幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

52 / 118
侵二sideから離れたとある場所から・・・


ゆっくりご覧下さい。


第五十話 落ちた矢

side???

 

 

「あいつつつ。着地失敗だな。」

 

 

やっちまった。まさか神界から飛び降りたのは良いものの、あんなに高かったとは・・・

 

 

「・・・取り敢えず、ここ何処だ?」

 

 

まずは場所確認。・・・神社か?

 

 

「・・・まさか、博麗神社か?」

 

 

もうそんな時期かよ。時間かかりすぎたな。

 

 

「・・・そうだ、賽銭入れておくか。」

 

 

取り敢えず賽銭箱にある程度のお賽銭を入れる。・・・それにしてもだ。

 

 

「この景色と気温はおかしいだろうがオイ!!」

 

 

春じゃねえのかよ!?一面雪景色じゃねえか!

 

 

「・・・クソッタレ、異変じゃねえか。」

 

 

時期が悪い。ちきしょう、紅霧異変見れなかったぜ。

 

 

「・・・あ、そうだ。」

 

 

俺は神社の裏の桜の下に行く。

 

 

「・・・風魔の野郎、やりやがるな。」

 

 

刀に紙が括られていた。

 

 

「・・・拝啓、主上。

 

 

長旅ご足労様だ。幻想郷は平和そのものだ。・・・感動を返せ。

 

 

敬具、風魔」

 

 

何て文だ。・・・まあ、俺が悪いんだが。

 

 

『・・・てか、俺って分かったじゃねえか。・・・ま、いいか。』

 

 

俺、帰還完了。感動も何もない始まりである。

 

 

『・・・侵二の奴も、武器の手入れしてくれていたのか。・・・侵二は?』

 

 

・・・待てよ、終わらない冬、いない八雲家・・・まさか。

 

 

『・・・西行妖ぃ!!』

 

 

西行妖が復活する。許さん、奴は許さん。紫を殺しかけたんだ。処す。

 

 

『・・・ライフルは準備完了。新月も問題なし!ぶっ飛ばす!』

 

 

あ、冥界って何処だ?

 

 

『・・・分からん。』

 

 

始まりからグダグダである。

 

 

『・・・取り敢えず、人里に行くか。』

 

 

・・・龍一移動中・・・

 

 

『・・・よし、てか、人いないな。』

 

 

この寒さのせいか、人がいない。

 

 

『うーむ、どうしたものか。・・・ん?』

 

 

人影が二つ、・・・あれ?

 

 

『おい、義炎か?』

 

 

義炎「ん?おお!龍一!」

 

 

妹紅「あ、龍一じゃん。久しぶり。」

 

 

『・・・お前等、変わらねえな。・・・じゃねえ!』

 

 

義炎「どうした?」

 

 

『義炎!冥界って何処だ!?』

 

 

義炎「・・・冥界?何故ですかな?」

 

 

『話は後!何処か知ってるか!?』

 

妹紅「そういや、さっき侵二が向こうに行ったよ。」

 

 

侵二がいるか、よし!

 

 

『ありがとう、妹紅、義炎!急いでるんでな、じゃあな!』

 

 

ダンダリオンで瞬間移動しようと思ったが、細かい位置が分からないので不可能。フォカロルで飛ぶ。え?神力?ザガンを桜に移して補給していたから大丈夫だ!

 

 

『・・・間に合えよ!』

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

冬の雪景色の中、高速で飛ぶ神が一人。

 

 

まだ、冬は終わらない。しかし、確信できる事がある。

 

 

彼がいる限り、BADENDは受け付けない。

 

 

あるのはただ・・・

 

 

気分とHAPPYENDのみ。

 

 

さあ、天を仰げ、主が戻る。

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


次回もお楽しみに。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。