幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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紅霧異変終了、


ゆっくりご覧下さい。


第四十八話 宴会は賑やかに

side侵二

 

 

異変から二日後の今日、宴会をすることに。今は準備中です。

 

 

「大体何人来ますか?」

 

 

霊夢「分からないわ、関係ないのに来る奴もいるし。」

 

 

「・・・壊夢呼びますか。」

 

 

念話で壊夢と繋ぐ。

 

 

壊夢「・・・呼んだぜよ?」

 

 

「あ、壊夢、こちらに最大濃度の酒、何本か送って貰えますか?」

 

 

壊夢「了解ぜよ。俺は参加しないぜよ。十分後送るぜよ。」

 

 

「ありがとうございます。待ってますね。」

 

 

霊夢「誰と話してたの?」

 

 

「壊夢、昔からの友人兼主上の式です。」

 

 

霊夢「ここの神様って式何人いたの?」

 

 

「私を入れて四人です。」

 

 

霊夢「強いの?」

 

 

「まあ、鬼子母神倒したぐらいですね。」

 

 

霊夢「・・・冗談よね?」

 

 

「・・・冗談に聞こえますか?」

 

 

霊夢「・・・侵二さんってその四人の中で何番目に強いの?」

 

 

「一応、リーダーやってましたね。」

 

 

霊夢「・・・・・・」

 

 

絶句。変な事言いましたかね?

 

 

壊夢「侵二!届けに来たぜよ!」

 

 

おっと、もう来ましたか。

 

 

「お疲れ様です。」

 

 

壊夢「簡単な事ぜよ。ん?そこの娘は誰ぜよ?」

 

 

霊夢「あ、博麗霊夢です。」

 

 

壊夢「この子が神社の?」

 

 

「ええ、強いですよ。」

 

 

壊夢「ほう?」

 

 

「貴方と比べないで下さいね?」

 

 

壊夢「分かってるぜよ。んじゃ、帰るぜよ。」

 

 

「何か用事が?」

 

 

壊夢「茜等と飲むぜよ。」

 

 

「そうですか。」

 

 

壊夢「じゃ、また来るぜよ。」

 

 

壊夢が飛んで帰った。

 

 

霊夢「・・・今の人が?」

 

 

「ええ、式最大の怪力の持ち主の壊夢です。」

 

 

霊夢「あれ?そのお酒・・・」

 

 

「神狂いですか?」

 

 

霊夢「それ、伝説の名酒よ!」

 

 

「作者あいつですよ。」

 

 

霊夢「え?」

 

 

「あいつが作ってます。」

 

 

霊夢「・・・・・・」

 

 

再び絶句。

 

 

「はい、さっさと料理作ってしまいましょう。」

 

 

霊夢「神社の神様何者よ・・・」

 

 

龍神の兄です。

 

 

魔理沙「おーい、霊夢!来たぜ!」

 

 

「行ってきなさい。作ってますから。」

 

 

霊夢「いいの?」

 

 

「ええ、それに料理法は企業秘密です。」

 

 

霊夢「・・・分かったわ。ありがとう、侵二さん。」

 

 

さて、何時もの行きますか。

 

 

「【踊る高速クッキング】スタート!」

 

 

本当は主上とやりたいんですけどね。

 

 

 

sideout

 

 

 

side霊夢

 

 

台所から出た。

 

 

魔理沙「霊夢、酒持って来たぜ!」

 

 

「ありがとう。侵二さんが台所に入るなって。」

 

 

魔理沙「・・・気にならないのか?」

 

 

確かに気になる。

 

 

魔理沙「ちょっと覗こうぜ。」

 

 

「・・・そうね。」

 

 

ちょっとなら侵二さんも許してくれるだろう。

 

 

魔理沙「・・・覗くぜ。」

 

 

台所を覗くと、高速で分身しながら料理している侵二さんがいた。こっちを見て。

 

 

魔理沙「・・・・・・」

 

 

「・・・・・・」

 

 

魔理沙「み、見なかったことにしようぜ。」

 

 

見てはいけないものを見た。

 

 

「ええ、そうね。」

 

 

扉が開いた。

 

 

侵二「見~ま~し~た~ね~?」

 

 

魔理沙「ごめんなさいだぜ!つい・・・」

 

 

侵二「別に良いですけどね?料理完成しましたし。」

 

 

「速っ!」

 

 

侵二「あ、お客さん来ましたよ。」

 

 

レミリア「来てやったわよ。」

 

 

フラン「魔理沙、霊夢、侵二お兄様!来たよ!」

 

 

美鈴「二日ぶりですね。」

 

 

咲夜「今日は。」

 

 

???「初めましてね。」

 

 

???「初めましてです。」

 

 

侵二「お二人は?」

 

 

???「私はパチュリー・ノーレッジよ。初めまして。」

 

 

???「私は小悪魔です。初めまして。こぁって呼んで下さい。」

 

 

魔理沙「おう、パチュリーも来たのか。」

 

 

パチュリー「ええ、そこの男性は?」

 

 

侵二「侵二です。初めまして。」

 

 

フラン「あのね、パチュリー、侵二お兄様シュナイダーお兄様の知り合いなんだって!」

 

 

パチュリー「シュナイダー様と!?」

 

 

・・・またとんでもないことしてるのね。

 

 

小悪魔「それってバジリスクを召喚した?」

 

 

侵二「主上は使えない魔法は無いですからね・・・」

 

 

パチュリー「・・・凄いわ。」

 

 

侵二「ぶっちゃけますけどシュナイダーは超高齢です。一億超えてます。」

 

 

レミリア「お兄様そんなに年上なの!?」

 

 

フラン「お父様より年上なの?」

 

 

パチュリー「・・・・・・」

 

 

小悪魔「凄い高齢なんですね・・・」

 

 

咲夜「先生、凄かったんですね・・・」

 

 

美鈴「どんな方だったんですか・・・」

 

 

一億歳以上の神様となると相当上位のはずだ。

 

 

魔理沙「それより、早く飲もうぜ!」

 

 

侵二「どうぞごゆっくり。」

 

 

宴会が始まった。

 

 

sideout

 

 

side侵二

 

 

宴会の輪から離れて酒を飲みだして数分、主上の桜の木の下のそばに誰かが来た。

 

 

???「チルノちゃん、止めておこうよ。」

 

 

???「大丈夫よ!早くあの剣抜こう!」

 

 

・・・させはしない。

 

 

「君達、止めてもらえるかな?」

 

 

???「誰だオマエ!」

 

 

???「チルノちゃん!・・・ごめんなさい。」

 

 

「その剣はダメです。持ち主がいるのでね。」

 

 

???「あの、誰ですか?」

 

 

「私は侵二です。君達は?」

 

 

???「アタイはさいきょーのチルノよ!」

 

 

???「チルノちゃん!・・・私は大妖精です。」

 

 

「チルノちゃんはさいきょーなんだね。私もだよ。」

 

 

チルノ「何だとオマエ!」

 

 

「あ、私は強い、の最強じゃなくて、おみくじの凶の最凶です。」

 

 

チルノ「そうか、ならいいぞ!」

 

 

大妖精「すみません・・・何故最凶なんですか?」

 

 

「強いと書くとつまり負け知らず、当てはまらないですからね。」

 

 

大妖精「そうなんですか・・・」

 

 

チルノ「その剣は誰のだ?」

 

 

「ここの神社の神様のものですね。」

 

 

大妖精「ここに神様いたんですか?」

 

 

「いますよ。負け知らずの神様がね。」

 

 

チルノ「そうだったのか!じゃあな!侵二!」

 

 

大妖精「ありがとうございました。」

 

 

「また来て下さいな、神様も喜びますから。」

 

 

大妖精「はい!」

 

 

チルノ達が向こうの団体に向かって行った。

 

 

「・・・ねえ、主上?」

 

 

宴会は夜更けまで続いた。

 

 

・・・その夜・・・

 

 

レミリアが酔いつぶれ紅魔館の住民は帰宅。

 

 

チルノ達は普通に帰宅。

 

 

魔理沙、霊夢は酔いつぶれて神社の中で眠っています。

 

 

私は一人で深酒です。・・・主上の桜の木の下で。

 

 

「・・・最初の宿題終わらせましたよ。主上。」

 

 

紫「私も一緒していいですか?」

 

 

紫殿か・・・

 

 

「どうぞ。」

 

 

紫「師匠、見てくれていたかしら・・・」

 

 

「見てましたよ、多分ですが。」

 

 

藍「侵二、紫様、ここにいたんですか。」

 

 

「・・・悪いな。」

 

 

藍「いや、いいんだ。」

 

 

私は酒を盃に注ぎ、木の下に垂らす。

 

 

「・・・それにしても、この桜、成長しましたね。」

 

 

紫「そうですわね・・・」

 

 

夏のせいか、葉や枝が多い。異常に。

 

 

藍「侵二、そろそろ戻ろう、橙が寝る時間だ。」

 

 

「分かりました。・・・では、主上、また来ます。」

 

 

とある夏の日、主上との約束を一つ果たした。

 

 

 

 

 

次回へ続く

 

 

 

 




ありがとうございました。


次回もお楽しみに。

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