幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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龍一の暴動。


ゆっくりご覧下さい。


第三十六話 捨てきれない思い

 

side侵二

 

 

「風魔は壊夢と共に左を!幻夜は私と右を!」

 

 

壊夢、風魔、幻夜「了解!」

 

 

「行きますよ!」

 

 

bgm ガンダムW 思春期を殺した少年の翼

 

 

 

「最初から撃ちます!【黒雷光】!」

 

 

幻夜「応!【エアフリーズ】!」

 

 

エアフリーズで空気が凍り、兵士も凍結、又は動けなくなる。そこを黒雷光で殲滅!

 

 

幻夜「うわ、おっかないな。」

 

 

「よく言いますよ、空気を凍結させるとか、よく思いつきますね。」

 

 

幻夜「まあ、そうだがな?・・・来たぜ。」

 

 

「了解、さっさと本陣までやっちゃいましょう。あ、主上の分も残しましょうね。」

 

 

幻夜「はいはい、分かってるよ。」

 

 

「じゃあ行きましょう!」

 

 

幻夜「そうでないと!」

 

 

 

sideout

 

 

 

side風魔

 

 

「壊夢!来たぞ!」

 

 

壊夢「了解ぜよ!【溶岩砲】!」

 

 

「よし!【ハリケーン】!」

 

 

溶岩砲で巨大な焼けた岩が飛ばされ、そこをハリケーンで空気を送って点火!あたり一面が溶岩で埋まり、焼け野原に。

 

 

「よし、次だ!【切断風】!」

 

 

壊夢「【ガトリングロック】!」

 

 

あらゆる物を粉々にする風の中に大量の岩石が飛びこむ。粉々になった岩石があらゆる方向に飛び散る。これぞ合成技!

 

 

「【散弾岩石】!」

 

 

もはや地獄絵図だ。今頃月のお偉い方も聞きつけたところだろう。

 

 

壊夢「そろそろ本陣ぜよよ!」

 

 

「よし!潰すぞ!」

 

 

sideout

 

 

 

side紫

 

 

・・・大失敗だ。今私は捕まっている。

 

 

月に攻め込んだ人数は千人、今は百人以下。全滅もそう遠い事ではない。

 

 

あの時、師匠と喧嘩しなければと自責の念が沸き起こる。

 

 

月の兵士2「依姫様!大変です!攻撃隊が半壊しました!」

 

 

依姫「なっ!何故ですか?」

 

 

月の兵士2「突如現れた四人組によって蹂躙されています!」

 

 

・・・え?

 

 

依姫「妖怪さん、貴方は何者かご存知ですか?」

 

 

分からないわけがない。五人組で、私達の中でも最強と言われる集団、

 

 

「ええ!四凶妖怪達よ!」

 

 

侵二さん達が来たのだ!

 

 

しかし、四人組と言っていた。師匠はやはり怒っているのだろうか。

 

 

月の兵士3「隊長!人質を殺しましょう!戦意がくじけるはずです!」

 

 

依姫「仕方がないですね。」

 

 

・・・しかし、私が殺されるのは当然だ。それは仕方がない。

 

 

「せめて、師匠に謝りたかったなあ。」

 

 

銃口が一斉に向けられる。

 

 

「師匠、ごめんなさいっ!」

 

 

月の兵士4「隊長!此方に高速接近してくる物があります!」

 

 

依姫「何ですかそれは?」

 

 

月の兵士4「せ、戦闘機ですっ!戦闘機が高速で向かってきています!」

 

 

・・・え?

 

 

 

sideout

 

 

 

side絶影

 

 

 

絶影参上!俺が地上で何をしてたかって?戦闘機の製造だ!

 

 

『侵二!こちら絶影!コードネームはシャドウ!応答願う!』

 

 

侵二「遅いですよ!情報を提供します!紫殿が捕らわれているそうです!」

 

 

『了解!ちょっと潰して来る。風魔達にも伝えろ!突撃開始だ!』

 

 

侵二「了解!」

 

 

『あの馬鹿弟子が!師匠より先には死なせん!!』

 

 

bgm In the Zone

 

 

『どけてめえら!絶影さんのお通りだ!』

 

 

ん?敵戦闘機?マジかよ、もうあるのかよ。・・・上等だ!撃墜してやる!

 

 

『ミサイルロック!奥義!【ひったくり撃墜】!』

 

 

真正面から対面し、すれ違う瞬間にミサイルで撃墜!次!

 

 

敵戦闘機パイロット1「な、何だあれは!後ろに回れ!落としてやれ!」

 

 

おっと、後ろに三機か・・・やるか・・・!

 

 

『【左捻りこみ】だ!』

 

 

宙返りを途中で左に旋回し、後ろに回る、三機撃墜!

 

 

敵戦闘機パイロット2「化け物だ!逃げろ!」

 

 

よっしゃあ!待ってろよ!紫!

 

 

sideout

 

 

 

side紫

 

 

ありえない、師匠が来るわけがない。そう思っていた。しかし、今はどうだ。

 

 

『紫ぃ!助けに来たぞぉ!』

 

 

依姫「迎撃しなさい!」

 

 

『ヒャッハァァァァ!急降下爆撃じゃあ!』

 

 

単身で突撃しに来て、助けにきたと言うではないか!

 

 

「し、師匠っ!」

 

 

『つかまれ!』

 

 

そして、私は、差し出された師匠の手を、

 

 

 

 

しっかりと掴んだ。

 

 

 

『よし!乗っていろ!俺は降りる!自動で戻るようにしてある!反省は後だ!』

 

 

「うんっ!」

 

 

師匠は飛び降りた。

 

 

 

「頑張って!師匠!」

 

 

 

 

sideout

 

 

 

side絶影

 

 

飛び降りた俺は着地・・・するはずもなく、ツインバスターライフルを構える。

 

 

『皆様初めましてぇ!』

 

 

挨拶(喧嘩)は大事。

 

 

月の兵士3「どわぁ!」

 

 

壊 滅

 

 

『初めまして。絶影です。』

 

 

依姫「・・・貴女が五番隊を全滅させた?」

 

 

『ええ、そうですね。・・・ところで、さっきの奴、見逃してくれませんかね?』

 

 

依姫「・・・初めて会った者にいきなりですか?」

 

 

あ、ちなみに俺は仮面をかぶっているので誰かわかっていません。

 

 

『タダでとは言いません。まず、私達が撤退します。』

 

 

月の兵士4「信用できるか!隊長!やりましょう!」

 

 

『やれやれ・・・フルオープン』

 

 

ヘビーアームズに変身、全弾掃射。依姫以外気絶。

 

 

『と、いうわけです。』

 

 

依姫「まさか、全滅・・・」

 

 

豊姫「依姫!援護に来たわよって何事よ!」

 

 

『初めまして。絶影です。』

 

 

豊姫「・・・貴方がやったの?」

 

 

『ええ、身の危険を感じたので。・・・で、次のメリットです。矢川鏡一の情報をお渡しします。』

 

 

依姫「鏡一の!!!」

 

 

豊姫「本当に!!?」

 

 

『ええ、私に勝ったら・・・ね?』

 

 

依姫「いいでしょう!行きましょう!姉さん!」

 

 

豊姫「ええ!」

 

 

よっしゃ、・・・弟子の成長、見せてもらおうか。

 

 

『さあ、来い!』

 

 

 

 

次回へ続く

 

 

 







ありがとうございました。


次回もお楽しみに。

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