幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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諏訪大戦は終わりです。


ゆっくりご覧下さい。


第十七話 決着・宴会

 

side龍一

 

 

あいつ等も根は真面目何だがな・・・まあ、他人を見下してたからな。それはそれ、これはこれだ。ともかく、諏訪大戦に戻せそうだ。龍神が大和の国荒らすとか笑えん話だ。後で消してもらおう。真実は闇の中へ。・・・ツインバスターライフル使えなかったぜ。畜生。

 

 

『着いた着いた。ただいまー。諏訪子、侵二、壊夢、風魔、幻夜。』

 

 

諏訪子「龍一!本当に帰ってきたんだね!」

 

 

『当たり前だ。それよりも、決闘、二日後な。』

 

 

諏訪子「わ、分かったよ。」

 

 

『大丈夫だ。相手がイカサマや規則破ったら更地にするから。』

 

 

諏訪子「ちょっと龍一が言うとやりそうだから止めてよ!」

 

 

侵二「・・・大和の方は?」

 

 

『聞きたいか?』

 

 

侵二「結構です。」

 

 

『ちっ、そんなことよりも、決闘の後、宴会するぞ。』

 

 

諏訪子「え?この国は?」

 

 

『そんな簡単に信仰が移ってたまるか。自分の行いを省みろ。不安か?』

 

 

諏訪子「ううん、みんな、私のことを慕ってくれた。きっと最後まで信じてくれる。」

 

 

『ならいいんだ。きっと応えてくれるさ。』

 

 

諏訪子「そうだよね!ありがとう。龍一!」

 

 

諏訪子の不安もなくなったし、後の問題は・・・龍華か。こいつだけはどうしようもない。

 

 

まあ、寝て待つか。

 

 

 

 

・・・二日後・・・

 

 

 

『ほいほい、いらっしゃいませ、大和の皆様。』

 

 

数名を除いて引きつってる、ワロス。

 

 

龍華「お兄ちゃん!!」

 

 

『龍華!』

 

 

龍華「今度は何やったの?」

 

 

『何だ、その犯罪みたいな言い回し。ただohanashiしただけだ。』

 

 

龍華「それで、大和壊滅状態に?」

 

 

『あれだけ人を見下すなと言ったのにしてたからな。反省もしていないし、後悔もしていない。』

 

 

龍華「お兄ちゃんらしいや。それより!決闘の事なんだけどね。」

 

 

『ああ、誰が諏訪子の相手をするんだ?イカサマすると(ry』

 

 

龍華「大丈夫。神奈子!来て!!」

 

 

???「はっ!何ですか?龍華様。」

 

 

龍華「様付けはやめてって。あ、お兄ちゃん、紹介するね。うちの、軍神の八坂神奈子(やさかかなこ)だよ。この子が諏訪子ちゃんと相手するよ。神奈子、この人がお兄ちゃんの神矢龍一だよ。」

 

 

神奈子「は、初めまして。八坂神奈子です。お会いできてきょ、恐縮です。」

 

 

『そう硬くなるな。神矢龍一だ。大和の軍と本国荒らしたのも俺だ。すまなかったな。』

 

 

神奈子「い、いえいえ、謝るのはこちらです。私の管理不足でした!」

 

 

龍華「ほらほら、硬くならない。」

 

 

『あ、そうだ。こっちも紹介する奴がいるんだ。侵二、壊夢、風魔、幻夜!』

 

 

侵二「呼びました?おや?貴女は・・・龍華様ですか?」

 

 

壊夢「主の妹さんだったぜよか?」

 

 

風魔「そちらの方も、かなりの神とお見受けいたす。」

 

 

幻夜「うん、ピリピリするね~」

 

 

龍華「この人達は?」

 

 

『俺の式神であり、友人。最初の群壊滅させたのも俺ら。』

 

 

侵二「初めまして、侵二と申します。」

 

 

壊夢「初めましてぜよ、俺は壊夢ぜよ。」

 

 

風魔「初めまして、私は風魔だ。」

 

 

幻夜「初めまして~僕は幻夜だよ~」

 

 

神奈子「龍一殿、この妖怪の種族は?かなりの強さですが。」

 

 

『おや、分かるか。』

 

 

侵二「私が饕餮で、」

 

 

壊夢「俺が橈骨で、」

 

 

風魔「私が窮奇で、」

 

 

幻夜「僕が混沌だよ~あ、マスター、諏訪子連れてきたよ~」

 

 

『以上だ。ついでに幻夜、ご苦労さん。』

 

 

諏訪子「龍華様、初めまして、私は洩矢諏訪子です。」

 

 

龍華「貴女ね。今回の国の指導者。」

 

 

諏訪子「はい。」

 

 

龍華「今回は宜しくね。」

 

 

神奈子「初めまして、今回相手する八坂神奈子だ。よろしく。」

 

 

諏訪子「洩矢諏訪子。よろしく。」

 

 

『よし、じゃあ準備するか。』

 

 

『不殺結界(ふさつけっかい)』

 

 

龍華「これは?」

 

 

『ここで死ぬと結界から出される。この中では死なない結界だ。これで本気でやれるだろ?』

 

 

龍華「お兄ちゃん、更に強くなってない?」

 

 

『多分強くなった。』

 

 

須佐之男「龍華様!兄上!」

 

 

『おっ、須佐之男、嫁連れか?』

 

 

クシナダ「お久しぶりです。あの時は亭主がお世話に・・・」

 

 

『気にしなくて結構。』

 

 

月読命「兄さん。」

 

 

天照「兄上。」

 

 

『お前らも来たか。・・・天照、頭冷めたか?』

 

 

天照「はい、兄上、ごめんなさい!」

 

 

『わかればよろしい。』

 

 

俺は天照の頭を撫でる。

 

 

天照「ちょ、ちょっと兄上!」

 

 

龍華「ずるい!私も!」

 

 

『はいはい。』

 

 

龍華「ああ~久しぶり~」

 

 

『まあ、立ち話も何だ。その辺に座りな。ほら、お前らも、引きつってないで適当なとこに座れ。』

 

 

諏訪子「じゃあ、また後で。」

 

 

神奈子「龍一殿、後ほど。」

 

 

『頑張れよ?』

 

 

さて、観戦しますか。

 

 

sideout

 

 

 

side諏訪子

 

 

「神奈子だっけ?堅苦しいの嫌いだからこれで話すね。」

 

 

神奈子「ああ、構わないさ。私も普通にするよ。」

 

 

「じゃあ、正々堂々、」

 

 

「「勝負!」」

 

 

bgm 神さびた古戦場~Suwa Foughten Field

 

 

 

私は、侵二に不意打ちの指導をしてもらった。何故か?・・・私は、他の神より背が低い。だから力では負けることが多い。なので、奇襲を教えてもらった。

 

 

「はあっ!」

 

 

地面を盛り上げる。勿論、当てるつもりはない。

 

 

神奈子「ふんっ!」

 

 

神奈子は、柱みたいなもので地面を壊す。ガンキャノンだっけ?龍一が似たようなものを出してた。

 

 

まあ、場はオッケイ。砂煙と共に、音をたてずに後ろから鉄の輪を投げる。

 

 

神奈子「!?くっ!」

 

 

惜しい、外しちゃった。これはまずいかも。

 

 

神奈子「危ない危ない、でも、次はないよ。」

 

 

うん、これは負けたね。

 

 

 

sideout

 

 

side龍一

 

 

龍華「お兄ちゃん、どっちが勝つと思う?」

 

 

 

『神奈子。』

 

 

須佐之男「即答ですね。何故ですか?」

 

 

『経験の差だ。侵二、何教えた?』

 

 

侵二「絶影流不意打ち術」

 

 

『おい、なんて物教えてやがる。』

 

 

侵二「教えましたが、最初の一撃だけです。」

 

 

『うん、諏訪子の負けだ。』

 

 

月読命「その不意打ち術とは?」

 

 

『種族関係無く確実にダメージを与える技。覚えるのに数年かかる。』

 

 

天照「名前からしてまずいんですが。」

 

 

『おっと、勝負終わったぞ。』

 

 

 

諏訪子「負けちゃったよ。」

 

 

『一撃は与えられたか?』

 

 

諏訪子「うん、倒せなかったけどね。」

 

 

神奈子「危なかったよ。もう少しでやられかけたよ。」

 

 

『侵二、上等だ。』

 

 

侵二「諏訪子殿、お疲れ様です。」

 

 

神奈子「では、信仰は頂くぞ。」

 

 

『ところがギッチョン!!皆様、右をご覧下さい、森!・・・いけね間違えた、左をご覧下さい、』

 

 

諏訪の民1「俺たちが信仰するのは諏訪子様だけだ!」

 

 

「「そうだ!!」」

 

 

『と言うわけだぁ。』

 

 

龍華「じゃあ、この勝負は・・・」

 

 

『無駄ァ!ではない。諏訪子は負けた。だから、形式はそのままで、裏のみ変える。新しい神を立てて、諏訪子が表、神奈子が裏の支配者になる。どうだ?』

 

 

龍華「いいと思うよ?」

 

 

須佐之男「どこからその発想を?」

 

 

『内緒だ。それより!宴会するぞてめえら!!』

 

 

四凶「よっしゃあ!!」

 

 

壊夢「俺特製の酒ぜよ!飲め!」

 

 

侵二「さあ、腕を奮いますよ!」

 

 

縁「私も手伝います!」

 

 

風魔「私も手伝おう。」

 

 

幻夜「じゃあ、僕はマジックでもしてるね~」

 

 

『騒げ!飲め!無礼講じゃあ!』

 

 

須佐之男「兄上、どうぞ。」

 

 

『あ、悪いな。ほら、お前も飲め。』

 

 

須佐之男「では、頂きます。・・・美味しいですが、強くないですか?」

 

 

『壊夢?この酒の度数は?』

 

 

壊夢「九十八パーセントぜよ。」

 

 

『無茶苦茶じゃねえか!見ろ!もう酔ってる奴出たじゃねえか!』

 

 

龍華「お兄ちゃんが二人に見える~」

 

 

天照「兄上~」

 

 

駄目だこりゃ。被害者続出。

 

 

月読命「兄さん、生きてたんですね。」

 

 

『ああ、あれは死ぬかと思ったがな。生きてたよ。』

 

 

月読命「依姫達、鏡一を超える!って努力してますよ。」

 

 

『そうか・・・』

 

 

月読命「兄さん、・・・戻っては来ないんですか?」

 

 

『・・・戻らない。関わるかもしれないが、住むことはもうないと思う。』

 

 

月読命「そうですか・・・依姫達には黙っておきますね。」

 

 

『悪いな。手間をかけさせて。』

 

 

そう、俺は戻らない。いや、戻れない。依姫達が頑張っているんだ。今更生きてたなんて言えないさ。・・・また、会えるとは思うがね。

 

 

諏訪子「何の話だい?龍一~」

 

 

神奈子「ちょっとクラクラするぞ・・・」

 

 

お前らもか、雰囲気壊しやがって。

 

 

『しんどいなら早く寝ろ。体に悪いぞ。』

 

 

神奈子「ああ、そうさせてもらうよ・・・」

 

 

諏訪子「またね~」

 

 

そうして、宴会は夜まで続いた。今起きているのは、俺、月読命、須佐之男、侵二、壊夢、風魔、幻夜だ。

 

 

『さて、じゃあ、ここからお暇するか。』

 

 

月読命「別れはいいので?」

 

 

『いらん、なら、伝言頼む。』

 

 

月読命「またですか・・・内容は?」

 

 

『またな。 これだけでいい。須佐之男、月読命、あばよ。』

 

 

須佐之男「お気をつけて。」

 

 

月読命「たまには来てくださいね。」

 

 

俺たちは、諏訪の国を後にする。

 

 

『さあ、次はどこに行こうか。』

 

 

また、新しい波乱を探して。

 

 

次回へ続く

 

 

 

 

 




ついにテスト、投稿が出来ません。申し訳ありません。

次回もお楽しみに。

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