幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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龍一のハンター退治、そして・・・


ゆっくりご覧下さい。


第四十話 帰還

sideシュナイダー

 

 

『さあ、踊れやハンター共!』

 

 

bgm イマジンブレイカー

 

 

開幕銃剣、一人目をめった刺し。

 

 

ハンター1「くそっ!ひるむな!行け!」

 

 

ざっと五十人か?・・・やけに弱いが。

 

 

『お帰り下さい。』

 

 

銃剣楽しい。さて、咲夜は・・・

 

 

咲夜「お嬢様達に手は出させない!」

 

 

おうおう、的確にナイフを投げていやがる。・・・負けるかもしれん。

 

 

レミリア「私達も!【グングニル】!」

 

 

フラン「【レーヴァテイン】!」

 

 

うっわ、もう使えるのかよ。・・・オルゴイは。

 

 

オルゴイ「久しぶりに戦うなあ!【ロンギヌス】!」

 

 

・・・は?いや待て!ロンギヌスってお前!

 

 

オルゴイ「ぜいっ!」

 

 

あーあ、魔術師の防御魔法が紙切れみたいに・・・

 

 

『うわ、もう十人しかいねえ。』

 

 

ハンター1「くそっ!あれを出せ!」

 

 

出てきたのは・・・吸血鬼?

 

 

吸血鬼1「オルゴイ!貴様等を倒して私が頂点につく!」

 

 

ああ、欲望が丸出し。・・・だが、厄介なのは確かだな。

 

 

『オルゴイ!殺していいか?』

 

 

オルゴイ「・・・人間に身を売ったものなど知らん。」

 

 

『了解。【召喚魔法】バジリスク。』

 

 

バジリスク。視線だけで石化する能力を持つ化け物。勿論危険。

 

 

『咲夜!目をつぶれ!』

 

 

咲夜「え?はいっ!」

 

 

バジリスクがハンター達を見る。一斉に石化する。

 

 

『よし、召喚生物分解。』

 

 

吸血鬼1「役立たず共が・・・!」

 

 

あ、やっぱ吸血鬼には効果ないんだ。

 

 

『それはないだろ・・・』

 

 

吸血鬼1「黙れ!人間風情が!」

 

 

『・・・咲夜、レミリア達を連れて下がれ。オルゴイも、・・・久々に切れちまったよ。』

 

 

魔装べリアル、レラージュ。

 

 

『おい、吸血鬼。』

 

 

吸血鬼1「何だ貴様!・・・し、神力だと・・・!」

 

 

『小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする準備はOK?』

 

 

吸血鬼1「ふ、ふざけるな!誰が貴様なんぞに!」

 

 

『レラージュ、重力十倍。』

 

 

吸血鬼1「がっ!・・・貴様、何を!」

 

 

『説明する必要がない。・・・それに、これから死ぬ貴様に理解する必要はない。』

 

 

吸血鬼1「おのれぇ!」

 

 

『【絶葬鎌】(ベリオル・ゴルドレーザ)』

 

 

亜空間に叩き込む。・・・終了。

 

 

咲夜「先生・・・」

 

 

『テスト結果だ。・・・合格。これからも頑張れ。』

 

 

咲夜「・・・!はいっ!ありがとうございました!」

 

 

『レミリア、フランも、よくやったな。頑張れよ。』

 

 

レミリア「はいっ!」

 

 

フラン「うんっ!」

 

 

『オルゴイも、またな。』

 

 

オルゴイ「ああ、またな。」

 

 

『じゃあな。俺は帰るわ。・・・また会えたらいいな。』

 

 

咲夜「さようなら!」

 

 

レミリア「お兄様!またね!」

 

 

フラン「また会おうね!」

 

 

『おう!じゃあな!』

 

 

ダンダリオン展開。さて、帰りますか。

 

 

・・・魔法使い移動中・・・

 

 

『・・・にしても、呆気なかったなあ。』

 

 

おっと、着いたか。

 

 

『ただいまー・・・あれ?』

 

 

いないな。・・・レーダー展開。

 

 

『・・・冥界か。』

 

 

侵二、紫、藍が察知出来た。

 

 

『よし、飛んで行くか。』

 

 

絶影にチェンジ。新月も装備。

 

 

・・・妖怪移動中・・・

 

 

『よっと。・・・ここかね?』

 

 

???「何者だ。ここは冥界、西行寺幽々子(さいぎょうじゆゆこ)様の場所だ。」

 

 

『失礼、ここの主の知り合いに用が・・・』

 

 

???「知らぬ。さては、曲者だな!」

 

 

何故そうなる。

 

 

『いや、攻撃するつもりはないって。っと!』

 

 

危ねえ。風魔レベルの太刀筋だな。

 

 

『攻撃されたらしょうがない。・・・正当防衛だ。』

 

 

???「ここは通さぬ!」

 

 

『だったら強行突破だ!』

 

 

???「いざ!」

 

 

『勝負!』

 

 

bgm 広有射怪鳥事~Till When

 

 

 

???「参る!」

 

 

居合か、タイミングを予測して・・・

 

 

『飛ぶ!』

 

 

成功、剣は下を通った。

 

 

???「なっ!」

 

 

『そいやっ!』

 

 

そのまま空中キック、しかし全部避けられる。

 

 

???「【断迷剣】(だんめいけん)!」

 

 

衝撃波か!風魔レベルだ。

 

 

『危ねえ!食らいやがれ!』

 

 

鞘を投げる。・・・勿論おとりとして。

 

 

???「何!くっ!」

 

 

予想外だったのか体制を崩す。

 

 

『隙あり!一閃!』

 

 

???「かっ!・・・見事。」

 

 

峰打ちで気絶させる。・・・強かった。

 

 

それにしてもどうしようか。

 

 

『取り敢えず担いで行くか。』

 

 

sideout

 

 

side侵二

 

 

「・・・おや?」

 

 

藍「どうした?侵二。」

 

 

「いえ、何も。」

 

 

・・・帰ってきましたか。

 

 

幽々子「侵入者なら大丈夫よー。妖忌がいるからね。」

 

 

紫「そうよ。心配しすぎよ!」

 

 

「今、妖忌さんが勝負してます。」

 

 

幽々子「そうなの?」

 

 

紫「大丈夫よ。」

 

 

藍「相手は?」

 

 

「・・・です。」

 

 

紫「え?聞こえなかったわ。」

 

 

「もう一度言います。」

 

 

『私だ。』

 

 

紫「し、師匠!?」

 

 

藍「絶影殿!?」

 

 

「・・・お帰りなさい。」

 

 

『ただいま。』

 

 

sideout

 

 

 

side絶影

 

 

紫「師匠!お帰りなさいっ!」

 

 

『ただいま。あ、下にいた人間、気絶させて担いでるから降ろす。』

 

 

幽々子「妖忌がやられたのね。随分と強いのねー」

 

 

紫「でしょう?私の師匠よ!」

 

 

『初めまして。絶影だ。』

 

 

幽々子「初めまして。西行寺幽々子よ、宜しくね。・・・妖忌を倒したの?」

 

 

『ああ、強かったな。』

 

 

侵二「あの剣術は風魔レベルですよね?」

 

 

『・・・あれは凄い。』

 

 

妖忌「うう・・・」

 

 

幽々子「目が覚めたわね。妖忌。」

 

 

妖忌「はっ!幽々子様!申し訳ありません!」

 

 

幽々子「気にしないでいいわよ。貴女が相手したのは紫の師匠よ。」

 

 

妖忌「な、何ですと!し、失礼しました!」

 

 

『いいよ。許可なく侵入しようとした俺が悪いし。』

 

 

妖忌「そうですか。ありがとうございます!」

 

 

『ところで紫、いつから幽々子と知り合いなんだ?』

 

 

紫「結構前からよ。」

 

 

『ふーん。で、侵二、風魔達に変化は?』

 

 

侵二「風魔と壊夢が結婚しました。」

 

 

・・・マジかよ。

 

 

『あ、うん。いつ頃?』

 

 

侵二「私も知りませんでした。主上が出てから一年後に二人共だそうですよ。」

 

 

『あ、そうですか。幻夜は?』

 

 

侵二「まだです。自分もです。」

 

 

『了解した、俺は吸血鬼と仲良くなった。多分幻想郷に来る。』

 

 

紫「そうなの?」

 

 

『ああ、大丈夫だろ?』

 

 

紫「ええ!大丈夫よ!」

 

 

『助かる。』

 

 

幽々子「ねえ、絶影さん、絶影さんって何歳なの?」

 

 

『何故聞いたか分からんが・・・百億歳ぐらいだ。』

 

 

幽々子「凄いわねー」

 

 

『ところで、泊まらせてもらっていいか?』

 

 

幽々子「いいわよー紫も泊まっているしね。」

 

 

『ありがとう。』

 

 

まあ、これでここでも落ち着いたな。

 

 

あ、勿論波乱は必要だが。

 

 

 

 

 

次回へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







ありがとうございました。


次回もお楽しみに。

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