

 

 

『・・・ありがとう。』

 

 

侵二「感動してないで動いて下さい。」

 

 

『・・・ちっ、分かったよ。』

 

 

その後、十分後にご馳走様でしたが聞けた。料理時間、まさかの四時間。

 

 

幽々子「また来るわー」

 

 

妖夢「・・・すみませんでした。今日はありがとうございました。」

 

 

『・・・いいよ、気にすんな。』

 

 

侵二「・・・お気を付けて。」

 

 

俺達は半分白い灰に。

 

 

幻夜「・・・眠い~」

 

幽香「・・・お疲れさま。」

 

 

風魔「・・・今日はもう寝よう。」

 

 

壊夢「じゃあ、帰るぜよ。」

 

 

『壊夢、お前のスタミナどうなってんだ。』

 

 

壊夢「いや、結構疲れたぜよ。」

 

 

『すげえな。』

 

壊夢「こうじゃないと鬼の旦那は務まらんぜよ。」

 

 

・・・お前も苦労してたんだな。

 

 

壊夢「また明日ぜよ。」

 

 

幻夜「僕達も帰るね~」

 

 

幽香「龍一、また会いましょう。」

 

 

『ああ、幻夜、幽香、じゃあな。』

 

 

風魔「さて、私も帰るか。」

 

 

『いや、お前大丈夫か?』

 

 

風魔「ギリギリ音速なら・・・」

 

 

『何処がギリギリだ。速いじゃねえか。』

 

 

風魔「まあ、帰る、じゃあな。」

 

 

『おうよ、じゃあな。』

 

 

風魔は何処が疲れているかと言う速度で帰った。・・・俺より速いんじゃなかろうか。

 

 

侵二「・・・さて、帰りますか、主上。」

 

 

『ああ、じゃあな。』

 

 

紫「待って!」

 

 

『何だ?』

 

 

紫「・・・泊まって行かない?」

 

 

『いいのか?』

 

 

紫「勿論!」

 

 

侵二「自分はどうでもいいですよ。」

 

 

『どうでもいいって何だよ。全く・・・』

 

 

侵二「いつも一緒じゃないですか。親友でしょう?」

 

 

『・・・最高だな。』

 

 

紫「じゃあ、来て!」

 

 

・・・最高神+化け物+少女移動中・・・

 

 

紫「入って!藍!お客さんよ!」

 

 

『邪魔するぞ。』

 

 

侵二「邪魔するならお帰り下さい。」

 

 

『あいよーって阿呆か!』

 

 

藍「どちら様だって龍一様!?」

 

 

『よっ、今日世話になる。』

 

 

橙「藍様、誰ですか?」

 

 

『初めましてかな?侵二の友人だ。』

 

 

橙「侵二様の!?初めまして!」

 

 

凄い賑やか。

 

 

侵二「ただいま。今日主上が泊まるそうだ。」

 

 

藍「そ、そうですか!どうぞ!」

 

 

俺は居間に案内された。

 

 

紫「初めてよね、龍一が来たの。」

 

 

『あー、そうだな。最近まで死んでたし。』

 

 

侵二「そうですね。死んでましたしね。」

 

 

橙「あの、龍一様が死んでたって・・・」

 

 

侵二「そうだったな。橙、この人が前教えた俺の主だ。」

 

 

橙「あれ?死んだんじゃ・・・」

 

 

侵二「そう思っていたが生き返った。」

 

 

橙「そうなんですか!?」

 

 

『ああ、生き返った。』

 

 

藍「橙、そろそろ寝なさい。学校だろう?」

 

 

橙「はーい、藍様、紫様、侵二様、龍一様、おやすみなさい!」

 

 

紫「お休みなさい、橙。」

 

 

侵二「お休み。」

 

 

龍一「お休み。」

 

 

ちょっと残念。

 

 

侵二「・・・久しぶりに徹夜します?」

 

 

『ああ、そうだな。どうせ寝なくても疲れんし。』

 

 

紫「・・・あの、龍一。」

 

 

『ん?』

 

 

紫「・・・本当に私なんかで良いのよね?」

 

 

『・・・あのな、』

 

 

何度言わせる。

 

 

『恥ずかしいけどな、俺があんな事言ったのお前だけだから、他にいないから、俺が決めたんだ。・・・文句あるか?』

 

 

紫「・・・ううん、大好き!!!」

 

 

『俺もさ、好きだ。』

 

 

侵二「・・・手間かかりすぎですよ。」

 

 

『うるせえ。お前が早すぎんだよ。一か月って何だよ。』

 

 

侵二「壊夢は半日、風魔は二日、幻夜は四日ですが?」

 

 

駄目だわこいつ等。何?気が早いの?新幹線なの?

 

 

『お前等を基準にするな。色々おかしいから。』

 

 

こいつ等に常識を入れると非常識が消える。

 

 

侵二「そうですか。で、明日はどうするんですか?」

 

 

『言わずとも分かっているだろう?』

 

 

侵二「・・・確かに。」

 

 

紫「・・・また気分?」

 

 

『その通り。』

 

 

明日の俺に聞け。

 

 

侵二「・・・まあ、主上らしいって言っちゃあ、」

 

 

紫「らしいと思うわよ。いいんじゃない?」

 

 

『それはどうも。』

 

 

紫「そう言えば、侵二とどう会ったの?」

 

 

『え?俺が絶影になって海外に渡って、侵二達の噂を聞いて、』

 

 

侵二「殺し合いました。」

 

 

『あれはヤバかった、二回死んだからな。・・・一騎打ちで俺殺したの壊夢とお前だけじゃないか?』

 

 

紫「え?龍一、侵二に殺されたの?」

 

 

侵二「いや、あれは首切ったのに生きてたじゃないですか。」

 

 

紫「首を切ったのが凄いわ・・・」

 

 

侵二「そんなものですか・・・」

 

 

紫「そうそう、龍一、侵二が弾幕ごっこ凄く強いのよ!」

 

 

聞き捨てならぬ。

 

 

『ほう?』

 

 

侵二「確かに、風魔達には負けてませんけど、その程度ですよ?」

 

 

『馬鹿言え、お前等の弾幕ごっこはごっこじゃねえんだよ。弾幕合戦だよ。』

 

 

侵二「主上に言われると世も末ですね・・・」

 

 

『確かに!悪かった。』

 

 

侵二「まあ、またやりましょう。」

 

 

『そうだな。』

 

 

紫「後ね!・・・・」

 

 

こうして、俺と侵二と紫で朝まで話した。

 

 

 

 

次回へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






ありがとうございました。


次回から人里で無茶苦茶やります。

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