幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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幻夜ストーリー最終話です


ゆっくりご覧下さい。


第二十八話 花言葉

side絶影

 

 

 

どうも、絶影です。

現在進行形で幽香さんからの攻撃を避けてます。

ふざけんな。いきなりこれかよ。笑えねえわ。

 

 

『だーかーら!幻夜に用があるんだっての!』

 

 

幽香「知ってるわよ。」

 

 

『じゃあ、やめてくれn「だから戦うのよ。」・・・解せぬ。』

 

 

会話のドッジボールだ。

 

 

『何で戦おうとするんだよ!?』

 

 

幽香「絶影でしょ?だからよ。」

 

 

『幻夜の野郎!バラしやがったな!』

 

 

幽香「ちなみに幻夜は寝てるわよ。」

 

 

『あの野郎!ぶっ飛ばしてやる!』

 

 

幽香「私を倒してからね!」

 

 

『結局戦いたいだけじゃねえか!幻夜はどうなんだよ?』

 

 

幽香「幻夜は強さが分かってるからいいのよ。」

 

 

『ふざけやがってぇ!』

 

 

幽香「で?どうするのかしら?」

 

 

『・・・もういい!かかってきやがれ!魔装、ブァレフォール!』

 

 

俺はブァレフォールを宿らせる。

 

 

幽香「あら?その姿は?」

 

 

『術の一種だ!行くぞ!』

 

 

 

bgm 今昔幻想郷~Flower Land

 

 

幽香「はあっ!」

 

 

幽香が成長させた花で攻撃してくる。・・・ザガンでも面白かったか?

 

 

『花を停滞、凍結。』

 

 

花を止めて、凍らせる。

 

 

幽香「幻夜の武器そっくりの能力ね。」

 

 

『まあそうだな。クラッシュ。』

 

 

幽香「!くっ!」

 

 

俺は凍らせた花を爆散させるが、日傘で飛ばされる。ホームラン間違いなし。

 

 

『お見事、じゃあ、次は【氷獣咆哮破(ガルフォル・ザイール)】』

 

 

幽香「な!」

 

 

掌サイズの氷の槍を飛ばす。それも複数。

 

 

幽香「くっ!【マスタースパーク】!」

 

 

あれか。マスタースパーク。どれぐらいの火力かな?

 

 

幽香「次はこっちの番よ!【マスタースパーク】!」

 

 

『魔装切り替え!バアル!【雷光剣(バララーク・サイカ)】!』

 

 

光線と光線が激突する!

 

 

幽香「押されている・・・!」

 

 

『まだまだ行くぞ!ぜいっ!』

 

 

雷光剣が幽香にぶつかる!

 

 

幽香「しまった!くっ!」

 

 

幻夜「凍結槍展開!凍結!」

 

 

バキッと言う音と共に雷光剣とマスタースパークが凍り付く。

 

 

幽香「幻夜・・・!」

 

 

『・・・遅えぞ、幻夜。見てただろ。』

 

 

幻夜「ばれた~?・・・ごめんね~幽香。邪魔しちゃって。」

 

 

幽香「いいのよ。失礼したわ。絶影さん。」

 

 

『気になさるな。で、幻夜。例の物出来たぞ。』

 

 

幻夜「早いね~」

 

 

幽香「例の物?」

 

 

幻夜「せっかくだし、中で話そうよ、いい?幽香。」

 

 

幽香「ええ、招待するわ。どうぞ。」

 

 

・・・絶影、幻夜、幽香移動中・・・

 

 

幽香「どうぞ。」

 

 

『すぐ出ていく。お邪魔します。』

 

 

幻夜「こっちだよ~」

 

 

幽香「で、幻夜、例の物って?」

 

 

『ほれ、幻夜、行け。』

 

 

幻夜「う、うん、・・・幽香、これなんだけど・・・」

 

 

幽香「赤い菊?花言葉は・・・まさか、」

 

 

『【貴女を愛しています】。だろ?』

 

 

幻夜「うん、幽香、もし僕で良ければ。」

 

 

幽香「・・・・・・」

 

 

幻夜「君が死ぬ一日前まで守らせてくれないかな?」

 

 

幽香「・・・・・・」

 

 

幻夜「僕と、結婚を前提として付き合ってくれないかな?」

 

 

幽香「・・・これが答えよ。」

 

 

幻夜「黄色のヒヤシンス?花言葉は・・・」

 

 

幽香「【貴方となら幸せ】よ。喜んで!」

 

 

幻夜「ありがとう!!マスターも。・・・あれ?マスターは?」

 

 

幽香「手紙が置いてあるわよ。」

 

 

幻夜「手紙?」

 

 

 

sideout

 

 

 

side幻夜

 

 

 

『拝啓、幻夜及び幽香様

 

 

このたびはおめでとうございます。幻夜、ご苦労さん。良かったじゃん。

 

 

幽香も、幻夜を末永く頼みます。

 

 

我々は、もうしばらく此方に滞在します。

 

 

紫からは、「おめでとう。幽香、絶対に私も追いつくからねー!」と、

 

 

侵二からは、幻夜、「おめでとうございます。幻夜、頑張って下さいね?幽香さんも、幻夜をお願いします。」と。

 

 

最後になりましたが、私からのプレゼントを置いてあります。

 

 

お幸せに。

 

 

敬具、絶影一同』

 

 

 

幻夜「マスター・・・」

 

 

幽香「紫まで・・・」

 

 

幻夜「プレゼントって、これかな?」

 

 

幽香「デンファレ?花言葉は・・・」

 

 

「「お似合いの二人」」

 

 

幽香「あっ。」

 

 

幻夜「マスターも粋なことするね~」

 

 

侵二、紫、マスター。僕、必ず幽香を幸せにするからね~

 

 

 

sideout

 

 

 

side絶影

 

 

 

贈り物の意味、分かってくれたかねー?

 

 

『まあ、どう見ても夫婦だ。お幸せに。幻夜、幽香。』

 

 

侵二「主上、お疲れ様です。」

 

 

『幻夜もか・・・』

 

 

侵二「そうですね・・・寂しいものですね。」

 

 

『次はお前の彼女かな?』

 

 

侵二「私には勿体無い人ばかりですよ。」

 

 

『そういう奴ほどモテるんだよ。知らないのか?町じゃ侵二と輝夜の噂ばっかりだぞ?』

 

 

侵二「私も?まさか、主上もよく聞きますよ?」

 

 

『んな阿呆な。』

 

 

侵二「まあ、気になる人が出来るといいんですがね・・・」

 

 

『お前なら出来るさ。』

 

 

侵二「そうですかねえ・・・」

 

 

紫「師匠!お帰り!」

 

 

『おい、そんなにくっつくなよ。』

 

 

侵二「(主上・・・気づいてないじゃないですか・・・)」

 

 

紫「(気づいてくれない)」

 

 

『紫?何で顔膨らましてんだ?』

 

 

紫「・・・別に?」

 

 

いや、絶対に何かあるよな。侵二、何故頭を抱えている。

 

 

侵二「ところで主上、不比等さんとは何処で会うのですか?」

 

 

『ああ、迎えに来てくれるらしい。侵二、紫。お前等も来るか?』

 

 

侵二「じゃあ、行きましょうかね・・・」

 

 

紫「私は幽香と会ってくるわ。だからやめておくわ。」

 

 

『はいよ。じゃあ、明日に向けて寝るか。』

 

 

侵二「了解です。」

 

 

紫「分かったわ。」

 

 

俺はそこで意識を手放した。

 

 

 

次回へ続く

 

 

 




ありがとうございました。


幻夜の彼女は幽香でした。


次回もお楽しみに。

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